次の日
れおん「それじゃあここから分かれ道だ。メグドタウンはあっち、マボロシ山はこっちだ」
だいき「そんじゃあ頑張れよなー、ほのか」
ほのか「うん。だいき君もまたメグドタウンで会おうね」
れおん「それと万が一コスモ団に出くわしたら絶対に逃げるんだぞ。一人だと敵わない可能性が高い。危険な事はするな。だいきの親にも心配をかけされるんだからな」
だいき「そうだね。流石に危険なやつらなのはわかったから絶対逃げるよ。あ、何かあったら連絡するね」
れおん「ああ、そうしてくれ。じゃあな」
山道沿い
ほのか「山なのに結構ゆるやかな道なんだね。歩きやすい」
れおん「道自体は険しくないし、初心者向けの山でもあるからな。ただ、ほのかちゃんにとっては厳しいと思うぞ」
ほのか「え?そんな事ないよ。私だってこれくらいの道なら簡単に歩けるよ」
れおん「そういう意味じゃないんだが……まあ、いいか」
ほのか「??」
マボロシ山
れおん「さて、この中からマボロシ山だ」
ほのか「………………洞窟……」
二人の目の前には大きな洞窟が広がっていた
れおん「だから言っただろ?ほのかちゃんには厳しそうだって」
ほのか「うう〜。れおんさん、またくっついていいですか?」
れおん「まあこっちもほのかちゃんが怖がるのはわかってたさ。ランターン、また頼んだ」
ランターン「ターン?」
ほのか「あ、ランターン久しぶりだね。これなら明るくて大丈夫。ありがとう、れおん君」
れおん「よいしょっと。ふう、重てえなあ、お前」
ランターン「ターン!」ビリッ
れおん「うおっ!ビリッってきた!怒るな、怒るな!軽いなー、ランターンは」
ほのか「れおん君、女の子にそんな事言っちゃ駄目なんだよ」
れおん「女心ってやつだよな?難しいなー」
ポン!
ムンナ「ムナ?」
ほのかのモンスターボールからムンナが勝手に出てきた
ほのか「あ、ムンナ。急にどうしたの?珍しいね」
ムンナ「ムナ………」
ムンナは周りを見渡している
ほのか「ムンナ?」
れおん「様子がおかしいな。どうしたんだ?」
ムンナ「ムナァ!」
ムンナは奥へと進んでいく
ほのか「え!ちょっとムンナ、どこにいくの!」
れおん「待ってくれほのかちゃん。俺、こいつが重たくて走るのが遅くなるんだ」
ランターン「ターン!!」ビリビリ!
ランターンは十万ボルトを繰り出した
れおん「ギャアアアア!!」プスプス
ほのか「あ、また怒らせた。もう!ランターンも気にしてるんだから言っちゃ駄目だってば」
れおん「ううう……。すまねえ、ランターン」
ほのか「あ、ムンナを見失っちゃった」
れおん「そ、それじゃあムンナを探さないとだな」
ほのか「急にどうしちゃったんだろう、ムンナ」
れおん「この先は道なりだ。そこにいてくれるといいが、しばらく進むと分かれ道になっている。それまでには見つけたいな」
その後
ほのか「あ……。ここがその分かれ道なんだ。結局ムンナ見つからなかったね。どっちにいったんだろう」
れおん「二手に別れるか。俺は左に行く。ほのかちゃんは右側を頼んだ」
ほのか「それがいいかもね。見つけたら抱っこしてあげれば大人しくなると思うよ」
れおん「わかった。ランターンはほのかちゃんに渡しておくな。だが、何かあったら心配だ。俺の手持ちをもう一匹貸すよ。ラプラスだ」
れおんはモンスターボールをほのかに渡した
ほのか「ラプラス!!かなり賢いポケモンだったよね。いいの?私の言うこと聞いてくれるかな?」
れおん「そこは問題ないはずだ。特に指示を嫌がるとかはないからな。あ、一度出してみてくれ」
ほのか「わかった。お願い、ラプラス」
ラプラス「(お呼びしましたか?マスター)」
ほのか「ええ!!こ、声が聞こえてきた!何これ!?」
れおん「テレパシーだ。エスパータイプのポケモンや知能が高いポケモン、伝説のポケモンなどは使えるという。この事を説明しておきたくてな」
