S09地区のとある指揮官と戦術人形達の和やかな日常と殺伐とした日常 作:フォルカー・シュッツェン
やろうかとも思ったんですがそれやるほどまだこの作品深くまで来てないんですよね…せめて世界種子貯蔵庫の回が終わったくらいじゃないと
出来れば今年中に当SSを投稿する以前から出すことを決めているボリビア編を終わらせたいですね
まぁこの投稿頻度で投稿出来れば確実に終わるでしょうし、心配はあんまりしてませんが
では、どうぞ!
「ずん子ちゃん、特性サラダ2つ~」
「はーい、少々お待ちを~」
S09H基地のカフェの厨房では1人の女性が料理をしていた
彼女の名は東北ずん子、本名はじゅん子だがずんだが大好きすぎてずん子と呼ばれるようになった女性だ
本人もそのあだ名を気に入っており、そう呼ばれることに慣れ過ぎているので最早じゅん子という名前を忘れそうになってすらいる
そんな彼女は現在スカーレットが指揮官を務めるグリフィンの基地のカフェで従業員として働いており、今は店に来た客への料理を作っているところだ
とは言えこのご時世ではそんな高度なものは出せない、簡単なものにならざるを得ない
「特性サラダ出来ましたよ~」
「はーい、ありがとね」
「お、出来たんかいな。ほな持ってくで」
「お願いね、茜ちゃん」
「任しとき!」
「3番テーブル片付きましたよ」
「了解よ、葵ちゃん」
ずん子と同様カフェの従業員となった茜と葵も一緒に働いていた
元々スプリングフィールド1人で回せていたカフェだ、3人も増えれば各々の負担はかなり少なくなる
その為大して忙しくはなく、皆どこかのんびりと仕事をしていた
そんなカフェに来客を告げるドアベルが鳴った
「らっしゃっせ~!ってスカーレットはんか、仕事はもう終わったんか?」
「いや、そういうわけじゃなくてな」
「指揮官?今はスナイパースクールの講師をしているのでは…何かあったのですか?」
「まあな…急なことで悪いんだが、ずん子と琴葉姉妹を借りられるか?」
「それは大丈夫ですが…事情をお聞きしても?」
「先程私の管轄街イシスで殺人事件が起こった」
「殺人事件やって!?」
「ああ。それを受けてお前達に課す予定の訓練があったんだが…そいつを早めることにした」
「私達に訓練…?どういうことなんです?」
スカーレットの言葉を受けて茜と葵は驚きを隠せていないが、スプリングフィールドは得心した表情をしていた
「なるほど…その事件、普通ではないですね?」
「そういうこった」
「なんなん、2人で納得しとらんで説明してえや」
「そうだな、少し長くなるぞ。まずここは軍事基地だ、当然お前達を戦場に出すつもりは一切ないがそれでも何かあった時の為に拳銃くらいは使えるようになってもらわなきゃならん。だから元々そうした訓練は行う予定だったんだ。だがな、ぶっちゃけ言うとこの基地所属の人間が何かの危害を加えられたことはないからそこまで急ぎでやるつもりはなかった。特にお前達はこの基地から出るとしても精々街へ出るくらいだ、あの街でこの基地の人間に手を出す阿呆はいねえ。そんなことをすればどうなるかなんて分かり切ってるからだ。だからこそ昨日の外出の際、ゆかりだけが武装することで許可を出したわけだな。しかし今日起きた事件は宗教絡みの狂人が起こしている、そういう奴にとってはこの基地の所属だとかそんなの関係ない…ターゲットとして選ばれた時点で何だろうが襲われるだろうな」
「せやからウチらにも対抗出来る手段を持たせる…」
「そうだ。これで納得出来たか?」
「理解はしました。でも…」
「怖いんですね?」
「ずん子さん…はい」
いつの間にか近付いていたずん子に聞かれた葵は素直に頷いた
彼女の思いは当然だ、今まで戦いとは無縁に過ごしてきた少女に銃を持てというのは酷なものである
日本脱出の際にも彼女達は非戦闘員であり、その手に武器を持つことはなかった
しかしスカーレットの言うことは尤もであり、彼女達も理解している
俯いて悩む葵の手を誰かが握った
顔を上げると双子の姉である茜が決意に満ちた表情で彼女のことを見ていた
「葵、スカーレットはんの言うことは理に適っとる。ウチらも戦うとまではいかんくても自分の身を護れるだけの力は持っとくべきや」
「それは分かってる、けど…」
「…なぁ、葵。日本を出る時にさ、ウチらみたいな戦えへん人を逃がすために何人の人が犠牲になったか…覚えとるか?」
「そ、れは…」
