モテる為に異世界転生してヒーロー目指すわ‼   作:自己顕示欲MAXマン

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思いつきと気まぐれとノリで作成している。
酒飲んだらもっと面白くなるのだろうか。


2020.11.19 編集


この世界の緑谷が転生者みたいに頑張るんですけど、メンタルがややメンヘラ気質なのは俺が関わってるからだと信じたくない。

 あれから月日は経ち……って言うと、かな~りの時間が経った様に聞こえるが、今は小学6年生。12歳になった。…結構経ってるやん。

 なんでそんなに長い期間端折るんだって?むしろ小学生の間に大きな出来事があると思うか?まぁ、掻い摘んで話していくけど。

 

 幼稚園の期間、緑谷は爆豪の後ろを付いていく原作と同じ流れだった。俺とは昼休みの時間だけ一緒に行動する感じだった。ちなみに変身前の姿は見せてないし、生身の状態では緑谷とは接点を持ってない。いや、正体を明かしてもいいかなぁ~って思ったときもあったんだけど…まぁ、それも話すから待ってくれ。

 初手で緑谷と会った時点で、雄英高校じゃなくても何らかの事件には巻き込まれそうな気がするんだよね…。それなら少しでも優秀なヒーローの多い所に居るのが良いんじゃないかと思った。だから俺も雄英目指します!ただヴィランを目の前にしたら粗相をする自信がある。愛くるしいだろ?(中身28歳)

 ついでに、このヒヨコウサギモドキの個性で入学できるならな!!

 

 小学校に上がると爆豪の横暴さが増して、周りの奴らも緑谷の事をデクって呼ぶようになった。集団心理なのかもしれないが、時に子供は大人よりも恐ろしいと感じる。いや、最近は大人も似たようなもんか。子供大人だらけだからな。俺も含めて。

 んで、小学校でも昼休みに落ち合う流れは変わってない。時には屋上だったり、校舎裏だったり、空き教室だったり。俺と緑谷の関係は変わらず続いていた。

 ただ、小学校高学年にあがった頃によくある(ねぇよ)『私、将来〇〇と結婚する!』事案が発生した。え?詳しく聞きたい?やだよ…いや、わかりました!説明しますんで天罰は勘弁してください神様!ベル○ルク送りは嫌だ!!

 

 んじゃ、回想勝手に読み取ってください…。

 

 

