S09地区のとある指揮官と戦術人形達の和やかな日常と殺伐とした日常   作:フォルカー・シュッツェン

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皆さまいかがお過ごしでしょうか、私は腰の痛みがない嬉しさに打ち震えています
今回はやっとこの基地の訓練が地獄であるその意味を伝えることが出来る内容となっております、中々に酷いのでご注意下さい

では、どうぞ!


実践編:狩猟訓練③

「よし、書けたわよ同志」

 

「私も書けました」

 

「どれどれ……良い感じに書けてるな、これなら実際の戦場でもそれなりには書けるはずだ。この短期間で成長したな」

 

 翌日、夕方に近い時間にスカーレットはFN49とモシン・ナガンを連れて森の中へ潜みレンジカードを書かせていた

2人共この数日の間にメキメキと成長し、しっかりとしたレンジカードを作成出来るようになっている

その結果にスカーレットは笑顔で2人を褒め、誉められた2人も嬉しそうにはにかむ

彼女達はレンジカードの作成以外にも様々な能力をこの短期間で上げている、スカーレットの鬼教官な態度にも少しは慣れたのか程良い緊張感を生む要素として受け入れていた

そんな2人に気を良くしたのかスカーレットは少し早いもののここで一旦訓練を止めて夜まで自由時間にすると言い放つ

FN49とモシン・ナガンは自分達の努力が認められてスカーレットの態度が軟化したのだと思い大いに喜んだ

これが伏線であるということも知らずに

 

 それからスカーレットは2人を連れてログハウスまで戻ると用事があるから夜まで戻ってこない、夕食は適当に作って食っておけと言って何処かへと行ってしまった

FN49とモシン・ナガンは唐突な行動に疑問を持つも、彼女も指揮官であり本来多忙な身であることを思い出して納得した

その後2人はまだ夕食には早い時間だからということで格闘訓練を行うことにした

切っ掛けはFN49が「そう言えばやったことありませんね」という発言をしたことである

 

 結果は僅かにFN49が競り勝った

変幻自在な彼女の蹴りをモシン・ナガンが躱し損ねたことが勝因となった

 

「まさか負けるなんてね…随分と強くなってるじゃない」

 

「そうは言ってもギリギリでしたよ…あそこで当たっていたら負けてたのは私の方でしたし……」

 

 勝ったFN49ではあるが、無事という訳ではない

彼女も少なからず傷を受けており、特にモシン・ナガンの右掌打が炸裂した左肩を痛そうに擦っていた

その後彼女達が休憩して夕食でも作ろうかと話した時、それは起きた

 

「っ!!何!?」

 

「銃撃です!遮蔽物に!!」

 

 いきなり破裂音がしたかと思うと土が抉れて周囲に土煙が舞う

それが銃撃によるものだと素早く察したFN49はモシン・ナガンに注意を促しながら倉庫の裏まで走る

倉庫の外壁には金属が用いられている為ログハウスよりも貫通する可能性が低いだろうという判断だ

そんな彼女の様子に意識をすぐさま切り替えたモシン・ナガンはFN49とは違う方向から倉庫の裏へと走り抜ける

これはターゲットがそれぞれ違う方向へ移動することで射手にどちらを狙うかを迷ませたり、少なくとも片方だけでも遮蔽へ隠れられるようにする為の動きだ

射撃音は聞こえないがそれでも銃弾が飛んで来る方向は分かる、不規則にジグザグと走りながら銃撃を回避して2人共倉庫の裏まで回り込むことが出来た

 

「急になんだってのよ!?」

 

「私にも分かりませんよ…!でも恐らくは……」

 

「…あの指揮官ならやりそうね」

 

「やっぱりそう思います?」

 

「勿論、常識何てこれっぽっちも通用しないもの」

 

 FN49とモシン・ナガンはこの銃撃をスカーレットによるものと断定し、唐突に有無を云わせぬ強烈な訓練が始まったのだと判断した

それは半分正解であり、半分不正解である……確かにこれはスカーレットによる急な襲撃へ対する対応力を磨く為の訓練ではあるが、撃っているのは彼女ではない

 

