盾斧の騎士   作:リールー

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 遅くなりました。




第二四話 夜を蝕むもの

 

「――なんか、拍子抜けやなぁ」

 

 はやてがそう呟いたのは、遺跡の隠し通路に進入してから30分ほど経った頃である。

 

「何言ってるんですかはやてちゃん。安全に進めてるのはいいことですよ?」

 

「んー、そうなんやけどな……」

 

 魔法知識のない者が見たら銀の妖精だと判断するような、約30㎝の身長ではやての肩付近に浮遊しているユニゾンデバイス――リインフォースⅡが主人を嗜めた。

 融合することにより、保有魔力が莫大で細かい魔法操作が不得手なはやてを補助することが出来る特殊なデバイスなのだが、素の状態でも独立した行動、魔法行使が可能であり、今回は近接特化の顕正と範囲攻撃メインのはやてをアシストする役目を負っている。

 

「リィンの言う通りだ。危険がないなら、それに越したことはないさ」

 

 グランツ・リーゼを構えながら二人に先行して歩く顕正も、リインフォースに同調した。はやての護衛として、遺跡探索に付き物の危険は少ない方がいいに決まっている。

 

「ほら、顕正さんも言ってます。ここは何があるか分からない古代遺跡の中なんですから、問題なく進めてるならいいじゃないですか」

 

「そう言われてもなぁ……」

 

 探索を始めてから今のところ、なんの障害もない。はやてが思っていたような、驚きと冒険に満ちた遺跡探索ではなく、ただただ通路を歩いているだけである。時折分かれ道には遭遇するものの、ご丁寧に間違った方へ進もうとすると壁に警告が表示される。

 仕事でやっているため楽しもうと思っていたわけではないのだが、それでも想定していたような探索ではないため、気が緩む。

 

「せめてトラップの一つでもあったら緊張感出るんやけど……」

 

 はやてがぼやいているのが聞こえた顕正。そのつまらなさそうな声の期待に応えるため、顕正ははやてに通路の壁の一部を指差した。

 

「トラップなら、そこにあるぞ」

 

「……へ?」

 

 はやてが示された壁を見るが、そこには何もない。

 一体なんのことかと思ったが、注意深く見ると、

 

「なんや、ちっちゃい穴があんな」

 

 石材で構成された壁に、直径にして僅か数ミリといった穴が空いていた。小指も入らないような大きさであり、トラップと言われてもどんな効果をもたらすのか全く分からない。

 

「それ、センサーな。迂闊に前を通り過ぎると別方向から毒矢が飛んでくる」

 

「へぇ~、そりゃまた物騒……物騒やな!?」

 

 バッ、と穴から離れるが、そもそも『生きている』トラップだったら先行している顕正が通った時点で作動している。

 

「お前は気付いてなかったと思うが、トラップ自体はもう何個か見つけてるぞ。……今のところ全部動いてないが」

 

 今までに発見されたトラップは、その全てが機能していなかった。今回のセンサー連動トラップも、作動したなら矢を斬り払うつもりだったのだが杞憂に終わり、はやてが反応しなければ説明せずにスルーする予定だった。

 

「そんな危ないのが……って、毒矢ぐらいでトラップになるん?よく考えたら、バリアジャケットで弾かれるだけやん」

 

「いい質問だ、はやて。それはこの遺跡の年代に関係する話になる」

 

 歩きながら壁やトラップを観察し、自身の知識と経験から導き出された、この遺跡が作り出された年代は、およそ600年から500年前。

 

「先代の『盾斧の騎士』がベルカにいた頃よりも少し後の時代だが、その頃はベルカが滅びた時期でな。次元世界の崩壊と共に、魔導師の数が著しく減少した頃らしい。この時代の遺跡は、対魔導師よりも普通の探索者を想定したトラップが多いのが特徴だ。さっきの毒矢もそうだが、落とし穴や天井落下といった古典的な罠を仕掛けることで、一般人に対する侵入阻止と共に、魔法頼りに成りがちな魔導師へ警告する意味合いが大きいというのが、近年の考古学上の考えで……って、なんだその眼差しは?」

 

 通路を進みながら遺跡探索任務での経験と、考古学に詳しいユーノに教わった知識を語る顕正を、二人がキョトンとした目で見つめていた。

 

「……顕正さん、なんだか学校の先生みたいです」

 

「せやな。前に教員資格取りたいって言ってたの聞いて、脳筋の騎士が何を言っとるのかとか思っとったけど、割と顕正くんにあっとるかも」

 

「お前そんなこと思ってたのか……」

 

 はやてから『脳筋』扱いされて項垂れる。

 確かに魔法文明に本格的に関わってからは戦闘方面での活躍ばかりになってしまっているが、元々顕正は聖祥大付属高校でもトップの成績を修めており、脳筋どころか座学も得意である。

