[完結済み] この素晴らしい田舎生活に祝福を!   作:Rabbit Queen

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7話です。


1人暇を潰すひかげの前に、佐藤和真が現れ――

そしてもう1人、少女がそこには居た……。




お待たせしました、彼女の登場です。





この都会っ子に告白を!

 

 佐藤和真は悩んでいた。

 

 果たして、行くべきか、知らんぷりして帰るべきか。

 目の前にある宮内家から、これまた知らない少女が自分に手を振っているのを見ながら、和真は悩んでいた。あんな知り合い居たっけ?もしや。あれが噂の宮内ひかげさんなのでは?

 

 いや……しかしだ。

 俺は考え、悩む。

 

 何故ここまで悩むのか、それは、一度このみんの件で失敗しているからだ。

 もし目の前の少女が宮内ひかげじゃなかったら、また恥ずかしい思いをするのでは?と思った。

 いやまぁ、普通に名前を聞けばいいんだけどね?

 そんな事を思いながら、念の為少しずつ後ろに下がりながら考え込んだ。

 

 

 

 宮内ひかげは悩んでいた。

 

 目の前にいる青年が、もしや噂の佐藤和真……ではないんじゃないかと。

 こんなにも強く手を振っているのに、彼は全く動かない。

 というか、少しずつ後ろに下がってる気がする。もしかして間違えた?

 いやでも、れんげ達から聞いてた通りの見た目をしてるし……。

 あぁそうか。警戒してるんだ。

 

 わかるわかる。そりゃ、こんな美人にいきなり手を振られたらびっくりするわな。

 都会に触れるあまり、私も女の魅力を自然と出してしまっているのかもしれない。

 全く……罪な女だぜ。

 

 

 一条蛍は悩んでいた。

 

 ペットのペチと共に散歩をしていた少女の目の前に、見知らぬ青年が立っていることに。

 それもよく見れば、少しずつ後ろに下がりながら何か考えことをしているように見えた。

 幸いなことにまだ自分の存在に気付いていない様子だった。蛍は悩んだ。

 蛍は散歩ついでにれんげに会いに行こうと考えていた。そうして宮内家の近くまで来た蛍だったが、その家の前の道に、見知らぬ青年が立ち止まっていて、蛍も動けない状態だった。通らせてください、と声をかければいいのだが、蛍もまだ小学生だった。見知らぬ人に声をかけるのは少しだけ抵抗があった。

 

 悩みに悩んだ結果、一度戻って、また後で通ろうと思い、蛍は来た道を一度戻っていった。

 

 

 

 

 「ぜんっぜんこっち来ないなぁ。しょうがない。あたしから行くか」

 

 数分後。

 

 どれだけ手を振っても近付いてこない和真にしびれを切らし、ひかげは自分から近付いていった。女をエスコート出来ないとは駄目な男だなと思いつつ、まぁこんな美人が相手じゃ仕方ないかと思いつつ一歩、また一歩と和真に近付いていく。

 

 そして、そんなひかげの考えとは別に、和真は近付いてくる彼女から一歩、また一歩と離れていく。

 

 「……あん?」

 

 ひかげは不思議に感じた。確かに自分は歩いているはず。

 なのに、何故こうも距離が変わらないのか。

 

 一度立ち止まってみた。

 和真も同じように立ち止まる。

 

 ひかげは一歩歩いた。

 和真もまた、一歩後ろに下がった。

 

 「うぉい!逃げんなし!!」

 

 自分が一歩踏み出す度に目の前の男、和真もまた同じように一歩後ろに下がっている事に気付くと、ひかげは走って距離を詰め寄る。

 

 「ちょ、ひぃぃぃぃ!?」

 

 そして、走ってくるひかげに対し和真もまた走って逃げていった。

 

 「いやだから!逃げるなって!!」

 

 「いやいや!急に追いかけてきたら逃げるでしょっ!?」

 

 「お前が逃げるからだろー!」

 

 「貴方が近付いてくるからでしょう!」

 

 「待てってー!」

 