『様子はどうだ?』

 

「まずまずって言ったところだね~。悪くはないけど一瞬固まってた、これが戦場だったら死んでるかも」

 

 FN49とモシン・ナガンのいる地点より300m離れた地点にて、大木と同化している少女が銃を構えたままスカーレットと通信をしていた

vertical supported positionであるにも関わらず見事に銃を安定させており、2人の居る場所へと的確に撃ち込んでいた

 

『そうか。なら容赦なく追い込んでやれ』

 

「了解!……あーあ、ご愁傷様だね新人ちゃん達。でもこれも訓練だし恨みっこなしってことで……64式、89式!」

 

「はい」「は~い!」

 

 スカーレットとの通信を終えた少女が小さくも鋭く声を発すると2人の少女がそれに応える

グリフィンの戦術人形、64式自動小銃と89式自動小銃だ

彼女達は自分達を呼んだ少女の近くの木の上におり、声を掛けられると同時に飛び降りてそのまま地面に身を伏せる

それだけの激しい動きを音を殆ど立てることなく実行する所からその身軽さが窺える

彼女達が降りて来たことを確認した少女は指示を出す

 

「ダミー総動員で山狩りするよ。64式は南東から、89式は北西方向からお願い」

 

「了解です!」

 

「貴女はどうするの?2()0()()

 

「私はこのまま真っ直ぐ銃撃しながら追い込んでいく。私が注意を引くから2人は気付かれないようにね」

 

「分かった。あの子達も結構優秀らしいから返り討ちに遭わないようにね」

 

「そうだね、気を付ける。それじゃあ……行動開始!」

 

 各々が己のやることを理解したら後は行動するのみである

20式自動小銃の指示により64式自動小銃と89式自動小銃は分散させて隠しておいたダミーへと指示を出し、それぞれの方向へ散って行く

 

「さて、私も行動しなきゃね……君達の実力、見極めさせてもらうよ?」

 

 20式自動小銃、彼女はIOPよりスカーレットのS09H基地へと派遣されている新規戦術人形の試作機だ

半身となる銃は2020年に日本の自衛隊にて正式採用されたアサルトライフルであり、それまでの89式と比べてかなりのモダナイズが施されていた

日本の国産銃らしい明らかなデメリットもあったものの、全体的に完成度の高い銃であったのは間違いない

特に目を見張るのはその防錆性と排水性であろう、明らかに離島防衛を意識して作られているのが分かる

それを証明するかのように採用が決まった後も水陸機動団や中央即応連隊、第一空挺部隊など水辺での戦闘がありそうだったり特殊な任務に就く特殊部隊から配備されていった

特殊作戦群?あそこは別格である、分かりやすいデメリットを抱えた銃など使うわけがない

 

 そんな当銃を扱う為に開発されたのが彼女だ、コーラップス汚染によって海戦こそ起こらないとは言えひょっとしたら何か有用性があるかもしれない

そしてその価値を見出し適切な訓練を施せる者……となればスカーレットの名前が一番に上がるのは想像に難くないだろう

こうして彼女はスカーレットの基地へと派遣され、そこで強烈な訓練を受けて今では第一線で活躍する戦術人形の1人である

現在はスカーレットが保有する孤島の警備任務に就いており、既に2ヶ月が経った

来月にはまた基地に戻るがこの孤島全域の地形は完璧に理解している、それを活かして今回は新人2人を苛め……訓練しようというわけである

また同じ日本の国産銃で自衛隊に正式採用された経歴を持つ64式自動小銃と89式自動小銃とは馬が合い、普段から一緒に過ごすことが多いようだ

経歴的には彼女は一番新参者ではあるものの、メンタルモデルやボディは一番お姉さんに作られている関係か彼女が2人を纏めている姿が良く目撃されている

そして今回もこの訓練を行うにあたって彼女が隊長となり指揮を執ることとなった

 

(ふーん、想定してたよりも良い動きするじゃない。最初こそ固まってたけど意識の切り替えさえ出来ればここまで動けるのね)

 

