私には、従兄弟のようで従兄弟じゃないふわふわピンクの身内がいる 作:KSM
日菜「今回はあのイベントストーリーをこのSSで再現するよー♪」
蒼「タイトルとか前回あたりで既に察している人もいると思われ」
千聖「それはないと言いきれないのがなんともって感じね()」
K「千聖さんが匙投げたらこのSS収拾つかないんだけど()」
千聖「それは知らないわよ()」
蒼「それでは本編どうぞ」
「あーあ…ったくせえっかくの休みだったのにぃ…」
自分は今、例によって芸能事務所までの道を歩いていた。昨日は日菜先輩の気まぐれに付き合わされただけだったのだが、今回はなんでも急に入った仕事だとかで早く来て欲しいと千聖先輩からのお達しだったので、とりあえずと思って家を出たのである。
「そういや仕事とは聞いたけど具体的な内容聞いてないんだよな…体当たりロケとかやったら丁重に断らせてもらおう…ないと思うけど」
そんなことを考えつつ事務所の部屋をノックすると、もう既にメンバーは入っていたようで日菜先輩とイヴが迎えに来た。
「あーおくーん!」ダキッ
「おぶ…日菜先輩この流れいつまで続ける気ですか…()」
「ほら、様式美って言うじゃない?」
「日菜先輩のはワンパターンと言うんですよ()」
とかなんとかやっていると千聖先輩が強引に日菜先輩を引き剥がし、なんとかその場はおさまりを見せた。すると千聖先輩がこういった。
「今日は来てくれてありがとう♪お仕事と言ってもそんなに難しい話じゃなくてね、楽曲の提供のお話が舞い込んできたのよ。」
「提供…?自分達で作ってってことですか?」
「どっちかと言うとその逆ね。他グループの人達が作った曲を私たちが歌うの。」
「なるほど、それが今日の…というか当分はそのお仕事をするってことですね?って…ことは楽曲を作ってもらうグループを探す必要があるんじゃないですか?」
「ああ、それなら問題ないわ。日菜ちゃんがとあるグループに声をかけてくれたから…」
「とあるグループ?」
自分がそこまで言った時、扉がガチャっと開いて、5人の女の子たちが中に入ってきた。
「アフターグロウです、よろしく…お願いします。」
「…昨日の赤メッシュ…」
自分はこの時、ある意味体当たりロケよりめんどくさい仕事かもしれないと直感した。
仕事の内容は至ってシンプルなもので、アフターグロウが楽曲を作り、パステルパレットがその曲を歌うというコラボのような雰囲気の企画だった。
自分はパスパレの曲というカテゴリー自体にこだわりはそんなに無い、それはどうもメンバーたちも同じらしくて、パスパレ内では割と直ぐにこの議題は可決した。
のだが、話をもちかけた相手が悪かったようだった。
このアフターグロウというバンド、かなりの本格派バンドで、それ故か自分達の曲にかなりのこだわりがあるようで、自分達の曲を他人に歌われるということにかなりの抵抗があるらしい。
とりわけ、赤メッシュと赤髪の…なんだっけ、宇田川さん?という人がこの企画に相当不満があるようで、露骨に嫌そうな顔をしていた。視野が狭いなあ。
個人的な話なのだが、自分はこんなふうに物の視野が狭い人がどうも苦手だ。一緒にいるだけで疲れてしまうくらいに。
パスパレのメンバーは自分のリアクションや日頃の言動を見てそれは察していたようで、できる限り自分の苦にならないよう、配慮してくれているようだった。特に千聖先輩。
一応、交渉自体は一旦保留という形でこの日は終わった。限りなく決裂に近い気がするが大丈夫だろうか。
「はああああああああああああああああ…つっっっっっっかれたああああああああ…()」
「お…お疲れ様、蒼くん」
彩姉にねぎらいの言葉をかけてもらった時、自分は内心でとある確信を得た。
「これめんどくさいやつやん()」
麻弥「今回少し短かったですね」
千聖「麻弥ちゃん…今回が短かったんじゃなくて普段がやたら長いだけよ。」
K「今回の話は多分2つか3つに別れていると思います。一気に書くのは疲れるので」
イヴ「次回はどんな展開になるのか…お楽しみに!」
日菜「次回もるんっとしちゃうよ!」