sistertale -来訪者はヴィランでした‐ 作:art-ai
「今…なんて言ったの?」
dreamが聞き返す。
「…neaは、俺様の家に居るんだぞ。家出をしてるらしかったんだけど…まさか、それがnightmareだなんて、想像もしてなかったんだ……」
口を閉ざしたberryの目には、僅かに涙が滲んでいた。
それもそうだ。良かれと思って匿った存在が、元凶の娘だったなんて、一体誰が想像したのだろう。
また皆が黙り込む中、一つの影が教会に降り立つ。音も出さずに彼らに近づき、震えるberryの肩を持つ。
「ぱ…pap……?」
その影は、紛れもなく彼の兄、honeyであった。
「Sansyにneaのことを伝えようとしたが…その必要は無いみたいだな。」
「pap…知ってたのか?」
「…。」
「…honey、君が彼女から聞いたことを教えて。」
「元より、そのつもりさ。」
やれやれ、と言いながらチェアに腰掛けて、neaの事情を話した。
「―――――と、言う訳だ。それと…あと1つ。」
話し終わったと思われたが、今思い出したかのような口振りで付け足す。
「さっき、neaが家に居ると言ってたが…彼女はもう出ていった。」
「は…」
「はああああ!?重要参考人をどうして逃すのさ!!」
言葉を失うberryといきり立つSuccubuを受け流して話を続ける。
「落ち着け。なにも情報がなかった訳じゃない。彼女はおあつらえ向きに手紙まで残してくれたんだぞ?」
その言葉を聞いた2人は落ち着きを取り戻す。
「…読み上げてくれないかな。」
dreamは冷静で、honeyに読むように促す。
「分かった。よく聞いてろよ。」
honeyが、neaの手紙を朗読し始めた…。
berryとhoneyへ。
急に出て行ったりしてごめんなさい。その代わり、私と彼について綴っておきます。
私は、父さんとは仲が良かったんです。でも、年齢を重ねる毎に父さんの組織に気付いて、段々関わりの無いようにしていたら、些細なことでぶつかるようになってしまって…。ちょうどsistertaleを襲撃した後に、家出を決意しました。
…granさん達には申し訳ないと思っている。でも、私だって何もしない訳じゃない。私も、色んな形で手助けしようと思う。
本音としては、父さんと仲直りをしたい。
だけど、その為だと思って、私はあなた達の味方になるつもりです。
最後に、この騒動に巻き込んでしまって、本当にごめんなさい。
いつか。責任は必ずとるつもりです。
…それでは、また。
短い間でしたが、お世話になりました。さようなら。
nea