仮面ライダーWAR-Z[ウォーズ]   作:津上幻夢

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第7話 ストーム・ナイトメア

鮫島が居なくなった日の翌日。俺達は鮫島が息を引き取った場所に来ていた。

 

「鮫島がやられるなんて…」

 

「ああ、相手はかなりの強者だ。」

 

俺達は鮫島を殺した相手に恐怖を覚えていた。もちろん、鮫島を殺すほどの強さを持っているからというのもあるが、それ以上に同じ学舎で共に学んだ相手をここまで陥れてるほど残酷な人間がこの近くにいる、そう思うだけで身体の震えが止まらない。

 

 

俺達はそれぞれ草むらの中、木の根本、瓦礫の下などを探したが、手掛かりになる物は何も見つからなかった。そう思っていた。

 

 

 

それを見つけたのは一美だった。

 

「何もないな…ん?なんだろう、これ…]

 

一美が手に取ったのは、青のカードキーだった。

 

康介は、一美が何か見つけたのかと思い近寄ってきた。

 

「どうかしたのか?」

 

一美は突然の声かけに驚き、カードキーを隠してしまった。

 

「いや、気のせいだったみたい、気にしないで、」

 

「怪しい…」

 

康介は一美を見た。

 

その時だった。

 

森の木々が突然強風に吹かれ、揺れ始めた。

 

枝が擦れ合い、ガサガサと音を立てた。

 

「なんかまずくない?」

 

一美が康介にしがみつき、震えた声で言った。

 

「…」

 

康介は黙ったままだった。

 

やがて風は強くなり、雨が降り始め、雷鳴が響き渡った。

 

「…戻るぞ。」

 

康介は、少しずつ後ろに下がった。それに合わせて一美も一緒に下がった。そして、大木にぶつかった。

 

その時だった。

その大木が康介達に向け倒れてきた。

 

「危ない!」

 

康介が一美を押し倒し大木を避けた。

 

「何?」

 

一美が起き上がると、折れた大木の切り株に和風の装備をつけたホッパー、「ダークホッパー」がいた。

 

ダークホッパーは二体。黒のカラーリングで右手には剣が握られていた。

 

「そういう事か…」

 

康介も続けて起き上がった。

 

 

2人はベルトをつけ、キーを装填した。

 

[WAR-Z key!][ERE-X key!]

 

「「変身」」

 

 [[open!]]

 

[Masked warrior!KAMEN RIDER WAR-Z!]

 

[Lightning goddess!KAMEN RIDER ERE-X!]

 

 

2人はウォーズとエレクスに変身した。

 

[[survive swordgun!]][sword-mode!][gun-mode!]

 

ウォーズは剣を、エレクスは銃を構えた。

 

「行くぞ!」

 

ウォーズの声でダークホッパー達が動き出した。ウォーズとエレクスもそれに合わせて攻撃を仕掛けた。

 

 

 

 

「やっ!!」

 

エレクスは左足でダークホッパーを蹴り上げるために足を上げた。

 

ダークホッパーはそれを巧みに交わし、剣をエレクスの喉元に突き刺そうと剣を前に出した。

 

エレクスもその攻撃を避け、ダークホッパーと距離を持った。

 

「こう見えて私は射的得意なのよ。」

 

エレクスはサバイブソードガンのガンモードでダークホッパーの身体を次々と狙い撃ちした。

 

ダークホッパーは反撃を試みようとするも、忙しないエレクスの攻撃に全く動くことが出来なかった。

 

「私のプレイにシビれなさい!」

 

エレクスはスパークキーを銃にセットし、キーを回した。

 

[full open!][Blitz blast!]

 

エレクスは電撃を纏った弾丸をダークホッパーに放った。

 

その弾丸はダークホッパーに着弾した。

 

ダークホッパーは確かに爆散した、かのように見えた。

 

ダークホッパーは無傷だった。しかも、ダークホッパーの前には魔法陣が張られていた。

 

「魔法剣士ってやつか…」

 

エレクスは、スパークキーをベルトに装填した。

 

[Spark key!]

 

そして右腕から電撃を放った。

 

ダークホッパーはそれを回避し、炎魔法を放った。

 

エレクスはそれの攻撃を避けるために体を伏せた。

 

火球はエレクスの頭上を通り過ぎた。

 

「あっつい!火傷するじゃん!」

 

エレクスは再び立ち上がり、攻撃を仕掛けた。

 

 

 

 

ウォーズはもう1人のダークホッパーと戦闘していた。

 

「はあっ!!」

 

ウォーズが剣を振り下ろすと、ダークホッパーはそれを剣で受け止めた。

 

ダークホッパーはウォーズを押し倒した。

 

ウォーズは、後ろに下がり、体勢を整えた。

 

「中々やるな…」

 

ウォーズは剣を構え直した。

 

ダークホッパーは左手で空中に紋章のような物を描いた。すると、魔法陣が現れ、そこから炎が放たれた。

 

その攻撃にウォーズは驚き、避けきれずに喰らったしまった。

 

「何!魔法だと!」

 

ウォーズは攻撃を喰らった左肩を押さえながら立ち上がった。

 

「俺は猫舌でな、熱いの嫌いなんだよな…」

 

ウォーズはファングキーを剣に挿した。

 

[full open!]

 

ウォーズはダークホッパー向け走り出した。ダークホッパーは間髪入れずに魔法攻撃を仕掛けた。

 

[Mach key!]

 

ウォーズはマッハキーを装填し、超高速で攻撃を避けながらダークホッパーの懐に潜り込んだ。

 

[Sharp slash!]

 

白く輝く剣をダークホッパーに突き刺した。

 

ダークホッパーは、叫び声と共に消滅した。

 

 

 

 

「ぐはっ!」

 

エレクスはダークホッパーの魔法に苦戦していた。

 

「魔法剣士って、敵だとすごい厄介なんだよな!」

 

エレクスはベルトのキーを回した。

 

[Re open!][Blitz lightning!]

 

エレクスは剣を構えて迫るダークホッパーの腹にカウンターパンチを放った。

 

エレクスのパンチはクリティカルヒットし、爆散した。

 

「一美!」

 

同じくダークホッパーを撃破したウォーズがやってきた。

 

「康介、早く戻ろう。」

 

エレクスは嵐に覆われている森を見ていった。

 

「ああ、そうだな。早くバイクに…」

 

その時だった。突然ウォーズとエレクスの足元を冷気が襲った。

 

その冷気にウォーズとエレクスの足は凍結させられてしまった。

 

「何!」

 

「何これ!」

 

[full open!]

 

[Freeze slash!]

 

氷の刃がウォーズとエレクスを貫いた。

 

「ぐはっ!!」

 

「きゃあっ!!」

 

ウォーズとエレクスはその攻撃に弾かれてしまった。

 

 

「貴様…まさか、貴様が鮫島を!」

 

ウォーズとエレクスの目の前に立っていたのは、ウェザーだった。

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