川神学園に着いた後、僕は自分のクラスであるS組に向かいました。
「おはようございます」
教室に入った時に挨拶をしますが、クラスメイトはほぼ全員机に向かって勉強をしています。流石Sクラスですね……ですが、挨拶ぐらい返してくれてもいいのでは?
と、将来の人間関係が心配になってしまう級友達のことを考えていると……。
「とおっ」
「おっと」
気の抜けた声が聞こえたと同時に、私の首に腕がまわせれ、背中に何かやわらかい感触が伝わってきます。
「おはよう、ユキ」
「うん、おはようソウシ」
白髪赤眼の少女……
うん、やっぱり薄情なクラスメイトとは違ってユキは優しいね。
「おはようございます、宗紫君」
「おはよう、冬馬」
「それで、放課後なんですが、僕と良いところに行きませんか?」
「はは、僕にそっちの趣味はないから断るよ。あと、尻は触らないでください」
と、僕の尻を触りながらとんでもないことを言ったのは
「ユキに若、宗紫が困ってるだろ?おはよう、宗紫」
「おはよう、
「いや違うから、俺の名前は
「ああ、そうだね、
「それも違うから!てか、俺はロリコンじゃねぇから、幼女を愛でているだけだから!!」
「世の中はそう言うのをロリコンって言うんだよ、準?」
と、危ない発言をするスキンヘッドの少年……
まあ、さっきから無茶苦茶言っていますが、僕と三人は幼いころからの知り合い、所謂幼馴染と言うものです。私たちの出会いについてはまたの機会にしましょう。
私は三人と少し会話をした後、金のタキシードの様なものを着たクラスメイトと、メイド服を着た実年齢を知ったら何回高校生やってるんだと勘違いされる同級生の方に向かいます。
「おはよう、英雄、あずみさん」
「おはよう我が友、宗紫!」
「おはようございます!それと、今失礼なこと考えていませんでしたか☆?」
と、金のタキシードを着たクラスメイト、九鬼財閥の御曹司、
「それで英雄、例の件はどうなりましたか?」
「ウム、それなら既に済ませた。先日あずみに宗紫の実家の方に送らせた」
「はい☆」
「そうですか、ありがとうございます」
僕は二人に礼を言ってから、自分の席に着きます。
すると、ちょうどS組の担任である
そして、授業も終え――途中の授業で顔面真っ白の先生の平安時代オンリーの授業でしたが――昼放課、僕は弁当を持ってとある場所に向かいます。
まあ、とある場所と言っても川神学園Fクラスに在籍している愛しの一子さんの元にですが……。
さあ、向かいましょう!
~~~~~~
~~~~~~
「なるほど、こう言うことなのね」
「ねえ大和、ワン子一体どうしちゃったのさ?」
「そんなの俺が知りたいよ」
川神学園Fクラスに在籍している俺こと、
ワン子が読んでいるのが漫画とかなら、俺たちはここまで悩まなかっただろう。だが、ワン子が読んでいる雑誌のタイトルには『男が求める女性像108式/男が浮気した時の残酷対処法』と書かれていた……。ワンコ、熱でもあるのか?
「今日は宗紫が来るらしいから……大和、愛してる」
「あ、なるほど。京、お友達で」
と、最後にとんでもないことを言ってきた、幼馴染の
すると、ガラッと教室の扉が開けられる音が聞こえたのでそちらの方を向くと、誰もが見ても美少年と言うであろう容姿を持つ――現にクラスメイトでイケメン好きの女子生徒から獲物を狙うような視線を向けられている――壬生宗紫が教室に入り、ワン子の方に向かってきていた。
宗紫が近づくたびにワン子は喉の調子を整え始める。お、一体、何をするつもりだ?
