仮面ライダーWAR-Z[ウォーズ]   作:津上幻夢

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最終回 彼らの夜明け、永遠に

「ここで死ね!!」

 

 

 

「あっ…」

 

 

 

 

 

絶王によって、エレクスはビルの谷間へと落下させられた。

 

 

 

 

 

 

死を覚悟した彼女に、何かが近づいた。

 

 

 

「一美!!!!」

 

 

 

それは彼女を拾い上げ、再び空へと舞い上がった。

 

「康介…!」

 

「無茶するなよ…」

 

ウォーズは、絶王のいるビルを旋回しながら飛んでいる。

 

 

「あのクソガキが…ここで散れ!!」

 

その様子を見ていた絶王は、氷柱状の棘を次々と空中に放つ。

 

「一美、先に行ってろ!」

 

そう言うと彼は、エレクスをビルの屋上に軽々と投げ飛ばした。

 

攻撃を防ぎながらエレクスは着地、その勢いでサファイアブレードを召喚し一気に迫る。

 

絶王は、エレクスの攻撃を受ける前に氷の壁を召喚、それを彼女が破壊する為の一瞬で、ウォーズの翼を氷柱攻撃で凍結させた。

 

制御を失ったウォーズは、絶王の視界から消えた。そして、それと同時にエレクスが氷を砕く音が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

制御を失ったウォーズは、なんとかして地面に着地し、ウォーズスペシャルの変身を解除した。

 

「一美を助けないと…だが、ホッパーを放っておく訳にも…」

 

「康介!!」

 

その時、後ろからバイフーの声が聞こえた。振り返ると、彼女の他にも、最初で別れた3人もいた。

 

「丁度いい」

 

ウォーズはバイフーにスペシャルキーを、メガロドンにマッハキーを渡した。

 

「それを貸しておく。それでホッパー達の殲滅を!」

 

そう言った彼はビルに登ろうと走り出した。

 

「ちょっと…気をつけてね!」

 

彼女は、その背中を見ていた。

 

 

そして、後ろを見た。

 

「私は空中のホッパーと豪災を倒す。地上はよろしくね。」

 

「分かった、健闘を祈る。」

 

そう言うと、メガロドンは銃にマッハキーを装填、召喚したマシンウォーリアーに乗り込んだ。

 

バイフーは、スペシャルキーをベルト中央部にスキャンした。

 

[大展開!!][特別な仮面ライダー!!]

 

バイフーは、スペシャルの鎧を身につけてバイフースペシャルへと姿を変える。

 

「遠くまで飛んで行け!!」

 

そう叫びながらバイフーは翼を広げて空へと駆け出す。竜に翼を得たる如し…いや、白虎に翼を得たる如しその姿は白の残光を残しながら空を飛び回る。

 

 

「いい度胸してるじゃねーか。撃ち落としてやる!」

 

 

豪災だったバベルは西の塔に迫るバイフーに対して漆黒の雷雲を発生させ迎え撃つ。

 

雷雲の内部に入り込んだバイフーは、雷鳴の轟を聞いても恐れもせず塔に迫る。そこへ電撃が迫る。

 

[Re open!][BAIHU smash!]

 

電撃を受けたバイフー、だが、必殺のエネルギーを一時的に身体に纏わせ、シールドにした事で、防いだ。

 

電撃も加わった白銀のエネルギーを纏ったバイフーは、渾身のライダーパンチを繰り出す。

 

虎の様に鋭く獰猛な拳は、塔を貫いた。

 

 

「まず一つ…」

 

ガラガラと崩れ落ちる塔…しかし、それと同時に崩れたところから復活していく塔。

 

「悪いが、今のアンタじゃ、この塔は全て倒せないぜ。」

 

「何!!」

 

 

再び雷攻撃を放たれたバイフーは、それをギリギリ交わし雷雲の外へと脱出した。

 

 

 

 

 

 

同刻、ドゥアリティは2体のラバーリングを相手していた。

 

と言うよりは、完全に苦戦していた。攻撃もできず、サンドバッグの様に叩かれ、地面に倒れた。

 

「私達には勝てない、それを自覚しろ。」「そうだそうだ!!」

 

「ぐっ…」

 

それを見ていた香の手には、早苗が使っていたバックルとキーがあった。

 

