私には、従兄弟のようで従兄弟じゃないふわふわピンクの身内がいる 作:KSM
K「今回は試験的に、文とキャラのセリフとの間に1行分のスペースを開けています。」
千聖「これで多少は見やすくなっているといいわね。」
日菜「このスタイルに関して特にこれといった提案やリクエストがない場合は、このまま1行スペースを開けるスタイルを続けていくみたいだよ!」
麻弥「というわけで、ブシドー少女の部活事情本編…」
イヴ「推して参るであります!」
千聖「イヴちゃん…推して参るの使い方間違ってないかしら…()」
「…ここが花咲川女子学園ですか…」
自分は今、花咲川女子学園の正門前に突っ立っていた。
「なんか…あれだな…入りづらい…()」
なぜにこうなってしまったのか、その理由はだいたい数十分から1時間ほど前に遡る。
1時間前
今日も今日とて自分は家に1人だ。彩姉は学校で7時過ぎくらいにいそいそと出かけていった。
自分は学校には行ってない。半ば失踪同然でここに来たためにどこの学校に行こうかとか考えている時間がなかったからだ。
いつかはどこかの学校に通うことになるのかもしれないが、それも今のところ目処も検討もついていない状態だ。
家事を一通り終わらせ、ほとんど無意識でPS4の電源を入れた時、携帯からけたたましく着信音が鳴り響いた。
「はいもしもし…彩姉?どしたん?」
『あ、もしもし蒼くん?ちょっと頼まれて欲しいんだけど…』
「……筆箱を…忘れた?要するに今から届けろと?」
うん、言いたいことはよくわかったし、こちらとしても断るつもりもない。だが、一つだけどうしても言いたいことがある、それは
「普通忘れるか?それ??」
『う…申し訳ありません…』
やはり彩姉的にも、筆箱を忘れるというのは如何程かとなったらしく、露骨にテンションの下がった声が帰ってきた。
ちなみにそのあと、1時間目はどうするんだと聞いたところ、同級生の…カノンちゃん?なる人に借りるから昼休みくらいまでは大丈夫みたいなことを言っていた。どこが大丈夫なんだろう…
鍵とケータイをショルダーバッグに放り込み、最低限身だしなみを整え、PS4を低電力モードに切りかえてから、自分は家を出発。これが約1時間前に起こった出来事である。
「で、来たはいいけど、彩姉いる?おらんくね?」
そして今現在、自分は彩姉を探して正門をくぐったところである。どうしよう、私服できたせいで結構目立ってる気がする()
コソコソしているとかえって怪しいので、彩姉にLINEして、大人しく待っていることにした。
数分ほどして、彩姉が筆箱を受け取りに来た。自分は用事が終わったらそのまま帰るつもりだったのだが、彩姉の提案でその後の授業を見ることになってしまった。どうしよう女子ばっかりのところに男子1人とか絶対浮くやん()
まあうだうだ言っててもあれなので、大人しく彩姉のクラスに入る。そしてあっという間に人に囲まれる。わかってはいたがやはり落ち着かない。
「はいはーい、授業始めるぞー席につけー」
どうやら先生が入ってきたらしい。先生まじありがとうと先生に感謝しつつ後ろのスペースに立つ。
先生が黒板に丁寧な文字で、2時間目、戦争史とかく。へー、今の高校って戦争について詳しく習う時間があるんだ…とか思っていたら先生がおもむろにこちらを向いて
「えー今日の2時間目以降の授業は、特別に丸山の親戚の子が授業参観に来ている。」
と紹介された。えーと、とりあえず無難になんか言っとこ。
「えーと、山茶花蒼って言います。丸山彩とは又従兄弟の関係です。よろしくお願いします。」
と言って一礼すると、何故か結構大きめの拍手を貰った。なんかしたっけ?と一瞬考えたが、よく考えたらここ女子校だから男子が珍しいのか。という結論に至った。
戦争史の授業は、どうやら第二次世界大戦のところを習っているようだ。すると先生が
「はいここのーえー日本が主力となる空母4隻を失い敗北した戦いをなんというか、わかるやつ挙手で答えろ。」
「はい」
「お、早かったな。じゃあせっかくだから山茶花、答えろ。」
やべ、反射的に手を挙げてしまった。まあわかるからいいや。
「ミッドウェー海戦です。」
「正解!」
次の瞬間、クラスの人達からなんか拍手された。特に理由もなく嬉しい気持ちになってしまう。
その後はこれといったハプニングもなく、放課後になった。ちなみに昼餉は彩姉からお金借りて購買で買って食べました。財布持ってくればよかった。
放課後、もう少し学校をみていようと廊下をぶらぶらしていたらいきなり誰かに後ろからあすなろ抱きに抱きつかれた。
「アオさーん!」
「う…その声はイブちゃん?」
「はい!アヤさんから、アオさんがこの学校に来ていると伺ったので探していました。」
そして見つけると同時に後ろからハグしたと…全くこのハグ魔は…可愛いからいいんですけどね?
