実在するが到底不可能なコンボが成立するこの世界で俺は今日も決闘する   作:萌矢氏

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決闘描写は良いのが見つかるまで適宜変えていきます。
今回はこんな感じで。
ついでにプレミあったら教えてください。


死魂融合

 

 デュエルディスク。

 

 迷いなく装着。誰だってそうする俺だってそうする。

 そして、俺の意識がなんかふわっとした。ふわっとね。

 

 で、えーなんか電脳空間らしきこの……何?

 まあなんかに着きました。

 そして頭に流れ込む知識。

 かくかくしかじか、まるまるうまうまと。

 まとめましょう。

 

 

 えーまず、ここは死後の世界ではない。

 で、前世の俺はきっちり元の世界で死んでいる。

 そして、うっかり俺の魂がぽろりと転がって今いるこの世界へ。

 からの、慌てて俺の活力全盛期の肉体作って魂ぶち込んだ。

 はいこれ今の俺情報。

 

 次、この世界について。

 なんとまあ遊戯王強い=偉いぐらいに考えてもおかしくない世界だそうで。

 おそらく俺の魂がこの世界に惹かれてしまったとかなんとか。

 で、詫びとして欲しいカードをディスクに向けて念じてくれたら補充するからその世界を好きに楽しんでくれ、と。

 

 

 はい。

 つまりあれですよ。

 遊戯王してたら生活できるらしい。

 やるっきゃねえ!!!

 

 さっきまで寝てから考えるとか全部吹っ飛んだ。デュエルディスクを片腕に、俺は走る。

 割と森の奥深くに居を構えてるが、どうすれば街へ出られるかは頭の中にインストール済みだ。だからって走るのは良くなかった。すぐ息が上がってしまったので、ちょいと休息からの早歩きぐらいで進んだ。

 程なくして街が見えた。何も考えずに門番が立つ正面入り口へ向かう。

 

 

 

 

 

「何者だ! 見慣れぬ顔だが、身分証明書を見せて「おい。デュエルしろよ」もら……は?」

 

「デュエルしろよ」

「いやだから身分「デュエル」しょ……」

 

「おい」

「デュエルしろよ」

「お前もデュエリストなんだろう!? 俺とデュエルしろおおおお!!!!」

 

 

 殴られた。いたい。

 

 

「なんなんだ一体……」

「俺はデュエリストだ。名前はまだ考えてない。身分証明書もない」

「なら街へは入れねえな」

「デュエルで決着を付けようか」

「話聞こえてる??」

「俺が勝てば街へ入る。お前が勝てば俺は街へは入らない。シンプルでいいだろう」

「もしもーし? 頭大丈夫ですかー?」

「先攻はくれてやる。さあこい!」

「……………………」

「どうした、サレンダーか?」

「……………………」

「ジャッジー長考で時間稼ぎしてくるんですけどぉ〜」

「…………コロス」

「お」

「オレ、オマエ、ブチコロス」

「なんかやる気満々になってんじゃんやろやろ!」

 

 

 

「「決闘(デュエル)!!」」

 

 

 

「オレのターン、カードを2枚セット、ターンエンド」

「舐めプかぁ〜!? そういうのは自分より弱い相手にやらないと意味ないよ??」

「コロス」

 

 

「おーこわ、俺のターンドローっと……チェーンある?」

「ハヤクコロス」

「なさそうなんでそのままメインまで進めて、俺も2伏せで終わり! どうぞ〜」

 

 

「オレのターンドロー、セットモンスターを反転召喚!《番兵のゴーレム》の効果発動!キサマのモンスターを手札へ戻す!」

「あらま、がら空き」

「さらに《モアイ迎撃砲》を召喚!2体でダイレクトアタック!」

「いてっいてっ」

「これでキサマのライフポイントは残り6100……」

「そんな確認するほどか? その程度のダメージで」

「コロス」

「うわ逃げ口上としても使いやがった」

「2体の効果でセット状態にし、セットカード発動! 《うごめく影》! その効果を発動し、300ライフポイントを犠牲にオレのモンスターをシャッフルする!」

「2枚だとあんまり意味ねーな」

「…………ターンエンド」

 