「こんにちわ、一子さん」
「ご、ご、ご、御機嫌よう、宗紫さん」
顔を真っ赤にし普段のワン子では考えられないような、お淑やかな声色を出しながら言い放った言葉に、宗紫や俺たち含め、教室内の空気が凍った……。
~~~~~~
~~~~~~
「ご、ご、ご、御機嫌よう、宗紫さん」
一子さんの発した言葉に教室内の空気が凍った……。
目の前には、自分が言った言葉が恥ずかしかったのか、顔を真っ赤にする一子さん……まあ、とりあえず……。
「クッ、アハハハハ!」
笑っておきましょう。
「な、何よぉ」
「だ、だって、プッ、全然、一子さん、らしく……プッ」
僕が笑い出したことによって、教室内の皆さんも笑い出す……皆さんも一子さんのキャラに合わないと思ったのでしょう。
「何よぉ、笑うなよぉ」
と、笑いすぎたのか、周りの反応に若干涙目になる一子さん。まあ、ここまでにしておきましょう。
「ごめんなさい、一子さん」
「ファッ?!」
僕に突然抱きしめられたためか、一子さんは顔を真っ赤にして身体を硬直させる。
僕は一子さんの耳元に顔を持っていき……。
「それと、そういうのは皆さんのいる場所ではなく、もっと別の場所でやってください。アナタのそんな可愛いところは僕が独り占めしたいじゃないですか」
「う、うん」
僕の言葉にさらに顔を真っ赤にする一子さん、本当に可愛いですね。まさに、天使で女神。
「はいはい、これ以上ピンク空間を形成しないでね、主に男子が凄いことになってるから……それと大和、結婚しよう」
「京の言うとおりだ、あいつを見てみろよ。京、気持ちは嬉しいけど、お友達で」
「本当ですね
「ありがとう、宗紫」
「おい、余計なことを吹き込まないでくれ!!」
「ハハハ、いつも通りだねぇ」
大和の訴えとモロの苦笑いを無視して、僕はお弁当を広げ、5人で集まって食べ始めます。
そして、いつも通り教室内にあるテレビでニュースを見ながら昼食の時間を進めていくと……。
「取り押さえたの男子学生だって。イケメンかな?」
「勇気ありますよね、凄いです」
と、男子学生が無銭飲食犯を捕まえたと言うニュースが流れており、その感想を僕も普段お世話になっている和菓子屋の娘さん、
[男を取り押さえたお手柄の男子学生は、神奈川県川神市在住の
「ぶはっ!」
「妙技ムーンウォーク」
一子さんが飲んでいた牛乳を吹き出し京さんは華麗に避けますが、僕は考え事をしていた為、避けれず直撃した。
「あ、ゴメン。噴いちゃったわ」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
僕は牛乳で濡れた顔をハンカチで拭いてから、テレビの方に目を向ける……。
テレビに映っていた風間翔一――大和達はキャップと呼んでいますが――を見て、クラス中、主に女子が騒ぎ始めます。
まあ、翔一はイケメン四天王の一人ですし、女子の皆さんが騒ぐのは当然ですね。
と、あまり気にせずおかずを食べていると……。
[次のニュースです。昨日午前10時ごろ東京都渋谷で刃物を持ったひったくり犯を男子学生が取り押さえました]
ふむ、また男子学生ですか、最近の男子学生は凄いですねぇ。
[男子学生は、捕まえた犯人を持っていたロープで縛りあげると取られたバックを被害者の女性に渡し、その場を立ち去ったようです。女性の証言によると、脚の所まで伸ばした髪を三つ編みにし、三つ編みの先端辺りには、大きい紅色の玉の髪飾りを付けていたそうです]
ニュースの内容に皆さんの視線がこちらに集まってきているような気がしますが、気のせいでしょう。
「おい、宗紫?」
「いやいや、僕は全然関係ないですよ」
「男でそんな髪型をしてるのはお前だけだろう?!」
「キノセイ、キノセイ……」
「何故、片言?」
大和と京さんが疑いの眼差しで見てくるが気にしない、気にしない。
僕は皆さんの視線に晒せれながら、残りの時間を過ごすことになってしまった……。
ハァ、鬱だ……。
名前:
血液型:O型
誕生日:1月21日 水瓶座
身長:168cm
一人称:僕
あだ名:-
武器:刀剣類/拳
職業:川神学園2-S 玖錠降神流 石上神道流
家庭:父母健在。現在は一人暮らし
好きな食べ物:和菓子
好きな飲み物:玉露
趣味:鍛錬
特技:-
大切なもの:川神一子、日常
苦手なもの:-
尊敬する人:両親、両親の仲間、川神一子
詳細
壬生宗次郎、玖錠紫織の息子。
その容姿は、父と母譲りの顔であり甘いマスクの美少年である。
髪は長く、母親、父親と同じように髪をまとめている。
川神学園2-Sに所属しており、同じクラスの井上準、榊原小雪、葵冬馬とは幼馴染。
実家が実家なので、不死川心、九鬼英雄とも知り合い。
2-Fに所属している、川神一子とは恋人同士でありその付き合いは中学時代から続いており、その際に風間ファミリーのメンバーとも知り合った。
性格としては穏やかな感じだが、つい毒を吐いてしまううっかりさんでもある。
ごくありふれた日常を、恋人の川神一子を愛しており、それらを否定されると頭に血が上ってしまう。
争いは好まず、極力、戦わないようにしている。
しかし、彼の本質は……。