ギャラクシーエンジェルⅡ ~失われた英雄と心に傷を負った天使~ 作:ゼクス
カズヤのメインヒロイン確定話です。
(う~ん……エンジェル隊はホッコリーで休暇かぁ……)
一先ずエンジェル隊の皆と分かれたカズヤは悩みながら、通路を歩いていた。
休暇が嫌な訳ではない。庶民の出であるカズヤからすれば、リゾート地であるホッコリーは行ってみたいと思える場所だ。
スペシャルパスまで貰い、無料で様々な施設が使えたり、イベントに参加出来たりなどこれから先の人生で、この機会が再び巡って来るとは思えない。
(でも、他のクルーが修理やら何やらで大変な時に僕達だけ休暇って事だよなぁ……むぅ~……良いのかなぁ?)
悩みながらカズヤは前を歩く。
すると、そんなカズヤに背後から声が掛かって来る。
「カズヤ」
「えっ? この声は?」
呼ばれて振り返ってみると、其処にはフォルテとランファが笑顔を浮かべながら立っていた。
「教官!? それにランファさん!?」
「よっ! 何しけた面して廊下を歩いてるんだい?」
「せっかくレスターが休暇をくれたんだから、楽しんで来たら良いじゃない」
「いや、その……」
ランファのあっさりとした明るい言葉に、カズヤはすぐに返事を返せなかった。
その様子を見たフォルテとランファは同時に溜め息を吐きながら、カズヤに近づいて来る。
「全くアンタは真面目過ぎるね」
「どうせ『皆が働いているのに自分達だけ休暇は申し訳ない』とか、考えていたんでしょう?」
「うっ!」
図星を突かれてカズヤは思わず呻いた。
呆れたようにランファは再び溜め息を吐く。
「本当に真面目なんだから。寧ろせっかく休暇を貰えたんだから、楽しまないと損よ」
「同感だね。しかも場所はバカンスに持って来いのリゾート地。あたしだったら、満喫させて貰うさ」
「それはそうなんですけど……やっぱり他のクルーの皆をおいて僕らだけリゾート惑星で休暇は流石に……ランファさんだって、マジーク艦隊の事とか色々とあるじゃないですか?」
「それが今の私の仕事。アンタ達の仕事は戦闘になった時に、『紋章機』に乗って戦う事よ。それにあんまり根を詰めすぎると肝心要の時に力は出ないものよ。ただでさえアンタ達は気を張るような戦いばかりしてきたんだから」
「それにカズヤ……アタシが言うのも何だけど、今回のアンタらエンジェル隊の褒賞はセルダール政府から与えられたもんだ。あちらさんはそれだけ感謝してるって事なんだから、その気持ちを察してやりなよ」
「あっ……はい、そうですね」
フォルテの指摘に、今回の休暇はただの休暇と言うだけではなく、セルダール政府の感謝も関わっている事にカズヤは気が付いて頷いた。
「そうそう! それに戦いはまだ続くんだから」
「アンタ達は今のアタシらの最大戦力。休める時に休んで、英気を養っておきな」
「はい! 教官、ランファさん。ありがとうございます!」
まだ少し複雑な気持ちは残っているが、それでも休暇に行く事を決めたカズヤは一先ず自室に戻ろうとする。
だが、その前にランファが楽し気な笑みを浮かべながら声を掛ける。
「そ・れ・で、エンジェル隊の中から誰を誘って一緒に行くの?」
「えっ? えええええっ!?」
「何驚いてるんだい? まさか、一人でホッコリーに行くつもりだったのかい?」
「い、いえ、そ、その、ほら、せっかくですからエンジェル隊の皆で一緒にとか……」
「アンタ馬鹿?」
真顔でランファはカズヤを見つめながら言葉を発した。
同感だと言うようにフォルテも頷き、カズヤの肩に手を置く。
「カズヤ。アンタ、あの子らと一緒にどれくらいいるんだい?」
「え~と、一番付き合いが短いリリィさんは一週間前後ですけど、他の皆とは数週間ぐらいです」
(思えば僕がエンジェル隊に入隊してから、まだそれぐらいしか経ってないんだよなぁ)
それでもカズヤの中で、その数週間は鮮明に記憶として残っている。
「そう。リリィって子は短いけど、他のメンバーとは数週間も一緒に過ごして、戦ったりしたんだから」
「気になる相手ぐらいが、いるんじゃないのかい?」
「き、気になる相手……ですか……?」
カズヤの脳裏に、一人の少女の顔が浮かんで来た。
(うぅっ……何だか胸がドキドキしてきた)
