ギャラクシーエンジェルⅡ ~失われた英雄と心に傷を負った天使~ 作:ゼクス
今回と次回は永劫回帰と無限回廊のネタバレがあります。
「はい、皆さん。紅茶をどうぞ」
ティーラウンジのウェイトレスであるメルバは、テーブルの上にルーンエンジェル隊のメンバーを含め、レスター、ちとせ、フォルテ、ヴァニラの前にそれぞれ紅茶を並べた。
「この紅茶はリコさんから、渡された茶葉を使って淹れさせて貰いました」
「その茶葉はミントさんから貰ったセイロンです」
『へぇ~、そう言えばミントって今何してるんだい? この前はこの艦、ルクシオールに居たのに今は居ないみたいだけど』
ちとせの前のテーブルに置かれたペンダントから
「ミント先輩でしたら、今は軍を退役してご実家のブラマンシュ商会の社員として働いています」
「アンタが逃げ回っている間にね」
『はははっ、もうそれは言わないで……』
フォルテの指摘にタクトは肉体があったら泣いているような雰囲気を発しながら答えた。
その中でフッとヴァニラが何か気になったのか、ペンダントに顔を向けた。
「そう言えば、何故私がピコにいるとタクトさんは知っていたのですか? 知らなければ、わざわざアルモさんをピコにお連れした時に私宛ての連絡が出来る筈が無いのですが?」
その事がずっとヴァニラは気に掛かっていた。
言うまでもなく『
他の面々も気になるのか、ペンダントに視線が集まる。
『ああ、それはフェムトに立ち寄った時に丁度ヴァニラの『紋章機』、ハーベスターを確認したのと、一度フェムトに入って来たのを監視カメラの記録で確認したからさ』
「そう言う事でしたか」
フェムトがファントムシューターに関わる秘密施設の役割も担っていた以上、監視カメラの記録を確認するのは容易い。
現に内部にいる警備ロボットをファントムシューターのAIは制御して見せたのだから、タクトの説明に矛盾はなく全員が納得したように頷いた。
その中でヴァニラはフッと気が付く。
(もしかしてタクトさんならば、どうしてナノナノが目覚めたのか知っているのでは?)
それはヴァニラもナノナノもずっと気になっていた事。
今だ数多くのナノナノの姉妹が眠るフェムトの中で、唯一ヴァニラが近づいた事でナノナノだけが目覚めた。その理由は今だヴァニラにも目覚めたナノナノ本人にも分からない。
ナノナノもヴァニラと同じようにソワソワとペンダントを見つめだす。
ファントムシューターに聞くのは怖いが、タクトならば聞けそうだと思ったのだ。
そして紅茶を飲んだレスターがメルバに視線を向けると、彼女は無言でティーラウンジの外に出てそのまま警護に入った。
タクトもセンサーからそれを確認したのか、音声を発する。
『さて、そろそろ話を始めようか。ただ話す事が多くなりそうだから、質疑応答形式で良いかなレスター?』
「ああ、構わんぞ。序でに自己紹介もしておけ」
『おっ。確かにそれを忘れてた。俺とした事が。じゃあ其処のオレンジの色の髪の子』
「えっ? 私ですか?」
タクトに指定されたリコは慌てて返事を返した。
『うん、君だ。さっきからずっと俺やフォルテに何か聞きたそうだったからね』
(凄い。リコの様子に気が付いていたなんて)
確かにカズヤもリコが何処かソワソワした様子で、ペンダントとフォルテを見ている事に気が付いていた。
まさか、それにタクトも気が付いているとはカズヤは思っていなかった。フッとフォルテ、ヴァニラ、レスター、そしてちとせを見るが驚いた様子は無い。
(教官たちの様子からすると、センサーのおかげじゃなくてマイヤーズさんなら気付いて当然だって思っているって事だよね。やっぱり凄い人なんだ)
『答えられる事なら答えるから。フォルテも良いよね?』
「ああ、構わないよ。何でも聞いとくれ」
「あ……ありがとうございます」
自分の事を気遣ってくれるタクトとフォルテに感謝しながら、リコは口を開く。
