[大展開!]
[Remake the future![未来を創り変える!]仮面ライダーローディ!!]
「あれが…仮面ライダーローディ。」
仮面ライダーローディ、ここに爆誕。
「面白くなってきたじゃねーか。」
ドゥアリティはそう言うと、ダークホッパーを2体召喚した。
「ウォーズ、エレクス。お前らはこいつらの相手でもしてろ。」
ダークホッパーは指示された声と共に剣を構え二人に斬りかかる。
ドゥアリティは改めてローディを見た。
「さぁ、その力見せてもらおうか!」
ドゥアリティは両手の剣をローディに向けた。
「障害は全て排除する。」
[survive swordgun!][sword-mode!]
彼の手に蒼のサバイブソードガンが装備される。
まず先手を打ったのはローディだ。地面を蹴り、ドゥアリティの頭上から一太刀。ドゥアリティは、左手の剣で受け止め、右手の剣ですぐ様反撃する。
その剣はローディの左肩に迫る。そして、鈍い音と共にその剣が止まる。
「今のは効いただろ?」
そうドゥアリティは聞く。だが、ローディは表情一つ変えず、剣を振り、引き剥がす。
「そのぐらいで倒れるほど、このローディは弱くない。全てのスペックが並のライダーより上で尚且つ、最新技術が取り入れられたこの体。」
ローディは自慢げに言う。
「俺は挑発には乗るタチだ。煽ったことを後悔しな!」
そう言うと、ローディの後ろからいくつもの『道』が現れる。それらは、ドーム状に周りに伸び、二人を包み込むように組み上がる。
「なるほど…専用のフィールドか。よくできて…な!」
ドゥアリティが軽口叩く間にローディは目の前から姿を消した。
[gun-mode!]
ローディは、武器を銃に変える。
「どこ行きやがった?」
ドゥアリティは周りを必死に探す。すると、頭上から数発の銃弾が降り注ぐ。
「俺は上だ。」
ローディは、天井に足をつけ、逆さまに立っていた。
「ほう…やるじゃねーか。」
更に彼は高速道路を走るバイクの如く天井を移動し何十発もの弾丸を撃ち込む。
ドゥアリティは、これらの攻撃で移動を制限され、身動きが取れなくなっていた。
「これがお前の終点だ。」
そう言うと、ローディはキーをもう一度回転させた。
[再展開!][ROAD-Y exceed!]
ローディは、ドゥアリティに向かい一直線のライダーキックを放つ。
蒼き閃光は、ドゥアリティを貫く。
ローディが後ろを振り返ると、ドゥアリティがホッパーを盾に凌いでいたのが見えた。
「今日はこれでお開きだ。今度会った時は俺も本気で戦おうぜ。」
そう言うとドゥアリティは、煙幕で姿を消した。
「今度は逃さない。」
ローディは、ドゥアリティの居た場所を見て言った。
「一美!このまま決めるぞ!」
「分かった!」
一方、ウォーズとエレクスは、ダークホッパー2体を追い詰めていた。
[Re open!][Gemini drop!]
[Re open!][Prism ERE-X lightning!]
エレクスは、手を前にかざし、ダークホッパー2体を光で拘束。
そこへ、分身したウォーズのダブルキックが激突。
ウォーズがダークホッパーから離れたことを確認すると、エレクスは開いている拳を閉じた。
すると、その行動に合わせてダークホッパーを繋いでいた光が爆発し、完全撃破。
「やったな。」
康介はそう呟いた。
「そっちも終わったようだな。」
そこへローディが現れた。
「さっきはありがとうな。んで、誰?」
ウォーズは、ローディに向かってそう言った。そんなローディはじわじわと彼に近づいた。
「ええっと、私の…」
エレクスは兄のことを紹介しようとした。が、それと同時にローディの拳がウォーズの顔面に突き刺さった。
「いった!何する!」
倒れたウォーズをローディは掴み上げこう言った。
「お前な!女に力仕事させておいて自分は散歩するとはいい度胸してんな!しかも俺の可愛い可愛い妹にさせるとは…それでも男か!このガキ!」
「ちょっと!兄さん落ち着いて!」
エレクスは引き剥がさそうと、ローディの肩を持つが、それでもなおローディはウォーズを掴みグラグラと揺さぶった。ウォーズは状況を飲み込めず硬直している。
「…いい加減に、してよ!!」
エレクスは、サファイアブレードでローディの背中を勢いよく斬りつけた。
その攻撃でローディは吹っ飛び、そのまま変身解除してしまう。
ウォーズも変身解除し、一美にありがとうと言った。そして、変身を解いた道永に恐る恐る近づいた。
「お前…大丈夫か?」
「ああ、問題ない。気が済んだし、改めて自己紹介だ。俺は黒夜道永。可愛い可愛い一美の兄であり、めちゃくちゃ強い仮面ライダーローディの変身者だ。」
「ああ…俺は山田康介、仮面ライダーウォーズだ。」
康介は戸惑いながらも軽く自己紹介した。
道永はさっきとは全く違う、落ち着いた青年に戻っていた。
「康介…兄さんはああ見えても普通の優しい人だから…」
一美はそう付け足したが、シスコン且キレやすいなんてどう考えてもやばいだろ、そう喉まで出かかったが口には出さなかった。
「では、改めて、俺に着いてこい。お前達には合わせなきゃならない人がいる。特に…康介。」
道永は話題を変え、康介達を見た。
「俺に…?」
その時、ふと彼は父親の顔が浮かんだ。が、そんなわけないと振り切った。
一美は康介のバイクに乗り、道永が先導するバイクについて行った。
途中、舗装されていない道を通ったが、目的の場所になるにつれ、道が現れた。
「着いた。ここの中に居る。」
彼らが着いたところには、広い駐車場と白く大きな建物があった。看板には、『A-SEC 科学実験場』と描かれている。
「A-SEC…Atlantis-Science Experiment City。聞き覚えあるだろ?」
道永は流暢な英語でそれを言った。
「科学実験都市アトランティス…なんでこんな所に?」
康介は不思議そうな顔をした。
一美も康介の日本語訳を聞き、同じ顔をした。
「ここは、元々科学実験都市アトランティスだったからだ。」
「ここが、アトランティス?」
一美は聞き返した。
「アトランティスは、完全に消えた訳ではない。何者かが、ここにいる『博士』の発明を悪用し、アトランティスを異空間へ飛ばしたんだ。その時の衝撃でここにいた人達は全員死んだ。」
道永は重大な事実を簡単に言い流した。
「じゃあ…兄さんも死んだんじゃ…」
一美はそう聞く。一美の記憶では、彼はこの事故に巻き込まれ死んだ事になっている。
「いや、ギリギリのところで脱出した…仮面ライダーウォーズのお陰で。」
そう言うと、康介の方を見た。一美もそうなの?と聞くような目で康介を見た。
「いや、記憶にはないぞ。」
「それはそうだ。そのウォーズは私だからな…」
すると、建物の中から新たな人物が現れた。黒い服を上下に身に纏い、腰には黒いサバイブバックルをつけた初老の男だ。
康介は、その男の姿を見ると、驚きのあまり目が大きく見開かれた。
「父さん…!」
「久しいな、康介。」