私には、従兄弟のようで従兄弟じゃないふわふわピンクの身内がいる 作:KSM
K「今回は羽丘女子学園回でございます。あと日菜ちゃん成分ちょい多め」
千聖「花咲川の次は羽丘女子…蒼くんも隅に置けないわね」
日菜「置けないねー♪」
蒼「なんの事ですかね()」
彩「えっと、それじゃあ本編をどうぞ!」
「ったく…日菜先輩は…いきなり人を自分の学校に呼び出すか?普通…」
現在自分は、日菜先輩の通う羽丘女子学園への道を歩いていた。
事の発端は約一時間ほど前、日菜先輩に羽丘に一回来てみない?と誘われたことだ。
勿論自分は断ろうとしたのだが、日菜先輩が途中で半泣きの声にかわり出したために、渋々行くことになってしまったのだ。まあ直後に嘘泣きだとわかったのだが。
駅前周辺の道を歩くこと数十分で、羽丘女子学園に到着した。
学校の外壁が灰色や白色のコンクリートで覆われているためか、全体的にスッキリとした印象を受ける校舎だ。
正門をくぐって校舎までの道をとぼとぼと歩いていると、当然前から影が超高速で自分の元へと突撃してきた。
「あおくーん!」ダキッ
「おぶっ…ひ…日菜先輩、抱きつくのは勝手ですけど、頭突きはダメです…死んでまいます…」
「あっはは…ごめんごめん…ついテンションが上がっちゃって…」
「日菜先輩っていつもこんな調子じゃありませんかね…」
「えーそんなことないよー」
大いにそんなことあるだろ…と突っ込みたくなる気持ちを抑えつつ、日菜先輩の提案で、生徒会室へと行くことになった。ちなみに何故か手をがっしりと掴まれた状態でだ。いやはっず()
ほどなくして生徒会室に到着した。正面校舎の三階にあるようで近くにマンションなどの高い建物もないためかなり絶景だった。
「あ、そういえばあたしこのあと授業じゃん。蒼くんどーする?」
「今すぐにでも帰りt」
「それはだめー!」
まさかの選択肢を提示する前にその選択肢を没収されてしまった。どうすればいいんだろう
「あ、いいこと思いついたー!」
「一応そのいいことってのを聞いてもいいですかね。」
「蒼くんうちの授業見に来てよ!」
「よしじゃあ帰りまs」
「ほらそうと決まればさっさと行くよー!」ズルズル
「あああちょっと待って服伸びるから襟首引っ張らないでくださいいい…」
結局そのあとは日菜先輩に連れられて普通授業も移動教室も参観形式で見学することになった。
さすがに移動している最中に亜衣奈に見つかった時はどう言い訳しようかと思った。その後何故かあいつは何かを察したような笑みを浮かべて去っていったのだが…あれ絶対なんか勘違いされてるだろうな()
その後、休み時間になって弁当を食べている時に、なんか「儚い」って連呼している紫髪のやべー人に出会った。聞けばハロー、ハッピーワールド!のギターを担当している人らしいのだが…奥沢さんの苦労が伺い知れる気がした。
ちなみに日菜先輩は休み時間の間ほとんど自分の右腕に引っ付いてきていた。役得とも言えるのかもしれないが、実の所暑苦しくてしょうがなかった()
ー放課後ー
人影もまばらになり始め、自分も帰ろうかと校舎から正門へ向かっていた時、向かいから来た生徒と肩が当たってしまった。
「んっ…ご…ごめん…」
「…」スタスタ
「…なんだ…今の…」
その生徒は、何もリアクションをすることなく足早にその場から去っていった。赤いメッシュが入った髪が印象的な生徒だった。
とか思ってたら今度は後ろから聞きなれた声とともに背中に体当たりされた時の衝撃が走った。
「あーおー!」ドンッ
「うぶっ…って亜衣奈かよ…」
「なにーその引っかかるリアクション…ってそうじゃなくて…蒼こんなとこでどしたの?黄昏ちゃって…女の子のパ〇ツ見る方法でも考えてた?」
「仮に考えてたとしても素直にそんなこと言わねえだろ…ってそうやなくて…さっきそこでここの制服着た子と肩がぶつかってさ。謝ったのやけどガッツリ無視されてなんやったんやろうなーってなってる。」
「その子足あった?」
「あたりめーだろ()」
「服装は?白装束?」
「制服着た子ってさっき言ったよね?」
「冗談だよ…髪型とかは?」
「なんか…赤いメッシュが入ってた。」
「あーその子に必要以上にかかわらない方がいいよ。私もあまり好いてはいないんだけどねー、普段から特定の人としか話さなくて、それ以外の人とは最低限の交流しかしないって言うか。あと若干男嫌い入ってるから蒼は何もしてなくても嫌われるかも。」
「えぇ…理不尽」
なんだそれはと聞きたくなってしまうような話である。だが亜衣奈が言うのだからおそらく事実なのだろうなと思い直してみる。
「あとあの子とよく喋る子に宇田川っていう子がいるんだけど、ちょっと過保護気味。」
「メッシュの子に対して?」
「そうそう、だからメッシュの子…美竹さんって言うんだけど、その子と同調するようなリアクションをよく取ってる。だから宇田川さんにも蒼は嫌われてると思う。」
「ふーん…」
聞けば聞くほど変な話だな…と思った。そこまで同調し合えるってなんでなんだろうとも考えた。相当長い時間を一緒に過ごしていた…とかなのだろうか。何はともあれ、必要以上に関わらない方が良さそうだ。
「あ、そうそう蒼ちょっとみてよこの写真、最近SNSで話題になってる心霊スポットに行った時なんだけどさ。小さな幽霊がそこらじゅうに見えるからさ、一番写真写りのいい石橋のところで写真撮ったんだけどさー見てここ、人の上半身は写ってないのに太ももから下の部分だけ写ってるんだよ!」
「いやまじやんけ…てかよくいきいきとしていられるよな。」
「だって面白いんだもん!面白くない?」
「しらーん!」
「ええー!?いけずうー」
この時の自分は知らなかった。あの美竹とかいう人と、また関わることになろうとは
千聖「あの亜衣奈っていう子この学校の子だったのね」
K「これを書く時にこうした方が面白そうと思ってこうなりました。後悔はしてない」
麻弥「Kさんらしい感想ですね…()」
彩「最後になんか伏線らしきものがあったよね…?」
K「多分伏線でわかる人は次回辺りがなに回なのかわかったはず」
イヴ「次回も」
日菜「るんっとしちゃうよ!」
彩「日菜ちゃん割り込まないで…()」