 

「やっぱりそっちもそう思ってたのね。さてドロー、メインまで進めまして、《闇の護封剣》どーん」

「キサマ……」

「頑張って割ろうね! 2枚セットエンドで」

 

 

「オレのターンドロー。…………1枚セットし《うごめく影》発動、ターンエンド」

 

 

「ドローのメインまでー。闇カウント1。殴らないと勝てないよ??」

「キサマアアア!!!!」

「対処手段引けないお前が悪い。1伏せエンドで」

 

 

「オレのターンドロー。…………1枚セットし《うごめく影》発動、ターンエンド」

「やること無さそうですなあ!」

「コロシテコロス」

「やだ物騒」

 

 

「俺のターンドロー、闇カウント2で自壊して今度は《光の護封剣》どーん!」

「オノレエエエ…………」

「《番兵のゴーレム》、《モアイ迎撃砲》の他には《ステルスバード》と《スカラベの大群》かあ。どうでもいいや1伏せエーンド!」

 

 

「オレのターンドロー……! カードを2枚伏せ、すべてのモンスターを自身の効果で裏に! そして《うごめく影》発動! ターンエンドォ!」

「いや明らかに良いカード引きましたみたいなリアクション取るとか負けたくて仕方ないの?」

「コロシテシナス」

「バリエーションあるねえ」

 

 

「俺のターンドロー、ここまで順番に引くといっそ怖いね。エンドっと」

 

 

「オレのターンドローッ! 《スカラベの大群》反転! 効果でキサマのセットモンスターを破壊ッ!」

「ぐえー」

「さらに《ステルスバード》反転!1000ポイントのダメージを受けてもらう!」

「ぐぇー残り5100」

「まだ終わらん!《番兵のゴーレム》と《モアイ迎撃砲》を反転し、リバースカードオープン! 《反転世界(リバーサル・ワールド)》!!」

「面白いカード使うねえ!」

「オレのモンスターすべての攻守反転! さらに最後のモンスターも反転し、《イナゴの軍勢》の効果発動! 目障りなその光に消えてもらおう!!」

「せめて剣って言わない? もうかなり悪役だよその言葉」

「バトルだ! 5体すべてでダイレクトアタック!!!」

「おおっとそいつは困る。《リビングデッドの呼び声》を発動し、《アステカの石像》を蘇生。んで《砂漠の光》で守備表示に」

「ほう、守備力が2000あれば防ぎ切れるとでも? オレは《ステルスバード》で攻撃! その時手札から《虚栄巨影》発動! これでステータスが2700となりキサマのモンスターは破壊される!!」

「そっかあ。じゃチェーンして《仁王立ち》発動、チェーン続けて《D2シールド》発動で」

「無駄な足掻きを、シネェ!」

「あれ、効果知らない?? 逆順処理してまず《D2シールド》で《アステカの石像》の守備力が元の倍になって4000、次に《仁王立ち》で守備力倍の8000、で最後に《虚栄巨影》で《ステルスバード》が2700ね」

「……………………………………は?」

「ダメージ計算前いいっすかあ〜???」

「は?????」

「手札からぁ、《牙城のガーディアン》3枚発動しまぁすう。1枚で1500なのでぇ、合計4500上がって《アステカの石像》の守備力は合計12500となりまぁす」

「???????」

「最後にぃ、《アステカの石像》は反射ダメージ倍になるんでえ、9800の倍、19600ポイントの反射ダメージとなっております! お前は俺を殺すと言ったな。3倍返しだありがたく受け取れ」

 

「ぐああああああ!!!!!!!!」

 

「よし門番片付けたし街入るか」

 




次回、「城之内、死す」。
デュエルスタンバイ!
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