「私はアプリコット・桜葉と言います。『RA-001 クロスキャリバー』のパイロットです。リコって呼んでくれて構いません」
『アプリコット・桜葉でリコか……うん? 桜葉って……もしかして!?』
「はい、彼女はミルフィー先輩の妹さんです、タクトさん」
『そうか、ミルフィーの……じゃあ、君が聞きたい事って言うのは……』
「はい。先ずフォルテさんに聞きたいんですけど……」
「ああ、ミルフィーの安否に関してだね」
フォルテの言葉にリコはコクリと頷いた。
「あ、あの、お姉ちゃんはあんな機械を付けられちゃって、だ、大丈夫なんでしょうか?」
リコの脳裏に浮かんだのはヴェレルが送って来た映像の中で、マインドコントロールを付けられて目を閉じて眠っているような状態だったミルフィーユの姿。
何時も明るい笑顔で微笑んでいた宇宙一大好きな姉の現状の姿を思い出し、リコの目尻に涙が浮かぶ。
「うっくっ……うぅ……」
「リコ……」
「安心おし。ヴェレルも言っていただろう? ミルフィーは今のところただ唯一のゲートキーパーなんだ。安全は保証されたようなもんさ。大丈夫だよ! 絶対に!」
「は、はい……」
涙目になりながらも、フォルテの言葉を信じたいのかリコは返事を返した。
『俺もフォルテの意見に賛成だ。話した感じだとあのヴェレルって奴はかなりの計画派だ。自分の立場を危うくさせるような要因は絶対に作らないタイプだ』
「その計画派に一番憎まれているのは、お前とファントムシューターだからな」
レスターもタクトの意見には概ね賛成なのか頷きながら話しかけて来た。
『ああ、だからこそ、奴はミルフィーに下手な手出しは出来ない。多分さっきの映像でファントムシューターが無事なのを奴は確認している筈だ。奴にとってミルフィーは絶対に失ってはいけない手札だ』
「あ、あのじゃあ……マイヤーズさんに聞いて良いですか?」
『うん、何かな? 後、俺の事はタクトさんって呼んで良いよ』
「それじゃあ、タクトさん……ファントムシューターから例のペイントを消して、ステルスが安心して使えるようになれば、『セントラルグロウブ』に潜入してお姉ちゃんを助け出す事は可能でしょうか?」
「ああっ!!」
「なるほど! その手があったか!!」
リコの考えにカズヤとリリィは感心したように声をあげた。
今は電磁波を発生させるペイントのせいで効果を失ってしまっているが、ファントムシューターには『
そのステルスと『アナザースペース』を介しての移動を使って『クロノゲート』を通らずに、秘密裏に『
充分に現実味のある作戦に、これならばとカズヤは期待するが……。
『ごめん。それはかなり難しいんだ』
タクトはリコの作戦を断った。
「っ……ど、どうしてですか?」
『理由は幾つかある。先ず一つ目だけど、これは君達も知っていると思うけどファントムシューターで『アナザースペース』に入ったり出たりする時は、空間異常が此方側で発生するんだ。それは『
「つまり、幾らステルス機能が万全になったとしても『
『その通りだ、レスター。そして二つ目だけど、今のファントムシューターの兵装は戦艦が相手じゃ気休めにもならないバルカンぐらいしかないんだ』
「それは流石に無理だね」
「はい、幾らちとせさんが乗った事で『紋章機』の真の力を発揮出来るようになったとはいえ、無謀すぎます」
リコ同様にミルフィーユを出来るだけ早く助けたいと思っているフォルテとヴァニラも、兵装を失った状態のファントムシューター単体での潜入は難しい事に同意するしかなかった。
『そして三つ目。今、『
『っ!?』
タクトの明確な敗北宣言にレスター、フォルテ、ヴァニラは目を見開く。
基本的にタクトは自分達の敗北の可能性を口になどしない。どんな状況でも諦めずに策を考えて、起死回生の手を考えてくれる。
そのタクトが明確な敗北の可能性を口にしたと言う事は、それだけのものが『