 現在20式はFN49とモシン・ナガンを追い詰めるべくダミーと共に銃撃をしながら移動をしている

ただ撃つのではなく自身の誘導したい方向へ行かせるよう退路を断ちながら撃っているのだが、あまり上手くいっていなかった

原因はモシン・ナガンが巻き上げる土煙による視界妨害だ……彼女は倉庫の裏手へと回った際に手近にあったシャベルを拾い、逃げながら土を掘って勢い良く上へ向かって振り上げることで土煙を発生させている

対してFN49はポーチの中にでも仕舞っていたのかカモフラージュネットを上から被ることで隠密効果を得ていた、普段と違って地味な色合いの服の為視認性がかなり下がっていて見失いそうになる

この基地の試験突破組には及ばないものの、その場にあるものを上手く使って更に連携までしてなんとか攪乱しようとしてくる

その様子に20式自動小銃は嬉しそうに笑みを浮かべる……思っていたよりも手応えのある得物に出会えたことを喜ぶ、戦闘狂の笑みを

彼女はスカーレットの獰猛さに影響されたのか割と狩りを楽しむタイプである、相手が想定より強いのならば……ギアを上げれば良い

20式自動小銃はこれまで不規則に行っていた射撃をピタリと途絶えさせる、案の定FN49とモシン・ナガンは警戒こそしているもののこちらの意図が読めず困惑している

その隙に彼女は音を立てることなく次の行動を開始するのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「急に銃撃が止んだ……?まさか諦めた訳じゃないでしょうに」

 

「何をして来るか分かりませんね……周囲を警戒しながら移動しますか?」

 

 一方FN49とモシン・ナガンは先程までかなり厭らしいタイミング、厭らしい位置へと的確に撃ってくる銃撃が止まったことに少々不安が募っていた

彼女達の中にはまず間違いなくスカーレットが追って来ているという先入観がある、20式自動小銃が敵が複数いることを悟らせないようダミーとの同時発砲をしないように立ち回っていた所為だ

だからこそあのスカーレットがいきなり銃撃を止めたという事実に冷や汗が流れ出て来る……何をして来るのか全く想像が付かないのだ

だがいつまでもここで固まっているわけにもいかない、それが悪手であることは分かり切っている

もしもここでずっと身を潜めていたところで気付かない内に接近して来てホンの僅かにでも隙を見せた瞬間倒されるのが目に見えている……それにそんなことをしたら後でスカーレットによる鉄拳が待っているだろう

「訓練で学んだことをもっと活かしやがれ、このド阿呆が!!」という幻聴まで聞こえる程だ、想像したらちょっと身震いして来た

だからここに固まらず、移動することは確定しているのだが……ここで1つ問題がある

 

「そうね……でも、何処に行けば良いのかしら」

 

「…言われてみれば。どうすれば良いんでしょう、これ」

 

 そう、行く当てがないのだ

ここは絶海の孤島、逃げ場など最初から存在しないしまだ1週間程しか滞在していない彼女達では島の全容も把握出来ていない

知っている範囲など極僅かであるし、なんだったら既に未知の領域に来ている

ここで暮らす中でスカーレットよりこの島には危険生物もいることを教わっている彼女達は下手な場所へ行けば余計に危険であることを理解していた

動くに動けない、しかし動かなければ活路は拓けない……そんな状況の中彼女達が出した結論は

 

「隠密に徹しながら元の場所へ戻りましょう、多分それが一番安全です」

 

「……スリップ・ザ・ストリームの応用って訳ね、了解よ。あの指揮官相手にどこまで通じるか分からないけど…」

 

「何もしないよりは」

 

「遥かにマシね」

 

 元のログハウスまで戻り、そこで潜伏することに決めたようである

その為に追跡して来る敵に偽の逃走経路を追わせてその隙に離脱を図る『スリップ・ザ・ストリーム』を行う、しかしこの手法は本来河川を用いるが彼女達の近くにそのようなものは存在しない

