ポケットモンスター 青いアヒルと燃えるヒヨコ   作:サムハル

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71.エスパーZ

次の日の昼

 

 

 

れおん「まさか真夜中にそんなに話が進んでいたのか。俺も起こしてくれてよかったのに」

 

 

 

 

ほのか「私もほんのちょっとした行動がここまで変化するなんて思わなかったもん。でも、これでよかった。ムシャーナが帰ってきてくれたんだもん」

 

 

 

 

ムシャーナ「ムシャー」

 

 

 

ほのかとムシャーナは抱き合っている

 

 

 

ポロッ

 

 

 

ほのか「あれ?ムシャーナから何か落ちたよ」

 

 

 

ほのかはそれを拾う

 

 

 

ほのか「凄い綺麗な石だね。ピンク色だよ」

 

 

 

 

ムシャーナ「ムシャ!!?ムシャー!!」

 

 

 

ムシャーナは驚いている

 

 

 

れおん「........ま、まさか....それって」

 

 

 

 

ほのか「れおん君知ってるの?」

 

 

 

 

れおん「確信がもてない。ラプラス、ムシャーナの言葉を頼む」

 

 

 

 

ラプラス「(はい。私達のお宝。お母さん達に渡されたやつ落ちちゃった、だそうです。そちらの石からはとても不思議な力を感じます)」

 

 

 

 

れおん「やはり......エスパーZなのか?」

 

 

 

 

ほのか「エスパーZって............Z技の事!?」

 

 

 

 

れおん「ああ、そうだ。だが、このガルドア地方って発見されているのはノーマル、水、炎、草Zの四種類だけだ。もし本物なら凄い発見だぞ」

 

 

 

 

ほのか「ええ!?そ、そんなに!?ムシャーナ、これ本物?」

 

 

 

 

ムシャーナ「ムシャー」

 

 

 

 

ラプラス「(Zってのはよくわからないけど、なかよしのトレーナーに渡すものって長老が言ってた。だそうです。おそらくZクリスタルで間違いないかと)」

 

 

 

 

ほのか「そ、そうだったの......。えへへ、なかよしだって」

 

 

 

 

れおん「凄いな、本当に。おそらくほのかちゃんとムシャーナならもう条件は満たしているって事か。ほのかちゃん、試してみるか?ムシャーナとの全力技。エスパーZを」

 

 

 

 

ほのか「でも確か本にはZリングも必要って」

 

 

 

 

れおん「前に見せただろ?俺のやつがある。使ってみな」

 

 

 

れおんはカバンから自分のZリングを取り出した

 

 

 

ほのか「い、いいの?」

 

 

 

 

れおん「俺も一応使えるんだが........ちょっとやりにくくてな。ポーズを決める必要があるんだ」

 

 

 

 

ほのか「ポーズ?」

 

 

 

 

れおん「そう。タイプ事に分かれたポーズがあって水Zを発動させるためのポーズ、エスパーZを発動させるためのポーズで違うんだ。俺はエスパーZのポーズは知らないから、ある人に聞いてみようか」

 

 

 

 

ほのか「そんなのがあるんだ。ある人って?」

 

 

 

 

れおん「もちろんククイ博士だ。前に話したと思うが、ワーグとアローラ地方に行った時に少し知り合ったんだ。連絡先を知ってるから今連絡してみるさ」

 

 

 

 

ほのか「そっか!ククイ博士ってアローラ地方でZ技とかの研究してるんだっけ。本にも載ってた」

 

 

 

 

れおん「そうそう、その人だ。さて、パソコンは慣れてないから不安だけど何とかなるか?」

 

 

 

 

ほのか「れ、れおん君。これ、多分テレビ電話になってるよ?」

 

 

 

 

れおん「あ、あれ?普通にメールをやりたかったんだが、まあいいか」

 

 

 

ピコン!

 

 

 

ククイ「アローラ!誰かと思ったら随分久しぶりじゃないか!れおん君!」

 

 

 

 

れおん「あ、ククイ博士。お久しぶりです。お元気そうで何よりです。突然の連絡すみません」

 

 

 

 

ククイ「そんなの気にしないでくれ。それでどうしたんだい?俺に何か聞きたい事でも?」

 

 

 

 

れおん「あの、これを確認してほしいんですけど、エスパーZのZクリスタルで間違いありませんか?」

 

 

 

れおんはパソコンにエスパーZを向けた

 

 

 

ククイ「んん?これは、そうだね!間違いない。エスパーZだ!ガルドア地方にはほぼZクリスタルは無いと聞いていたがどうしたんだ?」

 

 

 

 

れおん「実は野生のポケモンが持っていたんです。それでこれを貰ったトレーナーにエスパーZを発動してみたいと言っているんです」

 

 

 

 

ククイ「ほう!それはまた面白いな!Zクリスタルがどうやってできたのかはアローラ地方でもはっきりとはわかってないんだ。ただポケモン達が持っている事も少なくないから、もしかしたらポケモン達の間で生成されるものなのかもしれないね。

 

 

 

それでエスパーZを発動させるのはいいが、Zリングとポーズが必要だ。ポーズは教えられるが、Zリングはそっちにはれおん君とワーグ君以外持ってないだろう?大丈夫かい?」

 

 

 

 

れおん「はい。Zリングは俺のを貸します。なのでククイ博士にはポーズを教えてほしくて」

 

 

 

 

ククイ「わかった!そのトレーナーさんは近くにいるかな?」

 

 

 

 

れおん「はい、いますよ。ほのかちゃん、挨拶だ」

 

 

 

 

ほのか「は、はい。初めまして、ククイ博士。私、ほのかといいます。Z技は本などで知っているのですが、ポーズまでは知らないんです。教えてください!」

 