更に言えば、ちとせが何も言わずに沈痛な面持ちでいる。それはちとせもタクトの意見に同意だと言う事だ。
『だから、ごめん。ミルフィーの事はもう少しだけ待って欲しい。絶対に助け出すから』
「は、はい……無理を言ってすいませんでした」
『いや、こっちこそ力になれなくてごめん……さて、次は……』
「おう! 俺がして良いか!?」
誰にしようか迷っていたタクトに、アニスが前のめりになりながら手を挙げた。
『君は?』
「アニス・アジートだ! 今は壊れちまっているが『レリックレイダー』のパイロットだ。アンタからすれば、赤い機体って言えば分かるか?」
『ああ、俺とファントムシューターが今のところ最後に見つけた『紋章機』のパイロットか。いや~、一機だけあっちこっちに移動しているから探すのに苦労したよ』
「はは、やっぱあんとき、俺をっていうか、レリックレイダーを追って来てたのかよ」
何故辺境の方で海賊探しをしていた自分に、ファントムシューターが接触したのかアニスは悟り、冷や汗を流した。
「それでだ。あの、バレル……あれ? ブレルだっけか?」
「ヴェレルだよ」
肝心の相手の名前を忘れて言い間違えているアニスを見かねて、カズヤが訂正した。
「そか、そのヴェレルの艦隊だけどよぉ。あんな、短期間でどうやってあんな数揃えたんだ? こっちはマジークだけじゃなくて他の星からも艦が来たのによぉ。それよりも多いなんて、幾ら何でも不自然だろ? ありゃ」
「それは確かだな」
アニスの意見にはレスターも同意し、タクト、ちとせ、フォルテを除く全員が同じ気持ちだった。
幾ら何でもヴェレルの艦隊は多すぎる。幾ら破壊してもすぐに再配備されてしまい、しかもその艦隊の質は全く同じで衰える事が無い。
「最初はフォルテの姉御に聞こうって思ってたが、アンタの方が色々と知ってそうだからだよ」
「いや、姉御って!? なんだい!?」
いきなりのアニスの発言にフォルテは思わず質問してしまう。
「ああ、ランファの姐さんのリーダーだったフォルテさんは姉御だぜ!」
「………レスター。アンタ妙なの入れちまったねぇ?」
「俺が入れたくて入れたわけではない。文句があるならミントに言うんだな」
憮然とした様子でレスターはフォルテに告げた。
「なぁ、どうなんだよ!? 知ってんだろう?」
『……ああ、俺は知ってる。ヴェレルの秘密をね』
アニスの鋭い質問に対してタクトは答えた。
『出来ればランファが来てから話したかったけど、質問が来た以上、答えるよ。先ず、皆も大体は気が付いていると思うけど、『
「そうか!? だから、『
大規模な生産施設がありながらも、『
それは、その生産施設自体にファントムシューターと同様にステルス性能が施されていたからだった。
『正直アレを悪用されるとは思っても見なかった。そう簡単に掌握されるような代物じゃないって、ファントムシューターから教えて貰っていたんだ。それに、
「教えて貰ったって事は、ファントムシューターの奴は最初からヴェレルが使用している生産施設が『
『ああ、フォルテの言う通り、ファントムシューターは知っていた……その事でレスターに聞きたいんだけど、ヴェレルの奴を『
「お前、ヴェレルについても何か知ってるのか?」
明らかに話をした以上の情報を握っているようなタクトの言動が気になり、レスターは思わず質問した。
『うん、まぁ。ただ俺がって言うよりも、ファントムシューターの方がね。だからこそ、おかしいんだ。アイツが本当に『影』の管理者なら、
『っ!?』
(ど、どう言う事なんだ? 今のマイヤーズさんの話だと、ヴェレルはファントムシューターを知ってる? でも……)
カズヤの脳裏に浮かぶのは、心から忌々しそうにファントムシューターの存在を語っていたヴェレルの姿。アレが演技だとはとても思えない。