そこで彼女達は河川を用いずに偽の逃走経路を追わせるという作戦に出た

訓練でもやったことなどないぶっつけ本番のリスキーな行為だ、正直成功などしないであろうが今取れる最善の手段はそれであろうと判断したのである

行動指針を決めた彼女達はまず周囲を観察し、一定範囲内に敵性存在がいないことを確認する

確認が取れたら行動開始だ、今まで逃げていた方向へ向けて身を潜めながら進むことで草を倒していく

一定距離まで進んだら2人共それぞれ違う方向へ進み、暫くしてから自身の倒した草の跡を辿って戻って来た

今のところ順調に事は運んでいる、上手くいっていることが逆に怖くもあるが……四の五の言ってはいられない

その後彼女達は元の地点まで戻るとそこから更に来た道を戻っていく

この時草木に変化を齎さない様に、それでいながら周囲への警戒を厳かにすることも忘れない

スカーレットから見ればまだまだ拙いものではあるが……彼女達の発想自体は良いし、ぶっつけ本番でこれだけの動きが出来るなら2人を るようなことはしないであろう

だがしかし、それは決して逃走手段として十分なものではなかった

 

「きゃあっ!ちょ、何よこれ!」

 

「モシンさ………くぅっ!」

 

 警戒しながら進む2人であったが、モシン・ナガンの足首が急にロープで絡め取られて木の枝に吊り下げられる

それを見て即座にナイフを抜いて救出しようと試みるFN49であったが、背後から殺気を感じて振り返って見てみればナイフが複数飛んで来ていた

右手のナイフと左脚の蹴りによって3本は叩き落としたが、処理しきれなかったナイフが右腕と左肩に深々と突き刺さる

特に左肩に刺さったナイフは人形の身体に於ける重要部位に損傷を負わせ、FN49は左腕を動かすことが出来なくなってしまった

 

「FN49!?この、こんな拘束くらいっ自力でぇ!!!」

 

 それを視界の端に捉えていたモシン・ナガンは足のホルスターからナイフを引き抜くと身体を揺らして反動を利用して自身の脚を拘束しているロープ切断し、地面へ向かって落下を開始する

それと同時に趣味の悪い仮面で素顔を隠した人物が両手にナイフを持って凄まじい速度で接近して来た

モシン・ナガンは空中で猫ひねりを行い体勢を整えるとそのまま襲い掛かって来た人物へ対して沈槌勁を放つ

しかしそれは避けられた上に右脛を斬りつけられ、人工肉がパックリと開いてしまう程の損傷を負わされた

襲撃者の方へ目をやったモシン・ナガンは驚愕する、なんせその身長から明らかにスカーレットではないことが分かったのだ

訓練じゃなくて本当の襲撃……その可能性が浮上したことを理解した彼女はM200より教わった呼吸法で意識を落ち着かせると同時に人工筋肉を震わせる

襲撃者がナイフを構えるのを捉えたモシン・ナガンは左脚だけで地面を蹴り襲撃者へ向けて突撃した

ナイフが振るわれ全身を斬り裂いていくもそれに反応することなく彼女は右拳を襲撃者の腹部へ向けて打ち付ける

その拳は襲撃者の腹を抉り抜いて貫通し、その感触を以てモシン・ナガンは襲撃者が人形であることを確信する

人形であるならばダミーリンクが存在していても可笑しくない…そう考えた彼女がFN49の方へと目を向けると、そこでは2体の襲撃者を相手に応戦している彼女の姿があった

こっちは片付いたからすぐに参戦……しようとしたモシン・ナガンは首に異物感を感じ、その場で倒れてしまう

 

「な、に…が………っ!?」

 

 倒れた彼女はその視界に別の人影を見た

先程の襲撃者とは明らかに違う、何より……その姿には見覚えがあった、ありすぎた

長い髪を編んで三つ編みを2つ作っている、服装こそ見慣れないものだがそれは間違いなく以前に配属されていた基地にもいる‘仲間’の姿である

 

「う……そ、でしょ」

 

「ごめんね、これがここのやり方なのよ」

 

