【未完】嵐龍に転生したワタシの幻想郷生活   作:桜峰オーレル

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某平成醜いおじさんの人がロックされてしまいましたね、余りにも早すぎた埋葬に思わずびっくりしてしまいました。サブタイトルはみんな大好き神おま厳選のアレです、詳しく知りたい方は「ブラキ炭鉱」で検索してみて下さい。


急募・知人紹介求ム

「……お主の知り合いを妾に紹介してくれないか?」

 

「はぁ」

 

「おいなんじゃその顔は」

 

そりゃこんな顔にもなるわよ、と紫は内心思っていた。いかにも深刻そうな顔をしていたから何か重い悩みでもあるのかと思って聞いてみたら「知り合いを紹介してくれ」と言われたのだ。むしろ何故そこまで深刻な顔が出来るのだろうか。いや、小さい子どもは些細な事に真剣になれるものだ、きっとそういう感じのアレなのだろう、たぶん。

 

「別に失礼なことを考えてた訳じゃないわよ」

 

「…まぁええわ。それで、誰が丁度よさそうな知り合いはおらんのか?」

 

「私からの紹介だと、貴方に対する最初の好感度はかなり悪いわね、きっと」

 

 

私、何故か周りから嫌われてるのよーと付け足しながら悲しげな顔を浮かべた紫に、少女は呆れた様な顔になる。

 

「そりゃあ、そんな性格してたら誰からも好かれんわ」

 

「そこはお世辞でもそんなことはないって言って欲しかったわ」

 

「お主程お世辞を言われるのが似合わない女はおらん」

 

「酷いわー」

 

はっきりとそう言った内心イライラしている少女に、紫はしくしくとわざとらしく悲しんだフリをする。少女はこうなる事を大方分かっていたのだが、生憎彼女以外に相談できそうな人物どころか知り合いすらいないので、このわざとらしい三文芝居を聞かなければならない所が少女を更に苛立たせる要因になっている。

 

「お主に知り合いを紹介してもらうのはやめだ、手っ取り早く知り合いを作れる方法を教えてくれ」

 

「悪銭見につかず、ですわ。楽して手に入れたもの程価値のない物はないわ」

 

「真面目に教える気はないのかお主」

 

「あるわよ。そうねぇ…知り合いを増やしたいってことは、とどのつまり色んな人に認知されれば良いのでしょう?」

 

「まぁ、そうなるな」

 

「なら、何か大きな事を起こせばいいのよ」

 

「大きな事、とな?」

 

「えぇ」

 

この幻想郷、狭いが故に知名度の影響は意外と大きいのである。過去に「異変」と呼ばれる事件を起こした者達は、基本幻想郷の多くの住民から存在が知られており、異変を起こした側もそれの影響か顔が広い者も多い。つまり、異変、もしくはそれくらいの規模の何かをすれば必然的に幻想郷での知り合いは増えるのである。

 

「ふむ、確かにそれは良いかも知れんな」

 

「えぇ、私に相談したのは間違ってなかったでしょ?」

 

「……実際そうなのが何か腹立つわ」

 

「それ位我慢しなさい、良薬口に苦しって言葉、知ってるでしょう?」

 

「そういう所じゃ」

 

「心外ねぇ、悲しいわ」

 

「まぁ、そうと決まれば善は急げじゃ。早速準備に取り掛かるかの」

 

「まさか本当に大事を起こすつもり?」

 

「そうしろと言ったのは紫じゃろう、もしかしてお主、やっぱり真面目に教える気なかったのか?」

 

「それはご想像にお任せしますわ。あと、私は提案はしたけど強制はしてないわよ」

 

「提案も強制も似たようなもんじゃ、第一妾にはお主しか頼れる奴がおらんのじゃし」

 

そう言いながら何をするかと悩んでいる少女の横で、紫はつい先日にあと一歩の所で思い出せなかった事が急に思い出せた時のように「あ」と一言呟いた。

 

「急にどうした、もっと良い方法でも思いついたのか?」

 

「いや、ついさっきまで何故か忘れていた重大な問題をふと思い出したのよ」

 

「なんじゃそりゃ、言うてみぃ」

 

「言われなくても言うわよ、いい?……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴方、名前は何て言うの?」

 

「……………は?」

 

神妙そうな顔で言った紫の言葉に、()()は何を言っているんだこいつ、と言った顔で紫を見つめる。

 

「いや、名前よ名前。貴方、一度も自分の名前を名乗った所を見たことがないから」

 

「……ついに紫も痴呆が出たか?」

 

「ちょっと」

 

「妾が悪かったからその物騒な標識をしまってくれ」

 

「……少女に痴呆なんて言葉は似合わないわよ、まったく」

 

果たして彼女は少女と呼べるべき年齢(人外基準)なのだろうかと少女は言おうとしたが、よくよく考えてみれば自分が彼女より歳上な事に気付いてしまって言おうにも言えなかった。

 

「…まぁええわ、名前じゃろ?それ位言えるに決まっておろう。妾の名前は………………えっと………なんじゃったっけ…」

 

「………やっぱりね、貴方、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「………ほぇ?」

 

紫は、少女が人間から「嵐龍」と呼ばれ畏れられていたのは知っていたのだが、肝心の少女本人の名前を今日の今日まで知らなかったのだ。少女自身も自分の名前を一向に言わなかったので、もしかしたらと思ったら案の定だったと言う訳だ。

 

「いや、多分忘れてしまっただけじゃ、ほら……の?」

 

「貴方がそう言って思い出せた試しが今までないわ」

 

「マジか、色んな意味で妾超ショック」

 

「…取り敢えず、先ずは貴方の名前を決めないとね」

 

「……うむ」

 

かくして、名もない龍少女の名前決めが始まったのであった。……知り合いじゃなくて友達を紹介しよろと誰も思わなかったのは内緒の話である。




閲覧ありがとうございました。
はい、中々展開が進みませんね。取り敢えず主人公ちゃんの名前を決めなきゃいけないので次回は大分遅れるかもしれません。思いつきで始めたいきあたりばったり小説なので勘弁してください。

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