S09地区のとある指揮官と戦術人形達の和やかな日常と殺伐とした日常   作:フォルカー・シュッツェン

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さぁこっからは狩猟生活です
今回はまだまだ2人の活躍はありませんが今後は2人を主軸に置きたいと思っています
また、狩る動物のリクエストなどございましたら是非送って下さい!

では、どうぞ!


実践編:狩猟訓練①

「……ふっ!」 

 

 高高度を飛行する航空機よりモシン・ナガンは飛び降り、その身を空中に投げ出す

瞬間、凄まじい空気抵抗が彼女の身体に襲い掛かるがそれに屈することなく姿勢を制御する

最初は頭を下に向けて腕も脚も身体の横に真っすぐ伸ばして添えることでなるべく空気抵抗を減らして素早い降下を行う

そのまま数分間が過ぎると高度もかなり下がって来た、ここで全身に力を入れて身体を水平に向けながら両手両足を広げる

時速約280kmで降下中に姿勢を大幅に自分の意思で変えるなど通常は不可能だが、戦術人形の膂力を最大限に活かすことでそれを可能としている

因みにその為の技術体系を築いたのはHK416だったりする

兎も角モシン・ナガンは空中で姿勢を変えると降下速度を落とし、着陸へ向けて心の準備をしていく

やがて地面が近付いて来た頃、彼女は肩口にある紐を思いっ切り引いた

するとパラシュートが展開され、身体に凄まじい衝撃がかかると同時に落下速度が大幅に低下する

そのままパラシュートを操りながら砂浜へ綺麗に着陸した彼女は素早く降下用の道具を仕舞い込み、腰に装着していたライフルケースから己の半身とも言える銃を取り出すと事前に指定されていた合流ポイントへと急ぐ

10分程の時間を掛けて移動して指定ポイントへと到着するとそこにはスカーレットとFN49がいた

 

「あら、私が最後だったのね」

 

「あ、モシンさん。私は運よく進めただけなので……」

 

「そう謙遜するな。発信機でお前の動きを追っていたが見事な移動だったぞ、ちゃんと実力だ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「ちょっと悔しいわね……次やる時は抜かしてみせるわ」

 

「その意気だ、モシン。さて、いつまでも話してる訳にもいかねえしちゃっちゃと始めッぞ」

 

「「はい!」」

 

 スカーレットの言葉に2人は頷くと彼女の動きに合わせて自分達も得物を手にしたままその場にしゃがみ込む

彼女達は今回スカーレットの所有する自然豊かな森林にて狩猟を学ぶ為にここまで来ている、先の授業でスナイパーには狩人としての能力が大切であることは説明済みである為そこに疑問を持つことはなかった

 

「良いか、狩猟に於いて大切なのは自然と共生することだ。自然というものは恵みを与えてくれるが同時に様々な脅威もある、それらの脅威に屈しない為にまずは自然と一体になることを覚えろ」

 

「自然と一体化……それはどうやれば良いのかしら?」

 

「一番手っ取り早いのは自然の中で文明の利器を捨てて生きることだな。何の準備も知識も無しでこれをやるとすぐに死ぬが、しっかりと準備をしてからやりゃあかなり良い経験になる、そして今回やる手法でもある」

 

「あれ、銃は良いんですか?」

 

「本来はダメだが……これが何の為の訓練かを考えると持っていて然るべきだろ。無論銃すらもを捨てて生きていってそれから銃を解禁するのでも良いが、二度手間だ。効率が悪い」

 

「なるほどね……じゃあ銃だけはOKってこと?」

 

「後は簡易的な調理器具と住処となる家と最低限の家具だな。それすらも無しで始めるのは出来ないこともねえがリスクがデカすぎる、寧ろそこら辺は後々教えるとする」

 

「分かりました。ではまずは何をすれば……」

 

「まずは私に付いて来い、これから私達の家となるログハウスに案内してやる」

 

「ログハウス……良いわね、実はちょっとこういう生活憧れてたのよ」

 

 モシン・ナガンが少し目を輝かせ、これから行う訓練兼生活に心を躍らせる

事前に軽い説明をしているが、今から暫くの間彼女達3人はこの森林の中で自給自足の生活を営むことになる

ただ自給自足とは言え流石に農業や酪農はしない、農業に関しては訓練の目的上やる意味がないし酪農をすればそれは最早狩猟ではない

気に入った動物を捕獲して飼うくらいは許されるが……安定した生活をする上でそれは足枷となるのでやめておいた方が無難である

それは兎も角彼女達はスカーレットの案内で森の中を進み、1時間程経過した

 

