私には、従兄弟のようで従兄弟じゃないふわふわピンクの身内がいる 作:KSM
日菜「随分早く描き上がったね。」
K「とある人から提案してもらったシチュで書いたからすぐに描き上がったんだわ。」
千聖「とうとう人を頼り始めたわね…」
K「言わないで()」
麻弥「それでは本編開始です!」
「じゃあ行こうか。」
「はい、今日は一日よろしくお願いします!」
自分は今、彼女である若宮イヴちゃんと一緒に、デートへと出かけていた。
イヴちゃんとは今からちょうど1ヶ月ほど前から交際を始めた。だがお互い仕事やら学校やらで忙しかったため、2人で本格的なデートをするのは何気に初めてのことだ。
デートの行き先などはほとんどイヴちゃんが決めてくれた。彼女は骨董の類が好きなのだが、あいにく自分はこの近辺にある骨董屋さんなんかは分からないので、今回はイヴちゃんが計画時点で勧めていた流星堂という場所に行ってみることにした。
流星堂という場所は、イヴちゃん曰く「和の心がある場所」らしい。言葉が限りなく抽象的すぎて和風な建物なんだろうという部分以外何一つ理解することが出来なかった。
駅から少し歩いたところに、例の流星堂は建っていた。見た目…というか周りの雰囲気的に完全に人の敷地の中にある建物だが無断で入っちゃっていいのだろうか。
そんな自分の心配を他所にイヴちゃんは門をくぐり一直線に建物の中へと入っていった。
「ここが流星堂ですか…確かにイヴちゃんが好みそうな場所だわ…」
扉を開けてすぐの広い部屋の中には、鎧兜や日本刀といったものが大量に置かれていた。自分はこの手の品の目利きはできる訳では無いが、相当値段のはる品ばかりなのは素人目でも理解出来た。
イヴちゃんは中に入るや否や、まるで滝行をする修行僧のごとく、目をつぶってじっとしていた。彼女の行動に込められている意味を、自分は一生理解することは出来ないような気がした。ちなみに入ったはいいものの、イヴちゃんは何も買わなかった。曰く「この和な雰囲気が好き」との事。まあわかる気もする。
流星堂に寄ったあとは、二葉さんのお父さんが経営しているといういつぞやのファミレスで昼食をとった。自分はハンバーグステーキを食べ、向かいに座ったイヴちゃんはざるそばを食べていた。どんだけ和のものが好きなんだこの子は。
ファミレスで昼食をとったあとは、2人で商店街に寄った。
羽沢珈琲店でコーヒーブレイクし、山吹ベーカリーで明日の朝分のパンを買い、北沢精肉店で今日のオカズにコロッケを買う、ココ最近で習慣化したルートを歩きつつ普段入らないお店に寄ってみたりもした。
イヴちゃんはその場その場で色んなリアクションをするから見ていて面白い、こういうところも含めて自分は彼女が好きなんだなと改めて実感した。
「今日はありがとうございました!またデートしてくださいね?」
帰路に就いている時、イヴちゃんに唐突にそう言われた。その澄んだ空のように青い瞳を、自分を一生忘れることは無いだろう。
日菜「なんか今日すごくあっさりしてなかった?」
K「そうかな。普段が普段だからじゃね?」
蒼「それ自分で言うんだ」
千聖「さて次回はとうとう彩ちゃん編ね」
彩「まさか私の回が最後になるなんて…」
K「書いてる私がいちばんそれ思った()」
蒼「知らんけどやな()」
日菜「次回もるんっとしちゃうよ!」