「早苗…一緒に戦ってくれ。」

 

バックルを装着した彼女は、悪道なキーを構えた。

 

「変身!」

 

[悪道ノ鍵…][施錠…][悪魔ノ覇道…仮面ライダー悪道…]

 

 

灰色に燃える炎と共に、悪道が姿を見せた。

 

「あれは!」

 

「香…?」

 

ラバーリングとドゥアリティは、戦いの手を止めて彼女が炎に焼かれるその姿を見ていた。

 

「ぐっ…ああっ…!!」

 

「何やってるんだ香!!」

 

「人間がそれを使えば、死ぬぞ!」青のラバーリングが呟く。

 

ドゥアリティは、ベルトを外そうと迫る。しかし、炎が邪魔をし近寄らない。

 

「香、それを外せ!!」

 

「…私は…止まらない…早苗の無念を…早苗のやりたかった事を成し遂げる為、に!!」

 

その時、彼女は不思議な感覚に陥った。自分の左手を誰かが握った…そう感じた。しかし、ドゥアリティは近くにいない。

 

彼女は、それがすぐに分かった。左の方を向き、彼女の名を言った。

 

彼女は名を呼ばれた事に頷いた。

 

そして、彼女は光の結晶に変化すると悪道の身体に降り注いだ。暴走寸前だった悪道の、香の身体は少しずつ落ち着きを取り戻し、気づけば力を抑え込んだ。

 

「何、制御した!」「えー、うっそー!」ラバーリング達は空いた口が塞がらなかった。

 

「香、大丈夫か?」

 

ドゥアリティは彼女の手を握った。

 

「アッキー、もう大丈夫。心配してくれてありがとう。」

 

2人は、正面を向き、剣を構えた。

 

「いくわよ、私達の力見せつけてやりましょう!」

 

「ああ、どこまでもついて行くぞ。」

 

2人は、ラバーリング向かって走り出した。

 

 

ラバーリングはそれぞれ怪駕の時に使っていた斧と剣を構えた。

 

斧を持つ青のラバーリングは、ドゥアリティの足元に向かって振り下ろす。ドゥアリティはそれを見切り、空へジャンプして避けた。左手の武器を銃に変え、彼女の身体中に撃ちつける。

 

火花のを散らしながら青のラバーリングはアスファルトに身体を叩きつけた。

 

 

 

 

桃色のラバーリングは、悪道の剣と互角に戦っていた。

 

「うっふふ、私に勝てるかな!」

 

ラバーリングは悪道を切り払った。

 

「今の私に負ける気はない。私の…私達の力なら!」

 

蛇腹状に展開していく悪道の剣。その剣は地を抉る様に風を巻き上げ炎を纏いラバーリングを貫く。

 

再び地を滑らせ、ラバーリングにもう一撃剣を振り下ろす。

 

そう読んだラバーリングは剣を構えた。

 

しかし、悪道の剣はラバーリングの身体ではなく剣に絡み付いた。

その剣を悪道は振り上げ、自分の剣ごと振り投げた。無防備になったラバーリングは、悪道の膝蹴りを喰らい、倒れた。

 

 

2体のラバーリングは、元の青と桃色のラバーリングの一体に戻ってしまった。

 

「そんナ…」

 

「香、これを使え。」

 

ドゥアリティは、2本の剣のうち一本を彼女に渡した。

 

「ありがとう、アッキー。」

 

ドゥアリティはバックルに刺さっているキーを引き抜くと剣に装填した。悪道も、ビクトリケーンのキーを剣に装填した。

 

[[full open!!]]

 

[DUALITY slash!][VICTORICANE slash!]