「……結構遠い所にあるのね。それにしても……」

 

「ええ、森の中を歩くだけでここまで大変とは……きゃっ!」

 

「っと。しっかりしな、ここら辺は足場も悪いから慎重にな。私も速度は抑えてんだからしっかりと周囲を見ろ」

 

「す、すいません……ありがとうございます」

 

「ま、もうちょっとで着くからもう暫く頑張んな」

 

 スカーレットのその言葉通りそれから十数分程で開けた場所と一件の家がある地点に出た

それを見た2人は思わず感嘆の溜息を漏らす

このご時世にこんな手付かずの森林が残っていること自体感動的なことではあるのだが、それ以上に朝の陽光を受けて輝く草木に影が伸びているログハウス……穏やかで静かな空間の中彼女達は目の前にある光景に感動を覚えていた

ここは絶海の孤島であり、世界地図には載っていないが故に第三次世界大戦の影響が最小限で済んでいる上にその後注目されることもなく自然が荒らされることもなかった

誰からも忘れられていた島……スカーレットがここを知っていたのは奇跡に近い、なんせ過去の任務で航空機のエンジントラブルで不時着したが故であるからだ

グリフィンの指揮官として安定して来た頃にここの存在を思い出してエーテルも用いた探索にて発見、その後ここを勝手に私有地として基地の一部の戦力を派遣及び存在を秘匿することで防衛を為してきた

こんな自然の残った島など人に知られれば忽ち欲望のままに壊されてしまうのは目に見えている、彼女はそれを嫌ったし何よりも訓練場所として非常に優秀なのでそんなことをされたらたまったものではない

因みに今もこの島には彼女の基地のメンバーの一部が滞在しており離島防衛の為に監視を行っていたりするが、彼女達との合流は偶発的なものを除いて行わないし緊急事態を除いて協力もしない

それは置いといてこれから彼女達は暫くの間この家で共同生活を営む、スカーレットの案内に従いまずは中へ入ってそれぞれ荷物を降ろすことにした

その後着替えて持ってきた携帯食を摂るとスカーレットは2人を外へと連れ出した

 

「さて、初日だしまずは森林に慣れてもらうぞ。これからしこたまこの森を歩いてもらう」

 

「早速しんどそうね……」

 

「だな。しかし同時に気分の良いものでもあるぞ、なんたってこん時だきゃあ争いごとを忘れてこの自然を感じながらゆっくりとした時間を過ごせるんだからな」

 

「それは魅力的ですね」

 

「だろ?無論道中で動物に会ったら狩ったりもするぞ。その時その時で必要なことを教えていくからしっかりと吸収するようにな」

 

「「了解!」」

 

「取り敢えずその大きな声を出すのはやめな。動物を驚かせるし存在を感知されりゃあ当然逃げられるぞ」

 

「あ、そうね……気を付けるわ」

 

「分かりました……」

 

「うし、んじゃあ行くか!」

 

 その言葉と共にスカーレットは2人を連れて歩き出した

まるで散歩を楽しむかのような雰囲気だがその速度は結構速い、2人は置いて行かれないように必死に付いて行くのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだか、心が洗われるような感じがするわね……」

 

「そうですね……ここにずっといたいような気もしてきます」

 

「気持ちは分かるぜ。私もこの環境は好きだからな」

 

 数時間後、彼女達はまだ歩いていた

FN49とモシン・ナガンも慣れて来たのかスカーレットにしっかりと付いて行って話をする余裕も出て来ている

 

「それにしても、ちょっとお腹が減ったわね」

 

「確かに……ってそう言えば食料持ってきてないんですが大丈夫なのでしょうか?」

 

「ん、もうそんな時間か……っと?ほほぉ、こいつは丁度良いな」

 

 スカーレットは何かを見付けたのかその場にしゃがみ込んだ

その行動を2人は疑問に思いつつも彼女と同様の行動を取る

 

「いきなりしゃがんだりしてどうしたのよ、同志」

 

「指揮官のことですから疲れたとかではないと思いますが……」

 

「お前ら、これを見ろ」

 

「何よ……ってこれは」

 

「……糞、でしょうか?」

 

 スカーレットが指差す方を見やるとそこには焦げ茶の固形物がいくつか転がっていた

何かしらの動物の糞である

スカーレットは2人の言葉に頷きつつその辺に落ちている小枝で糞を突く

 