脳裏に浮かんだ相手とリゾート地で一緒に過ごす。
そう考えると期待と興奮でカズヤの心臓は高鳴って来る。
カズヤの変化にランファとフォルテはすぐに気が付き、互いに頷きあうとカズヤに声を掛ける。
「その様子だといるみたいね」
「えっ!? あっ! いや、その……」
「何恥ずかしがってるんだい。良いかい。気になる相手がいるなら、この機会に誘って来な」
「さ、誘うんですか?」
「そうよ! 誘うのよ! じゃないと、あたし達の司令官みたいに機会を外しまくって大変な事になるわよ!」
「全くだね。タクトの奴なんて奥手過ぎて、せっかくあたしらがお膳立てしてやってるのに、告白の機会を逃し続けて……」
「危うくちとせが他の男に取られそうになったのよ!」
「えええええっ!? 本当なんですか、それ!?」
あのタクトに対して何処までも一途なちとせの事を知っているカズヤは、信じられず思わず叫んでしまう。
「本当さ。だから、カズヤ。気になる相手がいるんだったら、機会を逃すんじゃないよ。逃してズルズルと先延ばしにしたりしたら……」
「本当に面倒なんだからね!」
(ええっ……マイヤーズさん。貴方は、ちとせさんと付き合うまでに、一体何があったんですか?)
自分達の事ではない筈なのに、深々と溜め息をついて疲れた様子を見せているフォルテとランファを見たカズヤは内心で冷や汗を流した。
「と言う訳で、はい、此れ私達からのアイテム」
言いながらランファは背中に回していた手を前に回し、持っていた花束をカズヤに差し出した。
「こ、これは!?」
「取り敢えず受け取んな」
「ず、随分と大きい花束ですね……」
「女の子はね。これぐらいの花束を持って誘われた方が喜ぶんだから、ほら! 受け取りなさい!」
「わっ!」
押し付けるように差し出された大きな花束をカズヤは受け取った。
「胸張って、さっさと誘って来なぁ。あんまり待たせると先に行っちまうよ」
「そうよ。急がないとホッコリーに皆、行っちゃうわよ」
「それはそうかも知れませんけど、後から追いかける事だって出来ますし」
そうカズヤは考えて口に出したが、フォルテとランファは目を見開いて驚く。
「あれ? 僕何か変な事を言いました?」
「言ったに決まってるでしょう!」
「カズヤ……アンタ、これから行くリゾート地が、どんなところなのか忘れたのかい?」
「えっ? ……あっ! あああああああっ!」
指摘された事でカズヤは、漸く休暇先であるホッコリーがどんな場所なのか思い出した。
セルダールの第二衛星『ホッコリー』。その衛星全体がリゾート地なのだ。
土地ではなく惑星規模のリゾート。当然、数多くの地上に降りる港が存在しているという事になる。
一緒にシャトルに乗らない限り同じ港に行ける筈がない。
「し、失礼しますぅ!! 花束ありがとうございましたぁぁぁっ!!」
カズヤは手渡された花束を持って、即座にエレベーターのある方向に向かって走って行った。
その後ろ姿をランファとフォルテは、カズヤの後ろ姿が見えなくなるまで見送る。
「さて、アタシも準備しないとね」
教え子が見えなくなったのを確認したフォルテは、軍帽を被り直して真剣な顔を浮かべた。
横にいるランファはその言葉の意味が分かっているのか、僅かに顔を暗くする。
「フォルテさん……その……」
「何も言うんじゃないよ、ランファ。コイツはアタシがきっちりとつけないといけないケジメなんだからね」
「でも!?」
これからフォルテがしようとしている事を知っているランファは、心配で仕方が無かった。
「なに、そんなに暗い顔をしなさんなって……ただね。もしもの時は、タクトとちとせの事を頼んだよ」
「っ……」
「あの二人は覚悟をもう決めちまってる。覚悟を決めたあの二人が止まらない事を、あたしらは良く知ってるだろう?」
その言葉にランファは何も言えなかった。
覚悟を決めたタクトとちとせが、その覚悟の果てに何をしたのかを嫌と言う程に知っている。そしてその覚悟を果たした先で、二人に襲い掛かった悲劇も。
今もまた過去の人間達が課した過酷な運命を背負い、それに立ち向かおうとしている。
(ふざけるんじゃないよ! 何でタクトとちとせばかりが!)