 モシン・ナガンは自分の視界に映る64式自動小銃の姿に動揺を隠せないでいた

仲間とは言え自分が所属するのは軍事基地、訓練で怪我を負わせることは普通にある

しかしこれは明らかに度を越えている……なにせ彼女の首には折れた木の太枝が刺さっているのだ

それが電脳と身体制御コアを繋いでいる導線を切断し、彼女は身体を動かせなくなってしまった

電脳に損傷がないため死にはしないがこれではもう死んでいるのと大して変わりはない……痛覚信号を遮断しても首に異物感が残っている所為で大変気持ち悪く、寧ろ死んだ方がマシだとさえ感じる

しかも64式自動小銃はモシン・ナガンが最早動けないと分かるや否やFN49の方へと近付き、謎の襲撃者と共に彼女へ攻撃を仕掛ける

襲撃者達のナイフを捌くので手一杯だった彼女は後ろより加えられた不意打ちに対応することが出来ず、体勢を崩されて拘束されてしまう

そして襲撃者達のナイフを首、胸、腹、脇へ突き刺されたFN49は身体に力が入らなくなり、倒れた

しかしやはりと言うべきか、人形としての生命活動を止めないよう絶妙に調整されたその刺し方によって彼女もまた意識を手放してはいない

それを見た襲撃者がマスクを外すと下から現れたのは綺麗に整った少女の顔、それも全く同じ顔だ

やはりダミーリンクを用いた人形による襲撃……仮面を被っていた人形に見覚えはないがきっと彼女もスカーレットの基地にいる人形なのだろうとモシン・ナガンは当たりを付ける

仲間なのに……同じ基地の所属なのに……そういった思いがグルグルと渦巻いている彼女の元へ64式自動小銃が戻って来た

 

「考えてることは分かるわ。疑問に思うのも当たり前だし、答えてあげる……『仲間だからよ』」

 

 その言葉に反応しようとして…しかし急激な眠気に襲われた彼女の口から出てくるのは意味を為さないただの音にしか成りはしなかった

しゃがみ込んだ64式自動小銃がモシン・ナガンの首へ人形用鎮静剤を撃ち込んだのだ、FN49へも仮面の襲撃者……20式自動小銃が同じように処置をしていた

やがて2人は完全にスリープモードへと移行し、意識を手放すのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「て言うかいつも思うんだけどその仮面は何?」

 

「え、カッコよくない?」

 

「……悪趣味」

 

「分かってないなぁ、64式は」

 

「出来れば分かりたくないんだけど…」

 

『ちょっとぉ、私が到着する前に片を付けないで下さいよ!わたしだってお2人と立ち合いたかったのに!!』

 

「遊びじゃないのよ?89式」

 

『分かってますよ!それでもやりたいじゃないですか!』

 

「だからって…」

 

「まぁまぁそう硬くならないの、64式。89式には遠くまで行ってもらったのに結局は何もさせてあげられなかったんだから愚痴位聞いてあげようよ。そうだ、次の機会には89式に譲ってあげる!」

 

『ホント!?わぁーい、20式大好き!!』

 

「全く……現金なんだから」

 

「そう言いつつそんな彼女のことを可愛く思ってしまう64式お姉ちゃんなのであった」

 

「変なナレーション入れないで!」

 

『和気藹々とするのも良いがさっさと仕事しろ、もうヘリの離陸準備は出来てんぞ』

 

「分かってるって。今全力で運んでるしもうすぐ……良し、着いた!」

 

「それじゃ、後は頼むわね指揮官」

 

「任せときな。そっちこそ、頼んだぜ」

 

「あいよ」

 

「了解」

 

『わっかりました~!』

 




こいつぁひでぇ
そして遂にこの基地オリジナル戦術人形の20式の登場です(他の基地で既出かどうかは確認取れていませんごめんなさい許してくだ――)
彼女のことはまた後日オリキャラ解説の方に挿絵と共に載せるつもりですので良ければそちらも見て行って下さい
次の投稿はまた来週かな?

感想お待ちしております!

ではまた次回(@^^)/~~~

ゆかりさんが何処に配属されるか

  • 諜報部隊
  • LSP
  • その他(例:音楽隊のサブボーカルなど)
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