「ちょい待ちな、タクト。あんまり思い出したくない事だけど、あたしがクーデター軍に居た時、ヴェレルの奴がファントムシューターの事を本気で嫌っていたのを見たよ。アレは少なくとも演技とは思えない。何せアンタがファントムシューターと一緒にリリィを逃がした時に、あたしに損害なんて構わずに確実に破壊しろなんて命じてきたぐらいだからね」
『だろうね。だから、俺も少し困惑してるんだ。それに脅すなら『影』よりも■■■を使った方が……ああ、これは駄目か』
再びファントムシューターの妨害が入った事を察して、タクトは残念そうに呟いた。
重要な情報を知る事が出来ない事を歯痒く思いながらも、レスターは自身が知るヴェレルに関してをタクトに説明する。
「……ヴェレルに関してだが、奴を見つけたのは『セントラルグロウブ』のマスターコアの側だ。コールドスリープ状態で見つかり、他に『
『なぜ、他の者が一切おらず、私だけが生き残っているのか一切分かりません。長きに渡る眠りの影響で私の記憶は殆ど残っていないのです。このような私一人では何もできないも同然……どうぞ、あなた方の手でこの『
「と奴は俺達に告げ、その後は復興には一切関わらず、ずっと静観していた。その後『
『そうか……記憶喪失か。なるほど』
「え~と、でも、それって嘘だったんじゃないですか?」
話を聞いていたカズヤは、自らの恩師であるフォルテにした所業や『
それに対してタクトは、自分なりに考えたカズヤの疑問に対する考えを述べ出す。
『いや、そうとは限らない。中途半端に記憶が無くなっているのは間違いない筈だ。そうでなければ、ヴェレルの奴が『全宇宙の支配者』になろうとしているなら、■■■■■■■……ああ、伝えられないって本当に困るなあ』
「仕方がありません、タクトさん……『影』の管理者であるヴェレルがこのような暴挙に走った以上、ファントムシューターが警戒するのは当然なのかも知れません」
タクトの気持ちがこの場で唯一分かるちとせが、慰めるように声を掛けた。
「えっ? あのちとせさんもタクトさんが言う『影』が、何か分かっているんですか?」
「はい。既にファントムシューターはヴェレルを敵として見ているのか、『影』とヴェレルに関する情報は頭の中に残っています。ですから、私もタクトさんの意見には同意します」
「タクトとちとせが同じ意見なら、それだけ『影』って言うのは難敵って事だろうね」
「現状の戦力では、対処が難しいと言う事でしょう」
「頭の痛い問題だ」
今回のセルダール解放でもギリギリの戦いだったと言うのに、今後の戦いは更にキツくなるのは確実。
幸いというべきなのは、セルダールが解放された事で、その軍も今後の戦いに参加してくれる可能性があることぐらい。
『どちらにしても現状すぐにはヴェレルは追えないのは変わらない。レスター、後で『影』に関しての詳細な情報をちとせに纏めて貰って渡すよ』
「さっそくちとせを扱き使うつもりか?」
『そ、そんなつもりはないから』
「ク、クールダラス司令! わ、私は構いませんので!」
「なに、分かってるさ。だが、タクト。四年間働いてなかった分は、キチンと働いてもらうぞ」
『出来るだけ頑張らせて頂きます……』
普段は余り仕事をやりたがらないタクトだが、流石にちとせばかりに任せて置くわけにはいかないと思い、今の自分に出来る範囲での協力を改めて約束した。
『ところで、俺って『
「殉職扱いで二階級特進したよ」
『あっ、やっぱり……』
「後、僕が習った『
『だああああ! 何だか凄く恥ずかしい!?』
「俺達は生存を信じて参加しなかったが、トランスバール星系とエデンでは大々的な国葬を上げられたぞ、お前は」
『……俺、肉体が戻っても帰るのが怖いんだけど』
国葬まで上げられた身の上なのに、それで戻ったらどうなるか考えただけでタクトは無い頭が痛くなりそうだった。
「あの~、次は私が質問を宜しいでしょうか~」
空気を変える為なのか、或いは早く質問したかったのか、カルーアが手を挙げた。
『ああ、そうだね。ところで君は?」