「もしあの時ウチらが自分を自分で護れるだけの力があれば…今ここにその人らもおったかも知れん。こないなこと考えても意味ないってことは分かっとる、せやけどこれから先同じようなことが起ったら?また荷物になるんか?自分の所為で死んでいく人たちを見続けるんか?ウチはそんなん嫌や、やから銃を持つ。銃なんて持ちたくないけど、それ以上にウチの所為で大好きな人が死んでいく方が嫌や。自分で自分で護れて、出来れば誰かを護ってやれる…そんな力を得られるゆうんならウチは受けるで」
「お姉ちゃん…」
「葵は、どないするんや?嫌なら多分強制はされへん、ていうかウチがさせへん。スカーレットはんを殴ってでも止めたる」
「言うじゃねえか。まぁどうしても嫌だってんならそれでも構わねえよ」
「ほら、こう言っとることやし…どないする?」
茜がそう聞くと葵は暫くは顔を伏せていたが、やがて顔を上げると宣言した
「私もやるよお姉ちゃん。スカーレットさん、お願いします」
「良い顔だ、覚悟は決まったようだな。ずん子も来るだろ?」
「ええ、行きますよ。すいません春田さん、少し行ってきますね」
「行ってらっしゃい、カフェのことは心配しないで良いからね」
「ってずん子さんはあの、なんやったっけ…こよゆみ?とか使えるやろ」
「
「全速力で走って来る相手に対して一々矢を番えて狙いを付けてってやってられんのか?それにあんなドデカい弓を担いで街を歩くのも都合が悪いだろう」
「あ、そうか」
「それにあれは見た感じかなり特殊な弓だ。いずれは作るつもりだが、今の段階では同じものを再現するのはちぃと厳しいな」
「そうですよね…では普通の日本弓を作ることは出来ますか?」
「それならなんとかなるだろう。というか既にクレアが分析して作ろうとしている、1週間もありゃ出来るんじゃないか?あいつのことだし」
「末恐ろしい速さですね…」
「ま、その話は追々だな。つーわけで行くぞ!」
スカーレットは話を切り上げるとずん子、茜、葵の3名を引き連れて拳銃用のレンジがある施設へと連れて行った
歩いて数分ほどで射場へと着いた
この基地は広すぎるが故に移動に車輌を使わなければならない場合もあるが、拳銃用レンジはどこの施設にもあるため移動に手間はない
そうして宿舎に設けられた射場の中へ入るとそこにはゆかりとマキ、きりたん、そしてSAAがいた
因みに皆動きやすさを意識した服装へと着替えている
スカーレット達が入るとずん子、きりたん、茜、葵、マキがレンジから少し離れた位置に着き、スカーレットとゆかりとSAAが共にレンジの近い位置に立った
今回はスカーレットとゆかりとSAAが講師として皆に銃の撃ち方を教えるのだ
「さて、ちょいと待たせちまったかもしれねえがこれから簡単な銃の撃ち方を教えていく」
「今回使用するのはこのルガーLCR。見ての通りリボルバーですが、もしかしたらちょっと見慣れない特徴があるかもしれませんね」
「なんやこれ…あの指でカチカチするやつないやんか」
「ほんとだ…これ撃てるんですか?」
「勿論撃てますよ。これはハンマーが露出していないタイプのリボルバーでして、メリットとしてはあの出っ張りがない分何かに引っ掛かることが少なく暴発が起こりにくいこと。また引っ掛からないのでより素早く取り出して構えやすいというのもありますね」
「デメリットとしてはシングルアクションで撃つことが出来ずダブルアクションオンリーになってしまう点だが…これはぶっちゃけ気にする必要もないだろ。お前達の使用用途を考えればシングルアクションで撃つことはまずない」
「シングルアクション?ダブルアクション?」
「シングルアクションって言うのは私の銃が分かりやすいかな、見ててね。こうやって撃鉄を起こしてあげてから撃つのがシングルアクション、それに対してダブルアクションはわざわざ起こさなくてもトリガーを引くだけで撃発出来る機構のことだね~」
「因みにシングルアクションを極めるとファニングショットという撃ち方も出来るようになる。SAA、やってやれ」
「良いよ~。んじゃあ見ててね~」
スカーレットに促されたSAAがレンジに入ると自身の銃をホルスターに収めて自然体を取る
その間にスカーレットとゆかりは全員にイヤーマフを配って装着させる
彼女は銃を右腰と左腰のホルスターに一挺ずつ納めている、総装弾数は12発だ
目を閉じて俯いていたSAAだがレンジ内のターゲットが起き上がった瞬間に目を見開き、銃弾を放った
一瞬の内に幾つもの銃声が鳴り響き、SAAの左手に握られた半身からは硝煙が立ち上っている
ターゲットを見ると着弾を示す弾痕は1つしかない、しかし銃声は確実に一発分ではない
この一瞬で銃弾を撃ち尽くす技術がファニングショットだ
シングルアクションの機構を利用し、トリガーを引いたまま撃鉄を手で弾く