 

2人は、立ち上がるほどの力しかないラバーリングを標的にし剣を突き出した。

 

炎、風、闇の力を纏った2本の剣はラバーリングの身体を貫いた。

 

「今度は…人間として…生きた、い…」

 

ラバーリング…鷲花は、誰にも聞こえない声でそれを呟くと、眩い光と共に爆散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「数が多いな。」

 

ローディは降魔を倒した後もホッパー達を掃討していた。その時、バイクのエンジン音が聞こえてきた。

 

「どけどけ!」

 

それはマシンウォーリアーに乗ったメガロドンだった。

 

「メガロドンか。」

 

「道永さん、助けに来たぜ。」

 

「大丈夫ですか!」

 

メガロドンの後ろにはウェザーとクノイチの姿もあった。

 

「みんな、ありがとう。」

 

その時、上空からバイフーがその場に降り立った。

 

「塔は倒せそう?」ウェザーが聞く。

 

「どうやら無理そう。倒してもすぐに復活する。」バイフーがそう答える。

 

「そうだな…もしかしたら、同時に倒す必要があるのかも知れない。」

 

「道永さん、本当にそうか分からないです。」

 

「ここはやるしかないぞ。虎山。」クノイチがそう答える。

 

「…分かった私が攻撃を引きつける、その間によろしく。」

 

「分かった。」メガロドンはバイフーを送り出した。

 

「さて、俺達はどうやって塔に向かおうか…」

 

「それならいい方法がある。」メガロドンの肩をローディは叩いた。

 

 

 

 

 

 

「こう言うことか!」

 

メガロドンとその後ろにクノイチを乗せたマシンウォーリアーは空中に敷かれた道路の上を走っていた。

 

「これなら行ける!」

 

ローディの道を生成する能力でローディ達はバイクに乗りながら空中を移動している。

 

「僕は東の塔に向かいます。残りはお願いします。」

 

孫悟空の様に雲に乗りながら移動するウェザーは東に向かって飛んでいった。

 

「ああ、合図は俺の声で行う。しっかり聞いておけよ。」

 

 

バベルはバイフーの方に集中しており自分の塔に近づく4人の姿にギリギリまで気がつかなかった。

 

「何…ライダー達が塔の近くに!」

 

クノイチは北の塔の頂上に立ち尽くし、ローディは西の塔の雷雲を抜け走っている。メガロドンは南の塔、ウェザーは東の塔で必殺待機状態で待っていた。

 

「いくぞ。」

 

4人はベルトを操作し、必殺技を発動させた。

 

 

「今だ!!」

 

[再展開!][ROAD-Y exceed!][MEGALODON viking!][WHETHER storm!][KUNOICHI assassin!]

 

 

道永の叫ぶ声で4人は一斉に技を繰り出す。

 

ローディはバイクから飛び出し右脚を前に突き出した。

メガロドンは右脚を空高く上げ右脚の鰭を見せつけた。

ウェザーは剣に光を集中させ振り下ろす。

クノイチは銃から大量の巨大な手裏剣を放つ。

 

それらは同時に塔を押し倒した。

 

「はっ…囮なんて、やるじゃないか。」

 

 

バベルは、復活することなくどんどん崩れていく。周りを覆っていた雷雲は徐々に晴れていった。夜空は徐々に東から色をつけ始め暁を迎える寸前まで来ていた。

 

 

「怪駕、豪災がやられただと!」

 

その事は玄武はすぐに分かった。

 

「あなたは負けよ。」エレクスが言う。

 

「…仕方がない、こうなったら以上本気を出さざるを得ないか…」

 

その時、絶王の身体にヒビが入った。顔の仮面が割れると、先日見せたエンペラーホッパーの顔を覗かせた。

 

「遅かったか!」

 

その時、ウォーズがビルを登って現れた。

 

「さあ、仕上げを始めよう。」

 

「そうはさせるか!!」[NOVA open!][WAR-Z・NOVA!]

 

ウォーズ・ノヴァに変身しノヴァ・セイバーを召喚した彼は大剣を突き立てエンペラーホッパーに迫る。

 

エンペラーホッパーはそれを正面から受けた。しかし、全く動じない。むしろ絶王の鎧が完全に砕けエンペラーホッパーの姿を完全に現した。

 

空中に浮き上がり、拳を握りしめるとウォーズ目掛けて振り下ろした。

 

ウォーズはそれを避けるが、拳の衝撃でビルが崩れ始めた。

 

エレクスと共にウォーズは地面に落下した。

 

ウォーズが下になる事でどちらも致命傷を受けずにすぐに立ち上がった。

 

「これで死なないとは…戦い甲斐がありそうだ。」

 

「黙れ、お前は…絶対に倒す!!」

 

「康介!」

 

怒りに身を任せて剣を振り上げるウォーズをエレクスは呼び止めようとしたが、止まらない。

 

エレクスは、新たにバックルを取り出した。アイギスバックルだ。

 

「私が止める…そう誓ったから。」

 

サバイブバックルを外し、アイギスバックルを装填した。

 

[AEGIS open!][I protect all and fight!KAMEN RIDER AEGIS ERE-X!]