「そうだ、こいつはここらに生息してる鹿の糞だな。それに……うん、まだ新しい」

 

「あら、そんなことまで分かるのね」

 

「まあな、見分け方としては水分だ。新しい糞はまだ湿気が多い、古くなると固くなる。そうやって見分けるんだよ」

 

「なるほど……」

 

「んでここに新しい糞があるってことは、だ」

 

「まだ近くにいるってことね?それでその鹿を狩って食事にするってところかしら」

 

「その通りだ!つぅわけでこの足跡を追跡するぞ。見たところ歩てるようだしそこまで遠くには行ってねえだろ。んでここからはなるべく息を潜めて付いて来い、良いな?」

 

「分かりました」

 

「んじゃあ、行くぞ」

 

 その後スカーレットは今までよりも速度を上げて移動を開始する

姿勢を低くして足音も殆ど鳴らさず、草木の揺れすらも起こさない

だが流石にFN49とモシン・ナガンはそこまでの技量はないので姿勢と足音を鳴らさないよう気を付けるくらいしか出来なかった

そのまま暫く歩いているとスカーレットが急に止まり、手に持ったM24SWSを構える

それを受けてFN49とモシン・ナガンもその銃口の先を見ると……何も見えなかった

2人の頭に疑問符が浮かび上がる頃、スカーレットは引き金を引く

銃声が轟き、僅かに硝煙が上がる

 

「今ので仕留められたの?」

 

「ああ」

 

「私達には何も見えなかったんですが……」

 

「まだまだ甘いな。背の高い草に隠れてやがったが、そこにいるぜ。付いて来な」

 

 スカーレットの言葉に半信半疑のまま付いて行き、150m程移動するとそこには血を流して倒れている雄鹿がいた

 

「ほ、本当にいた……しかも一発で仕留めてるし」

 

「たりめえだろ、一発で仕留める方が追跡する手間も省けるし何より動物へ与える苦痛が少なくて済む。狩りを行う者として当然のことだ」

 

「これは……肺と心臓を破壊したのでしょうか」

 

「良い目をしてるな、その通りだ。さ、こいつを持って帰るぞ」

 

「持って帰るって……どうやって?」

 

「んなもん……こうすりゃ良いだろうが」

 

「……呆れる程の怪力ね、本当に人間なの?」

 

 スカーレットの行動を見てモシン・ナガンは呆れた

そこには仕留めた鹿を肩に担いで悠々と歩き出したスカーレットがいたからだ

彼女はこれ位出来て当然だ、と言い放ち先を進んでいく

2人も置いて行かれないように後を付いて行くのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁて、解体すっか!」

 

「解体って……出来るの?」

 

「出来なきゃ狩りなんざしねえよ。いたずらに生き物を殺してるだけになるじゃねえか」

 

「確かにそうですが……」

 

「ま、見てな」

 

 そう言うとスカーレットはナイフを取り出して毛皮を剝いでいく

その手に持ったナイフを見て2人はまたもや疑問符を浮かべるのであった

刀身は漆黒であり、形も綺麗に整えられてはいるが何処か刃物感がない……疑問に思うのも当然であろう

 

「あの、指揮官……そのナイフはいったいなんでしょう?」

 

「んあ、これか?そういや見るのは初めてだったな」

 

 スカーレットは解体をしながらナイフの軽い説明を始める

 

