覇王~誰よりも優しく強くそして弱かった男の冒険譚~ 作:金舎
UAが1000を突破してました。
本当にありがとうございます。
まだまだ未熟ですが、これからも多くの方々に見ていただけるように頑張っていこうと思います。
では、第二話です。
どうぞ!!
最初に拾われてから、早五年、僕は六歳になった。
ここに、この世界に来て五年といった方がいいだろうか。
五年もすれば、様々なことがわかるようになる。
海外に留学しに行った友達は「三年ほかの国に行っていれば多少はその国の文化に染まるよ。」とよく言っていた。
その意味がようやく自分で体験して分かった。
ま、僕の場合、国じゃなくて世界だけどね。
まず、この世界には
そして、この世界には目に見える形で神様が存在している。
神様たちは天界での仕事が嫌になり、娯楽を求めてこの地上にやってきたとイシス様が言っていた。
でも、その代わりこの地上では
この一部というのが
だから、うち場合はイシス・ファミリアだ。
そして、そのファミリアが暮らす家をホームと呼ぶ。
うちのホームはイシス様の魔術の女神というのにかけて
そのホームに今日はたくさんの人が来てくれている。
今日は僕の誕生日なのだ。
イシス様が僕をダンジョンで見つけた日を誕生日にしようといって、それからずっと毎年祝ってもらっている。
うちのホームの食堂にはロキ・ファミリアにフレイヤ・ファミリアとこのオラリオ最強の三大派閥に数えられるファミリアも来てくれている。
ちなみにその三大派閥の残り一つはうちだ。
最初聞いたときは驚いたけど、うちのホームの庭で行われる摸擬戦形式の訓練を見ていたら納得がいった。
皆、あり得ない速度で移動しながら、金属を響かせて様々な武器で互いに攻防を繰り返しているのだ。
人間離れしすぎて最初は目で追うことできなかった。
でも、ハル母さんに今のうちから見ておきなさいと三歳になったくらいから団員のみんなが訓練してる横で、見ていた。
人間の慣れっていうのは恐ろしいもんで、一か月もすれば団員たちの剣戟が見えるようになり、一年たつと目で追えるようになっていた。
ここに来てから、ほんとにいろんなことがあったなぁと思い返しながらうちに来てくれている人たちを見まわしているとフレイヤ様と目が合った。
すると、彼女は微笑んでこちらへ近づいてきた。
彼女は、目線を合わせ、祝辞の言葉を言ってくれた。
「おめでとう、ユウト。もう一年たつのね。」
「ありがとうございます。それ、毎年言ってますよ。フレイヤ様。」
フレイヤ様は女性の神様で、『美の女神』として知られている。
「あら、そうだったかしら。私たち
オッタルとはこのオラリオ最強の冒険者の一人。
フレイアファミリア所属 団長 Lv.6
僕の剣の師匠だ。
小さい頃一人で街を歩いているとき、フレイヤ様のいたずらでオッタルさんに殺されそうになったことがあった。
でも、オッタルさんの気配に気付いたハル母さんが助けてくれた。
ハル母さんに目をつむっていなさいと言われ、目をつむり。
ゴキッ‼、バキッ‼と鈍い音がした後もういいわと言われ目を開けた時にはオッタルさんは血まみれでハル母さんに引きずられていた。
その時のハル母さんは…うん、思い出そうとするだけで、寒気がする。
それで、ハル母さんと一緒にホームに帰った。
後日、イシス様とハル母さんががフレイヤファミリアに行って、オッタルを返す代わりに条件を突きつけた。
それが、オッタルさんが僕の剣の師匠になることだった。
「はい。これは、ヘファイストスに打ってもらったあなたの武器よ。もちろん、刀にしたわ。」
そう言って、彼女はオッタルさんからそれを受け取り、僕の方へ、差し出した。
「ありがとうございます。フレイヤ様、オッタルさん。」
「ええ。大事になさい。」
「はい‼」
そう返すと、彼女はオッタルさんの方を向いて、聞いた。
「オッタルあなたは何か言わないの?」
そう言われて、オッタルさんは少し間を置いて口を開いた。
「…おめでとう。ユウト。フレイヤ様直々に贈り物をもらったのだ。これからも励め。」
「はい‼ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。オッタルさん。」
僕がそう返すと、彼はああ。と言って、どっかに行ってしまった。
そのタイミングで今度はロキ様とロキファミリア団長のフィンさんも来た。
ロキ様は、女性の神様でなんというか口調のくせが強い。
ま、前世で言えば関西弁だ。
神界では『トリックスター』として名を馳せていたらしい。
そして、まあ、どことは言わないが残念だ。
もう一人のフィンさんは、Lv.5の冒険者で『
「おめでとさん。ユウト。ホンマ、大きくなりおったで。数年前は、片手で抱けたっちゅうのになぁ。」
「それは、そうだよロキ。子供の成長は早いもんさ。それはそうと、おめでとう。ユウト。」
「ありがとうございます。ロキ様に、フィンさん。」
「うちらからはこれや。」
そう言って。ロキ様は一冊の本を手渡してきた。
「え~っと、本ですか?」
「まぁ、本っちゃ本やけど。
「そんなものがるんですね。初めて知りました。」
そう言いながら、ペラペラとページをめくると意識が薄れていった。