「イヴちゃん部活行かへんでいいの?」
「もちろん行きますよ、今日は茶道部の部活の日なんです!アオさんも一緒に行きましょう!」
「え?あ、ちょっとm」
腕を掴まれた瞬間、振りほどく間もなく茶道部の部室へと連行同然の案内を受けた。
茶道部の部室はかなり凝って作られていた。床には畳が入っており、特有の匂いが部屋中に満ちている。そして雰囲気を出すためか出入口の扉にふすまが使われていた。
イヴに習って自分も正座をしてみたが、ものの10分で限界が近づき、やむなくその後の茶道部は足を崩した状態で見学した。
「まさかアオさんがこの学校に来ていたとは、驚きました。」
「せやな…自分もまさか学校の廊下で堂々とイヴちゃんにあすなろ抱きされるとは思ってなかった。」
現在自分はイヴと一緒に下校している最中だ。道中、イヴの部活事情やらなんやらを聞いていたが、まあかなりハードな学校生活を送っているということはわかった。
部活だけで4つか5つ、さらにバイトもしているらしい。アイドルの仕事もあるので、体を壊したりしないか心配である。
「そういえばアオさん」
「どした?」
「来週、パスパレの大型ライブがあるのですが…」
「おう、もちろん1パスパレのファンとして見に行くぞ?」
「いえ…そうではなくて…」
「?」
イヴにしては珍しく歯切れが悪い…と思っていた時
「アオさんに、1circleの従業員として、ステージの準備に来て欲しい。とマリナさんが言ってました!」
「………はあ??」
イヴに聞いてみたところ、今回の大型ライブは、装飾面で相当力が入っているらしく、ステージの飾り付けに相当な人手を有するのだそうで、自分とバイト先の上司であるまりなさんもステージの飾り付けに呼び出されているとの事だった。
まあ特に嫌な仕事という訳でもないし、このまま何事もなければ無事に準備を終わらせ、無事にライブをすることも可能だろう。そう考えながらこの日はイヴと別れた。
そう、何事もなければ…
鍵を開けて家に入ってそうそうに、慌てた様子の彩姉が玄関まで走り込んできた。
「あ…あああああ蒼くん…大変…大変だよ!」
「なんだどうした彩姉…」
「蒼くんの、蒼くんのお父さんが東京に…蒼くんを京都に連れ戻しに来たって!」
「………はあ??」
何事か起きた
K「この話近いうちに最終回になります」
パスパレ&蒼『はあ???』
千聖「ちょっと急すぎないかしら…」
K「まあその後番外編とか出す予定だしこのシリーズ自体は当分終わらせる気は無いんだけど…自分としても、まだパスパレ以外のキャラほっとんどでてないのに終わらせたくはないし…」
蒼「ということは他のキャラも出すと?」
K「ま、どんな内容にするかは決めてないけどね」
彩「というわけで次回、大変!パパが来た!」
日菜&K「「次回もるんっとしちゃうよ!」」