ポケットモンスター 青いアヒルと燃えるヒヨコ   作:サムハル

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64.レイロウシティに向けて3

ガーネシティ前

 

 

 

ワーグ「お、そうだ!どうせならもう一人呼んでもいいか?」

 

 

 

 

ほのか「もう一人?誰かいるんですか?」

 

 

 

 

だいき「俺達の知ってる人?」

 

 

 

 

ワーグ「一度くらい会った事あるはずだぜ。こっちだ」

 

 

 

工事現場

 

 

 

ほのか「ここって工事してる所ですよ。入って大丈夫なんですか?」

 

 

 

 

ワーグ「邪魔しないし大丈夫だぜ。さて、休憩のようだな。見つけた!おーい、バロックー!」

 

 

 

 

バロック「ん?おお、ワーグか。あれ?れおんの連れてた子ども達じゃないか」

 

 

 

奥からはオレンジのタンクトップをして白のタオルを首にかけたバロックがやってきた

 

 

 

だいき「あ!バロックさん。会議の時以来ですね!お久しぶりです」

 

 

 

 

ほのか「こんにちは。もう一人ってバロックさんの事だったんですね」

 

 

 

 

バロック「もう一人?何の話だ?」

 

 

 

 

ワーグ「バロック、今休憩中だよな?ちょっと俺につきあってくれよ」

 

 

 

 

バロック「別に構わねえがどこに行くんだ?」

 

 

 

 

ほのか「私達れおん君とレイロウシティで待ち合わせしてるんですが、ワーグさんが危ないから、とレイロウシティまで護衛してくれるそうなんです」

 

 

 

 

だいき「子ども扱いだよな!本当やめてほしいんだよ」

 

 

 

 

バロック「なるほどな。まあ、ワーグの意見はわかる。コスモ団の件が完全に片付いたわけじゃねえからな。それに、ワーグだけだと俺も不安だ。少し待ってな。ちょっと俺だけ休憩延長してもらってくる」

 

 

 

 

ワーグ「さっすがバロック!話がわかる男だぜ!」

 

 

 

 

だいき「…………バロックさんってさ思ってるより小さいよな」

 

 

 

 

ほのか「そ、そう?でも、男の人だと小さいかもね」

 

 

 

 

ワーグ「お前ら、それバロックの前で絶対言うなよ?特にだいき。バロックは身長の事が地雷なんだ。バロックに向かってチビとか言ったやつはもれなくバロックにフルボッコにされるぞ。れおんも一度口を滑らせたが、酷い有様だったんだぜ」

 

 

 

 

だいき「あ、それは怖いや。絶対言わない」

 

 

 

 

ワーグ「短気な所を直せばバロックはいいやつなんだがよ。別に小さいくらい気にする事でもねえのによ。もうあれ以上大きくなる事も年齢的にありえねえってのに」

 

 

 

ワーグの後ろに誰か立っている

 

 

 

ほのか「ワ、ワーグさん………後ろ…」

 

 

 

 

ワーグ「んあ?後ろ?」

 

 

 

 

バロック「……………」

 

 

 

ワーグの後ろにはバロックがニコニコと笑いながら、指をボキボキと鳴らしていた

 

 

 

ワーグ「あ………」

 

 

 

数分後

 

 

 

バロック「さて、だいきとほのかだったな。レイロウシティまではそこまで距離は無いが仲良くいこうぜ」

 

 

 

 

だいき「は、はい!バロックさんと一緒に動けるなんて、俺光栄です!」

 

 

 

 

ほのか「………ワ、ワーグさん置いてきちゃいましたけどいいんですか?」

 

 

 

 

バロック「ワーグ?あれはもう故人だぜ。放っとけよ。それにしてもよくここまで何事もなかったな。まあ、それだけコスモ団も動きにくくしているって事なんだろうが」

 

 

 

 

だいき「エステロシティでれおんさん達がコスモ団と戦ったんですよね。それ以外は特に何もなかったんですか?」

 

 

 

 

バロック「よく知ってるな。あの赤い馬鹿から聞いたのか?まあ、その通りだ。れおんのやつが大怪我したらしいな。鍛え方が足りねえんじゃねえか?」

 

