私には、従兄弟のようで従兄弟じゃないふわふわピンクの身内がいる 作:KSM
K「描き上がったので投稿してみます。」
千聖「今回は文化祭編最終話ね。」
K「ついでに書いてないけど、番外編最終話でもありますが」
日菜「まあその後恋愛編とクロスオーバーとやるなら第2期もあるんだけどね」
K「」
蒼「あ、日菜先輩の一言でショック受けて呆けた」
千聖「まあこのまま始めましょうか。それでは本編スタートです♪」
K「ザオラル」自己蘇生
麻弥「お…おかえりなさい」
「すうーはあー」
「蒼くんまだ緊張してるの?」
「当たり前でしょ…ただでさえメイドコスなんてやったことないことやる上にその状態で接客なんかやるんですから。いやそんなことはこの際どうでもいいんですよ」
「んー?」
自分はそこまで言うと、メイドカフェにしては若干殺風景な部屋の中をぐるりと見回し、日菜先輩に聞いた。
「なんで日菜先輩がいるんすか?」
「あれ?言ってなかったっけ?あたしもここの担当になったって。まあもうひとりいるけどね」
「もうひとり?」
「うん、多分もうすぐ来ると思う…って…言ってたら来たね。おーい、こっちこっちー」
日菜先輩はそう呼びかけると「その人」の元へ一直線に駆けていった。自分もつられてその方を見ると、そこにはちょっと意外な人がいた。
「…彩姉じゃん。」
「あ、蒼くんここにいたー…って…!?」
彩姉は自分の姿を見るやいなや、まるで石像のように硬直してしまった。
「…彩姉?」
「…か…か…」
「か?」
「……可愛い!」
「は?何言っちゃってんのあんた」
彩姉はそういうと、メイド姿の自分の周りをぐるぐるとまわりながら眺めてきた。
ちなみに先週のコーデとの違いとして、黒いタイツを足に履いている。提案してきたのは日菜先輩だ。うん、もうここまでされたらなんでも出来るような気がしてきた。
「そういや日菜先輩、メイド喫茶とかでよくある「お帰りなさいませ、ご主人様♪」っていうお決まりのセリフって、言わなきゃダメとかありますか?」
「んー、無理に言わなくてもいいけど、お客さんのリクエストとかにはできる範囲で答えてあげて欲しいなー」
「了解把握しました。」
お決まりのあのセリフを言う必要はどうやら無さそうだ。それを聞いただけでも、肩の重い荷物が降りたような気がした。まあそれでもめんどくさいことには変わりないのだが、主に日菜先輩の悪ノリで作られた「あのメニュー」のせいで。
そうこうしているうちに本日最初のチャイムが鳴り響く。文化祭開始の合図だ。
「さてさて、記念すべき第一来客は誰だろうな。」
「蒼くんもうちょっとこっち向いてくれないかな…」
「とりあえずそのケータイしまえよ()」
「ええー…そんなあ…」
そんなやり取りをしていると、ある2人の生徒が店の前を興味深そうに眺めている。
「んー?へーここが日菜が言ってたメイド喫茶かー」
「あ、リサちー」
「…湊さんも一緒なんですね。中へどうぞ?」
「ありがと♪って蒼のそれメイド服?」
「日菜先輩にやられて…()」
「あはは、結構似合ってんじゃん」
「からかわないでください…もう…」
リサ姉はそういうと湊さんの手を引いて二人席へと座った。
「えーとお冷と、こちらがメニューになります。」
「ありがとう…かなり充実しているわね。」
「ですねー。まあ中には名前を聞いただけじゃ今ひとつ想像のつかないやつもありますけど…」
「たしかに…ちょくちょく奇抜な名前すぎて中身が想像できないものもあるわ。特にこの、しゅわりんぶるーどりーみん…とか」
「え?友希那ちゃんしゆわりんぶるーどりーみん頼むの!?」
そんな話をしていると日菜先輩ニコニコしながらが話の中に入ってきた。
「日菜、これは一体何なのかしら」
「それはねーこれを頼むとね、そこのスピーカーからしゅわりんどりーみんが流れてね蒼くんがみんなの前でそれを踊るんだー」
そう、これが自分がメイド喫茶をやりたくなかったもう一つの理由である。
「改めて聞いてもやはり謎い…というかそれもはやメニューじゃなくないっすか?」
「んー多分大丈夫でしょ」
「多分が不安すぎますね…」
まあ湊さんに限ってこれをリクエストするわけ
「じゃあこのしゅわりんぶるーどりーみんお願いするわ」
「」
「はーいしゅわりんぶるーどりーみんはいりまーす!」
「な、なんか一人この世の終わりみたいな顔してるけど…お…おーい、蒼大丈夫?」
どうやら自分は天の神様に見放されたようだ。
そこからの約1分ほどは公開処刑と言うに相応しかった。
日菜先輩がショートバージョンを選曲してくれたから良かったものを、フルだったら自分は恥ずかしくて死んでしまうだろう。
ちなみにそれからはガールズバンドパーティのメンバーたちが来たり、花咲川の生徒もこっちに来たりして、それなりに人気のある催しになった。
来てくれた生徒の中には
「写真?自分をですか?いいですよ。」
とか、また相手が自分と馬の合いそうな人だった場合は自分から話しかけて
「本物のアイドルのメイド姿ってそれだけで結構価値あると思いません?」
「あ、それ分かります!」
など、様々な接客方法でお客さんとのアイコンタクトに挑戦したりした。だけどやっぱりしゅわりんぶるーどりーみんはアウトだろう()
午後四時、原則この時間で文化祭は終了となる。
最後の接客を終えた自分はそそくさと部屋のカウンターに入り込んで普段着に着替える。さすがにメイド服で後片付けをするというののは色々めんどくさい。
ちなみに彩姉は花咲川の人なので文化祭終了のタイミングで花咲川に戻っていった。
「いやー蒼くんのメイドコス受けたねー」
「個人的には受けて欲しくはなかった訳ですがね。」
「えーいいじゃん。」
後片付けをしていると、不意に日菜先輩がそんなことを言い出した。
「じゃあこの調子で来年もよろしくね♪」
「来年は日菜先輩は大学生でしょう…」
「んーじゃあ大学の文化祭で」
「やりませんからね?」
「んー今から大学が楽しみでるんってする!」
「はあー…全く…日菜先輩は…」
今から来年の文化祭に対して不安を抱えながら、自分は残る作業を進めていった。
K「どうもどうも、KSMです。今回はひとつ報告したいことがございます。えーと、この度ですね。このSSのお気に入り登録数が60件を超えました。本当にありがとうございます」
千聖「あら、すごいじゃない。」
K「せやろせやろ?」ドヤドヤッ
千聖「いやあなたのSSをお気に入り登録してくれる読者様がすごいなって」
K「ああそっちでしたか(´・ω・`)」
日菜「別にお気に入りが60件行ってもKさんの書く文章がすごいって訳じゃないよねってこと!」
K「どさくさに紛れて結構グサッとくること言わないでください」
麻弥「え、えーとそんなわけで、お気に入り登録60件感謝報告でした。」
イヴ「これからもよろしくお願いイタシます!」
日菜&K「「次回もるんっとしちゃうよ!」」