ポケットモンスター 青いアヒルと燃えるヒヨコ   作:サムハル

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70.真夜中の戦い

ムシャーナ達の家

 

 

 

ムシャーナ「ムシャ………」

 

 

 

シャドークローを食らったムシャーナは傷つき倒れている

 

 

 

ヤミラミ「ヤーミヤミ!」

 

 

 

ヤミラミ達はムシャーナを煽っている

 

 

 

ムンナ「ムゥゥ…………」

 

 

 

タッタッタッ!

 

 

 

ほのか「待って、ヒー君!!暗いってば!!怖いー!!」

 

 

 

 

全員「??」

 

 

 

遠くからこっちに駆けてくる足音と一緒に叫び声も聞こえてきた

 

 

 

ムンナ「ムナァ!!」

 

 

 

 

ワカシャモ「シャモー!」

 

 

 

 

ほのか「キャッ!きゅ、急に止まらないでよ〜。あ、あれ?ここってムシャーナ達の………って、どうなってるの!?」

 

 

 

ほのかは周りに驚いている

 

 

 

ヤミラミ達「ヤミ!?」

 

 

 

 

ほのか「ヤ、ヤミラミ達だ。どうしてこんなところに」

 

 

 

 

ワカシャモ「シャモシャモー!」

 

 

 

 

ヤミラミ達「ヤミー!」

 

 

 

ヤミラミ達はほのかとワカシャモに襲いかかってきた

 

 

 

ほのか「ええ!?い、いきなりなんなの!?」

 

 

 

 

ワカシャモ「シャモー!」

 

 

 

ワカシャモははじけるほのおで応戦している

 

 

 

ほのか「た、戦わないと駄目みたい。ヒー君、いくよ!そのままはじけるほのお!」

 

 

 

 

ワカシャモ「シャモ!」

 

 

 

 

ヤミラミ「ヤミー!」

 

 

 

ヤミラミにほのおが当たると周りのヤミラミ達にもほのおが飛び散る

 

 

 

ヤミラミ達「ヤミヤミ!」

 

 

 

 

ほのか「効いてるよ、ヒー君!」

 

 

 

 

ヤミラミ「ヤーミー」

 

 

 

ヤミラミはあやしいひかりを出した

 

 

 

ワカシャモ「シャモ!?シャモ〜、シャモ〜」

 

 

 

ワカシャモは混乱してしまった

 

 

 

ほのか「あ!!ヒー君!今のはあやしいひかり!」

 

 

 

 

ヤミラミ「ヤミー!」

 

 

 

ヤミラミのシャドークロー

 

 

 

ワカシャモ「シャモー!」

 

 

 

 

ほのか「あ、ヒー君!早く混乱を治さないと」

 

 

 

 

ヤミラミ「ヤミー!」

 

 

 

ヤミラミはほのかから鞄を奪った

 

 

 

ほのか「キャアッ!あ!!か、返してよ!それ私の鞄!」

 

 

 

 

ヤミラミ「ヤミヤミ!」

 

 

 

ヤミラミは遠くに放り投げた

 

 

 

ほのか「もう!!嫌な事ばっかりして!!」

 

 

 

 

ムンナ「ムナー!」

 

 

 

ムンナは放り投げられた鞄を持ってほのかの元へきた

 

 

 

ほのか「あ!ムンナ!ありがとう!」

 

 

 

 

ムンナ「ムゥ!」

 

 

 

 

 

ほのか「ムンナ、戦える?」

 

 

 

 

ムンナ「ムナ!」

 

 

 

 

ほのか「ムンナ、サイケ光線!」

 

 

 

 

ムンナ「ムナー!」

 

 

 

 

ヤミラミ「ヤミー!」

 

 

 

 

ほのか「いいよ、ムンナ!今のうちにヒー君にラムの実を。ほら、ヒー君大丈夫?」

 

 

 

ラムの実でワカシャモの混乱が治った

 

 

 

ワカシャモ「シャモ!?シャモー」

 

 

 

 

ヤミラミ「ヤーミー」

 

 

 

ヤミラミはあやしいひかりを出した

 

 

 

ほのか「ムンナ、それは見たら駄目だよ!」

 

 

 

 

ムンナ「ムナ!」

 

 

 

ムンナには当たらなかった

 

 

 

ほのか「ムンナ、サイケ光線!ヒー君、はじけるほのお!」

 