 しかし聖王教会騎士団の勤務でそれが披露される機会があるかと言われると、基本的にない。学力よりも腕力のほうが役に立つのが実情だ。

 

「まぁ、それはそれとして……顕正くんの話の通りなら、この遺跡で障害になりそうなものはほとんどない、ってことでええの?」

 

「あぁ、概ねそれで間違いはない。ただ……」

 

 顕正が言葉を続けようとした時、前方を見ていたリィンが気付く。

 

「二人とも!研究室に着いたみたいですよ!」

 

 小さな体を目一杯に動かしてアピールするリィンが指差す先には、石材製の壁とは全く違う金属質の扉。

 

「おぉ!やっと到着やな」

 

 歩き続けて辿り着いたその扉に、はやてが近付こうとするのを、顕正が制した。

 

「待てはやて。この遺跡の構造だと恐らく……」

 

 警戒した顕正が得物を構えると同時に、扉にベルカ式の魔法陣が展開される。

 それを確認したはやては瞬時に後方へ下がり、十字魔法杖――シュベルトクロイツを構えた。

 魔法陣は白色の光を放ち、そこから白銀の大鎧が姿を現わす。手には長剣が握られており、見るからに戦闘用の存在だ。

 

 

『ここから先へ進むのであれば、証を示してください。ここから先へ進むのであれば、証を示してください』

 

 

 2メートルほどの大鎧から、無機質な音声が流れた。

 

「――魔導鎧兵だ。遺跡の最深部はこういう自立型のゴーレムが最後の守りについていることが多い」

 

「なるほど、普通のトラップを魔法で突破しても、最後のこれを乗り越えなきゃあかんってことやな。……やっとダンジョンっぽいのが出てきたやない」

 

 鎧は扉の側から動かず、警告を繰り返している。いきなり襲いかかってくることはなく、一定の範囲に近付いた時に戦闘行動を開始するのだ。

 通路はある程度の幅があるため盾斧を振り回しても大丈夫だが、石で出来た壁に炸裂打撃が直撃すればすぐに崩壊するだろう。

 

「……あまり派手な魔法は使えないな。俺がゴーレムに切り込む。はやてとリィンは、タイミングを見て支援を頼む」

 

「りょーかい。危なそうやったらすぐに引いてな?」

 

「支援魔法はリィンにお任せください!」

 

 二人へ簡単な指示を出し、顕正はゴーレムの元へ向かう。

 

『ここから先へ進むのであれば、証を示してください』

 

 音声を繰り返しながら、ゴーレムは長剣を構えた。

 古代ベルカ時代から遺跡の守護を務める大鎧である。製作者がかつての夜天の主というからには、それなりの戦闘能力を持っていることは間違いがない。

 相手に取って不足なし、と。

 

「それじゃあ、『証』を示してやろうじゃないか!」

 

 顕正はゴーレムに斬りかかる。

 ゴーレムも呼応するように長剣を振り上げた。

 遺跡をひたすら歩かされ、鬱憤が溜まっていたのははやてだけではない。

 待ちに待った戦闘に心を躍らせた顕正の斬撃が、防御に回ったゴーレムの長剣と火花を散らしてかち合った。

 顕正の手に伝わる感触は、悪いものではない。

 ゴーレムの長剣と顕正の長剣は込められたエネルギーによって拮抗している。

 それはつまり、ゴーレムは顕正にとって十分に『戦える』相手であるということであり、それを理解して更に心が高鳴る。

 常識外の膂力を持つ顕正と打ち合えるだけで、ゴーレムの性能は非常に高いのだ。

 これは心して掛からなければ、と顕正が思った、その時。

 切り結ぶゴーレムから、警告ではない音声が発せられた。

 

 

『――古種討伐用制式盾斧、グランツ・リーゼの周波数を確認しました』

 

 

 キンッ、と剣が払われ、ゴーレムは長剣を納める。

 一瞬の出来事に理解の追いつかない顕正に頭を下げ、

 

 

 

『夜天の研究室へようこそ、『盾斧の騎士』。貴殿の来訪を、心より歓迎致します』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 歓迎の意を表したきり、動かなくなったゴーレム。

 そしてその代わりに閉ざされていた扉が解放されたので、三人は幾つもの疑問を抱えつつも『夜天の研究室』へと足を踏み入れた。

 

「……これ、研究室なん?」

 

 研究室へ入って最初に声を出したのははやてだ。

 内部はそれ程広くなく、また、物も少なかった。

 魔法研究用の機材や資料で溢れているという想像を裏切り、部屋の中央に大きな机が鎮座しているだけ。

 その机も何が乗っているわけでもなく、はやての言うように、研究室だとは思えない。

 

