ドラクエは5か6までしかしていません   作:send

37 / 68
盗まれた

37

 

 馬車へと戻り、野宿にしましょうと言ってさくさく準備を進める。

 途中ククールさんが何を話していたのだと聞いてきたが、そこはスルー。笑みでもって話す気は無いと表明した。が、それでもしつこかったので、女の秘密を暴こうとするとはいい度胸だと言ったらあっさりと引き下がってくれた。だからメラはフリであって本当にやるわけが無いのに、そんなパブロフの犬のごとく反射で逃げなくてもいいじゃないか。地味に傷つくわ。

 内心しょげながら食事の準備をしていると、うたた寝をしていたゼシカさんが目を覚まして手伝ってくれた。野宿なので大したものは出来ないが、いつも通り良く言えば野性味あふれるスープ、現実的に言えばごった煮を作成して配り、草を食んでいる姫様の近くに座る。

 随分とこういう光景にも慣れてきてしまった。野宿の経験も無かったのに、やろうと思ったら案外出来るものだ。為せば成る為さねば成らぬ何事もという奴なのだろう。

 火を囲んで元気に話し合っているエイトさん達をぼんやりしながら見て居ると、数ヶ月前には非現実的としか思えないような光景に意識があちらへと引っ張られるような気がした。

 本当に人生何があるのかわかったものではない。元の世界と言っていいのかわからないが、あちらでの仕事だったり友人だったり家族だったり、心配な事は山とあるがそれほど悲観していないのが我ながら不思議だ。とりあえず食事の心配をしなくていい事が一番大きい理由だろうが、自覚すると何とも言えない気持ちになる。アンニュイというより、あんにょいといったような気分でいると肩を押された。

 我に返ると目の前に姫様の顔があって、心配そうな目で覗きこまれていた。手元の木の器にはほとんど手をつけていないごった煮。かなり長いことしみじみしていたらしい、冷めていた。

 

「あぁ大丈夫ですよ。ちょっと自分の花より団子精神というか俗物的というかそういうものに笑いが出てただけですから」

 

 疑問符を浮かべたような顔をする姫様に苦笑して、こうして外で食べるのも楽しいものだと思っていたんですと言えば、姫様はエイトさん達を見遣ってから同意するように頷いた。

 彼女の場合、必ず身辺警護で誰かがついていただろうから気楽な食事というのは難しかったのかもしれない。王を見て居るとそうでも無いんじゃないかと思ってしまうが、姫様の方は常識的なお偉方という雰囲気があるので同一視はしない方がいいだろう。

 ご飯を食べ終えたところで終っている皆さんから食器を回収して洗ってしまう。洗い物をしているとゼシカさんが残念なものを見る目をこちらに向けているのを感じる。いや、もうわかってるから。労力の割き方が普通だと馬鹿げているとしか言えないってことは。でも便利だと思うのだよ。

 メラとヒャドのそれぞれの構築陣の表出を司る部分を連動するように調整して水を生み出す。

 言えば簡単だが、実際その構築陣は繊細な部類で、コスパを追及したメラの複雑さに匹敵する。洗い物をするためにそこまでする魔法使いは居ない。とは、ゼシカさんの談。完成してすぐに意気揚々と話したらバッサリ言われ意気消沈した。

 

「いや、水の魔法を最初から作るのはやっぱり大変だからこれはこれで……それに水が確保出来ない時、便利なのは間違いないと思うんだけど……」

 

 自己弁論するも聞いている人間は居ない訳で、非常に虚しい。洗い物をさっさと済ませてたき火の下へと戻ると、不寝番のトップバッターはククールさんのようだった。他のメンバーは毛布にくるまって思い思いに身体を休めている。

 ククールさんと目があったので自分を指さすと、ククールさんは手を横に振ってエイトさん、ヤンガスさんの順番に指をさした。順番はククールさん、エイトさん、ヤンガスさんという並びらしい。ゼシカさんと私は除外していただけたようだ。にしても、エイトさんが一番寝れないところを引き受けているのが、らしいというか何と言うか。

 火があるので鍋に水を出してハーブを入れ、空のカップをククールさんに渡しておく。後で勝手に飲んでくれという意を理解したのか、ククールさんは軽くカップを持ち上げて笑った。

 言わずとも察してくれるのは有り難いと思いながら姫様のところへと行き、軽く手入れをさせてもらい、私も歯だけ磨いて休む。

 空気が澄んでいるためか星空がクリアに見えて、東京の夜空とは光の数が全く違う光景はもはや見慣れてきてしまった。

 田舎でもここまで綺麗な星空は見えただろうか。そういえばこちらには星座があったりするのだろうか。たぶん、あるだろう。船があるのだから方角を確認するために船乗りは熟知しているかもしれない。どんなものがあるのか聞いてみるのも面白そうだ。