 「いやですー!」

 

 ぐるぐると、宮内家の家の前を走り回る二人。その楽しそうな姿を、生活用品の貸し出しの為に原付きに乗って走っていた楓が遠くから見ていた。

 

 (なにやってんだあいつら……)

 

 似た者同士だな、なんて思いながら、楓は二人の前から去っていった。

 

 

 

 「はぁ……はぁ……っ!つ、疲れた……」

 

 「お、同じく……」

 

 

 走り回って、疲れた和真とひかげは、お互いの身体を支え合いながら宮内家に入っていった。

 ひかげは靴を脱いで先に家の中に入っていき、慣れた足取りで台所に向かった。

 和真も遅れて靴を脱ぎながら確信する。やはり彼女が噂の宮内ひかげだと。

 このみん達から聞いていたアグレッシブな少女、宮内ひかげ。

 

 和真は、夏海と同じタイプ、いやもしかしたら夏海よりも上を行っているかもしれないひかげに警戒しながら奥の居間へ向かった。彼女が夏海と同じタイプなら、何かやらかすかもしれない――そう思って。

 

 

 「まぁまぁ、飲んで飲んで」

 

 ひかげさんが持ってきた麦茶を飲みながら、改めてお互い自己紹介をした。

 

 「あぁ、やっぱりひかげさんでしたか。なんとなーく、そんな感じはしたんですよね」

 

 「あたしも、きみが例のカズマ君だと思ったんだよねぇ。いやー、勘違いじゃなくてよかったわ」

 

 「俺も同じですよ。もし違う人だったらどうしようかなって」

 

 「ねー。ほんとよかったよかった」

 

 「ところで、カズマ君ってさ、歳幾つ?」

 

 「えっと、17ですけど」

 

 「あれ、あたしより年上?あちゃー、んじゃ敬語使ったほうがいいかな」

 

 「あ、いいですよ全然。俺、そういうの気にしないんで」

 

 「そう?んじゃ遠慮なく。カズマもあたしの事タメ口でいいよ」

 

 「そうか?そういうことなら、お言葉に甘えて」

 

 「おっけおっけー」

 

 

 そう言って、ひかげは既に飲み干したコップの中に、再び麦茶を淹れようと麦茶が入っている入れ物に手を伸ばし、勢い余って倒してしまう。倒れた入れ物からは麦茶が溢れ出し、テーブルの上を滑るように流れるそれは床に落ちようとしていた。

 

 「あぶない!」

 

 咄嗟に和真は近くにあったティッシュを掴み、急いで流れる麦茶を止める。

 運が良かったのか、麦茶は床に落ちることはなかった。

 

 「あ、あぶねー!」

 

 「わ、悪いカズマ……」

 

 「大丈夫大丈夫。落ちなかったし。あ、でも、拭くのは手伝ってくれよ?」

 

 「そりゃもう当然!」

 

 

 ひかげはそう言って、一度席から離れ居間から出ていく。

 そしてすぐに戻ってくると、その両手には雑巾が二枚握られていた。

 

 「はいよ、カズマの分」

 

 「お、サンキュー」

 

 二人で雑巾を使って、テーブルの上の溢れた麦茶を拭いていく。

 それぞれが拭くことに夢中になっていて、気付けば残る場所は一箇所になっていた。

 当然、それも自分が拭こうとし――同じように拭こうとしていたひかげと顔が近くなる。

 

 「「あっ」」

 

 同時に発声し、お互いを見つめる二人。なんとも気まずい空気になりかけて、俺は話題を変えようと何か言おうとし、ひかげが先に喋った。

 

 「おいおい。そんなに見つめられると照れるぜ」

 

 「ご、ごめん」

 

 「いやまぁ、気持ちはよくわかるよ?仕方ないよなぁ、あたしみたいな美人が目の前に居たら、見つめちゃうのも仕方ない。うんうん」

 

 「は?」

 

 

 何いってんだこいつ。

 俺はつい口に出そうになった。

 

 「何いってんだこいつ」

 

 ごめん口に出してたわ。

 

