どうも皆さん。モンストフェアリーテイルコラボやアーケアに挟まれて中々執筆に手が付かなくていざ執筆しようと思ったところで高校から課題が出て軽く絶望している作者です。今回は風披靡ちゃんが異変を起こそうと躍起になる回です。
陽の光が照り付ける午後の真っ只中にて、今日も今日とて風披靡は霊峰の例の場所に腰を下ろしていた。違うところがあるとすれば、彼女の手に一枚の真っ白な無地のカードがあるという事だ。言わずもがな、それは「スペルカード」である。
「
・人間が異変を解決しやすく、妖怪が異変を起こしやすくする
・形式的に妖怪が人間を襲い、人間が妖怪を恐れるという図式を作って妖怪の生存を図る
・美しさが一番であり、避けられない弾幕(不可能弾幕)などは基本禁止、つまりかつての幻想郷の完全な実力主義の否定
ざっと言うならこんなところである。他にもスペルカードを使う際のルール等もあるが、それは各自で調べるなりして頂きたい。
風披靡はと言えば、スペルカードでどんな弾幕を撃とうかであれやこれやうんぬんかんぬんどうしたものかと唸っていた。スペルカードは自分を表現するものだと紫に言われたせいか、余計に悩んでいるのである。
「うーむ…………どうしたものかのぅ」
世の中には急がば回れという言葉があるなと思い出した風披靡は、先に完成したスペルカードと共に無地のカードを袖に突っ込んだ。
「ただ悩んでいても仕方があるまい、どんな感じで異変を起こすか考えるとしようかの」
こうして風披靡は胡座をかき、雲一つない快晴の空を見上げた。ぼーっと空を眺め続ける。快晴のせいか雲のない空は、僅かに動く太陽以外の時間が止まってしまったかのようで、どれ程の時間が経ったのか風披靡自体も余り分かっていなかった。
「…この快晴の空を嵐で埋め尽くしてみるのは面白そうじゃの」
ぽつり、と風披靡が呟く。その言葉はぼーっとしていて半ば放心状態にあった彼女の意識を一気に覚醒させた。
「そうじゃそれじゃ!この空を雨雲で真っ黒に染めてやろう!」
そうなれば善は急げだ。もうとっくに沈んだお天道様の代わりに出てきたお月様を背に、風披靡は「やるぞー!」と何か忘れ物があった気がしたがそれを無視しつつ意気揚々な掛け声をあげるのだった。
霊峰の頂上よりも少し高めの上空。自慢の白髪や服を風に揺らしながら風披靡は霊峰を見下ろしていた。大の字のように両手を広げ、目を瞑って静かに一息つく。その姿は普段の見た目相応な行動をしたりする彼女とはまるで別人で、かつて彼女を信仰していた者達が見れば涙を流していたことだろう。木々がざわつく、水面が揺れる、周囲の動物達は強大な力の波動に当てられ、一斉に霊峰の頂上を見上げる。この地に永く住み続けている龍の影響で、大地の龍脈に溶け込んだ彼女の力が霊峰の頂上へと集まっていく。それが暫く続き、止まったかと思えば、風披靡の眼前には嵐を無理やり押し込め、押し込め切れなかったエネルギーが風として周囲を纏っているかのような宝玉があった。彼女が両手を上に上げるとそれと同時に宝玉も上へと上昇し、ある地点へ到達した途端にそれを中心にして瞬く間に幻想郷全土を覆う分厚い雨雲を形成した。
「さぁ、長い雨の始まりじゃ!」
これから、一人の龍少女が起こす異変の幕が上がるのだった……
遂に異変が始まりましたね。風披靡ちゃんの髪は時々紫が手入れをしているんだとか。ちゃんと弾幕の感じを文章で表現出来るか不安ですが、何とか頑張ってみようと思います。自機組もレイマリとあと一人誰か入れようと思ってたりします。次回、「全てを奪い去る嵐」乞うご期待です(自らの手でハードル上げ)。
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