「RA-004 スペルキャスターのパイロットのカルーア・マジョラムと言います~」
「カルーアさんは惑星マジークの出身で、公認A級魔女という高い地位にいます」
『なるほど、いや~、俺もこっちに来て魔法を使える惑星があるって知った時は驚いたよ』
「後、カルーアさんにはもう一人。別人格のテキーラさんとしての姿もあって、テキーラさんの方がスペルキャスターのパイロットをしています」
『えっ? つまり、二重人格で変身して『紋章機』に乗るって事? いや~、新しいエンジェル隊も個性豊かだね……それで質問の方は何かな?』
先ほど同様に答えられる範囲でなら答えるつもりでタクトは、カルーアを促した。
しかし、カルーアはテーブルに置かれているペンダントではなく、レスターの方に顔を向けた。
「え~と~、先ずクールダラス司令にお聞きしたいのですが~」
「うん? 俺にか?」
まさか、自身に質問が来るとは思っていなかったレスターは驚く。
「はい~、先ほどの『
「ああ、言ったがそれがどうした?」
「『
「なるほど。確かにその辺りの詳しい事情は話していなかったな」
カルーアの質問の内容を理解したレスターは、納得したように頷く。
質問の内容はタクトやファントムシューターに関わる内容ではなく、『
『
「少し脱線気味ですが~、この際だから聞いちゃおうと思いまして~」
「尤もな疑問だな。分かった、その辺りに関して説明しよう」
「お願いしますわ~」
「先ず『
『
無数に『クロノゲート』があると言う事は、その数だけ宇宙が存在しているという事を意味する。
そして今のレスターの言葉からすると、『
「では~、『
「残念ながら今のところ『
「あら~?」
他の宇宙に興味があったのか、残念そうにカルーアは声を漏らした。
「何故ならゲートを開いた先の宇宙は、どれも滅んでいたからだ」
「まあ~……」
予想外かつ痛ましいレスターの返答に、カルーアは目を見開いた。
それは『
「『
「そんなに~……」
数も予想以上だったのかカルーアの顔はますます曇って行く。
「『
「なるほど~。良く分かりましたわ~。足掛け二年の疑問が氷解いたしましたわ~。では、次にマイヤーズさんに質問ですけど~」
『何かな?』
「ご無事な宇宙は幾つありますの~?」
『っ!?』
カルーアの何気ないような質問。
だが、重要な意味を持つその質問に、ちとせを除いた全員の目がペンダントに集まった。
そう。ファントムシューターが移動できる宇宙は、何も『
今だ開いていないゲートの先にも、ファントムシューターは『アナザースペース』を介して行くことが出来るのだ。
『……君凄く鋭いね』
「以前ファントムシューターを追っている時、極短期間の間、『
『いや~、新しいエンジェル隊の隊員も優秀じゃないか、レスター』
「ちょっと待って! タクト! あるのか!? 今だ開いていないゲートの先に文明圏が存在している宇宙が!?」
もしそうだとすれば、今後の『
期待と不安が詰まった視線がタクトの意思を伝えるペンダントに集まる中……。
『うん。文明圏を持つ宇宙は存在している』
タクトは告げた。今だ発見されていないながらも、確かな文明圏がまだ開いていないゲートの先に存在している事を。
『無事を確認出来たのは、『
「後で詳細を報告しろ!!」
(『
今だ開かずにいる『クロノゲート』の先にある文明圏を持つ宇宙。
カズヤは未だ知らない、だが、確かに存在していると言うその四つの宇宙に思いを馳せるのだった
『無限回廊の鍵』で登場のロゼルの役割
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リコに接近
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ちとせに接近
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別ヒロインと結ばれる