 

 「はぁ?何いってんだって、カズマこそ何いってんのさ?」

 

 「いやだって、お前、今自分を美人って言わなかったか?」

 

 「言ったよ?だってそうじゃん。見惚れてたんだろー?」

 

 「んなわけあるか。なんだ、お前も残念系か」

 

 「おぉい!残念系ってなんだよ残念系って!?」

 

 「なんでこう、可愛いと思った子は皆一癖も二癖もあるのか……やっぱりこのみんが一番だな」

 

 「このみを出すのは卑怯だろうが!そりゃこのみは美人だけど、あたしだってなぁ!?」

 

 「あー、はいはい」

 

 

 うん、やっぱりこうなったか。夏海よりも面倒そうだなと思いつつ、俺はギャーギャー騒ぐひかげの話を麦茶をすすりながら聞いた。

 

 

 

 「もう、居なさそうだよね……?」

 

 一条蛍は、数時間前に来た道をもう一度訪れていた。

 さっき来た時は知らない青年が宮内家の前に立っていて、考え事をしながら少しずつ後ろに下がっているその姿を見れば、少しばかり警戒するわけで。時間が経てば居なくなるかもしれないと考えて、一度帰った蛍は、一時間経つと、今度は一人で宮内家に向かった。そうして、宮内家の家の前まで戻ってきた蛍は、青年が居ないことを確認すると、玄関へと向かった。

 

 今日はこのまま夕方までれんげと遊ぼうと考えていた蛍は、玄関まで近づくと、玄関の向こう側、内側に同じように誰かが居るのを感じた。蛍はれんげだと思い、声をかけようとする。しかし、聞こえてきたのは、聞き慣れた女性の声と、見知らぬ男性の声だった。

 

 「もういいだろ?ひかげは十分魅力的だって」

 

 「うっそだー!あたし知ってるからな?カズマが適当に返事してるの」

 

 「適当じゃないって。ホントデスヨホント」

 

 「明らかに適当じゃねぇか!!」

 

 そんな二人のやりとりが玄関の向こう側から聞こえてきた。

 

 (あれ?この声って……ひかげ先輩?でも、もうひとりの声がわからない……)

 

 蛍は黙って二人の会話を聞く。

 

 

 「わかったわかった。んじゃどうすればいいのさ?」

 

 「ほんとにわかってんのかー?んー、じゃあ、あたしの目をしっかりみて、好きって言ってみろよ」

 

 「はぁ!?お前、何言ってるのかわかってんのか!?」

 

 「おやおや?言えないのかなぁ?カズマにとってあたしが美人じゃないなら、普通に言えるはずなんだけどなぁ?」

 

 「なんだその理論は……」

 

 「ほれほれ、言ってみ。恥ずかしがらずに言ってみ」

 

 「お前それでいいのか……?はぁ……」

 

 和真はそう言って、ひかげの肩を両手で強く握ると、ひかげの目をしっかりと見つめる。

 ひかげはニヤニヤとしていたが、和真が目をそらさず本気で見つめてくるので、段々と恥ずかしくなっていった。

 

 「よし、言うぞ」

 

 「あ、え、あ、あのさカズマ?やっぱりやめに――」

 

 (うーん……上手く聞こえないな……ひかげさんも居ることだし、普通に入っても大丈夫だよね?)

 

 

 蛍は玄関のドアを開ける。

 そこには、顔が赤くなっているひかげと、ひかげの両肩に手を乗せ、ひかげを見つめている男性が居て、そして――

 

 

 「ひかげ、好きだ」

 

 「あ、う、あの……」

 

 「……え?」

 

 

 「「ん?」」

 

 

 「……え?」

 

 

 ひかげと和真は、いつの間にか玄関のドアを開けて現れた少女に目を向けた。

 ひかげは知っている、彼女のことを。知っているから、余計顔が赤くなった。

 和真は知らない。彼女のことを。知らないから、冷や汗が止まらなかった。

 蛍はひかげと和真を交互に見た。見て、唖然とし、そして――逃げた。

 

