艦coreという素敵なものを漁ろう。
しかし、ダークソウル×艦これが少ないのは何故だろうか。
私は答えを求めるため、ロードランの奥地へ向かった。
「うん…、ここは」
暗い空間の中に気がつくと立っていた。
「起きたか?提督」
「ああ、君か」
目の前には戦艦水鬼がいる。
「…ふむ。そうか。成る程」
「うん?どうした?」
「俺が水面に立てたのはお前が入っているからか」
「その通り。私のおかげだ。察しが良いな」
「…その喋り、長門か?」
「いかにも。長門だ、少し他の艦も混じっているが。流石、秘書艦やケッコン艦に選ぶだけはある」
「長い付きでね。お前がNo.9でないことも分かる」
「ふむ。凄いな。しかし、なぜ、私は君の体の中に入っているのか。視覚と聴覚は共通のものを感じた」
「解らん。親父に聞けば分かるかもしれないが…生憎、所在地が分からなくてな」
「それも知ってる」
「成る程、聞いていたな」
「仕方ないだろう。君が起きている間、私の意識は消えるようだし」
「ふむ、しかし、不思議な感覚だな」
「なんだろう。とても気持ち悪いです。他人の夫に手を出すやばいやつみたいで」
「悪かったな。既婚者で」
「いや、呪うべきは運命です」
「俺としては生き返れてよかったんだが…うん?」
「どうした?」
「お前、ケッコン艦に長門を選んだってなんで知ってるんだ?深海棲艦だろう…まさか、お前が俺の長門を」
「いや、負けたから、強いね。彼女。こっちの艦隊は全滅」
「そうか、なら良かった」
「ああ、お陰で沈む前に目が醒めた」
「ふむ。それなら心強い味方だな。改めてよろしく頼む」
六が右手を出した。空かさず六の右手を握った。
「こちらこそ宜しく。そういえば、なんで、北方棲姫があんなにダンディーな感じになるのか?」
「さあ?体術の稽古を受けた時も既にそうだったし」
「…凄いな」
ーーーーー
「ふむ。なかなか起きないな」
「俺たちが覚悟して、向こうの世界の話をしてたって言うのに」
「少し、遺憾だな」
六がソファでぐーぐー寝ている。
それを三人とその秘書艦、そして空母棲姫が眺めている。
「な、長門ぉ」
不意に六が寝言を言い始めた。
「長門?何を寝言で言ってるの?」
「起こすのはやめておきましょう。きっと疲れたんですよ」
まるゆが少し、寂しそうな顔で言った。
部屋の隅では、空母棲姫がパンクしそうになっている。
そりゃそうだろう。急に異世界だの何なのと言われて納得する筈もない。おまけにアルブムはとある国の大王ときた。益々、混乱するだろう。
自分の打ち明けようとしている事が小さく見えた。
「フぁ〜」
「起きたか」
「あ、済まない。話の途中で寝てしまった」
首をポリポリ掻きながら頭を下げた。
「…もうお前には話さないからな」
かなり怒ったようでアルブムが言った。
「ロードランの話か?それとも大王の奥さん達の愛憎劇?」
だが六は知っていた。
「…その話はよしてくれ。本当にで黙っていてくれ」
後退りして土下座しようとするアルブム。
「あっ。すまん」
六の血の気が引いた。地雷を踏み掛けた気がする。
「あれは…なかなか、ヤバイ代物だった」
ソラールが追い討ちを掛ける。
「ソラールさん?知ってるんですか?」
「秘密だ。流石にアレを思い出すのは懲り懲りだ」
「…そんなにヤバイ事をしたんですか?浮気、不倫、挙げ句の果てに夜逃げ!」
「ヒィー」
まるゆの顔が青くなる。目の前の大男を冷めた目でブルブルと震えながら見つめる。
「いや、そんな事はしてないから。多分」
「ひえー」
「ヤバイ人が来ちゃったです」
「…いたか。空母棲姫」
「どうも。何故ここに?」
六がアルブムとソラールを囲っている輪から出てきた。
「やや、少し、お手伝いをね」
「?」
「人生は後悔はだらけだ。アイツらはその上に立っている。お前も俺も同じく。後悔先に立たず、後悔後を絶たず。まぁ、進まなさらば得られない思いだ。好きにすると良い」
そういうと、アルブムを問い詰める輪の中に混ざって行った。
無論、六も問い詰められる立場にいる事を忘れてはならない。
ーーーーー
「…ふむ。そろそろ、か」
窓から覗いていた北方棲姫がポケットから出したケータイで電話する。
「ああ、こちらは北方棲姫だ」
星が輝く綺麗な空に片方の手を伸ばした。
「全員が合流した。そちらはどうだ?」
遠くて掴めない。
「…了解。では、作戦実行の時まで」
少し寂しい。
「ああ。お土産を頼むよ。とびきりの」
オリ設定
長門が沢山。
識別番号があるのはそう言う事。資材という器に何らかの艦の魂を注ぎ入れる際はどうしてもランダムな為。更に日本では現在約十三万隻の艦娘が活躍している。
戦艦水鬼改
No.1(暫定)。長門No.9が出会った新種の深海棲艦。もちろん戦艦水鬼改-壊に変形する。
長門は良くソロで出来たと思う。
作者は怖くて甲は行ってない。丙です。
長門vs長門(怨念の塊)
その為、長門に感化されて倒される前に浄化されてしまった。肉体は再構築されずに何故か、六の体に入り込んでいる。