「こいつは黒曜石のナイフだ。黒曜石ってのは実はガラスの一種でな、結晶構造が中途半端な状態で固定されてるせいで脆くはあるんだがその代わりに上手くやりゃあ滅茶苦茶鋭く加工出来る。そうそう、物を切断するには引張応力(ひっぱりおうりょく)っつぅのが関係して来てな、これは刃物のように鋭いものを物体に押し当てた時にその物体が接地面を境に自分から引き離れようとする力のことだ。この引張応力が物体の強度を越えた際に物体は切断される、つまり物を切りたきゃこの引張応力を強くしてやりゃ良い訳だな。その方法は主に2つ、1つは刃物を速く動かすこと。刃物を動かす速度が速けりゃ速い程この力は大きくなる、素人が日本刀を持っても何も斬ることは出来ねえが達人ならスパスパと斬れる要因の1つだな。もう1つは刃先を鋭くすること、これは接地面積を小さくすりゃする程『単位面積当たりの力』が大きくなることで引張応力を大きくする訳だ。単分子カッターって聞いたことないか?ありゃあ分子一つ分位に鋭いって意味なんだが、当然切れ味は良くなる。んで黒曜石はさっきも言った通りガラスだ、脆いが加工し易いし鉄よりも余程鋭くすることが出来る。それに黒曜石は動物性の油が付着しにくいというのも利点だな、さっき刃を引く速度を速めりゃ切れ味は良くなると言ったがあれは言い換えれば『強い摩擦を引き起こすことによって切断力を高めている』とも言える。しかし生き物を斬れば当然血が付着する、そして血には多量の油が含まれていてな、この油が付着することで摩擦力が減っちまうんだ。だから日本刀は人を斬ると切れ味が鈍り、すぐにその血を拭き取ってやらなきゃいけねえ訳だな。だが黒曜石はこの油が付着しにくい、つまりは『切れ味が鈍りにくい』んだ。脆過ぎて武器に転用することは出来ねえが、こうやって動物の解体なんかには有用だぜ。実際脂肪が滅茶苦茶に多い熊の解剖には黒曜石製のメスが使われたりするしな。説明としてはこんなところか、納得したか?」

 

「え、ええ……分かったわ」

 

「……まさか、そこまで解説されるとは思ってませんでした」

 

「ま、ついでだついで。それにこの理論を知っておけばナイフで敵を殺す時に役立ったりするぜ、だから頭の端っこにでも留めときな」

 

「なるほど、無駄にはならないってわけね」

 

「この世で無駄になる知識なんてもんは存在しねえよ。どんなものでも良いからどんどんと吸収していけ、そいつはいつか役に立つからな。っといったところで解体も終わりだ」

 

「はやっ!?」

 

「んでこの鹿肉なんだが……本当なら一ヶ月ほど熟成させた方が旨くなるんだよな。だが……」

 

「……ごめんなさい、もう我慢出来そうにないわ」

 

「私も、さっきからお腹が……すいません」

 

「だろうな。ま、しゃーねえか。んじゃ調理に移るとすっか!」

 

「私達は何をすれば良いかしら?」

 

「お前らは今回使わない部位の肉を保管庫に入れておいてくれ、この家を出て右側にあるデカい建物がそうだ」

 

「ああ、あれって保管庫だったんですね。かなり大きいので何か気になってました」

 

「そうか。んで保管する場所だが入りゃ分かるだろ」

 

「分かりやすいってことね、了解よ」

 

「序に中にある鳩肉を持って来てくれ、そいつも一緒に使っちまおう」

 

「鳩って……あの鳩?美味しいんですか?」

 

「良く街中にいる鳩のことを指してるんならそいつは食えたもんじゃねえな。旨いのは山にいる鳩の方だ」

 

「なるほどね……ともかく、了解よ」

 

「頼んだぜ~」

 

 その後FN49とモシン・ナガンはスカーレットの言いつけ通りに鹿肉の余りを保管庫に持って行き、代わりに鳩肉を持ってくる

スカーレットは鹿肉と数種類の野菜を使ってスープカレーを作り、鳩肉は燻製にした

そしてそれらを食卓に並べ……

 

「な、なんて美味しそうな……もう我慢なんて出来ないわ!」

 

「まぁそう焦るな、料理はどこにも逃げやしねえからよ」

 

「そうは言っても、もう……」

 

「仕方ねえな、んじゃもう食うか。ほら、席に着きな」

 

「ひゃっほーい!」

 

 テンションが上がりまくっているモシン・ナガンに若干押されるような形にはなったが、3人は席に着く

その後食前の挨拶をした後に食事を開始する

スープカレーはとても濃厚で、鳩肉の燻製に合わせてじっくり煮込んだことから鹿肉も非常に柔らかい

野菜は大きめにカットされていることからまだしっかりとした歯ごたえが残っており、触感の違いも楽しめる

そして別皿に用意された鳩の燻製肉を一口頬張れば忽ち芳醇な香りが口中に広がり、カレーで染まっていたのを良い具合にリセットしてくれる

無論鳩肉そのものの旨さも堪らない、お互いに濃い味であると言うのにベクトルが違う為か相性は抜群に良い

余りの美味しさにスカーレットやモシン・ナガンのみならずFN49まで何度もおかわりをし、かなりの量があった料理達は跡形もなく3人の胃袋の中へと消えていた

 

「はぁ……生きてて良かったわ」

 

