盾斧の騎士   作:リールー

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楽しい!チャックス楽しいよ!!



第二三話 ベルカの系譜

 首都クラナガンのとある施設にて、顕正は無精髭を生やした壮年の男性と向かい合っていた。

 

 

「……さて、結論から言わせてもらうけれど、一応の検証結果は出たよ」

 

「本当ですか!?」

 

「あぁ、……と、言っても、前にも話した通りシミュレーターの中でだけだけれどね。そもそもが、変異前の状態がどの管理外世界を探しても見つけられなかったから、シミュレーター以外での検証のしようがなかった」

 

 君の言葉を疑っているわけではないから安心してくれ、と壮年の男性が続けてフォローをいれるが、顕正もそこまで心配してはいない。

 

「いえ、自分の依頼が非常識なものである自覚はありますから。……600年前の現象を、今更調べて欲しいなんて」

 

「そんなことはないさ。お伽話の中にしかないようなものならともかく、今回の場合は君という、『実物』が存在するのだからね。少なくともかつてその現象があり、人に影響を与えたことは疑うまでもない。……身体機能を調べていて、助手と一緒に仰天したよ。君の身体は、人類の物理的限界を超えている……」

 

「えぇ、しかもミッドチルダに移住してから、さらに出力が上がっているようです。この前試しにやってみたら、大型バイクを魔力補助無しで持ち上げられましたよ」

 

 しかも片手で、と苦笑しながら伝える。自分でもここまで来たか、と驚いていたのだが、隣で見ていたプリメラは呆れていた。顕正のことを常識で測るのは諦めているのだろう。

 

「人の体のままで人の限界を超える……まぁ、レアスキルとでもしておけば問題はないだろうが、あまり吹聴して回ることは避けた方がいい。下手をすれば、『不慮の事故』に会って違法研究のモルモットだぞ」

 

「分かってますよ。もしもの時のために、信頼できる人に遺言を託しています」

 

「……」

 

「冗談ですよ?」

 

「君の冗談は分かりにくいなぁ……」

 

 はぁ、と疲れたため息をつく男性。普段が真面目そのもので、騎士とはこうあるべき、という理想に近い顕正だ。遺言などと言われたら、それくらいはやっているかも、と思ってしまう。

 

「――とにかく、詳細なデータはここにまとめてある。概ね、君のご先祖様が残した検証結果と同じ成果が出たよ。……600年も前の人だというのに、あれ程綿密な調査を行っていたとは、脱帽ものだ」

 

「ありがとうございます。ご先祖様自体は、結構ずぼらだったらしいんですけどね。一緒に研究してた人の功績が大きいですよ」

 

 先代の残した資料は割と綺麗に纏められていて、しかも地球に落ち延びてからだろうが、後々のことを考えて日本語に翻訳されていた。古代ベルカ語で記されているよりはマシだが、600年も前だと日本語とはいえ解読しなければならなかった。その解読作業がもっとも時間が掛かったのは言うまでもない。

 

「……話を戻そう。何度も言っているが、用心に越したことはない。出来るだけ単独任務は避けなさい」

 

「もちろんです。上司もその辺りは分かってくれているので、基本は相棒と一緒の任務ですよ。……まぁ、そもそも単独任務が出来るほど、戦闘以外の能力がないってのも確かですけどね」

 

 そういう点でも、補助に長けたプリメラとコンビであることは僥倖と言える。戦うしか能のない顕正が支障無く遺跡探索などを行えるのは、プリメラが一緒だからこそだ。

 とはいえ、

 

 

 

「――仮に襲撃を受けたとしても、そんじょそこらの相手に負けるつもりはありませんけど」

 

 

 

 先日誕生日を迎え、17歳になったばかりの少年の言葉であり、ともすれば自信過剰に思えるセリフだが、男性はそれを慢心とは思わなかった。

 『盾斧の騎士』笹原 顕正の名は、じわじわと世間に知られていっている。まだ新米と言っていい状態にも関わらず、その卓越した戦闘技能と気高い騎士道精神から、聖王教会内外でも高い評価を受けているのだ。

 

 

 

 それじゃあ、失礼します。と資料を受け取り、一礼して部屋を去る顕正の背中を見つめ、男性は呟く。

 

「……『狂竜因子』に打ち勝った者の系譜、か……」

 

 脳裏に蘇るのは、先程の言葉を放った時の顕正の瞳。

 鳶色の瞳は一瞬だけ、赤みが増していたように感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『研究室』を出た顕正は、少しばかり緊張で硬くなった身体を解す為に大きく伸びをした。

 

(……ひとまず、一歩前進ってところか)

 

 首をコキコキ鳴らしつつ周りを見れば、清潔感のある白を基調とした廊下が続いている。窓ガラスには機密保護のための細工が施されていて、外からの視線を通さない仕様だ。

 