ラプラス「(お初にお目にかかります。ボールから見ておりました。ラプラスと申します。よろしくお願いしますね、ほのか様)」
ほのか「う、うん。よろしくね、ラプラス」
れおん「ラプラス、何かあったらほのかちゃんを守ってくれ。この子のポケモンのムンナがいなくなったんだ」
ラプラス「(了解しました、マスター。ほのか様、バトルやポケモン同士の通訳は私にお任せください)」
ほのか「通訳も出来るんだ。頼りにしてるね、ラプラス」
れおん「ランターンもそのまま持っていてくれ。それじゃあまた後でな」
ほのか「うん。ラプラス、私達はこっちだよ」
ラプラス「(はい。ついていきます)」
ほのか「ランターンがいてくれると周りが明るくて本当助かる。一人だったら怖くて進めないもん」
ランターン「ターン」
ラプラス「(ほのか様は暗い場所が苦手なのでしたね。ランターンも役に立てて喜んでいますよ)」
ほのか「そうなんだ。ランターン、ありがとう。ラプラスって凄いね。どっちの言葉もわかるなんて」
ラプラス「(そんな…。私は凄くなどありません。私達からすれば普通な事ですよ)」
ほのか「そう?だって本に人間の言葉を話せるポケモンって凄く珍しいって書いてあったよ」
ラプラス「(確かにそれはそうですね。ですが、話せないではなく、限られた一部の人間にのみ聞こえる会話というものもあります。私のようなテレパシーや、ルカリオというポケモンが使える波動を使ったコミュニケーションなどは信頼した相手のみで会話は行われます)」
ほのか「へ〜、じゃあ周りには聞こえてないけど私には聞こえてるってわけなんだ。………え!?私の事信頼してくれてるの!?」
ラプラス「(はい。ボールからずっと見ておりましたが、ほのか様はとてもお優しい方ですから、私のような珍しい力を悪用するような方とは思えませんので)」
ほのか「あ、悪用!?そんなのしないよ!」
ラプラス「(ですので信頼してこの力を使っているのです)」
ほのか「あ、ありがとう……。えへへ、ちょっと嬉しいな」
ランターン「タン?」
眠そうにしていたランターンが何かに気づいた
ほのか「ランターン?って、ラプラスまで」
ラプラスはほのかの前に出た
ラプラス「(お下がりください、ほのか様。何かが近づいてきます)」
ほのか「え……。な、何だろう。ズバットの群れとかかな。怖いなぁ」
???「ムナァ!」
ほのか「あれ?この声って」
ムンナ「ムナァ!!ムナ!」
ほのか「ムンナ!よかった!探してたんだよー」
ラプラス「(いえ、どうやらムンナだけではないようです)」
ほのか「え?」
ゴゴゴゴ!
何かが転がるような音が聞こえてくる
ほのか「な、何?この音」
ムンナ「ムゥゥ……」
ゴローン達「ゴロー!!」
奥からゴローン達が転がってきている
ほのか「キャアアッ!こ、こっちにたくさん転がってきてる!」
ラプラス「ラプー!!」
パキン!
ラプラスは冷凍ビームを出して、氷漬けにした
ラプラス「(この程度。私の敵ではありません)」
ほのか「わぁ〜、ありがとう、ラプラス!ほら、ムンナもお礼言って」
ムンナ「ムナァ!」
ラプラス「(可愛いですね。あら?)」
ほのか「どうしたの?」
ラプラス「(まだ何かこちらへきております)」
ほのか「え?な、何だろう」
???「ムシャ〜」
奥からはピンクの体に花柄模様のポケモン、ムシャーナがやってきた
ムンナ「ムナ!」
ほのか「あれってムシャーナだよね。野生のポケモン?」
ムシャーナ「ムシャ!シャナ〜」
ムンナ「ムゥ!ムナァ!」
ムンナはムシャーナにくっついている
ほのか「ど、どういう事?」
ラプラス「(お母さんと言っていますね。この子の母親なのでしょう)」
ほのか「え?ムンナの………家族?」