私には、従兄弟のようで従兄弟じゃないふわふわピンクの身内がいる 作:KSM
日菜「さて今回は蒼くんと千聖ちゃんのショッピングデート回、るんってするよ♪」
千聖「今日はよろしくね?蒼くん?それとも、おしおき(物理)を食らう方がお望みだったかしら?」
蒼「や…さすがに行きますよ?自分、腕の骨を折られるのは嫌ですから()」
K「わたし的には腕を折るよりも[ピーーー]を[ピーーー]する方g」
(暫くお待ちください)
蒼「ふいーおわったおわった」
麻弥「蒼さん…な…何もあそこまでしなくても」
千聖「な…なんだかKさんがスライスチーズみたいになってたわね…」
K「それじゃあ本編いってみよー!」
彩「復活早いね…()」
数日後、自分はとりあえずと最寄りのバス停にいた。
理由はまあ、もちろん、千聖先輩の買い物に付き合う為だ。すっぽかそうものなら腕の骨を数本犠牲にしなければならなくなる
それにしても…
「千聖先輩…ここまでたどり着くんだろうな…()」
自分はただそれだけが気がかりだった。
何せ千聖先輩は、超がつくほど方向音痴…というより、公共交通機関全般の乗り換えが苦手らしいのだ。
まあ東京って電車の路線とかかなり複雑だから、わかるような気もするんだけど、そんなんでドラマのロケとか旅番組とかどうするんですかって聞いたら、ロケはロケバスがあるし、旅番組も時間が経ったらロケバスかタクシーで移動するからと言っていた。さすが大女優千聖様ですわ
とか思ってたらバスが来た。おそらくこのバスに…
「おはようございます、千聖先輩」
「ええ、おはよう、今日は一日よろしく頼むわね。」
そろそろクリスマスというくらいの寒い季節だからだろうか、千聖先輩は黒のコートを上に羽織っていた。知的な雰囲気が出ていて
「可愛い」
「ふふっ、ありがと♪」
思わず口に出てしまっていたらしい、あー恥ずかしい。穴があったら入って更に穴を掘ってブラジルでリオのカーニバルしたい←
駅構内でさんざん目的地と反対方向へ行こうとする千聖先輩をエスコートしながら数十分、ようやく目的のショッピングモールにたどりついた。
…単刀直入に言おう。ちょっと疲れた()
いや、ほんとこの先輩すごいわ、駅の上を見れば目的の乗り場が書いてあると再三…なんならLINEでも言っていたはずなのにずううっと足元を見ている。そりゃ乗り換え失敗するわ…
ちなみにそのあとは、目的のコーナーとは逆の方向に進もうとする千聖先輩をとめつつ、なんとか買い物という用事自体は達成することが出来た。
おかげで自分はもうクタクタで死にかけです。ええ。
そんな自分の様子に気づいたのか千聖先輩が
「あそこのス〇ーバ〇クスに行ってもいいかしら?」と聞いてきた。
断る理由もなかった自分は二つ返事でYESと答える。
自分はス〇バに入った経験がほとんどないので、千聖先輩に、苦くない飲み物でお願いします。とだけ伝えた。その結果千聖先輩にはブラックコーヒーが運ばれ、自分には…なんだっけ、フラペチーノ?とかいう飲み物が運ばれてきた。
普通のジュースのように見えて、ジュースの上には生クリームが乗せてあり、結構甘い。ジュースの部分は、それでいてひんやりしている。結構美味しい。
初めて見るものを目の前にして若干警戒する自分を、千聖先輩はまるで小型犬でも見るような目で見ていた。恥ずかしすぎる()
「蒼くん、疲れたでしょう?」
「…いえ…まだそんなにですよ…」
若干はぐらかしのニュアンスを込めてそう返すと、千聖先輩は、まるで全てを見通したかのように
「そうじゃなくて、精神的に…よ…」
と、呟いた。
「…?」
当然、話の脈絡を把握出来ていない自分は、千聖先輩を見つめてその続きを促すしかできなかった。
「彩ちゃんから聞いたわよ、京都の家が夫婦喧嘩が多い家で、逃げるようにこっちに来たってね。」
どうやら彩姉が千聖先輩に話していたようだ。そして千聖先輩に話したということは、おそらく彩姉はほかのパスパレのメンバーにも話しているのだろう。
確かに夫婦喧嘩の多いあの家にいるのが嫌で、こっちに来たのは事実だが…身内の友達にまで気を使われるのはなんか違うというか、こっちが気を使ってしまう。
「今、彩ちゃんの友達にまで気を使われると、こっちまで気を使ってしまう。とか考えてなかった?」
「…なんでわかったんすか?」
「顔に書いてあるからよ。「もう疲れた」って」
「…そう…ですか…」
実際、顔に書いてあるというのは事実なのかもしれない。こっちに来て彩姉の家に最初に上がった時も、開口一番に老けたと言われた。もしかしたら、それだけ顔に出ていたのかもしれない。
「皆まで話せ…とは言わないけど、そうね…自分の中で気持ちの整理がついたら、話してくれると嬉しいわね♪」
「…なんか千聖先輩…変わりましたね。昔彩姉から聞いた話だと、取っ付きにくい、何考えてるかわからないような人ってイメージだったのに。」
「私が変われた一因には、あの子も関わっているのよ。だから、あの子の身内である貴方にも、無理をして欲しくないだけ。」
「…」
気づいたら、フラペチーノは空っぽになっていた。話に夢中になっていたせいで味が全くわからなかった。
その後は帰る方向とは逆の向きのホームへ行きそうになる千聖先輩をエスコートしつつ帰ってくることが出来た。
「今日はありがとう、蒼くん♪」
「…こちらこそ」
やっぱりちょっと疲れたけど、千聖先輩と一緒にいるとそんな疲労感も徐々に消えていくような気がした。
蒼「今回長かったな。」
彩「どうしても蒼くんの過去の部分はここで消化しておきたかったんだって。」
日菜「この小説が面白いと思ったら、感想やお気に入り登録よろしくね!」
K「ぶっちゃお気に入り登録とかされると小説を書く上でのモチベーションにそれが直結する感じなので是非よろしくお願いします。」
千聖「それと、お気に入り10件突破致しました。読んでくださった皆様、本当にありがとうございます!」
イヴ「次回、るんっとする先輩は、主人公に手料理を振る舞いたい!」
日菜&K「「次回もるんっとしちゃうよ!」」
蒼「あ、そこは2人で言うのね」