私には、従兄弟のようで従兄弟じゃないふわふわピンクの身内がいる 作:KSM
K「さて、今回は…前々からやってみたかった恋愛編ですかね。」
千聖「書く書くみたいなこと言いながらなんで今の今まで投稿できなかったのかしら…()」
K「恋愛経験ゼロのやつが恋愛SSを書くっていう時点でなかなか無理難題なんだよなあ…」
麻弥「恋愛経験ゼロなんですねKさん…()」
千聖「そういえば、閲覧にあたって言っておきたいことがあったんじゃないかしら?」
K「あ、そうそう、このSS、本当は恋愛するまでのプロセスを描きたかったんですが、いかんせん私の語彙のボキャブラリーが無さすぎて書けなかったんですね、なので恋愛編では、主役のふたりはすでに結ばれているていで話を進めていきますゆえご了承ください。」
麻弥「こっちの更新はかなりゆっくりになる。とも言ってましたね。」
K「掛け持ちって大変っぽいしリアルもあるからね()それでは日菜ちゃん編、どうぞ。」
恋愛編Part1・紺碧の糸は氷色の小指へ
自分、山茶花蒼は現在、日菜先輩の通う大学の正門前にいた。
理由はただ一つのみで、日菜先輩を迎えに来たのだ。
「『先輩、今着きました』と」
日菜先輩にLINEを送り、しばらくの間校舎を眺めつつぼんやりと待っていると、いきなり背中から誰かに抱きつかれた。
「あーおーくーんー?」
「おぶ…日菜先輩…暑いです…」
「会いたかったよー蒼くーん」
「ダメだ話を聞いてくれない…とりあえず帰りますよ。」
「うん!」
帰り道
「いやーそれにしてもさー、前だったら考えられなかったよねー」
「なにがですか?」
「私と蒼くんが、友達以上の関係になるなんてさー」
「…自分もまさか、日菜先輩と結ばれるとは思ってもみなかったですけどね。」
忘れもしない。日菜先輩達高校3年生の卒業式があった日のことだ。
思うところあって、自分は朝に放課後に高校の屋上に来て欲しいとLINEを送った。
そして日菜先輩が屋上に来た時に、自分の中にある思いの丈をぶつけ、日菜先輩に告白した。
その時の日菜先輩は泣いていた。でもどこか笑っているようにも見えた。
泣き笑いながら顔を上げた先輩は、たった一言だけ「私もだよ!」と言って抱きついてきた。
「あの時の蒼くん、かっこよかったなあー」
「恥ずいんで忘れてもらってもいいですかね…」
「やだー」
「そういうだろうと思ってました…」
日菜先輩は、大学生になって、勉強と部活を両立させる傍ら、アイドル業にも今まで以上に打ち込むようになった。
そんな自分は相変わらず無勉強のまま今でも飄々とプロデューサー業を続けている。最近は日菜先輩に触発されてギターを始めたり等、今までやった事のないことにも挑戦するようになった。
「日菜先輩…ありがとう…ございます。」
「んー…こちらこそありがとう、蒼くん!」
「……あ、唐突な礼の理由とかは聞かないんですね。」
「うーん、理由なんてどうでもいいんだよねー。蒼くんが私にお礼を言ってくれたことが嬉しいんだー!」
「そういうものですか。」
「そういうもの!あ、そうそう蒼くん、今日家に泊まりに来ない?お母さんたちは仕事で、おねーちゃんは部活の遠征で、家に誰もいなくてさー」
「疑問形にしてますけど拒否権はないんですよね多分」
「おー、さすがよくわかったねー♪」
「やっぱりそうですか…それとなく察してはいましたが…断る理由もありませんし、日菜先輩がいいのなら。」
「やったー!」
ひとりではしゃぐ日菜先輩を見て、自分は改めてこの人を好きになってよかったと思った。
10数年後、とある球場にて
「ふふーん♪ついに来たよーこの時が」
「よくそんなにテンション上げていけますね…自分さっきから緊張が凄いんですけど」
「だってもうすぐ始まるんだよ?これはもう開幕前からテンション上げていこうよー!」
ここはとある球場、自分と日菜先輩はとある企画のため現在は楽屋で過ごしていた。
「それにしても、まさかこんなでかい球場で自分と日菜先輩でライブができるとは思いませんでしたよ。」
「私はいつか蒼くんとこういう所でライブすると思ってたけどねー♪」
「こういうところに来るの、パスパレの解散ライブ以来ですかね?」
「そうだねー、んー始まる前からるんっとしてきたよ!」
「調子は良さそうで何よりです。」
パスパレはメンバーが高校を卒業したあともグループとしての活動はつつけたが、全盛期ほど頻繁にライブが出来なくなったり、ガールズバンドブームが去ったことなどが障害となり、つい数年前に惜しまれつつも解散した。
日菜先輩と自分は、パスパレが解散するより前からツインギターデュエット「ガーネット・コーラル(通称ガネコラ)」を結成し、小さなライブハウスで活動してきたが、パスパレ解散後もライブを続けたいと日菜先輩が言ったことがきっかけで、今回晴れて正式にライブデビューすることが出来た。
「ここまでさ、結構あっという間だったよね。」
「元パスパレの氷川日菜先輩のデュエットですからね…ある意味ほとんど日菜先輩の努力の賜物みたいなもんですよ。」
「んーでもさ、蒼くんだって努力してきたじゃん。無知識なところからギター触って、デュエット組んでさ、今こうして私についてきてくれてるじゃん。ね?蒼くんは私のおかげって言うけど、私は蒼くんがついてきてくれたからだと思うな。」
そう言った日菜先輩の曇りのない翡翠色の瞳に見つめられ、自分は思わず目を逸らしてしまった。
「あはは!蒼くん照れてるー♪」
「あ…あのですねえ…ほ…ほらもうそろそろ行きますよ。」
これ以上調子を狂わされるわけにも行かないのでとっととステージまで行こうとした時、日菜先輩に呼び止められた。
「待って」
「どうしました?」
「絶対に成功させようね。」
「ええ…必ず成功させましょう。」
「蒼くん…ううん、私の大好きな旦那さん♪」
「日菜先輩…いいえ、自分の自慢のお嫁さん」
K「ノリがわからずに描きまくったら五等分の〇嫁みたいな感じになった()」
千聖「ま、まさかパスパレが解散してたなんて…orz」
麻弥「なんかすごい凹み方っすね…千聖さん。」
イヴ「このSSが面白いと思ったらお気に入りトーロクをお願いします!」
K「それでは次回も」
日菜&K「「るんっとしちゃうよ!」」