 

~~~~~~~~~~

 

 「ホントにかっちゃんは僕に容赦ないんだよ?この前だって遊びに行くから付いてこいって言いながら―――」

 

 昼休み。いつもの日課になっている緑谷との二人の時間。

 幼稚園の頃は俺の大きさも60cm台と可愛らしい大きさだったが、6年生の今では100cm程まで成長した…大きさだけが。個性の成長?んなもんねーよ!!

 

 そんな俺を抱き枕のように抱きかかえながら、ブツブツと自身の幼馴染である爆豪勝己への愚痴を零している。俺の頭を撫でながら。

 内容の大体は遊びに誘ってくれるのに、ついていけば意地悪ばかりされる。

 「ホントに男の子って子供だよね」って内容。

 

 ………ヘイヘイそれってYO!!おじさん知ってるぜ!男子特有の気になる子に意地悪しちゃうやつなんじゃねーのかYO!ん?それだと原作では濃厚なBLと言うことに…?いや、俺は轟×デクを押すね!

 

「ねぇ、ちゃんと話聞いてる?絶対変なこと考えてるでしょ?」

 

 べべべべべつに考えてないデスヨー。いだだだだ!毛を引っ張るな!てっぺんハゲたらヒヨコウサギハゲモドキになるだろ!学名にしても長すぎるだろ!

 

「はぁ~、意地悪するくせに帰ろうとしたら物凄い勢いで怒ってくるし。僕はどうしたら良いの?リードが意味深げに『時が解決するさ』って言ったから信じて待ってるけど……あれはもう前世からの業だと思うよ?」

「前世から徳を積んでると仮定して現在あの状態ってなると、アイツはあと何回生まれ変わったら綺麗になるんだよ」

「多分、やり直しを重ねる毎に煮込まれていってるんじゃないかな。もう煮詰まってるよ」

 

 爆豪嫌われすぎ。普通はこうなるよなぁ。原作の緑谷が爆豪について行ってたのって憧れが大きかったからなんだろうけど……そこに俺が割り込んだ形だもんなぁ。

 え?ヒヨコウサギハゲモドキが割り込めるわけ無いだろうって?まだハゲてね―よ。というのも、やっぱり女の子って話を聞いて寄り添ってくれる人に心許すわけじゃん?つまり―――

 

「かっちゃんには文句しか無いけど……。リードは本当に優しいよね。ねぇ、前言ってたこと……僕、本気だよ?」

 

 こういう事。やめ、耳元で甘くささやくな。お前小学生の癖にマセやがって!

 やっちまいましたねぇ!!そりゃあ夢が絶望に変わる時に「大丈夫。俺が『出来るだけ(重要)』一緒に居てやるよ」って言われて、その言葉通りに約7年間も昼休みだけだけど一緒に居て、日常生活の相談聞いたり、幼馴染に対する愚痴聞いたり、ヒーローになる為に出来ることを話し合ったり、愛玩道具のように可愛がられたり、時にはストレスのはけ口に毛を毟られたり。

 愛着湧いて貰わないと俺がキレるわ!!毟るな!!

 

「あ~、前も言ったが俺達はまだ子供だろ?そんな焦って相手決める必要なんて―――」

「ヤダ。リードじゃなきゃヤダ。僕は君がいたから今も夢に向かって努力できてるんだ。これからもずっと一緒じゃないと絶対イヤだ」

 

 おぉう…もう。

 この努力っていうのは「ヒーローへの希望持ってるなら体くらい鍛えろよ」の俺の一言だ。こんなもん俺じゃなくても言えるだろ!…あぁ、俺が言ったから効果抜群だったのか。

 原作緑谷君よりも今の緑谷さんの方が現時点では確実にスペックが上だ。で、持ち前のオタク気質を生かしてヒーローオタクはそのままに行動力を獲得した彼女は、ヴィランとの戦闘が起きれば野次馬として即参加、データを即メモ、分析、知識として吸収していく。使える動きなら体術として練習するといった「あれ?緑谷さんも転生してましたっけ?」と言わんばかりのスーパー小学生なのだ。

 ワシが育てた(白目)。どうしてこうなった。これ、下手したらオールマイトから個性もらえなくなったりしないよね?「それだけの知識と執念があるなら、他の道でもヒーローのように戦っていける!」とか言われないよね?

 

 そんな俺の一人問答で相手にされなかったのが癪に障ったのか、俺を抱きかかえている腕に力を込める‥な!込めるな!苦しい!!

 

「すぐにリードは自分の世界に入る。お仕置きだよ」

 

 お仕置きで死んだらそれはもうお仕置きじゃないんだよなぁ!

 

「お前な…もしも俺が引っ越しとかでここに来れなくなったらどうする気だ」

 

 その瞬間、緑谷の腕の力がピタッと止まる。

 後ろを振り返り顔色を窺うと、ハイライトの消えた瞳が俺を射抜く。oh…。

 

「冗談でも言って良いことと悪いことがあるよ。ずっと一緒だって言ったじゃない」

 

 ずっと一緒なんて一言も言ってないんだよなぁ……。

 不味いな。これ、このままだとヒーローになる理由が『俺との約束だから』にすり替わったりしないよな?

 

「緑谷。お前は俺が居なくなったらヒーローを目指さなくなるのか?」

「えっ?べ、別にそういう訳じゃないけど……支えてくれるんだよね?ね!?」

 

 俺を抱きしめる手が震える。確かに緑谷は強くなった。性別は違うが、このまま行けば原作よりも確実にOFAの力を引き出せるだろう。だけど、俺に依存しすぎている。憶測になるが、原作の緑谷君はストレスをヒーローへの憧れで発散していたのだろう。動画を見るなり、研究するなり、言わば趣味だ。だけど彼女の場合は俺がストレスを受け止めている形になってしまっている。精神面では原作よりも脆くなってしまうかもしれない。

 

「そりゃ、支えれる限りは協力するつもりだ。だけど絶対はないんだ。ヒーローになるなら、俺が居なくても立てるようになって欲しい。オールマイトを目指すのなら、それこそ一人で何百、何千、何億の思いを背負わなきゃいけないんだぞ?」

 

 俺の言葉に何も言い返せずに俯き、肩を震わせる。

 そうは言ったものの11歳である。我儘だって言いたいし、今からそんな重いこと言われても理解するほうが難しい。そんな事はもちろんわかってる。だけど、彼女にはこの世界を救う責務がある。あくまで原作知識なんだけどね。

 

「まっ、今の所は居なくなる予定もないから安心しろって。何かある時はちゃんと話すから」

「……絶対だよ」

 

 俺の後頭部に顔を埋めて、グリグリとウサギヒヨコモドキ羽毛を堪能する。

 ……お前、涙と鼻水拭いてないよね?少し、すこ~しジメッとしてるんですけど。

 

「……知らない。でも、リードの伝えたいこともわかったから……がんばるね。」

 

 空はこんなに青空が広がってるっていうのに、俺は女の子を泣かせて、個性は一向に強くならないし。

 本当に女の子とイチャイチャできるのかねぇ…。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 こんな感じです。

 え?もう女の子とイチャイチャしてるだろって?いや、緑谷は何ていうかそういう対象じゃないっていうか……。長く居すぎて見れないというか……。俺も幼馴染みたいになってんじゃね―か……。

 

「リク、部屋にいるのか?」

 

 部屋で神様と脳内会話していると……ここだけ見たら頭おかしいやつじゃねぇか。ちなみに、リクは家族間での呼び名。

 それはさておき、父親が部屋をノックする音が聞こえた。

 ここ最近は何故か母親も父親も自宅に帰ってくる時間が増えた。そうは言っても、互いの自室で忙しなくゴソゴソと何かをしているようだった。仕事関連だろ、どうせ。

 

「入ってきていいよ、父さん」

「相変わらず整理されてる部屋だな。我が子ながら感心するよ」

 

 ワニの顔をした父親が入ってくる。格好いいよなぁ。なんで俺は…。

 自己嫌悪に入りそうになった俺を気に留めるでもなく、父親は数枚の紙が入ったプラスチックスリーブを俺に渡してきた。

 

「父さんと母さんの都合で一時的に引っ越すことになった。日程や時間、学校への提出書類はそこに入っているから、父さんの作った指示書通りにするんだぞ。聞きたいことがあったらまた言うように。それだけだ。……荷物は纏めなくていいからな。業者にやって貰う予定だ」

 

 ほ~ん、引っ越しかぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 ファ!!?

 

 

 

 

 

「それだけだ」

 

 ちょちょちょパッパ!!あまりにも急すぎるんですけど!?パッパ!聞こえてます!!?

 俺の焦りも虚しく、父さんはまた自室へと戻っていった。

 

 

 これ、緑谷に言うの超嫌なんですけど…。

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