 

 

 

ほのか「あ、ワーグさんが走ってきた」

 

 

 

 

ワーグ「だぁー!追いついグヘッ!」ドサ

 

 

 

後ろにいたワーグにバロックが後ろ回し蹴りを当てた

 

 

 

だいき「ヒッ……」

 

 

 

 

バロック「何か言うべき事は?」

 

 

 

 

ワーグ「ず……すびばぜん…バロック様」

 

 

 

ワーグは地面に伏せながら絞り出すように謝罪している

 

 

 

バロック「次はない。いいな?」

 

 

 

 

ワーグ「はい」

 

 

 

 

バロック「ふぅ……。怖がらせたか?悪いな」

 

 

 

 

だいき「ちょっ、ちょっと怖かったかな……」

 

 

 

 

バロック「二人の旅の目的はジムとコンテストか?」

 

 

 

 

だいき「俺はジムだけど、ほのかは違うよ」

 

 

 

 

ほのか「私もジムに挑戦してるんです。やっぱり女の子だと変ですかね?」

 

 

 

 

バロック「おお、そうだったか。確かに女の子でジムチャレンジは珍しいが変な事じゃない。寧ろかっこいいんじゃないか?応援してるぜ」

 

 

 

 

ほのか「ありがとうございます、バロックさん」

 

 

 

 

ワーグ「そういや、レイロウジムってまだチャレンジできないんじゃなかったか?」

 

 

 

 

だいき「え!?そうなの!?」

 

 

 

 

バロック「そういやそうだったな。水族館が壊滅して、ポケモン達の被害などでかなり忙しいらしい。まあ、ジムに順番は特にない。しばらくしてチャレンジできるようになったらまた来ればいい」

 

 

 

 

ほのか「そうだったんですか。それだと次のジムはどこだろ」

 

 

 

 

ワーグ「レイロウシティから近いジム……。あー……あいつか」

 

 

 

 

バロック「ゴウさんだな。メグドタウンにあるメグドジム。炎タイプのジムだ」

 

 

 

 

だいき「げげ、炎か。俺のジュプトルじゃあ敵わねえや」

 

 

 

 

ほのか「私もハスブレロがいるけど、苦戦するかも」

 

 

 

 

ワーグ「俺、あいつ嫌いなんだよ。俺を見るたびに勝負しかけてきてよ」

 

 

 

 

バロック「仕方ねえだろ。炎タイプのトップトレーナー争いでお前に負けたんだ。あっちは勝手にライバルだと思ってんじゃねえか?」

 

 

 

 

ワーグ「同タイプは苦手だ」

 

 

 

 

ほのか「そんな事あったんですね。トップトレーナーって何人か候補があるんですか?」

 

 

 

 

バロック「そうだな。無い場合もあるし、本人がやりたいかどうかも関わる。そこで被ればバトルや実績で決着をつけるって感じになる」

 

 

 

 

だいき「それでワーグさんとゴウさんがバトルの結果、ワーグさんが勝ったんだ」

 

 

 

 

ワーグ「そういう事だ。まあ、炎使いから一つアドバイスを言うなら、炎タイプでも自分の火を対処できるやつは少ないって事だな」

 

 

 

 

だいき「んん?どういう事?」

 

 

 

 

ワーグ「それは自分で考えろよ。まあ、応援してっからよ」

 

 

 

 

ほのか「何となくわかったかも。ワーグさん、ありがとうございます」

 

 

 

 

バロック「さて、バトル大橋だな。バトルはするのか?」

 

 

 

 

だいき「ここで俺とほのかは会ったんだよな」

 

 

 

 

ワーグ「どうせならタッグバトルなんてやってみたらどうだ?やった事あるか?」

 

 

 

 

だいき「あ、俺やった事ない!ほのか、いいか?」

 

 

 

 

ほのか「私は一度れおん君と。でも、それ以来だからやってみたいかも。やろうか、だいき君」

 

 

 

 

バロック「二人のバトルの腕前を見るのは初めてだからな。楽しみにしていようか」

 

 

 

 

 

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