sistertale -来訪者はヴィランでした‐   作:art-ai

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第四章 蜂蜜と青い果実

ポータルを使い、無事にunderswapに辿り着いた。

皆が寝静まっている時間帯でも、絶えずポジティブが流れ出ている。

まさに、父を撒くには好都合の世界だった。

その日は少し疲れていたのか、簡易的なベッドを作って、横たわった。

 

・ ・ ・

 

「…、……い、おーい。」

声が聞こえて、私の意識が覚醒する。

「お、お前さんやっと起きたのか。雪の上で寝てたもんだからびっくりしたぜ。」

「…ところでお前さん、人間だろう?此処に居るのは、ちと危なっかしいんじゃないか?」

この世界のpapyrusらしきスケルトンに我が身を案じられ、少し戸惑ってしまう。

「大丈夫、私そんなに軟じゃないから。」

だから、こんな寂しそうな笑い方しかできない。

それから少し間を取り、papyrusが口を開いた。

「お前さん、訳ありみたいだな。良ければでいいんだが、俺の家に泊まっていかないか?」

そう言って、彼は優しく笑って見せた。

どこか頼もしく思えたその背中に、私はその身を預けることにした。

「……お願いします。」

「OK。じゃあよろしくな。えっと……」

「nea。nea・night。」

「わかった、neaだな。俺はhoney(ハニー)。じゃあ、行こうぜnea。」

そのとき、私は初めて彼の手を握った。

…彼の手は、とても優しくて……暖かい。

「どうした?」

「あ、…ううん。なんでもない。行こう、honey。」

そう言って、honeyの家についていった。

 

「paaaaaaaap!!!!!」

耳がキーンとなる。

この世界のsansが、すごくイライラした様子で階段から降りてくる。

「pap!!靴下と蜂蜜ボトル置きっぱなしにしないでって何回言ったら分かるの!」

「ごめんごめん。ところで兄弟、もうちょっと冷静になってくれないか?」

「なれるか!!!」

暫く、お笑い芸人のコントのような会話を繰り広げる二人を、私は黙って聞いていた。

「あー…sansy、お客さん待たせてるよ?」

「え、ほんと!?」

honeyが分かりやすいように話を持っていくと、sansは目の色を変えて私の方を見る。

「ごめんな!papのことで頭がいっぱいになってて…」

「うん、大丈夫だよ。」

私がそういうと、何故かsansは私の周りをぐるぐるしはじめた。

止まったかと思うと、やっと気づいたのか否か、

「ニンゲン!?」

と声を張り上げた。

そして、キラキラとした視線をこちらに向けて、

「俺様はsans!berry(ベリー)って呼ばれてる!君は!?」

と聞いてきた。まあ、これから居候する身だし、挨拶しておかないとな。

「私はnea。これから暫く此処にいることになったんだ。よろしくねberry。」

そう言って、sans…berryと握手を交わした。

 

父が、私を探しているのを余所に…。

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