sistertale -来訪者はヴィランでした‐ 作:art-ai
数日かhoney達と遊んでいたら、遂にberryにこう聞かれてしまった。
「neaって、家族はいないのか?」
思わずどもってしまう。
こんなに家族と楽しそうにしているberryに、自分の家庭の事情なんて言えるわけが無かったのだ。
暫く黙っていると、honeyが口を開く。
「あー…。兄弟。あまりそういう話はしないほうがいいんじゃないか?neaだって、家庭の事情ってもんがあると思うぜ?」
「Mheh!それもそうだな…ごめんな、nea!」
honeyが空気を読んでくれたのか、それとも弟に聞かせないほうがいいと思ったのか。
どちらにしろ感謝することになった。
夜になり、berryも眠ってしまったころ。私はどうしても眠れなくなって、一回のリビングへと降りて行った。
すると、そこには、まるで此処に私が来ることが分かっていたような顔をしたhoneyが、軽く手を振り、
「まあ座れよ。ホットチョコレートあるから。」
と、私に座るように促す。
「……本当はこんなこと聞きたくないんだが…もしかして、家出だったりするのか?」
「……」
言おうか言うまいか、黙り込んで考える。
というのも、私の所属(家族ともいう)するBADGUYSの一人、error兄さんは、過去にこのAUを襲撃していたので、言ってしまったらもう此処に留まらせてくれないかもしれない。そう私は思っていたのだ。
「…私は」
そして、私は…
自分の家庭事情について、打ち明けることにした。
かつての脅威だった骨が、私の兄だということ。
今まで人やモンスターを傷つけていたということ。
私が、元感情の守護者であり、闇の帝王と恐れられたナイトメアの娘であること。
そして…そんな家庭が、日に日に嫌になっていったこと。
私の話を、honeyは、時々驚きながら、真剣に聞いてくれた。
「_______neaは」
honeyが煙草を灰皿において尋ねる。
「neaはずっと…俺達のことを気遣ってこのことを言わなかったのか…?」
「…」
私は無言で頷いた。
「その、ごめんなさい…変な気遣わせちゃって…」
日中のことについて謝る私の頭を、honeyは優しく撫でてくれた。
「なぁに。お前が謝ることじゃないさ。」
そう言って、にっこりと笑う彼に私の胸がつきりと痛んだ。
…私は、このままでいいのだろうか。
「__ねぇ。」
そう思うより先に、口が動いてしまった。
「……大切な人と喧嘩しちゃったときって、どうすれば仲直りできるの…?」
honeyは少し驚いた顔をするが、すぐにまたいつもの笑顔になり、こう言った。
「大切な人と仲直りするにはな_____。」
そこから紡ぎだされた言葉を、私は、今までの話よりも、ずっと真剣に聞いていた。