 何となしに出てきた鼻歌はきらきらぼし。もっと何かないのかよと自分でも思ったが、瞬く星空を見ているとそれが一番しっくりくるような気がして、苦笑しながら小さくふんふん歌ってしまった。横の姫様がそれに同調するように耳をパタパタとしてくれて、めちゃくちゃ可愛いかった。

 その内自然と微睡み、うっすら可愛い声が一緒に鼻歌を歌ってくれていたような夢を見た。

 目覚めた時は日の出間近で、薄暗い中そそくさと朝食の準備に取り掛かる。夢見が良かったせいか気分は良好で起きていたヤンガスさんにもどうかしたのかと聞かれてしまった。

 まぁまぁ気にするなと誤魔化して、昨日のごった煮とは違う香りづけにしていると、香りに誘われるように他の面々も起き出した。

 朝食を済ませて出発すると、思ったよりもパルミドは近かったようで昼過ぎに到着した。

 

「じゃあ私はちょっと戻ってきますね。日暮れには戻りますから。宿屋集合で」

「あー……本当に行くんですね」

 

 こそっとエイトさんに言ったら、肩を落とされた。

 自分の発言には責任を持つのは当たり前だというのに、何を今更溜息をつくのだろうか。ちょっと心外だと思いながらトーポさんを手のひらに受け取って、さっそくルーラを唱える。

 視界の端に驚いている顔のゼシカさんとか姫様とか居て、説明を忘れていた事に気付いたが、まぁエイトさんが何とかしてくれるだろうという事でよしとした。

 かなりの距離を吹っ飛んで降り立って、毎度のごとくへたりこんだ。

 

「大丈夫かの?」

「どうしてこうも身一つで移動しようとするんでしょうね。もっと心理的に落ち着く移動方法とかあったらいいんですけど……じゃなくて、すみません」

 

 まずは謝っとかないと。と、人の姿に戻ったトーポさんに頭を下げる。

 

「わしは構わんよ。例の魔物を探したらいいんじゃろ?」

「はい。勝手に決めてしまって申し訳ないです」

 

 飄々としたトーポさんだが、エイトさんと一緒に居るためにあの姿になっているのだ。それを邪魔するような事をしているのには違いないので、申し訳ない。突っ走って考えた自分を猛烈に反省だ。

 

「構わんと言ったじゃろ。わしもちょっと気になってはいたしの? ほら、行こうかの」

 

 手を差し出されたので取ると、引っ張り起こされた。あんまり謝るのも逆に鬱陶しいかと思い、何かで恩返ししようと決めて足を動かす。

 

「かなり曖昧な情報でしたから、手当たり次第魔物を探していかないといけないですね」

 

 早速補助魔法を掛けようとしたら、トーポさんに手で止められた。

 

「たぶんじゃが、あれじゃなかろうかというのが、おる」

「判るんですか?」

 

 思わず聞き返すと、ちょっと違うと言われた。

 

「変な奴がおるんじゃ。それじゃないかと」

「変?」

「眠っておらん。他は寝ているんじゃがな、それだけ動いているようなんじゃよ」

 

 なるほど。連れてこいと言うような魔物が普通なわけがない。という仮定で動くと、そういう考え方で探していくのも一つの手だ。代案は無いので即座に頷いた。

 普通に歩いて行ってみると、果たしてその変な奴というのはスライムだった。初めてスライムを見たが、水色の不定形がふよふよと動いている姿は奇妙の一言に尽きる。バブルスライムのようにドロッドロだったら液体に近い身体を徐々に前進させるという事も出来るが、ある程度形が例の形で定まっているスライムは、身体の下の部分を流動させて動いているとしか思えない。もはや例の形に拘らない方が高速移動とか出来そうなものだ。何でこの形をしているのだろうか……

 

 今ここで考える事ではないので思考は止めるが、実に謎だ。

 

「じゃあ近づいてみましょう」

 

 トーポさんと頷き合っておそるおそるスライムへと近づくと、スライムはこちらに気付き、一直線に突っ込んできた。

 すぐさまトーポさんが私の前に出て庇ってくれたが、スライムは目前までくるとピタリと動きを止めて、ふよふよと左右に揺れ出した。

 

「………トーポさん。この反応は」

 

 以前は近くに来て丸まって寝だしたのだが、こいつは元気に揺れている。

 

「なんじゃろうな……」

 

 トーポさんでもわからないとなるとお手上げだ。

 

「敵意は無いと思うが」

 

 言いながら横にずれるトーポさん。私は一歩前に出て、警戒しながらしゃがんで良く見てみる。

 