『ヴァル・ファスク』との戦いが終われば、二人に待っていた筈の幸せな未来。
しかし、その未来は訪れず、タクトは唯一人その運命がちとせの手に伸びないように抗っていた。だが、そのタクトの頑張りさえも届かず、残酷な運命をちとせは背負ってしまった。
フォルテの両手は血が滲むほどに強く握られ、ランファも悔しさからか同じように拳を握って振るえている。
「あの二人の力になる為にも、先ずはケジメをつけないとね。じゃあ、後は任せたよ、ランファ」
「はい、フォルテさん!」
手を挙げて去っていくフォルテの背を、ランファは震える手で敬礼しながら見送るのだった。
「ふぅ~……」
花束を持ってピロティに着いたカズヤは、一度深呼吸をして気持ちを落ち着ける。
「よ、よし! 誘うぞ!」
ルーンエンジェル隊のメンバーが全員揃って普段は賑やかな筈なのに、今は誰もいないピロティでカズヤは気合いを入れた。
(ま、まだ居てくれるかな?)
悩んでいる内に何時の間にか、それなりの時間が経ってしまっていた。
リゾート地を楽しめるからと出来るからと、早々とルクシオールから出てしまい、もしかしたらこれから向かう先の部屋の中にはもう誰もいないかも知れないとカズヤの中に不安が過ぎる。
(ええい! 悩んでも仕方がない! 勇気を出すんだ! カズヤ・シラナミ!! もしもの時は調べてでも追いかけて……あっ)
カズヤの足が止まった。
(そうか……僕は何時の間にかあの子の事がこんなにも気になって)
魅力的な女性が多いエンジェル隊の中で、カズヤの脳裏に何時も一番最初に脳裏に浮かぶのは一人だった。
その気持ちは、まだ言葉で言い表せるほどには形としては定まっていない。だが……。
(僕が誘うなら彼女しかいない!)
相手の私室の前にカズヤは辿り着く。
心臓がドキドキと高鳴る中、恐る恐るインターホンに手を伸ばしボタンを押した。
――ピンポーン!
「………」
返答を待つ時間がいやに長くカズヤが感じながら待っていると……。
「はい」
(よし! 居てくれた!)
インターホン越しに誘う相手-『アプリコット・桜葉』の声が聞こえて来た。
まだ、ルクシオールに残っていてくれた事を内心でガッツポーズしながらカズヤは喜び、花束を片手に持って背に隠しながらインターホンの先にいるリコに声を掛ける。
「や、やあ! リコ」
「シ、シラナミさん!!! す、すぐに開けます!! あっ! いったーい!!」
慌てていたのかリコの叫び以外に、何かと強くぶつかる音がインターホン越しに聞こえて来た。
大丈夫なのかとカズヤが心配する中、私室の扉が開き、リコが出て来た。
「何か凄い音が聞こえたけど、大丈夫?」
「は、はい……ちょっと休暇の為の準備をしていて……カバンにつまづいてしまいました。あははは……」
「そ、そっか。とにかく、怪我が無くて何よりだよ。あははは……」
互いに苦笑いしながらカズヤとリコは顔を見つめ合う。
「そ、それで……その休暇の事……なんだけど……」
「はい……」
何かを期待するようにリコの瞳が真っ直ぐにカズヤに向けられた。
その瞳に気恥ずかしさを感じながら、カズヤは恐る恐る話しかける。
「ほ、他の皆と……その……一緒に行く予定なのかな?」
「いえ……その皆には誘われましたけど……その私は……」
(も、もしかして……僕の事を、待っていてくれたのかな?)
