私には、従兄弟のようで従兄弟じゃないふわふわピンクの身内がいる 作:KSM
K「今回は蒼くんとアフターグロウの回ですよー」
日菜「だから私たちの出番はないんだって」
千聖「パスパレのSS…」ゴゴゴ
K「SSのコンセプトを呟きながら威圧をかけてこないで怖いから()」
彩「それでは本編をどうぞ!」
「ここが、千聖先輩の言ってた羽沢珈琲店ってとこですか…」
現在自分は、商店街の中にある一件の珈琲店の前にいた。
店の名前は、羽沢珈琲店。どうやら昨日事務所に来たアフターグロウのメンバーの子の実家がここなんだそうな。
「全く千聖先輩は…自分で交渉に行った方が絶対手っ取り早いのに…」
まあさっきからボヤいている通り、自分をここに行かせたのは他でもない千聖先輩だ。
先輩曰く、「私が行くよりあなたが行った方がいいんじゃないかしら?もしかしたら誤解も解けるかもしれないし」とのこと。あの先輩一昨日どっかで覗きでもしてたんかな。
「まあとりあえず入るか…」カラン
「いらっしゃいませ!って…あなたは、昨日事務所にいた…」
「あーうん、山茶花 蒼。よろしく」
「は、はい、よろしくお願いしますっ」
自分はとりあえずと近くの二人用テーブルに座った。見回してみると、テーブル、椅子、厨房と、必要最低限のものしかなくたいへん落ち着く空間だった。
ふと遠くの4人テーブルを見ると、昨日事務所で見たアフターグロウのメンバーが見えた。
なんか打ち合わせでもやっているのかなと思い、失礼かと思いながらもしばらく眺めていると、あろうことか赤メッシュと目が合ってしまった。
自分は慌てて、持っていたケータイに目を落とすと、遠くから足音とともに赤メッシュが近づいてきていた。あの宇田川さんっていう人と一緒に。
「…?」
何をされるのかわからず、ただただ赤メッs…美竹さんのその獣のような目を見つめていた時
「「ごめんなさい!!」」
「は?」
2人から異口同音に謝罪された。
そのあとはモカ含めたアフターグロウのメンバーからそれぞれ事情を聞いた。
一昨日廊下で事故った時、学校であまりみない男にとっさに警戒してしまったせいで、素っ気ない態度を取ってしまいその場で謝罪するのを忘れたこと。
その直後にモカから自分のことを聞いたものの謝罪するタイミングがつかめずじまいだったこと等、あと亜衣奈が言っていた男嫌いというのも絡んでしまっていたようで、余計謝罪しずらくなっていたとも聞いた。
「えっとその…一昨日はほんと…私の態度のせいで変な誤解を産んでしまったみたいで、すいませんでした。」
「いや…いいよ。事情はわかったし、そのうえでキレるほど鬼畜じゃないから…」
「蘭〜だから言ったじゃん、蒼くんはそんなやばい人じゃないって〜」
「あ、誤解が解ける前、やばい人だと思われてたんだ…」
「ちょ…モカっ!?」
「あははっ…あ、えっとそれで、作曲の件、一応五人全員同意してくれたんですけど歌詞の方が…ちょっとしっくり来なくて」
「なに、歌詞にしゅわしゅわーとか入れてみるか否かとか?」
「モカと全く同じこと言ってる…」
「まじか…んーじゃあさ、開き直るとかじゃないけど、もうアフターグロウらしさ全開の歌詞にしたらいいんじゃね?」
「私たちらしさ…ですか?」
「そう、パスパレらしい歌詞を意識するんじゃなくて、自分達らしい歌詞、例えば、あんたらが事務所でパスパレの話を聞いた時にどう感じたかとか」
「「「「「!」」」」」
その瞬間、5人はなにか閃いたような顔をした。その後は、それまでのペースがうそのように作業は進んで行き、ものの1時間ほどで作詞は完了した。
出来上がった歌詞を目の前にして、自分はこれまでにない手応えを実感していた。
K「今回SS内で初めて商店街の店が出てきたんじゃない?」
蒼「確かに山吹ベーカリーとかまだ名前すら出てきてないしな」
麻弥「次回はいよいよ曲紹介の回ですね。」
K「果たしてアフターグロウ作曲のこの曲をパスパレのメンバーは気に入ってくれるのか?」
イヴ「次回もるんっとしちゃいますっ!」