 顕正が今居るのは、首都クラナガンにある『先端技術医療センター』の研究棟である。

 定期検診、という名目で騎士団入団前から幾度か通っているここは、魔法だけではなく、科学技術も地球より数段進んでいるミッドチルダの中でも、一際進んだ技術を研究、実用する場だ。

 細胞クローニングによる臓器や四肢欠損の治療や、機械義肢の運用、管理外世界で発見された未知の病原体などの解明も行われている、非常に機密性の高い施設で、研究の情報に関する保護は幾重にも重ねられている。

 先程話していた男性は遺伝子研究者の一人であり、顕正の担当医でもある人物だ。

 彼は以前聖王教会系列の医療研究所に勤めていて、カリムの紹介で顕正の依頼を受けてくれた。

 依頼に必要なデータのほとんどは、先代の『盾斧の騎士』がグランツ・リーゼの中に残しており、その裏付けが必要だっただけなので、顕正も担当医もそこそこ気楽にやっていたのだが、裏付けと共に顕正の身体を調べていく内に、顕正の診断結果を公にするべきではないという結論に達したのだ。

 『不慮の事故に会う』というのも、この施設では度々交わされる冗句の一環なのだが、顕正はこれが冗句では済まないものになってしまった。

 

 

(……まぁ、そもそも、ここの研究棟にいるのなんて、なんかの『事情』を持ってる人ばっかりだろうけど)

 

 そんなことを考えていた顕正に声を掛けた人物も、下手に公にすべきではない『事情』を抱えた一人で、顕正もその詳細には踏み込んでいない。

 

「――ケンセイさん!こんにちは!」

 

 廊下を歩く顕正を見かけ、笑顔で駆け寄ってきた。

 

「スバルか。そっちも今終わりか?」

 

 青いショートカットの、元気いっぱいの少女――スバル・ナカジマとの付き合いは、顕正が初めてこの先端技術医療センターを訪れた春の頃から続いている。

 

 

 

 まだミッドに不慣れで、土地勘もない顕正がセンターの周りで道に迷っているときに声を掛けてきたのが、目的地を同じくしていたスバルだった。

 時空管理局員を夢見て、今は陸士訓練校に通っているスバルは、困っている人を放って置けず、道案内を買って出た。

 聖王教会騎士と、陸士訓練生。

 基本的に普段の交流は無く、連絡先の交換すら行っていない。

 しかし、二人の『定期検診』の周期が同じなのか、毎回毎回こうしてセンター内で合流するのだ。

 スバルには姉がいるが兄がいないため、偶然知り合った年の近い異性である顕正との会話が新鮮で懐いており、顕正は優しく元気な、しかしどこか危なっかしいスバルを温かく見守る、という感じで、なかなか二人の相性はいい。

 

 

 

「――それで、昨日寝ぼけて、起こしてくれたティアナさんのおっぱいを鷲掴みにしちゃうという事件があってですね?これがまた手にすっぽり収まる丁度良い大きさで……」

 

「うん、とりあえずそのティアナちゃんとやらが苦労してることはわかったから、女の子が公共の場でおっぱいとか言うのはやめようか」

 

 二人が合流すると毎回、センター1階にあるカフェでお茶していくことが常である。

 基本的にはスバルが日常の他愛ない話を楽しそうに話し、顕正がそれに対応する形だ。

 訓練校が始まってからは、スバルの話は同室になった少女についてが大半を占めている。

 

「それからティアナさんの機嫌が悪くって……ケンセイさん、どうすればいいと思います?」

 

 声から察しられるスバルのテンションは、いつもよりも僅かに低い。

 同室の少女とは仲良くしたいと思っているので、彼女の機嫌を損ねている現状は好ましくないのだ。

 

「そうだな……俺も良く同僚を怒らせるんだが、自分が悪いことをしたなら素直に謝るのが一番だと思うぞ。それはもうしたんだろ?」

 

「はい、もちろんです。……まぁ、その後についつい、『それにしても良いおっぱいですね!』とか言っちゃったんですけど」

 

「なんでそんなこと言っちゃうかな……」

 

 はぁ、と二人でため息。

 当然ながら、顕正には女の子の胸を鷲掴みにして、『良いおっぱいですね!』と言って相手を怒らせるという経験はない。

 どうすればいいのかと問われると、気持ちの伝わるまで謝るしかない、と答えるところなのだが……。

 丁度その時顕正の目に、カフェに併設された売店が映った。

 

「……スバル、あったぞ。打開策」

 

「え?本当ですか!?」

 

 嬉しそうに顔を上げるスバルに、顕正は告げる。

 

 

 