顔を赤らめながら口にしたリコの言葉に、カズヤは期待感が募り覚悟が決まる。
ランファとフォルテから渡された花束を、リコに差し出しながらカズヤは叫ぶ。
「リコォ!! 僕と一緒にホッコリ―での休暇をすごしてくれないかぁ!!」
「っ!!!」
時が一瞬止まったようにカズヤは感じた。
リコの返答はどうだろうかと期待と不安に包まれるのか中、リコの口から言葉が発せられる。
「は、はい……よ、宜しくお願いします」
「………」
リコから返って来た返答に、カズヤは呆然とする。
徐々に返答の意味を理解して来たのか、カズヤは身体を震わせながら、頬を真っ赤にしているリコを見つめて口を開く。
「ほ、本当に?」
「はい。一緒に休暇を過ごしましょう、シラナミさん」
「う、うん。一緒にね……あっ、この花束を受け取ってくれるかな?」
「はい。ありがとうございます! 大きい花束ですね」
嬉しそうにリコはカズヤが差し出していた花束を受け取った。
「それじゃあ、僕は一度部屋に戻って休暇の準備をして来るから、一時間後にシャトルの発着場で待ち合わせで良いかな?」
「構いませんよ。私もちょっと準備し直さないといけませんから」
(さっき躓いたみたいだから、中身が外に出たのかな?)
何となくカズヤは状況を察するが、考え事をしていて休暇の準備なんてしていなかった自分には助かる事なので指摘せずに笑顔を浮かべながらリコに手を振る。
「じゃあ、一時間後に」
「はい……あの、誘ってくれて、すっっっごく、嬉しいです!!」
「良かった。それじゃあね」
これ以上は自分も我慢出来ないと言うようにカズヤは足早にリコの部屋の前からピロティの方に向かった。
(やった!!! やったぞ!!!)
生まれて初めて女の子を誘い、しかもその相手が気になっているリコ。
誘う事に成功した喜びの余りガッツポーズをカズヤは繰り返し、誰もいないピロティで拳を突き上げる。
(やりましたよ!!! 教官!!! ランファさん!! 僕はやりましたぁぁぁ!!!)
湧き上がる歓喜は止まらず、カズヤはピロティで一人喜びに打ち震える。
(ハッ! 喜んでばかりじゃいられない! 急いで休暇の準備をしないと!)
正気に返ったカズヤは、すぐさま自室に戻って休暇の準備を急いで行う。
宿泊の為の着替えやら何やらを旅行鞄に仕舞う為にクローゼットを開けると、茶色の袋がある事に気が付く。
「アレ? これは……あっ!」
袋を開けて中にピンクのトレーナーが入っている事に気が付いたカズヤは冷や汗を流す。
(コレ、リリィさんに返すのを忘れてた)
袋の中に入っているのは、親密になれるように訓練の為に
ただでさえド派手なピンク色だと言うのに、胸元にはハートマークに囲まれたリリィの似顔絵までプリントされているので洗濯は出来たがクリーニングには出せず、セルダール解放の事もあってクローゼットの中に袋ごと仕舞ったままにしていた。
(ど、どうしよう? リリィさんに今から返しに……いやもう休暇に言ったかも知れないから、休暇が終わってから返そう。クリーニング代はその時に渡せば良いよね)
一先ずカズヤは、クローゼットから茶色の袋ごと取り出して床に置く。
そのままリゾート地という事で水着を始めとした、自分で選んだおしゃれな服を旅行鞄に仕舞っていく。
「よし! 準備完了!!」
旅行に行く為の準備を終えたカズヤは、最後に茶色の袋をタンスの中に仕舞い直す。
そして旅行鞄を手に持ってカズヤは、リコとの約束の場所である発着場に向かう為に部屋を出て行った。
クローゼットの締まりが弱かったのか、留め具が壊れかけているのか僅かに開いていた事に気が付かずに。
一隻のシャトルがルクシオールの発着場から飛び立つ。
その中に乗っているカズヤとリコは、並ぶように座席に座っていた。そんな中、シャトル内にアナウンスが流れる。
