今回は一人称視点です。
拝啓
早春の候、いかがお過ごしですか。私は元気に毎日を過ごしています。起きて気が向いたら釣り等で食料を採取して食べて、気が向いたら霊峰の中を散歩したりするのが今の私の楽しみです。大学生として日々勉学に励んでいた時とはまるで違いますが今の生活も充実していて楽しいで……………
「いや、何を考えとるんじゃ妾は」
頭の中ではがきを書いたって何の意味もありゃしねぇよ、誰かが郵送してくれる訳じゃないし、そもそも頭の中で思い描いた事が現実に出てくる訳がない。いや、この世の中急に背後から出てくる胡散臭い奴もいるし頭の中のイメージを具現化出来る奴がいても可笑しくない……………
「……もしかして妾、関わりのある人物あのスキマだけなのか?」
思えば自分以外の事を考える時必ず紫を基準にしてる。えっ何それショック。唯一の知り合いがあんな得体の知れない奴とか妾悲しい、今度紫に誰か紹介してもらおうか……な…………
「やっぱり妾紫しか知り合いいないじゃないか!」
うわー悲しい妾悲しいぞ。…と言うか何でこの話になったんだっけ。
「………確かこの体になる前の
そうだそうだ思い出した、その後折角だからいっちょ脳内はがき書いてみるかと思い立ったんだった。
あと
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「駄目だ妾記憶障害かもしれん」
虚空に向かって唐突に独りごちる。だって仕方ないじゃん何時間粘っても下記の事位しか思い出せないんだもん妾わるくない。
〜思い出せた事まとめ〜
・ワタシは女で、妾と姿は違った(具体的には思い出せないが)
・ワタシはモンスターハンターと言うげーむなる物が好きだった
・家族構成は父と母とワタシだった
・ワタシは大学生なる物だった
・ワタシは日本という国で生まれた
・その他曖昧な記憶等
ざっと挙げるとこんな感じである。それ以外の事はなーんにも覚えてない。
「………そんなものは、もう過去の話じゃ」
不意にそんな言葉が口から溢れる。
そう、過去の話だ。とっくに過ぎ去った過去の話だし、もう二度と過ごす事も出来ない、それも本当にあったのかすらも分からない過去の話だ。それに…
「
仮に元の人格や魂が同じだったとしても、妾は
だが、簡単にそうだと割り切ることができないのは何故なのだろう。心の何処かではそうだと思っているから?それともーーーーーー
「何か悩んでいるみたいね」
「うひゃぁ!?」
「あら、驚かせてしまったみたいね…」
「ゆっゆゆっゆかゆか紫!びっくりするからそれは辞めろと前にも言ったじゃろ!?」
「あら、そんな事言ってたかしら、私忘れてしまいましたわ」
「…………こやつめ」
悩んでいた妾の首筋をいきなり紫が触ってきたせいで、思わず思考の海から引きずり出された。紫の手はひんやりしてるから急に触られるとびっくりしてしまう。前にその事を言ったら「私は冷え性なの、だから冬は冬眠してるのよ」と返された。無性に腹が立った妾は一発グーを決めようと紫を数時間追いかけ回したが結局一発も決められなかった。おまけに何回か石にこけさせられた。ぐぬぬ。
「一発グーで殴りたくなったわ」
「あら怖い、こんなにちっちゃくてかわいいのに性格は凶暴なのね、私怖いですわ」
「お?お?また追いかけっこしちゃうか?次は妾勝っちゃうぞいや割とマジで」
「嫌よ、こんな服では満足に走れないもの」
「お主スキマ使ってたよな?前回バリバリ使ってたよな?これ以上巫山戯ると妾本気で怒っちゃうぞ」
「それは割と困るから勘弁してちょうだい、流石に私も巫山戯すぎたわね」
「分かればよい、して、何故妾の所に来た」
「さっきも言ったけど、何か悩んでたみたいだから」
「えっマジ?妾全然聞こえなかった、どの辺で言ってた?」
「私が貴方の首筋を触った時」
それは聞こえなくても仕方ないと思う。妾わるくないぞそれ。だが、折角のいい機会だ。渡りに船と言う奴か、まぁ紫の事だからそれを見越してた可能性もあるけど。
「そうじゃの……一つ、聞きたいことがある」
「聞きたいこと、ねぇ」
それを言うべく、意を決して妾は口を開いた。
頭の中のイメージを具現化出来ると出て来ましたが別にキラメイジャーを意識した訳ではありません。偶然の産物です。
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主人公ちゃんの身長はレミリアとかと同じ位です、身長:低のグループに位置しています。
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