「――物で釣る、ってのは聞こえが悪いけどな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 顕正の提案により、先端技術医療センターの売店にて人気のお菓子『チョコポット』をお詫びの品として購入したスバルは、満面の笑みで帰っていき、顕正も帰路に着いた。

 この『お土産作戦』は顕正が普段から実践していることであり、効果のほどはお墨付きである。――主にプリメラのご機嫌取りで。

 スバルと同室という少女はさぞ苦労しているだろうと思うが、スバルにはその天然ぶりを補って余りある魅力が沢山ある。まだ打ち解けてはいないようだが、話を聞く限り真面目な少女がスバルの良さを受け入れた時には、きっといいコンビが出来上がるだろう。

 

 なんだかんだ、妹のように思えるスバルのこれからについて考えながら聖王教会本部に帰り着いた顕正を出迎えたのは、しばらく会っていなかった尊敬する騎士の一人だ。

 

「よお、久しぶりだな顕正。やっと帰ってきたか」

 

 待ちくたびれたと肩を竦める、白を基調とした管理局航空隊の制服を着た小柄な少女ーー『鉄槌の騎士』八神 ヴィータだった。

 

「お久しぶりです、ヴィータさん。……今日は教会に御用で?」

 

 一礼して尋ねる。傍から見たら、子供に頭を下げる青年の図だが、歴戦の騎士であるヴィータを敬うことは顕正にとって当然のこと。それが先代『盾斧の騎士』と共に戦場を駆け抜けたヴォルケンリッターの一員であれば尚更である。

 

「まぁ、教会に、っていうよりお前になんだけどな。とりあえず、騎士カリムのとこに行くぞ」

 

「自分に?……そして騎士カリム絡みですか……」

 

「そんなあからさまに嫌そうな顔すんなよ。お前が騎士カリムに遊ばれてんのは何回か聞いてるけど、今回は大丈夫だから。うん、大丈夫、大丈夫」

 

 カリムの執務室へ向かうと聞いた時点で嫌な予感がしたのだが、尊敬するヴィータの言葉でホッとする。

 そもそも制服姿のヴィータがいるということは、時空管理局が関わっているということだ。

 管理局と合同での任務は、カリムの『お茶目』がそれほど酷いものにはならないと経験則で知っている。

 

 ヴィータと近況を報告し合いながら歩き、顕正が以前の任務で管理外世界の竜種と戦ったことを話している辺りで、カリムの執務室に到着した。

 

「失礼します。笹原 顕正、定期検診を終えて帰隊いたしました」

 

 ノックの後に声を掛ければ、中から入室を促す声が聞こえる。

 カリムからは、そんなに肩肘張らなくとも、と何度か言われているのだが、顕正は仕事とプライベートはきっちり分ける人間だ。上司の執務室に入るのに、礼を失することは許されないと考えている。

 室内には爽やかな紅茶の香りが漂っていて、二名が向かい合ってソファーに座っていた。

 

「おかえりなさい、顕正さん。帰ってきて早々に申し訳ないのだけど、次の任務に関わる話があるの」

 

 さ、座って、とにこやかに伝えたカリムの正面向いのソファーには、一人の少女。

 顕正はカリムの横に腰掛け、共に入室したヴィータは少女の横に座る。

 ヴィータがいた時点でもしかしたら、と思っていたが、実際に目の前にするとなんと声を掛けるべきか少し迷う。

 そして考えた末に、

 

 

「――通信以外で顔を合わせるのは、久しぶりになりますね、八神一尉」

 

 

 という『仕事対応』になり、二名からため息をつかれた。

 

 

 

「まぁ、顕正くんやったらそうなるかなぁって思っとったけど、別にいつも通りでええよ?仕事の話やけど、敬語だとやり辛いやろうし」

 

 呆れたような顔をしているのは、時空管理局特別捜査官の肩書きを持つ顕正の友人、八神 はやて。

 そんな顔をされても、顕正としては仕事であればはやての方が立場が上なので、間違った対応だとは思えない。

 顕正は戦闘能力が高くとも、聖王教会の新人騎士。対するはやては管理局のエリート捜査官で、階級でいえば一等陸尉である。教会には明確な階級区分がないため正確に比較することは出来ないが、どう考えてもはやての方が上だろう。

 しかし直属の上司であるカリムははやての意見に賛成らしく、顕正に向かってニコッと笑った。

 

「……分かった、いつも通りでいいんだな。じゃあ、改めて。……久しぶりだな、はやて」

 

「うん、久しぶりやな顕正くん。元気そうで何よりや」

 

 はやても笑顔を見せ、ようやく話が本題に入る。

 

 

「――今日来たんは、来週に予定されてる違法研究所捜査の協力依頼と、情報共有なんよ」

 

 