「と、とりあえず探査魔法使ってみましょう。何か隠されてるのかもしれません!」

 

 そう言ってリィンが魔法を使おうとした瞬間、

 

 

『――ようこそ、夜天の研究室へ。』

 

 

 部屋に三人以外の声が響き、それと同時に大机の向こうに黒いローブを纏った人物が現れた。

 声のトーンから男性だと判断出来るが、目深に被ったフードによって顔を見ることも出来ない。

 突然のことに、顕正は思わず長剣で斬りかかろうとしたが、リィンの声に制止された。

 

「待ってください!これは、立体映像です!」

 

「なに?……確かに、そうみたいだな」

 

 良く観察すれば男の姿は若干ながらノイズが走っており、また大凡の視線の向きも三人を捉えていない。そして何より、完全に人の気配が存在していなかった。

 

『さて、必要かどうかは分からないけれど、とりあえず自己紹介をしておこう。僕は7代目の夜天の主……名前は、事情により伏せさせて貰うけどね』

 

 男――7代目と名乗った人物の立体映像は、部屋を見回す仕草を見せた。

 

『この映像が流れているということは僕が、そして師匠が想定していた、最良の状況が揃っているのだろうね。僕たちの後継者である人物と、かの天下無双、『盾斧の騎士』ヴェント・ジェッタの後継者が揃ってこの場所を訪れる……本当にそんな奇跡が起きるのかは分からないのだけど、師匠の遺言に背く訳にはいかないし』

 

 立体映像は、展開についていけない三人を置いてけぼりにして話をし続ける。

 

『この研究室へヴォルケンリッターが入れないことを不思議に思っているかもしれないから説明するけど、ここは師匠の研究成果を保管するために選んだ場所で、尚且つそれを彼らにも秘密にしていたんだ。……あの卵を見たら、シグナムが予期せぬタイミングで記憶を取り戻してしまうかもしれない、という配慮だよ。君たちが一緒にいるならもう思い出しているだろうけど、僕が結界を張った時点ではまだだったからね』

 

 やれやれ、と肩を竦める。

 

『師匠が死んで、その遺言を叶えるために、僕はこの研究室を放棄した。だから、もし僕の研究成果を求めてここに来たなら、残念だけど別の場所にあるよ。……っていっても、一応僕もこの研究室の存在は弟子に語り継いでいくつもりだから、そんな心配はしなくてもいいんだろうけど。まぁ、もしもの話だね。僕の弟子がその弟子にちゃんと伝えるか分からないし』

 

 そこまで語って7代目は首をかしげた。

 

『えーっと、あとは何か言っておくことあったかな……あ、そうそう、卵の説明をしておかなきゃだった』

 

 7代目の夜天の主は映像の中で背後の場所をごそごそと探り、その掌にビー玉程度の大きさの、黒い球体を取り出す。

 

『この映像が全て流れ終わったタイミングでこれを出現させるよ。今はまだ、この中で眠っているけれど、『盾斧の騎士』が触れることで『彼女』が目を覚ますように設定してある。師匠が作り上げ、そして今際の際まで大切に保管していた代物だ』

 

 僕も少しだけ改良を手伝ったんだ、と少し胸を張り、

 

『さて、そろそろ起動の準備時間は十分だし、僕からのメッセージはここまでだ。……最後に師匠の遺言を『盾斧の騎士』に伝えよう』

 

 ザザッというノイズが走り、最後まで顔を晒すことのなかった7代目の映像が切り替わる。

 新たに姿を現したのは、妙齢の女性。

 その金髪の女性を、顕正はグランツ・リーゼの映像記録の中で見た覚えがあった。

「……シャラン・パサート」

 

「この人が……」

 

 顕正の先祖であるヴェント・ジェッタと、性別を越えた友情を育み、そして600年前の廃村にて『黒き竜』の瘴気をその身に受けてしまった、当時の夜天の主。

 立体映像の姿はその時よりも年齢を重ねているが、間違いない。

 三人が固唾を飲んで見守る中、彼女はその口を開く。

 

『――きっと、初めまして、になるのでしょうね』

 

 微笑んでいるが、その顔には力がない。

 

『私は6代目夜天の主、シャラン・パサートです。……もっとも、既に夜天の書の所有権は弟子に与えているのですが』

 

 グランツ・リーゼの映像記録では、嫋やかながら芯の通った人物だった。魔導の探求へ心血を注ぎながらも、己が信じる正道を忘れることのない金髪の女傑。

 しかし、かつての覇気は消え、髪も心なしか輝きが薄れている。

 

 

『あの、黒き竜と出会った日。私は、ヴェントによって生かされました。瘴気を受け、倒れた私を、彼が救ってくれたのです』

 

 

