戦姫絶唱シンフォギアゼロノス~歌い戦う少女たちと時を守る戦士~   作:ルオン

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プロローグ:時の戦士の終わりと始まり

イマジン

 

それは、未来から来た精神体の人間が、取り憑いた人間のイメージで体を形成し、契約した人間の願いをどんな形でも叶えたら、その人間の1番良い思い出の時間に飛び、過去を自分たちの都合の良いように改変しようとする者たち。

 

そのイマジンでも、良いイマジンたちがいた。

そしてそのイマジンたちと協力して、悪の心を持ったイマジンたちから人々の自由と世界の平和、時間を守る2人の戦士がいた。

 

1人は、自身の体にイマジンを憑依させ、イマジンたちを倒す時の戦士、仮面ライダー電王

 

もう1人は、自身の過去の記憶を犠牲にして、イマジンと共に戦う時の戦士、仮面ライダーゼロノス

 

その仮面ライダーゼロノスとして戦っていた戦士こと、桜井(さくらい) 侑騎(ゆうき)は、イマジンとの戦いの後、自身が乗る時を越えるマシン【ゼロライナー】に乗って、様々な異世界を旅し、その世界の戦士と協力して、世界の脅威となる者たちを倒してきた。

 

旅を終え、自身の世界に戻ってきた彼は、危機に陥っていた。

 

「がぁっ!?」

 

「侑騎!?」

 

『ふん!!時の戦士の1人と聞いていたが、弱くてビックリだぜ』

 

旅を終えた侑騎が街を散歩していると、突然大量のイマジンが現れた。

侑騎は即座にゼロノスへ変身し、相棒であるデネブと共にイマジンたちを倒していくが、見たことのないイマジンが2人の前に現れ、防戦一方となっていた。

 

「くっ!?なんなんだコイツの強さは!?本当にイマジンか!?」

 

『イマジンだぜ?ただし、改造されたな?』

 

「なんだと?」

 

『もういいや。テメエを殺したら、次はもう1人の時の戦士を殺るだけだからよ』

 

「ッ!?アイツまで殺らせる訳にはいかない……お前はここで、俺が倒す!!」

 

そう言った途端、侑騎の背後に隼が現れ、侑騎の体が白く輝き出す。

 

『なんだ!?こんなのデータになかったぞ!!何をしやがったテメエ!?』

 

「教える気はない。いくぜ!!」

 

侑騎がそう言うと、隼は侑騎の体の中に入っていき、侑騎は1つの剣を取り出す。

 

『小癪な真似を!!これで―――ッ!?何!?』

 

「悪いが!!」

 

「主の邪魔はさせない!!」

 

「ナイスだドラン!!タイガ!!」

 

2体のイマジン、ドラゴンイマジンのドランと、タイガーイマジンのタイガが、謎のイマジンを妨害をする。

その隙に侑騎は剣にエネルギーを溜め込み、一気に謎のイマジンへと近づいた。

 

『なんだと!?』

 

「終いだぁああああああ!!」

 

『がぁああああああああああ!?』

 

侑騎は目にも止まらぬ速さで、謎のイマジンを斬りつけていき、謎のイマジンは耐えきれず、その場に倒れた。

 

『ば、バカ・・・・・・な・・・・ゼロノスに・・・・・こんな力・・・・・が・・・・・!!』

 

「テメエらのデータがいつのかは知らないが、俺を・・・・・俺たち仮面ライダーの力を嘗めるな」

 

『クソがぁああああああああああ!!』

―ドガァアアアアアアン―

 

謎のイマジンはダメージが限界を超えた為、爆発した。

 

「終わった・・・・な・・・・・・ゴフ」

 

「侑騎!?」

 

「旦那!?」

 

「主!?」

 

変身を解除した侑騎は口から血を吐き倒れる。

心配したイマジンたちが侑騎へと駆け寄ると、侑騎は口からだけでなく、耳や目、頭から血を流していた。

 

「侑騎!?大丈夫か!?」

 

「しっかりしろ!?」

 

「主!!」

 

「デネブ・・・・・ドラン・・・・・タイガ・・・・・・どうやら、無理をしすぎたようだ。もぅ長くない」

 

「何言ってるんだ!!侑騎!!」

 

「馬鹿野郎!!諦めんな!!」

 

「主!!気を確かに!!」

 

必死に声をかけ続けるイマジンたち。するとそこへ、仮面ライダー電王の変身者、野上(のがみ) 優太朗(ゆうたろう)が駆けつける。

 

「侑騎!!デネブ!!ドラン!!タイガ!!」

 

「野上!!」

 

「野上頼む!!旦那を助けてくれ!!」

 

「お願いします!!」

 

「ッ!?侑騎!!」

 

侑騎の側に駆け寄り、侑騎を抱き起こす。

 

「侑騎!!しっかり!」

 

「野上・・・・・・・他のイマジンは?」

 

「全部倒したよ!!今、モモタロスたちが一応見回ってくれてる!!戦いは終わったんだよ!!」

 

「そう・・・・・か・・・これで・・・・・・安心して逝ける」

 

「何をバカなこと言ってるの!?」

 

「もう無理だ・・・・・体の感覚が・・・・・ない」

 

「そんな・・・・!?」

 

そう言われ、顔が青ざめていく優太朗。

 

「なぁ・・・・野上・・・・・・」

 

「・・・・・・何?」

 