これを何度も繰り返すことで連射するのである、SAAはこの方法で12発の銃弾を1秒で撃ち尽くしてみせた
その上全てワンホールショットを決めるという離れ業をやってのけた
これにはゆかりも目を見開いて驚いている
「す、すごい…達人でも1秒で6発くらいだそうですのに……しかもワンホールショットとは」
「へへへ~、凄いでしょ?でもこれ位出来ないとこの基地で最前線を張ることは出来ないんだ~」
「末恐ろしいですね…まぁ、今のは特殊な撃ち方ですし皆にやってもらうことはありません」
「そりゃそうでしょ…あれやれとか言われても絶対無理ですし」
「きりたんの言う通りや。んで、実際にはどないして撃つんや?」
「それに関しては私から説明しよう。ゆかりにはお手本となってもらうぞ」
スカーレットの言葉に従うように今度はゆかりがレンジに入る
その様子を皆で取り囲んで見る
「まずは銃の握り方からだ。リボルバーはオートマティックと違ってシリンダーギャップがあるから一般的な握り方は出来ねえぞ」
「シリンダーギャップと言うのはこの回転するシリンダーと銃身との間にある隙間のことです」
「シリンダーギャップがないとシリンダーを回転させることが出来ねえからな。だがその所為で銃を撃った時に火薬の燃焼ガスが銃身の根元の辺りからも噴き出す。今回用意したのは.22LR仕様だから酷い火傷を負う程度で済むが、ものによっては指が吹っ飛ぶ威力があるから気を付けろよ。因みにシリンダーギャップ付近に指があるとどうなるか、指の代わりにソーセージを使って示した写真がある。見てみろ」
「そ、そないなことになるんか…中々にえぐいな」
「それは、避けたいですね」
「そうだな、だから握る時にはまず右手でグリップをしっかりと握りこむところまでは同じだが左手の添え方が違う。右手とグリップを下から支えるようにして握るんだ、絶対にシリンダーギャップに指を近付けるなよ。そう、今のゆかりみたいに握るんだ。次は構え方だな、お前達の使用用途を考えりゃしっかりした構えなんてしてる場合じゃないだろうがそれでも基本的なことは知っておいて損はない。今から教えるのは最も基本的な拳銃の構え方、『アイソセレススタンス』だ。上から見た時に身体と腕のラインが二等辺三角形になることからこう呼ばれている。射撃方向に対して身体を真正面に向けて腕も真っすぐ伸ばして構える。この時腕を伸ばすことに意識を持っていかれて肘を内側に入れないようにな、撃った際の反動で肘を痛めかねねえぞ。寧ろ肘を若干曲げるくらいにしておけ。足も肩幅より少し大きめに開いて腰を少し落として背中を若干丸めろ。これが基本的な構え方になる」
「なんだろう…ちょっとダサいような」
「きりたん、失礼でしょ?」
「ごめんなさい」
「気にするこたぁねえよ。実際、銃を持ち慣れてない奴から見りゃそう思うのも無理はない。だがこの構え方は左右どちらにも銃口を向けやすく、正面凡そ120°全てをカバー出来るメリットがある。それに左右対称だから利き手による左右への撃ち分けの差が出にくいのも良いな。またボディーアーマーを着ている場合、身体を正面に向けることからアーマーからの露出面積を減らして安全性を高めるという効果もある。これはお前らにはあんま関係ねえな。ま、アイソセレススタンスの効能に関しちゃこんくらいだ。ゆかり、撃て」
「はい」
スカーレットの号令を受けたゆかりはトリガーガードに掛けていた指をトリガーに移動させ、引く
その瞬間軽い銃声が鳴り、ターゲットのド真ん中へ穴を空けた
そしてゆかりは銃撃の反動を上へと逃がす為に腕を上に上げた状態で制止する
まるで教科書を具現化したかのような、完璧な撃ち方である
「綺麗…」
「なんや、ちょっと格好良いって思ってもうたわ…」
「こりゃ私も満点を出さざるを得ないくらいに綺麗な撃ち方だな、流石だ」
「ありがとうございます。今回は腕を上に上げましたが実戦ではあんまり上げると次の射撃に移りにくいのでしません。だけど皆さんは初心者ですし反動を出来る限り減らす為にした方が良いですよ」
「なるほど…まずはゆかりさんの真似をすれば良いんですね?」
「そういうことです」
「今回用意したのはさっきも言った通り.22LR仕様、これは銃弾の中でも滅茶苦茶弱い奴だ。当然威力もしょぼいがその分反動も少ない、銃に慣れる為や遊びなんかで使われることが多い弾だ。これから訓練をしていって最終的には.38スペシャル弾をしっかりと撃てるくらいにはなってもらうぞ。あの化け物みたいな弓を扱っていたずん子は最初からそれでも良かったかも知れねえが…ま、初日だし取り敢えずは.22LRで様子見だな」
「分かりました」
「え、ずんちゃんの使ってた弓ってそんなに凄いんですか?」