「………あの、スラリンさんでしょうか?」

 

 スライムは変わらず揺れている。声を掛けた自分が非常に恥ずかしい。

 恥ずかしさを押し殺して手を出して見る。感覚は野良猫と一緒だ。が、反応は野良猫とは真逆だった。スライムはそのふよふよの身体を手に押し付けてきた。ひんやりとした、まさにスライムのさわり心地。

 

「懐いてはいるのぉ」

「……下手な弓矢も数うちゃあたりますよね」

 

 とりあえず、こいつを連れて行ってみようと両手で持ってみる。大丈夫だ。暴れる様子は無い。トーポさんに視線を向けると、ポンとネズミの姿となってくれた。スライムを片腕で支えてトーポさんを片手に乗せ、ルーラでモリーという男性の所へと飛ぶ。

 連続で飛んだ為、今度は着地でへたり込むような事はなく早足で奇怪な建物を昇った。

 

「モリーさん」

 

 幸い、目当ての男性は出会った所に今日も居たので早速腕に抱いたスライムを見せてみる。

 

「おお。もう見つけたのか」

 

 お。という事は当たり? 思わずネズミ姿のトーポさんと目が合った。次もこの手で、という事だ。

 

「ええと、この子を連れて行くのは大変なので預かっていただけたりしないでしょうか?」

「もちろんだ」

 

 じゃあ次に行きますのでと挨拶して、マイエラ修道院へと飛ぶ。

 すたん。と、降り立ったマイエラ修道院の様子は、特に変わりはなさそうだ。暗い表情の人も居ればそうでない人も居る。表から見える部分には限りがあるが、既に歩み始めたのだろうというのは何となく感じて足早に後にした。

 修道院から離れたところでトーポさんが姿を人に戻し、こちらだと案内を始めてくれた。今さらだが、どうやって魔物の様子を探っているのだろうか? ドラクエに探知系の魔法は無かった筈だが、特殊技能なのだろうか。

 トーポさんが足を止めた先にはさまようよろいと思われる魔物がおり、すごい的中率だなと思いつつ眺めていると、これまた突進してきた。今回もトーポさんが間に入ってくれたがスライムと同じように目前で止まった。

 

「大丈夫のようじゃな」

 

 横にずれてくれたトーポさんに礼をいいつつ前に出ると、さまようよろいはその場で膝をつき、抜き放たれた剣を持ちかえると柄の部分をこちらに差し出してきた。

 これは、あれだろうか。騎士の物語に出て来そうな意味合いであっているのだろうか。

 おそるおそる柄の部分を握ると、さまようよろいは頭を垂れて何かを待って居た。

 やはり、あれなのだろうか。さらにこわごわ剣の腹で軽くさまようよろいの肩に触れ柄を差し出すと、押し戴くといった様子で受け取られた。

 その後は腰の鞘へと戻すと、直立不動となった。

 

「………指示待ちのようじゃが」

「あぁ。なるほど」

 

 思わず見つめ合う形となった私にぼそっとトーポさんが言ってくれて理解した。よくわからないが、騎士的な精神の何かは満足したらしい。

 

「じゃあ……えっと、ジョーさんでしたっけ? 一緒に来てもらえますか?」

 

 スライム相手だと意識しなかったが、人の形に近いものだとさすがに意志を確認せずは拙いような気がして聞いてみると、コクンと頷づいた。頷かれて、めちゃくちゃ驚いた。人の言葉を理解してる。

 

「そろそろ西の空が茜色じゃよ」

「あ。はい、行きましょう」

 

 驚き過ぎて固まっていると促され、ひとまず手を繋いでルーラで飛び、モリーさんに預けてパルミドへと戻った。

 考えてみればさまようよろいとは人が元となった魔物の可能性が高い。であればスライムやおばけきのこといった手合いよりも人の言葉を理解していても何ら不思議ではなかったのかもしれない。

 そんな事を考えながら雑多な――何となく破落戸っぽい人達が多い中を小走りに宿を探す。

 痴漢とか暴漢とかには迎撃グッズとしてスタンガンがあるが、ここでライデインを使用するのは拙いだろうか? 一人ほど後をつけられているような気がしないでもないが。肩で小さく炎を吐くトーポさんが、微妙にかわいい。警告の意味であろうが、逆に火を吹くネズミって珍しいから別な相手に狙われそうな気もする。

 それにしても情報屋が居る街だとは聞いたが、ここまで治安が悪いとは聞いていない――というのは言いがかりか。王の姿で騒がれる事が無いというのは、それなりの素養があるという事だったのだろう。気付かない方が悪い。

 エイトさん達がどうにかなるとは思わないがゼシカさんは……いや、ゼシカさんも問題ないか。

 見つけた宿の看板に飛び込んで、目を丸くする主人に愛想笑い。王の特徴を言っても通じなかったので、違和感を覚えつつもエイトさんの特徴を伝えると、これには反応があった。

 

「あぁそれなら言伝を頼まれた。なんでも、大事な馬が盗まれてしまったから取り返してくる、だとさ。ここで待って居てくれとも言ってたね」

 

 ………ん?