 瞳から、涙が溢れていた。

 顕正は理解する。

 これは遺言であり、『懺悔』なのだ。

 

『私が目を覚ました頃には、彼は既に行方が分からず、現場の激しい戦闘痕から見て生存は絶望的であると、捜索が打ち切られた後でした……。……ごめんなさい、ヴェント。私達は貴方に救われたのに、私達は貴方を助けてあげられなかった……!』

 

 ヴェント・ジェッタが消えた後、残されたものたちは悲しみに暮れた。

 誠実にして豪快。天下無双とまで称された彼の死が与えた影響は、小さなものではない。

 最後の最後に命を救われたシャランは、特に。

 

 

『もしかしたら、という一縷の希望に賭けて、私はこの映像を残しています。もしも彼が生きていて、そして彼の血を、誇りを、志を受け継ぐ方がこの場所へ訪れる……何時になるかも分からない、それこそ何百年先になるかも分からない『奇跡』を願って』

 

 

 涙を流し続けるシャランの瞳が、前を見据えた。

 それは数百年前に録画された立体映像で、現在研究室にいる三人のことなどまるで分からない状況だったはずだ。

 偶然なのだろう、と理性が冷静な判断をするがそれでも。

 シャランの正面に立つ顕正に、焦点が合っているように見えた。

 

『天下無双の自由騎士、ヴェント・ジェッタの子孫である『盾斧の騎士』へ、夜天の主シャラン・パサートが授けます』

 

 神へ祈りを捧げるように胸の前で手を組み、

 

 

 

 

『あの時渡せなかった『餞別』を。私達からの感謝と友好の証を。……どうか、受け取ってください』

 

 

 

 

 

 映像記録は、そこで終わりを迎えた。

 そしてシャランの姿が消えると同時に、研究室中央の机の上に黒い球体が出現する。

 

「……これが、『餞別』……」

 

 顕正がその球体に手を伸ばす。

 ビー玉程度の大きさしかないそれに込められた想いの重さを、顕正は知っている。

 600年という長い年月を掛けて、ようやく『盾斧の騎士』の手へと渡った球体。

 それは顕正の手が触れると同時に、輝き出した。

 

「――なっ!?」

 

 ただ単に光り輝くだけであれば、顕正もここまで大きな反応はしなかっただろう。魔法文明に触れていれば、魔法発動時の魔力光には慣れている。

 しかしその輝きは、光でありながら周りを塗りつぶすかのような『黒』であった。

 顕正はこの色を知っているが故に最大限の警戒を働かせたが、その光は直ぐに収まる。

 一瞬だけ部屋の中に広がった、まるで夜が降りてきた様な黒が収束し、顕正の目の前で形を作った。

 

 深い、深すぎて黒に見える濃紫色の髪は、薄明かりを反射して不思議な色合いがよく分かる。長く美しいそれを、ポニーテールで纏めていた。

 女性にしては高い身長は顕正よりも少し低い程度で、シンプルながら気品のある、黒のAラインドレスに包まれたその身は、漆黒の花嫁と形容するに相応しい。

 幻想的な光景を目の当たりにし、息を飲む三人。

 

 

「ようやく、お会いすることが出来ましたね……ミ、ロード」

 

 

 黒い球体から現れた女性は顕正へとその瞳を向けると、右手を胸に当ててその場に片膝をついた。

 

 

「貴方と共に、歩みます」

 

 

 目を伏せ、言葉を紡ぐ。

 

 

「貴方と共に、歌います」

 

 

 それは誓いの言葉。

 

 

「貴方と共に生きることこそが、私の役目」

 

 

 女性が顔を上げ、顕正を見つめる。

 

 

 

 

 

 

「私は夜天の主により生み出された融合騎――『夜を蝕むもの』ナハティガルです」

 

 

 

 

 

 

 その瞳は、血のような紅の輝きを宿していた。

 

 

 

 

 

 

 




新オリキャラ、『夜を蝕むもの』ナハティガル。
こいつに関して詳しい仕様はまた次回。
正直、ユニゾンデバイスはあまりにテンプレなので出すか迷いましたが、こいついないと困る事態が発生するので出します。主人公強化フラグ回収や!

6代目と7代目は、再登場は予定していません。特に7代目。
二人の最大の誤算は、そもそもの夜天の書が後に改悪されてデータがパッパラパーになって自動転生するようになってしまったこと。





ちょっと現実世界がごちゃごちゃしていて、更新ペースが不明です。

モンハンやってるから更新が遅いのではなく。はい、これはマジです。


あと個人的な意見ですが、シュヴァルツスクード最強説を唱えたい。


ではまた次回。

5/11 表記揺れを修正
 誤)リィンフォース
 正)リインフォース
 なお、愛称としての『リィン』はそのままです。

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