「デネブを・・・・・ドランを・・・・・タイガを・・・・・頼む・・・・・一緒に・・・・・いてやってくれ・・・・」

 

「・・・・・・・・うん」

 

「それと・・・・・・コレを・・・・」

 

そう言った侑騎は、懐から1つの端末を取り出し、優太朗へと渡す。

 

「コレは?」

 

「俺が・・・・・旅した世界の・・・・・・・記録がある端末だ・・・・・・・その世界に・・・・・いつか行って・・・・俺のこと話してくれ・・・・・」

 

「うん・・・・うん・・・・・・!!」

 

「頼ん・・・・・・だ・・・・」

 

「・・・・・・侑騎?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「侑騎・・・・・侑騎・・・・・・」

 

「おい・・・・・旦那・・・・・」

 

「ある・・・・じ・・・・」

 

「ゆうきぃいいいいいい!!」

 

この日、1人の戦士の命を犠牲で1つの世界が守られた。

そして仮面ライダーゼロノス、桜井 侑騎の物語が終わりを告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だがそれは、()()()なものである。

 

「ん・・・・・ここは・・・・・・?」

 

謎のイマジンとの戦いで力尽き、死んでしまった桜井 侑騎は謎の白い空間で目を覚ます。

侑騎は体を起こし、辺りを見渡す。

その時だった

 

「なんや、死んだというのに、普通やな侑騎?」

 

「メンタルが常人を超えてるのでしょうか?」

 

「この声は!?」

 

侑騎の背後から2人の人物の声が聞こえてきた。

2人の声に聞き覚えがあった侑騎は、直ぐ様振り返る。

 

「ナダ!!天照!!」

 

「よっ!!」

 

「お久しぶりです♪」

 

そこにいたのは、侑騎が生前旅した世界の住人で、不屈の騎士として、友を助ける為に命を落とした戦士、ガイソーグことナダと、侑騎が旅の途中で出会った神、天照であった。

 

「久しぶりやな、侑騎」

 

「あ、ああ・・・・・・・・・ナダ、お前がいるということは、ここは・・・・・・・」

 

「察しの通り、あの世や」

 

「そうか・・・・・」

 

「ですが、あなたの死はイレギュラーでした」

 

「どういう意味だ?」

 

侑騎は天照の言ってる意味が分からず、首を傾げる。

 

「お前が戦ったイマジン、アイツがお前の前に現れるのは、イレギュラーのことやったんや」

 

「なんだと!?」

 

「原因は分かっていません。他の世界のライダーたちの何人かも、イレギュラーの敵と戦い、命を落としています。中には、あなたの知り合いもいました」

 

「なっ!?そんな!?」

 

侑騎は天照からの話を聞いて驚いた。

 

「死んだ奴等は、どうなったんだ?」

 

「皆さん、イレギュラーの死でしたので、新たな世界に転生しています」

 

「そうか・・・・・・・・俺も転生するのか?」

 

「一応、天国へ行くことができますが、私はあなたに新たな世界で生きてほしいです」

 

「天照・・・・」

 

「羨ましいわ~こんなべっぴんさんに、生きてほしいと思われるなんて♪ニクいで♪」

 

「茶化すな・・・・・・・・天照、転生で頼む」

 

「分かりました。ではこの箱から紙を1枚引いてください。その紙に書かれているのが、あなたが転生する世界の名前になります」

 

侑騎は頷き、天照が出した箱へ手を入れ、1枚の紙を取り出し、書かれている名前を確認する。

 

「『戦姫絶唱シンフォギア』・・・・・・聞いたことないな」

 

「簡単に言えば、人類を滅ぼす特異災害やら、組織やらと戦う少女たちが主役の物語やな」

 

「随分詳しいな?」

 

「天国で見とるからな♪」

 

「では侑騎さん、特典・・・・転生した世界で使える欲しい物はありますか?」

 

「う~む・・・・・・・・俺が使ってたゼロノスの力を持っていくことは可能か?」

 

「可能ですが・・・・・よろしいのですか?」

 

「ああ」

 

「・・・・・・分かりました。ですが、ゼロノスの代償は、此方で調整させていただきます。貴方は世界を救った英雄です。人々の記憶から消させません」

 

「天照・・・・・ありがとう」

 

「気にしないでください。他にはありますか?」

 

「いや、ないな」

 

「ではあなたを「ちょっと待った!!」ナダさん?」

 

ナダはそう言って、侑騎の前へと移動し、1つの剣を取り出し、侑騎の前へとつき出す。

 

「餞別や、持ってけ」

 

「馬鹿野郎、これはお前が苦労して手にした剣だろ?受け取れる訳ないだろ」

 

「だからこそや。苦労して手にしたコイツは、凄い強い。せやからお前に使ってほしいのや・・・・・・大事なモンを守る為にな」

 

「ナダ・・・・・・・分かった」

 

そう言った侑騎は、ナダから剣を受け取る。

 

「では、転生させますね」

 

天照がそう言うと、侑騎の前に1つの扉が現れる。

 

「そこを通れば、転生できます」

 

「分かった。天照、ナダ、世話になった」

 

「気にしないでください♪お元気で♪」

 

「しっかり幸せに生きるんやで~!!」

 

2人に見送られながら扉を通る侑騎。

こうして、侑騎の新たな物語が始まるのであった。




ということで、ヒロアカからシンフォギアへ変更した、ゼロノスのクロス小説です!!

次回は侑騎の転生してからの話になります。
次回も是非読んでください!!
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