 

「………すみません。聞き間違いでしょうか。馬が盗まれたと聞こえたのですが」

「聞き間違いじゃないよ。この辺じゃ馬なんてすぐに盗まれるに決まってるだろ? 目を離した方が悪いのさ。

 あぁそういえばもう一人、銀髪の奴もあんたに伝言だ。大丈夫だから休んでろとさ」

 

 深呼吸を一つして、とんとんと指先でこめかみを叩く。

 

「この街は、少しでも目を離すと盗難に遭うという事ですか」

「そうだよ。そんなのは常識だね」

 

 慎重に尋ねた私に、面倒なと言いたげな様子で視線をこちらに寄越しもせずぞんざいな態度で返す主人。私は表情が崩れないよう意識しながら、主人の態度を無視して肝心の事を聞いてみる。

 

「馬を盗まれて、私の連れはどこから取り返そうとしているのでしょう」

「さあね。そこら中怪しすぎて判るわけない」

「……では、判る方はおられますか? 少なくとも私の連れは糸口を掴んだのでしょう。でなければ、まだここに居たでしょうから」

「そんな事を言われてもね」

「………なるほど。では盗品を扱うお店を教えてください。馬を扱うとなれば露店では目立つでしょう。さすがにそれだったら連れもすぐに気付くでしょうし」

「さてね。俺はしがない宿屋だ。そんな事は――」

「知らない筈は、無いですよね?」

 

 遮ると、あからさまに気分を害したという顔をこちらに向けてくる主人。だが、私を見るなり顔色が蒼褪め始めた。

 ははは。物理的に気温が下がってるみたいだからね。きっと寒くなったんだろうね。魔法なんて使ってないのに、何で気温が下がってるんだろうね。不思議だね。トーポさんもわりかし最初のあたりからギョッとした顔をして、私から飛びおりると猛ダッシュして部屋の隅でこちらを伺っている。私が何かしているとでも言うのだろうか。

 ただ、話しているだけなのに。

 

「治安の悪い街で、外部の人間を相手取る仕事の貴方が、裏の人間と全く繋がりが無い、なんて。無いですよね?」

「そ……それは……」

「私は何もその店を潰そうなどと考えているわけではありませんよ。ただ、その大事な馬が誰に盗まれたのかを聞きたいだけです。ね、この街に対して危害を加える訳ではないでしょう?」

「う、裏通りの酒場だよ。バーテンに奥に用があるって言ったら通してくれる」

「そうですか。ありがとうございます」

 

 ゆっくりとお辞儀をして、宿を後にする。

 ドアを閉める間際でトーポさんが滑り出て来たので、手のひらを差し出すと一瞬躊躇したのちに乗ってくれた。

 

「別に脅したりしてないじゃないですか……」

 

 ぼそぼそっと先程の反応に対しての抗議をすると、トーポさんは『いやいや、そうじゃない』というように手を振った。人の姿に戻ってくれないので、また後で聞こう。

 今は姫様が問題だ。

 露店の主人に裏通りを聞いて酒場を探し、酒場というには殺風景な店の奥に居るバーテンダーに声を掛けると、事情を知っている者は通すというルールなのかあっさりと奥へと通してくれた。

 奥には覆面レスラーのような男がおり、こじんまりとしたカウンターの向こう側から、こちらを値踏みするような視線で見て居た。

 

「単刀直入に尋ねますが、ここに盗品として馬が売られてきませんでしたか?」

「あぁ、あんたがヤンガスの連れか」

 

 値踏みする視線が一気に解け、溜息とともに視線が外された。

 

「髪の長い小僧が大人しく宿で待ってろって言ってたぞ」

 

 ククールさん。先読みし過ぎでしょ。何で宿屋で待つと思わなかったんだ。

 

「そうも言ってられません。とても大事な馬なんです。みなさんはどこへ行かれたんです?」

「ゲルダのとこだよ。ゲルダっていう女盗賊の拠点。ゲルダが買っちまったからな」

「それはどこに?」

「こっから南西だ」

「ありがとうございます。馬を盗んだ相手は教えて貰えますか?」

「酔いどれキントって奴だ」

 

 酔いどれキント……今はそちらを優先する事は出来ないが………みてろ。落とし前をつけさせてやる。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。