 

アイギスエレクスに変身した彼女はすぐさま自身の足で走り出した。

 

「爆ぜ散れ!!」

 

背後の翼を剣先を相手に向ける様に動かした。そこから紫色の光線を放つ。

 

その攻撃を間に入ったエレクスは全て受け止めて、弾き返した。

 

 

「一美!」

 

「康介、自分を抑えて!」

 

驚きので言葉に康介は一美を見た。

 

「相手は確かに憎い…でも、憎しみだけじゃ絶対に勝てない。今から始めるのよ、絶望しかなかった過去に夜明けをもたらすのよ!」

 

彼は彼女の言葉を一言一句逃さず自分の身体に飲み込んだ。

 

「…済まない、一美。お前の言う通りだな。」

 

「つまらん…そんな話。」

 

エンペラーホッパーは2人を見下しながら言った。

 

「そうか?俺はとてもいい言葉だと思う。今の俺に足りないものを…教えてくれた。」康介はそう反論する。そこには少し余裕があるように感じた。

 

「まあいいさ。もうすぐ時間だ。夜明けと共に、一部の人間に力をもたらす。」

 

エンペラーホッパーは鼻で笑い言い放った。

 

「それで何をするの?」

 

「闘争心を持つ人間は、力を手にすれば抑えられなくなる。そうして争い、勝ち残ったものを最強の戦士として作り上げる。要するに、お前達はもう用済みって事。」

 

「散々利用しておいて最後はアッサリ切り捨てるなんてな。その選択、きっと後悔する。」康介は、エンペラーホッパーに恐れもしない。それは一美も同じだ。

 

「なんだと?」

 

「なぜなら、その運命を俺達が変えるからだ!」

 

その時、東の空から金色の太陽が顔を出した。

 

エンペラーホッパーは、再び紫色の光線を2人に放った。今度はそれを空中に飛び上がる事で回避した。

 

「お前の運命は、俺達を越えられない!」[NOVA reopen!][WAR-Z drop NOVA!]

 

「私達の最強プレイにシビレなさい!」[AEGIS reopen!][DISASTER ERE-X lightning!]

 

ウォーズは左足、エレクスは右脚をエンペラーホッパー向け突き出した。

 

「お前達は…ここで死ね!!!!」

 

右腕を突き出し応戦するエンペラーホッパー。

 

しかし、その腕は2つの光が激突すると同時に裂ける様に崩れ始めた。

 

「なんだと…!!」

 

「心も体も怪物に成り下がったお前が、俺達には…「私達には…絶対に勝てない!!!!」

 

ウォーズとエレクスのキックは腕を砕くと、胴体と顔、そして翼全てを打ち砕き、地面に倒れた。

 

 

「私が…人間以下…私を侮辱するとは、許さんぞ!!!!」

 

最期の力を振り絞りエンペラーホッパー(湯山 玄武)は、恨みの言葉を吐き捨てると断末魔と共に爆発した。

 

 

 

再び立ち上がった2人は変身を解き、向き合った。

 

 

「一美…終わったな。」

 

「うん…私達に、ようやく夜明けが来たのね。」

 

「ああ、それも、人生最高の朝明けさ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「康介、よくやったな。」

 

父さんは朝一に俺のところに会いに来てくれた。

 

「ありがとう、父さん。」

 

少し戦いの事を話した後、父さんが突然話題を変えた。

 

「実は、近々仮面ライダーを率いた組織、或いは会社を作ろうと思っている。康介も来るか?」

 

しばらく考えた後、俺は答えを出した。

 

「流石に、断っておくよ。もう疲れたし。でも、ピンチになった時は絶対に助けるよ。」

 

そうかと言うと、「じゃあ、その時はよろしく」と言い帰ろうとした。

 

「待って。」俺はそれを呼び止めた。

 

「母さんに、会いに行ってあげて。ずっと、待ってたんだから。」

 

「…愛する息子にそう言われたら仕方ないか…」

 