 「ご、ごめんなさい……っ!!」

 

 蛍は叫びながら逃げていく。

 

 「あ、あー!まって、待って蛍ちゃん!!」

 

 ひかげは蛍が逃げた事にやっと気付くも、時既に遅し。一条蛍の姿はもう消えていた。

 ひかげは自分の顔を両手で隠しながら呟いた。

 

 「絶対勘違いされるやつだ……絶対勘違いされるやつだぁ……」

 

 そう呟くひかげの横には、冷や汗が止まらず、ガクブルと震える和真の姿があった。

 

 「だ、だめだ……おしまいだぁ……っ!」

 

 またもや誤解を生んでしまった。

 和真は、軽い気持ちでひかげの挑発に乗ったことを後悔するのだった――。

 

 

 

 

 「うん、カズマくん、バカなんじゃないかな?」

 

 その日の夜。

 電話越しから聞こえてくるこのみんの一言に大ダメージを受ける。

 いやでも、ごもっともです。はい。

 

 「何も言えないっす……」

 

 「もう!そういうところがよくないんだよカズマくん。いくらひかげちゃん相手だからって、軽い気持ちで好きとか言っちゃだめなんだよ?」

 

 「はい……」

 

 あれ、今さらりとひかげの扱い酷くなかった?

 なんて事を思いつつ、俺は前に教えてもらったこのみんの電話番号に電話し、こうして話していた。

 

 「まぁともかく、その女の子の誤解を解きたいんだよね?」

 

 「そ、そうです!ひかげが蛍ちゃん?って言ってたので、このみんも知ってるかなって。ひかげに聞こうとしたんですけど、あいつ全然顔合わせてくれなくて」

 

 「知ってるよ―。なっちゃんもこまりちゃんも、れんげちゃんも知ってるよ?同じクラスの子供だもん」

 

 「え、そうなんですか?」

 

 「うんうん。えっとね――」

 

 

 

 そうして、俺は最後の少女、一条蛍ちゃんの事を聞いた。

 

 一条蛍、小学5年生。

 親の都合で一年前にこの田舎に引っ越してきた少女……なのだが、小学生……だったのかなぁ?

 パニクってて少ししか見えなかったけど、大人に見えたんだよなぁ。

 まぁでも、このみんが言ってるから、間違いではないはずだ。

 このみんの話を聞く限り、蛍ちゃんが恐らく、れんげちゃんとの関わりがある人で最後の人物。

 それ以外にはもう女の子は居ないらしい。一応居るのはいるが、俺に会うことはきっと無いとの事。それはそれで気になるのだが……まぁいいか。

 

 そんなこんなで、このみんから蛍ちゃんの情報を聞いた俺は、どうにか彼女に会って誤解を解けないかとこのみんに相談したのだった。

 

 

 

 「ふぅ……相談しに行くとはいえ、流石に緊張するなぁ」

 

 電話をした翌日、俺はこのみんの家に向かっていた。

 電話で話すよりも直で話して考えよう!というこのみんの考えの元、俺は賛成しこうして向かっている。相談。相談をしにいくだけ。だからやましい気持ちはない。ないけど、やっぱりこのみんに会うのは緊張する。一番女の子してるからなぁ。

 

 最近はれんげちゃんや夏海、小鞠ちゃんなんかと一緒になって遊ぶことが多かった。

 いやね、どの子もそりゃ可愛い子達ですよ。でもね、流石に年下の子をそういう対象で見たらまずいかなって。うん。多分、いやきっと、楓さんにボコられると思うんだ。

 

 だから俺は思ったんだよね。自分より年下の子をそういう目で見ない性癖で良かったと。

 

 

 なんて考えながら、気付けばこのみんの家の隣にある越谷家が見えてきた。

 そうそう、越谷家と言えば。この前夕飯をご馳走になった時、初めて卓に会ったんだよなぁ。

 