「……違法研究所?それはまた……」

 

 教会に協力依頼が来るのはそれほど驚くべきことではないが、この場に自分がいることに疑問が湧く。

 顕正に研究所の捜査経験はなく、自身にそのスキルがあるとは思っていない。捜査の手法も知らない自分に何故この話が来ているのか、理由が全く分からない。

 予想していなかった任務内容に、ちらりと隣のカリムを見るが、疑問の答えは向かい側に座るヴィータから出てきた。

 

「捜査協力って言っても、違法研究についての捜査はほぼ終わってんだよ。問題は、捜査中に発見された『隠し通路』なんだ」

 

 ヴィータによればその研究所は管理外世界の古代遺跡を改装して作られたものであり、逮捕された研究者に問いただしたものの、返ってきた答えは『そんな通路を作った覚えはない』とのこと。

 研究者が持っていた施設の設計図にも記載はなく、建造前の調査資料にも存在していなかった。恐らく遺跡の一部が地盤の歪みから競り上がってきたものではないか、というのが管理局捜査部の見解だ。

 

「そんで、その通路を調査しようと思ったんやけど、ここでまた問題が出てな?」

 

 

 隠し通路に入ろうとした管理局員が、軒並み『結界』に阻まれて立ち入る事が出来なかったのだ。

 

 

「しかも通路の壁に古代ベルカ語で、『ベルカの系譜以外の立ち入りを禁ずる』って意味の警告文が出てきたって言うんで、私にお鉢が回ってきたんよ」

 

 捜査部に所属するベルカ式の使い手と言えば、夜天の主のはやてである。別件の捜査中だったはやてが呼ばれ、隠し通路への進入を試みたところ、あっさり入ることができたらしい。

 

「私かて血筋がベルカってわけやないから行けるかどうか不安やったんやけど、入ったら警告文が『今代夜天の主を歓迎します』になってな?どうも昔の『夜天の主』が作った遺跡っぽいねん」

 

 それにより本格的にはやてに捜査権が移ったが、更なる問題が発生した。

 

「いつも通りあたしとシグナムがはやてに付いてったんだけど、二人とも結界に弾かれちまったんだ……」

 

 夜天の主は入れても、ヴォルケンリッターは入れない。その妙な遺跡システムから推測されたのが、守護騎士にも秘密にしていた、重要な研究成果を扱う場所だったのではないか、というものだ。

 

「調査するにしてもどんなトラップがあるか分からへんから私一人で入るわけにもいかんし、管理局にも古代ベルカ式使いの人は居るけど、遺跡探索の経験なんてほぼおらんねん」

 

 そこで遺跡探索経験のあるベルカ式使いを多く有する聖王教会に協力を仰ぐ話が持ち上がり、その中でもヴォルケンリッター二人に『主の護衛を任せられる人物』として指名されたのが、顕正だった。

 

「顕正だったら気心も知れてるし、戦闘能力もシグナムのお墨付きだ。はやてのこと安心して任せられる」

 

「教会側としても顕正さんの実力ならば問題ないと、理事会の承認を得られました。……どうでしょう、この任務、お任せしても大丈夫ですか?」

 

 尊敬する歴戦の騎士が胸を張って言い切り、上司からも信頼を受けている。

 この状況で、『盾斧の騎士』が出す答えなど決まっている。

 

 

 

「――もちろんです。お任せください」

 

 

 

 何があろうと、はやてを守りきってみせることを誓う。

 相手は夜天の主、八神 はやてである。ヴォルケンリッターが請け負うべき夜天の主の護衛を、一時とは言え任されるということは、それだけ彼等からの信頼を受けているということ。

 

 その信頼に、応えるべく。

 

 

 顕正とはやての共同任務がここに決定した。

 

 

 

 

 




4Gのチャックス最高です。
種類もモーション増えてるし、全体的に機動力上がって火力も向上してる気が!
もう残念武器とは言わせない!今までチャックスを馬鹿にしていた人たちを見返してやるのだ!


と、いうわけでモンハン4Gが発売されて有頂天の作者は、ハンター生活に精を出しています。
……いやいや、チャックスを出す小説を書いているので、その参考にするためには必要不可欠なことです。遊んでるんじゃないんです。執筆の糧として、ね?



久しぶりにはやてちゃん書きましたけど、あの関西弁マジ無理。なんとなくで書いてるので、突っ込みどころいっぱいあると思います。
内容的にも、また独自の要素いっぱい詰め込んでるのでわかりにくい。
あと、今回は場面転換多めで書きづらかった…。もっと精進します。

4Gの新要素も、可能な限り取り入れていきたいですね。
ゴア過渡期とか出したいですけど、出すタイミングあるかな…。

ではまた次回。

10/13 誤改行修正


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