「言われなくても行ってくれよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

それから時間はあっという間に過ぎていった。卒業式を終え、皆はそれぞれの将来に向かって道を歩み始めた。

鮫島は水棲生物の研究の為、昭彦は医者になる為、レイは学校教師になる為それぞれ進学した。

恵理は家業であるタイガートラベルに、香は東京に本社を持つ新聞社へ入社。忍は自身の先祖の忍者を未来へ残す為に日本の忍者について研究する学会に入会した。

道永は父さんと共にまた姿を消した。きっと父さんが新しいことを始めるからそれについていったのだろう。だが、それによって一美は少しストレスが溜まる様になったらしい。どうやら彼は毎朝毎晩電話をかけてくるんだそう。せめてメールにしてくれと少々お怒りだった。

一美は、自身の夢だったゲームを作り売り出すという事の為に専門学校へ入学、俺も元々興味のあった電子部品のメーカーへと就職した。

 

 

 

 

 

4月の中旬ごろ、俺と一美は再開した。卒業式以降連絡は取っていたが、顔を合わせるのは久しぶりだ。

 

「学校は楽しいか?」

 

「うん、勉強はついて行ける気がしないけど。」

 

一美は、前より少し大人びた気がした。なんというか、美人寄りになったというか。

 

「そっちも楽しい?」

 

「まだイロハを教えて貰ってるだけだからね。結局勉強。でも、やっていくしかないよ。」

 

「そっか。」

 

俺達は時間になると湧き上がる噴水を眺めて座っていた。

 

「俺は、上司や同僚達と上手くやってるよ。前みたいな消極的な自分からじゃ想像出来ないけど。」

 

「私も、既に友達が五人ぐらい居るよ。毎日ゲームやってる。」

 

 

 

俺達は黙ってしまった。いつもなら、話したい事を沢山の話すのに、今日は自分も一美もその雰囲気はない。

 

「…ねえ。」一美が沈黙を破った。

 

「なんだ?」

 

「お昼ご飯にしない?私、叔母さんからパン貰ったら一緒に食べよ!」

 

「そうだな。」

 

彼女は、抱えていたバスケットから風呂敷に包まれたパンを取り出した。

 

とりあえず、俺はバターロールを手に取り、食べた。

 

「やっぱ叔母さんのパンは美味しいね。」感想をいつも通り言った。だが、一美の様子が少しおかしかった。いつもならありがとうって言うのに。

 

「実は、今日持ってきたパン。私が作ったんだ。」

 

そう…だったのか。彼女は頬を赤らめ、そう確かに告げた。

 

「…ありがとう。」そう素直に俺は返した。

 

「ええっと…その…」一美は頬を赤らめ俺から目線を晒した。

 

「なんだ?」

 

 

 

「私…私は、康介に会えてよかった。康介に会えたから私は変われた。ありがとう。」

 

 

 

 

 

「ああ、俺も一美に会えてよかった…永遠に忘れはしない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




「赤空。私と共に、世界を救ってくれないか?」

そう簡単に言うのか…だが、いいだろう。私は彼の話に乗ることにした。もちろん、仮面ライダーは魅力的だ。だが、それ以上に敵のことが気になった。あの身体はどの様にして生み出されたのか…研究しなければな。


















「もうすぐ、最後の使徒が再誕する。」黒の貴族風の服を着ている女が言った。

「最後、と言うことは『哀』か…」サムライ風の男が言う。





















「湯山玄武は負けたのか…今までの中で一番刺激的な人物だったが、特に問題はないな。それと、もう一つの方はどうなっている?」

「はい、無事ネガウォーズの変身道具を渡し、契約を成立させました。」

「そうか…どちらも楽しみだ。」























皆さんこんにちは、津上幻夢です。
仮面ライダーウォーズを最終回までご覧いただきありがとうございます!
これが全ての始まりの物語、これが伝説へとなる…今投稿している仮面伝説の終わりだけでなく、既に完結しているフォース、ウォーズアナザー、そして現在リメイク中のワードに繋がるその物語。全てが一つになった時、最期の扉は開かれます。その時までお楽しみ…

これから先も仮面伝説の終わり、及び仮面ライダーワードをよろしくお願いします。

おっと、誰か近づいてくる様です。それも3人…誰なんでしょうね。






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