私には、従兄弟のようで従兄弟じゃないふわふわピンクの身内がいる 作:KSM
K「今回は恋愛編Part2でございます。」
日菜「前回はあたしで、今回は千聖ちゃん編なんだよねー」
千聖「また麻弥ちゃんとイヴちゃんの回だけ極端に更新が遅くなりそうな気がするわね…」
K「…」
千聖「図星だったのね()」
日菜「それじゃあ本編行ってみよー」
「みんな飲み物は渡った?蒼くん烏龍茶もってる?よーし、それでは、今回のライブの成功を祝って…」
「「「「「かんぱーい!!」」」」」
ここは、とある飲食店。自分と千聖先輩は、現在パスパレの5thバースデーライブの打ち上げをメンバーと共に行っていた。
「蒼くん唐揚げいる?」
「1個貰うかな。」
「おっけー♪」
唐揚げひとつをゆっくりゆっくり味わって食べていると、話題は自ずと今回のバースデーライブの話へと変わっていった。
「いやーパスパレももう5周年だよー早くない?」
「そうですね…光陰矢の如しと言いますが、まさにその通りだと思います。」
「この調子で、6年目も頑張っていきましょ。」
「「「「「おー!」」」」」
楽しそうな5人を眺めつつ烏龍茶に口をつけると、日菜先輩から「蒼くんそこは6人でおーってやるとこだよ?」と言われてしまい、渋々自分もやることになってしまった。
「じゃあ改めて…この調子で、6年目も頑張っていきましょ」
「「「「「おー!」」」」」
「おー」
とりあえず言えることはただ1つ、こういうノリ恥ずいから勘弁して欲しい。
そうこうしているうちに、打ち上げも終わり、店から出てきたタイミングで、千聖先輩から耳打ちされた。
「このあと二次会、二人だけで、ね?」
「把握しました。店は任せます。」
打ち上げを終えたその足で、近くの別の飲食店へと向かう。とりあえずさっきと同様に、烏龍茶を頼もうとしたところを、千聖先輩にとめられ、何故かワインにオーダーを変えられてしまった。
「先輩?」
「もう、2人きりの時は先輩はやめてって言ってなかったかしら?」
「…千聖さん?」
「及第点ね」
「手厳しいですね。」
「もうアイドルとマネージャーという関係だけじゃないのだから、当然ね。」
そういうと千聖さんは、運ばれてきたワインボトルを慣れた手つきで開封し、こちらのグラスへと注いでいき、その次に自分が千聖さんのグラスへとワインを注ぐ。
「あなた辛いのダメみたいだから、甘めのを注文してあげたのよ。」
「…マジですか…」
半信半疑のまま1口含み、舌の上で転がし、飲み込む。確かにワインとして考えればかなり甘い。これだったら普通に飲めるかもしれない。
そんなことを考えていると、千聖さんが窓の外を見て呟いた。
「あなたが私に告白してくれた日も、こんな夜だったわね。」
「ああ…そうでしたっけ。」
「忘れたとは言わせないわよ?」
「忘れました。」
「もう…」
まあ本当は少しだけ覚えているのだが。あの日は確か月がよく見える夜だったような気がする。
スタジオの近くの公園に千聖さんを呼び出して、いざ告白しようとしたところで、あろうことかにわか雨に降られ、そのまま二人してスタジオまで戻ったのだ。
そして戻ったところで千聖さんに何を言おうとしていたのか聞かれ、誤魔化そうとするも千聖さん特有の圧に屈して告白…っていう流れだったような気がする。
その後はしばらくの静寂のあと、千聖さんに顔を両手で掴まれそのままキスまで持っていかれてしまった。若干背伸びして目線を合わせつつキスをする千聖さんに萌えたのはおそらく後にも先にもあの時くらいだろう。
「一生をかけて愛するって…言ってたわよね。」
「ええ…言いましたね。確かに」
「……期待させてもらうわよ?」
「…まあ、期待していてください。嘘を言ったつもりはありませんから」
ワインを注ぐ水音と共に、その夜はゆっくりと更けて行った。
K「どうも、千聖さんは個人的に頼れるお姉さん感があるKSMです」
彩「恋愛編の更新はこんな感じのペースになるの?」
K「かなー、少なくとも本編とか番外編のようには行かないかも…」
千聖「この調子で行くと、次は彩ちゃん編かしらね」
K「まあまだ内容すら決まってないんですがね」キリッ
千聖「なぜその顔ができるのかを後で小一時間ほど問い詰めようかしら…」
K「」
蒼「あ、呆けた顔になった。」
千聖「えっと…相変わらずの更新速度ですがどうか次回も読んでくださると幸いです。」
日菜「次回もるんっとしちゃうよ!」