 越谷卓。中学三年生。

 噂通りというか、それ以上というか、なかなか、言葉にしづらいけど、独特な男だった。

 立ち振舞というか、その性格というか。とにかく、聞いていた以上に、凄い男だった。

 そしてそんな俺達は、何か惹かれ合うものがあったのか、初めてあったのにもかかわらず、気付いたらお互い手を差し出して熱い握手を交わしていたんだ。

 

 なんだろうな。なんか、身体が反応したんだよなぁ。

 卓も俺に惹かれるものがあったのか、その後は自分の部屋にまで案内してくれて。

 これがまた、趣味が合うのなんので。

 気付いたら遅くまで二人で語り合ってて、呆れた雪子さんが今日は泊まっていきなさいと言ってくれたので、俺はお言葉に甘えて卓の部屋に泊まることにしたんだ。

 

 と言っても、やっぱりお互いの熱は冷めないままで。

 

 最初は布団に入って雑談程度にアニメの話してたんだけど、気付いたら二人で卓の机の上のパソコンのモニターの前に立ってて。話してたアニメのネットで検索してたら一挙放送が某サイトで丁度これから始まると知って。そしたらもうお互い興奮して、気付いたら朝になってて。一挙放送を見た達成感と疲労が一気に来て、名残惜しくも家に帰ったんだっけな。まぁその後、また翌日に卓の家で遊んでたけど。

 

 そういえば、卓と二人で遊んでる時夏海が何度か現れては遊びに誘ってきたけど、丁度その時は卓と遊びたかったし適当に断ったら怒ってたなぁ。その後夏海の機嫌を治すために一日中二人で遊んだっけか。あぁ、また近い内に卓と熱く語りたいなぁ。そうだ、今度機動要塞デストロイヤーを持ってきてあげよう。

 

 

 「……あれ?」

 

 そんな事を考えながら、越谷家の前を通ろうとした時だった。

 

 「……あっ」

 

 ふいに前を見た。

 俺が歩く道の向こう側から、蛍ちゃんが同じように歩いて来ていた。

 あれ?というか、蛍ちゃん……なんだよね?

 その、本当に小学生なのかあの身体と見た目は……!?

 いろいろな意味で俺は一瞬驚き、しかしこれはチャンスだと思って声をかけた。

 

 「や、やぁ蛍ちゃん。こんにちは」

 

 怖がらせないように、笑顔を見せる。

 でも俺の想いとは裏腹に、彼女の顔がどんどん曇っていって―

 

 「ほ、蛍ちゃんだよね?俺、佐藤和真っていうんだけど、その、ね?多分だけど、君は誤解を」

 

 「こ……」

 

 「……ん?」

 

 「こまり先輩は!渡しませんからぁー!!」

 

 

 そう叫んで、蛍はまた、逃げていった。ただ一人、状況を理解できない和真を残して――。

 

 

 

 「あちゃー……このままじゃ、本当に誤解されたままになっちゃうなぁ」

 

 「しょうがない。私がどうにか頑張りますか!」

 

 

 このみは、走り去っていく蛍と、棒立ちしてる和真を、自分の部屋から見守りながら強く決心した――。

 

 




お疲れさまでした。


まずお知らせが一つ。

田舎生活、全12話が無事書き終わりました。
終わっただけで、勿論これから見直し作業、書き直し作業があります。
ただ、無事に書き終えたのは間違いないので、一応ここでお知らせしときます。
とりあえずこれで、完結しないという事はないのでご安心を。


それともう一つ。

今週から三話投稿します。

月曜、水曜、金曜に一話ずつ投稿する予定です。
ただ読み直しの作業で遅れる場合は一日ずれるかもしれません。

ということで、予定通りいけば来週にはこの作品も終わりになります。
まだ5話残っていますが、残りもお付き合いいただけたら嬉しいです。
ではでは。今回は次回予告あります。



和真の両手には花が握られていた。
しかしその花は、いつその芽を咲かせるかわからなかった。
和真は願う。どうか――このまま咲かないでくれと。

そんな彼の想いとは裏腹に、ひかげと夏海は静かに笑うのだった――。



8話 「この愛すべき三人に勝敗を!」
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