 

 

 

ククイ「おお、女の子だったか。可愛らしいじゃないか。アローラだ、ほのかちゃん。あ、アローラっていうのはこっちでは挨拶の言葉なんだ。それでエスパーZのポーズの前に少し聞きたい事がある。ほのかちゃんはZクリスタルを貰ったという事は、野生のポケモンに認められたという事。

 

 

 

そして、Zクリスタルを扱うにはそのポケモンとの信頼関係が必要不可欠だ。ほのかちゃんはZクリスタルを使うポケモンを信じてあげているかな?また、同時にそのポケモンからも信頼されているかな?」

 

 

 

 

ほのか「は、はい!ムシャーナとはずっとお友達ですし、このZクリスタルを貰う前にもムシャーナと私はお互い大事な存在だってわかったんです。信頼されているかは確信できないけど、私はムシャーナを絶対に信じてます!」

 

 

 

 

ククイ「うん!いい返事だね!それなら安心だ。そのムシャーナも近くにいるかい?」

 

 

 

 

ムシャーナ「ムシャ?」

 

 

 

 

ククイ「お、いるみたいだね。アローラ、ムシャーナ!それじゃあポーズを教えるよ。俺の真似をしてみてくれ」

 

 

 

ククイ博士はエスパーZのポーズを取った

 

 

 

ククイ「出来るかい?」

 

 

 

 

ほのか「えっと腕を合わせて、回して、頭に手を当てて、こう?」

 

 

 

 

ククイ「うんうん。いい感じだ。もう少し自信を持ってやってみようか」

 

 

 

 

ほのか「はい!」

 

 

 

ほのかはエスパーZのポーズを取った

 

 

 

ククイ「オーケーだ。ポーズは難しくはないからね。それと、Z技はポケモンとトレーナーが放つ全身全霊技。ポケモンとほのかちゃんの体力を多く使うから、ここぞという場面のみで使うんだよ」

 

 

 

 

ほのか「わかりました!」

 

 

 

 

れおん「一度つけてやってみるか?」

 

 

 

 

ほのか「そうですね。やってみます!」

 

 

 

 

ククイ「広い場所でやるんだぞー」

 

 

 

その後

 

 

 

れおん「ここならいいだろう。といっても、技を受けるやつがいるよな。誰かやりたいやついるか?」

 

 

 

 

ラプラス「(私がいきましょうか。耐久には自信があるので)」

 

 

 

 

れおん「わかった。悪いが頼むぞ、ラプラス」

 

 

 

 

ほのか「ごめんね、ラプラス」

 

 

 

 

ククイ「エスパータイプのZ技はマキシマムサイブレイカー。さあ、見せてくれ!ほのかちゃんとムシャーナの全力を!」

 

 

 

 

ほのか「ムシャーナ、行くよ!」

 

 

 

ほのかのZリングが光り出す

 

 

 

ククイ「今だ!ポーズを決めろ!」

 

 

 

 

ほのか「ムシャーナ、決めるよ!私達の信頼を力に!全力を!!」

 

 

 

ほのかはエスパーZのポーズを取った

 

 

 

ムシャーナ「ムシャー!!」

 

 

 

 

ほのか「マキシマムサイブレイカー!」

 

 

 

 

ラプラス「(キャッ!)」

 

 

 

ラプラスは浮き上がり、周りに張り巡らされた光の壁に何度も反射される

 

 

 

ラプラス「(くうっ!)」

 

 

 

パリィィィン!!

 

 

 

周りの光の壁は全て割れた

 

 

 

ククイ「決まったな!今のマキシマムサイブレイカー、よかったぜ!ほのかちゃんとムシャーナの信頼関係が生み出した技だ!」

 

 

 

 

ほのか「ハァ......ハァ.....。結構疲れる、これ。こんなに力を使うなんて」

 

 

 

 

れおん「大丈夫か?ラプラス。耐えられてはいたみたいだが」

 

 

 

 

ラプラス「(はい、何とか。しかし、Z技というのはかなり強力ですね)」

 

 

 

 

れおん「ゆっくり休んでてくれ。ククイ博士、ありがとうございました」

 

 

 

 

ほのか「私も!ありがとうございました!とっても勉強になりました!」

 

 

 

 

ククイ「気にしないでくれ。こっちこそ久しぶりにれおん君と話せてよかったし、いいZ技も見せてもらった。また今度アローラ地方にも遊びに来てくれ!」

 

 

 

 

ほのか「はい!ぜひ!」

 

 

 

 

れおん「それでは突然すみませんでした。切りますね」

 

 

 

パン!

 

 

 

ほのか「ふう………ムシャーナ、疲れちゃったね。でも凄かったよね、あの技。私達、あんな技使えるようになったんだ」

 

 

 

 

ムシャーナ「シャナ……」

 

 

 

 

れおん「この技ならメグドジムにも使えそうだな。しばらくはそのZリングほのかちゃんに貸すさ」

 

 

 

 

ほのか「ええ!?い、いいよ。私もいつかアローラ地方に行った時に貰うから」

 

 

 

 

れおん「いや、俺の事は気にしないでくれ。実は…………ポーズが恥ずかしくてほとんど使ってないんだ」

 

 

 

 

ほのか「ええー、勿体無い……」

 

 

 

 

れおん「だからこんなやつが使うよりかはほのかちゃんが使った方がいいだろ?」

 

 

 

 

ほのか「………そうかもしれないけどさ」

 

 

 

 

れおん「まあほのかちゃんがアローラ地方に行く事になったら返してくれ。それまではレンタルって事で」

 

 

 

 

ほのか「………わかった。ありがとう、れおん君」

 

 

 

 

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