「そこまで喜んでくれりゃあ作った甲斐があるってもんだぜ」

 

「本当に美味しかったです……でも指揮官が料理出来るのは少し意外でしたね」

 

「言ってくれるじゃねえか。まぁ気持ちは分かるがな……とは言え私が得意なのはこういう自然の中でも出来る豪快な料理だ、繊細なのは苦手だぜ」

 

「兵士にはそっちの方が良く合うから良いんじゃないかしら。私もこの方が好きだわ」

 

「そいつは良かった。いずれはお前達もこれくらい出来るようにしてやるから楽しみにしてろ。さて、腹も膨れたことだしちょいと休憩したら格闘訓練でもすっか」

 

「食後の運動ってわけね、良いじゃない」

 

「し、指揮官と……大丈夫でしょうか」

 

「なぁに、お前達はWA2000とM200に合格貰ってんだ。その実力を十全に発揮すりゃあ良い、それに……」

 

「それに?」

 

「初日だしな、2対1で相手してやるよ。遠慮なんてせず全力で殺しに来な」

 

「あら……私達程度余裕ってことね?良いわ、それくらい成長したか見せつけてあげる」

 

「……だ、大丈夫でしょうか」

 

 不安になるFN49を置いてスカーレットとモシン・ナガンは闘気を漲らせていく

とは言え食事をしたばかりであるので実際にやるのはまだ先だが……吐いてしまっては折角の料理が勿体ない

そして1時間程した後に訓練とは名ばかりの戦闘が行われ、数分としないでFN49とモシン・ナガンは地に這う羽目になったのであった

 

「つ、強すぎる……何一つ通じないなんて……」

 

「じ、自信なくしちゃいそうです……」

 

「おいおい、お前らは十分強くなってるぜ?なんたって私に2発くらい当てられたじゃねえか、これがこの基地に来たばっかりのお前達だったら1秒で今の状態になってらぁ」

 

「……誉め言葉として、受け取っておくわ」

 

「そうしろそうしろ。さて、軽く運動もしたしちょいと昼寝でもすっか」

 

「良いですね……陽射しも程よくて、もう眠く……」

 

「心地良い疲労感もあるし、すぐに寝れそうだわ……ああ、なんて穏やかなのかしら」

 

「こんだけ良い感じに自然を満喫出来るのは最初の内だけだ、しっかりと味わっておきな」

 

「「はぁい……」」

 

 その言葉を最後に2人は眠り、スカーレットは寝転がりながら今後のことを考えていく

太陽が身体を温めてくれるのを感じながらじっくりと考え毎に耽る、いつもの殺伐とした世界から離れてゆったりと過ごす時のなんと良いことか

彼女もこの時間を堪能し、数十分後に2人を起こしてもう一度森の散策へと出掛ける

今度はその辺に生えている野草や木の実などから食べられるもの、というより美味しいものを教えていく

戦術人形である彼女達には殆どの毒が効かないのは授業でも説明した通りである、なので人間には食べられないものでも彼女達ならば食用に出来る

特にキノコは美味しいけど毒があって人間には食べられないものが多数あるためそこを重点的に教えていくのであった

そして夜が訪れ、彼女達は道中でスカーレットが上下二連散弾銃で仕留めた鳩数匹を持ち帰り丸焼きにして食べる

その後は星が瞬く夜空を眺めて過ごし、夜が更けて来た頃にログハウスへと戻り床に就く

ログハウスには二段ベッドが2つ置いてあり、FN49が下でモシン・ナガンが上に入った

羽毛をふんだんに使った布団はとても柔らかく、疲れた彼女達の身体を優しく包み込む

すぐに寝入った彼女達をスカーレットは見届けると、自身も空いているベッドにその身を横たえて眠りに就くのであった

 




いやぁ……お腹が空きますね
まだお昼ご飯食べてないんですよ、私……という訳でマクドナルドにでも行って来ます('ω')
因みにこの離島生活は二週間ほどを予定しております、長いですね
それとうちの基地でもオリジナルの戦術人形出そうかどうかちょっと迷ってるんですよね……そこも何かご意見ありましたら下さい!

あとゆかりさんがこのままだと諜報部隊の所属になりますが……良いんですか?彼女、病みますよ?
寧ろ病んでるゆかりさんが見たいのかな……

ではまた次回(@^^)/~~~

ゆかりさんが何処に配属されるか

  • 諜報部隊
  • LSP
  • その他(例:音楽隊のサブボーカルなど)
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