「凄いなんてもんじゃねえよ。私が調べた限りじゃ現代に於いて強弓を扱うことの出来る人間を見付けることは出来なかった。これの意味することはあの弓を扱えるのは判明している中ではずん子ただ1人だけだということだ。てかなんだよ、弓力200㎏って…大昔の武士とやらが使ってたのと同等じゃねえか」
「弓力?」
「弓の弦を引くのに必要な力のことよ、葵ちゃん。つまりあの弓は弦を引くのに200㎏の力がいるってことね」
「( ゚Д゚)ハァ⁉ずん子さんその腕で200㎏のもん動かせるってことか!?」
「流石にそこまでは無理よ?日本弓の弦の引き方は独特でね、腕の力だけじゃ普通の弓すら引けないの。それでもかなり力がいることに変わりはないんだけどね」
「すっご…すごすぎだよずん子さん」
「やっとずん姉さまの凄さが分かったんですか?ずん姉さまは世界一なんです、料理の腕もそうですが弓を射る姿は大変凛々しいですし何よりも二の腕と太腿の柔らかさと言ったらもう神ですよ神」
「ありがとう、きりたん。でも恥ずかしいからやめてね?」
「やめません、ずん姉さまの凄さをもっと皆に――」
「…やめてね?」
「はい」
「そこで引き下がるんかい」
「ずん姉さまは優しいけど怒る時はちゃんと怒りますし、私はずん姉さまの御顔を歪めたくはないので。いつでも笑顔で居て欲しいですから」
「相変わらずお姉ちゃんっ子だねぇ、きりたんは」
「和気藹々としているところすまないが、時間は有限だ。取り敢えず全員銃を持て。弾はまだ入れるなよ、まずは握り方の練習からだ」
「「「「はーい」」」」
その後は只管に握り方から構え方の練習をし、そしてそれらを完璧にしてから弾の込め方を教えて撃たせる
初日ということもあって撃つ回数そのものは少ないし、使う銃弾が銃弾だけに反動も低い
しかしそれでも慣れてない者からすればその反動や銃声に驚くし、銃を手放しそうにもなる
その中でずん子はやはり強弓の経験があるからか他の者よりも早くに慣れ、その様子からスカーレットより.38スペシャル弾を撃つ許可を出されるほどであった
後は意外にもマキが銃に慣れるのが速かった、これはV.S.に所属していた経験が活きたのだろう
いくら銃を撃つことがなかったとはいえ訓練の様子を見ることはあったし、実戦の様子をモニターしながら指示を出すこともあった
それらの経験から元より銃に対するある程度の慣れが形成されていたのだとスカーレットは予測した
何はともあれこれで彼女達の訓練初日は終わりである、慣れない銃撃で疲れた身体を癒す為に皆で大浴場へ行くのであった
「あれ、ずんちゃんまた大きくなった?」
「きゃっ!もう、マキさんったらやめてくださいよ」
「なんてうらやま…じゃなくて羨ましいことを!ずん姉さま、私に任せて下さい追い払ってみせます」
「言い換えられてないからね?それに…」
「おーおーきりたんも良い感じに成長してるねぇ…これは将来が楽しみだなぁ♪」
「ちょ、やめ…やめて下さいマキさん。ひゃっ!どこを触ってるんですか!?」
「…まぁそないなるわな。マキマキはこう見えて運動得意やし、出不精なきりたんじゃ無理やろ」
「ホント、どうしてあの胸であんなに動けるんだろう…」
「それ私も不思議なんですよね…マキさんV.S.の解析部隊の中でも運動能力で上位に入るくらいですし。まぁ流石に実働部隊には適いませんが」
「ゆかりさんは動きやすそうやしなぁ」
「…殴りますよ?」
「おっと、ウチは何もゆかりさんの胸のことなんて…っておわぁ!?冗談、冗談やから!せやから許してやないすばでーなゆかりさん」
「それ余計に馬鹿にしてない?お姉ちゃん」
「賑やかだなぁ…こんな日がずっと続けば良いな」
「ん?何か言いましたか、ずん姉さま」
「んーん、何でもないのよきりたん」
次は何にしようかなぁ…座学にしても良いけどもう少し小話を挟みたい
とか考えてたら思いついたのであと1話小話を投稿するのは決まりです
この基地の特殊な彼女があんまり出てこれてないですしね、この辺りで出してあげなくちゃ…というわけでもう少し小話にお付き合いください
ではまた次回(@^^)/~~~
ゆかりさんが何処に配属されるか
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諜報部隊
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LSP
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その他(例:音楽隊のサブボーカルなど)