 

 

 

ムンナ「ムナー!」

 

 

 

 

ワカシャモ「シャモー!」

 

 

 

 

ヤミラミ達「ヤ……ヤミ………ヤミー!」

 

 

 

ヤミラミ達は倒れた仲間達を引っ張って逃げていった

 

 

 

ほのか「な、何とかなったのかな。ヒー君、戻って休んでて。あ、ムシャーナ大丈夫?今傷薬使ってあげるね」

 

 

 

ほのかはムシャーナにいい傷薬を使った

 

 

 

ムシャーナ「ムシャ………」

 

 

 

ムシャーナの傷が回復した

 

 

 

ほのか「これで大丈夫。急に来ちゃってごめんね。でも、危なかったなら助けられてよかった。………………それじゃあ、さよなら」

 

 

 

ほのかは立ち去る

 

 

 

ムンナ「ムナ!!!」

 

 

 

ムンナはほのかの足にくっついた

 

 

 

ほのか「え?ム、ムンナ?」

 

 

 

 

ムンナ「ムナ!!ムナァ!ムゥ!!」

 

 

 

 

ほのか「駄目だよ。ムンナは……ここで幸せに暮らすの。家族がいるんだよ。ずっと離れ離れだったんだよ?だから、ここに残らないと」

 

 

 

 

ムンナ「ムナ!!ムンナ!!」

 

 

 

ムンナはほのかから離れない

 

 

 

ほのか「ムンナ…………」

 

 

 

 

ムシャーナ「シャナー………」

 

 

 

ムシャーナ達もどんどんやってきた

 

 

 

ムンナ「ムナァ!!!!」

 

 

 

ムンナは涙を流している

 

 

 

ほのか「…………ムンナも……離れたくないの?私と…………一緒がいいの?」

 

 

 

 

ムンナ「ムナァ!」

 

 

 

 

ほのか「ムンナ!!!私も………私ももっとあなたといたい!!ずっと一緒がいい!!これからも一緒に旅して、強くなって、仲良くしたい!!お別れなんて嫌だよ!!ムンナは私の大切な友達!!!もっとこれからもずっと、ずっと一緒にいる!!」

 

 

 

 

ムンナ「ムナァ………」

 

 

 

ほのかはムンナを抱きしめている

 

 

 

ムシャーナ達「…………………」

 

 

 

それを見ていたムシャーナが話しかけてきた

 

 

 

ムシャーナ「シャナー」

 

 

 

 

ムンナ「ムナ?」

 

 

 

 

ムシャーナ「ムシャー、ムシャ」

 

 

 

ムシャーナはムンナを連れて大きな黒く光る石の前にきた

 

 

 

ほのか「どうしたの?ムンナ」

 

 

 

 

ムシャーナ「ムシャー」

 

 

 

 

ムンナ「ムゥ…………」

 

 

 

ムンナはその石に触れる

 

 

 

ムンナ「ムナァ!!」ピカァ!!

 

 

 

ムンナは光に包まれる

 

 

 

ほのか「キャッ!こ、これって………進化の光!!」

 

 

 

光に包まれたムンナの姿は変わっていき

 

 

 

ムシャーナ「ムシャー!!」

 

 

 

ムンナはムシャーナへと進化した

 

 

 

ほのか「ムンナが………ムシャーナに……進化。この石って、まさか……月の石!?こんなに大きかったの!?」

 

 

 

 

ムシャーナ「ムシャー」

 

 

 

ほのかのムシャーナはほのかの元へ戻ってきた

 

 

 

ほのか「ムンナ、ううん。ムシャーナ、進化おめでとう!」

 

 

 

 

ムシャーナ「ムシャ、ムシャー」

 

 

 

ムシャーナはほのかを押している

 

 

 

ほのか「え?ムシャーナ………どこにいかせようとしてるの?」

 

 

 

 

ムシャーナ達「シャナー」

 

 

 

ムシャーナ達はほのか達を見送っている

 

 

 

その顔は笑顔だった

 

 

 

ほのか「もしかして………私と、来てくれるの?」

 

 

 

 

ムシャーナ「ムシャー」

 

 

 

 

ほのか「………………えへへ、ありがとう、ムシャーナ。これからも一緒だね。またよろしく、私の初めてのお友達」

 

 

 

 

ムシャーナ「ムシャ、ムシャ」

 

 

 

 

 


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