『えー、只今から本機は……セルダール第二衛星ホッコリ―へ向かいます。ご搭乗の皆様には快適な旅を約束いたしまーす』
アナウンスから聞こえて来た声にカズヤとリコは苦笑いをして、パイロット席にいる相手と通信を繋ぐ。
「やだなぁ……何だか妙に板についていますよ、フォルテ教官」
「本当に!」
『何だと!?』
シャトルを操縦しているのは何とフォルテだった。
「ははははっ、冗談ですよ」
「うふふっ」
『全く、そんな風に言われるんじゃ送るなんて言わなければ良かったかね?』
「いや、それはとても困ります」
フォルテを揶揄っていたカズヤだが、指摘された事を思い出して冷や汗を流す。
リコと発着場で合流する約束をしていたカズヤだったが、肝心のシャトルが既にフォルテが乗る予定のシャトルしか残っていなかったのだ。
他のシャトルは早々にルクシオールを出立したアニス、ナノナノ、カルーア、リリィがホッコリ―に向かう為に乗って行ってしまった。
『詰めが甘いんだよ、カズヤ。女を誘うんだったら、最初から最後までキッチリとエスコートしてやらないとね』
「うっ……」
フォルテの言い分は最もなのでカズヤは何も言えなかった。
『あはははは、まぁでもちゃんと誘えたみたいで良かったね。しかもリコなんて可愛い相手をさ』
「そ、そんな可愛いだなんて……」
『行き先はアルマビーチにしたんだってね。良いじゃないか。あそこの海は最高だって話だよ。しかもセルダール解放を記念して花火大会があるそうだね』
「ええ、せっかくスペシャリティパスがあるんです。どうせならホッコリ―随一と言われるところに行こうと思いまして」
『うん。存分に楽しむんだよ。身体を休めるのも仕事の内。教えたよね?」
「はい! 覚えています!」
「私も覚えています!」
『よし! 二人とも良い返事だ!』
嬉しそうなフォルテの声が通信先から聞こえてくる。
其処でリコは気になっていた事を質問した。
「あ、あの、そう言えばフォルテさんはどうしてセルダールに?」
『なに、ちょっとしたヤボ用があってね』
「ヤボ用ですか?」
『そうさ。まっ、アタシの事は気にせずにホッコリ―を楽しんで来な……ああ、ただカズヤ……」
「何ですか、教官?」
『リコと二人っきりだからって、羽目を外し過ぎるんじゃないよ』
「なななななっ!? 何を言ってるんですか!?」
突然のフォルテの揶揄するよう発言にカズヤは顔を真っ赤にしながら叫び、リコも顔を真っ赤に染めて座席に座って俯く。
『あはははっ! そんじゃアタシは大気圏突入のアプローチに入るから、アンタらはシートベルトを確り締めて座ってるんだよ』
言い終えるとフォルテとの通信が切れた。
リコが窓の外を覗いてみると、シャトルの向かう先に綺麗な青い衛星があった。
「シラナミさん! ほら、見えてきましたよ!」
「本当だ! キレイだなぁ……」
窓から見える衛星は、流石リゾート衛星と言うべきか、蒼く輝いて宝石のように綺麗だった。
「流石リゾート衛星ですね!」
「うん!」
綺麗な衛星を見られたことにはしゃぐリコ。
それを眺めていたカズヤは思わず思ってしまう。
(ホッコリ―も確かに綺麗だけど、リコもかわいいなぁ~、ふふ~ん)
そんな可愛い相手とこれから暫らく過ごせる休暇の日々を思い、カズヤは嬉しそうに微笑むのだった。
と言う訳でカズヤのヒロインは悩んだ結果、アプリコット・桜葉ことリコに決定しました!
原作違い、ホッコリ―での休暇も多めに過ごします。
『無限回廊の鍵』で登場のロゼルの役割
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リコに接近
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ちとせに接近
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別ヒロインと結ばれる