ゼロワンで仮面ライダーアークワンが登場しましたね。この調子でアークツーまで登場したらどうなってしまうのでしょうか……………。本編で登場しなくても、二次創作とかでPixivにイラストが上がりそうですけど。
そして仮面ライダーともシンフォギアとも違いますが、fgoが遂に5周年を迎えましたねッ! それと同時にキャスターアルトリアが実装されましたが、えぇ、はい。ログボ石と一万以上課金して手に入れた石を割っても来ませんでした。PUでも排出率が0.8%のガチャは悪い文明。せめてアズレンのようにデイリーをクリアするだけで石が3個確実にもらえるようにし、ガチャで割る石の数も30個から20個に減らしてもらえませんかね……………。
……………こほん(咳払い)。えぇ、長くなりましたが、本編の方どうぞッ!
「――――――幾億の歴史を超えて この胸の問いかけに応えよShine」
己の心のままに歌い出した響と、プリズムドーパントがほぼ同時にジャンプし、激突する。
紫色の輝きを纏った拳を受け流し、広げた掌から放たれた光線を躱す。
互いに攻撃を直撃させられないまま着地し、響は絶えず上昇し続ける体温に苦しむ。
(熱い……………体中の血が沸騰しそうだ……………)
今にも気を失ってしまいそうな熱さだが、未来を助けるという覚悟が、彼女の体を奮い立たせる。それに加え、今はT2ジョーカーメモリの力を最大限に引き出している状態。感情の昂ぶりに比例するように、この身に宿る力は徐々に増していく。
「――――――何度でも立ち上がれるさ」
感情のままに繰り出した攻撃を両手で防いだプリズムドーパントの足が甲板にめり込む。腕に走る痺れなど関係なしに、プリズムドーパントは空中に複数の紫色の水晶を展開し、響に叩き付ける。吹き飛ばされている間にも次々と水晶が響に殺到し、鈍い痛みと共に水晶が直撃した衝撃に押され、響の体が壁に叩き付けられると、プリズムドーパントは腰から伸びている帯で響を滅多打ちにし始める。
『胸に抱える時限爆弾は本物だッ! 作戦時間の超過、その代償が確実な死である事を忘れるなッ!』
(死ぬ……………私が、死ぬ……………)
ガングニールの破片が存在する胸を中心に突き出てきたエネルギーの結晶に、体内から串刺しにされるビジョンが浮かぶ。しかし、未来を救った結果として、その結末は望まない。
「死ねるかあああああああッ!」
響の叫びに呼応するように全身から凄まじい熱風が放出され、咄嗟にプリズムドーパントが飛び退いた事で帯による攻撃が止まる。すかさず甲板を蹴り砕いて接近し、飛び膝蹴りを喰らわせる。パワージャッキによる加速無しに、通常のガングニールでパワージャッキを使用した時以上の速さで繰り出された一撃など防ぎようもなく、強烈な一撃を受けたプリズムドーパントは空中で体勢を立て直しながら前方に鏡を展開。一瞬にしてエネルギーチャージを完了し、『流星』を放ってくる。
響は甲板に着地すると同時に強化された脚力で大きく跳躍。極大光線は響を捕らえられず、代わりに着弾した艦が爆発する。
迫り来る響にプリズムドーパントは周囲に展開した小さな鏡から光線を発射してくるが、それも響は光線を蹴って空中を移動するという離れ業を披露しながらプリズムドーパントとの距離を縮めていく。しかし、その間にもガングニールの浸食は恐ろしい速さで進行していき、既に胸元にはガングニールのエネルギーが結晶となって露出している。
自分の光線が
背後から迫る高威力の光線に気付いた響がそれを躱すも、反射された光線の先に新たな鏡が作り出され、再び反射される。威力も速度も段違いになった光線をなんとか感覚で避けるも、避けたと感じたその時には再び反射されて戻ってくる。
「ぐぅ……………ッ!」
遂に光線の一発が右肩に直撃し、肩部のギアパーツがあっという間に消滅する。さらにそこへ、響が怯んだ隙を狙って前後から超速の光線が襲いかかってくる。
「戦うなんて間違っている。戦わない事だけが、本当に暖かい世界を約束してくれる。戦いから解放してあげないと……………」
光線に翻弄される響の鼓膜に、プリズムドーパントの声が響く。
当然だが、プリズムドーパントに響を殺す気など毛頭なく、響が戦場に足を踏み入れる切っ掛けとなったガングニールの装甲を、装甲に強化を施しているガイアメモリの力ごと破壊しようとしているのだ。ガングニールの呪縛から解き放たれれば、大切な親友は戦わないで済むのだから。
『まもなく危険域に突入しますッ!』
『もう猶予はないぞッ!』
「うう、ぐううぅぅ……………ッ!」
司令部からの通信が入った瞬間、胸から全身にかけて激痛が走り、至るところから結晶が突き出てくる。そこへ再び反射された光線が直撃し、さらなる激痛が響を襲う。
(……………違うッ! 私がしたいのは、こんな事じゃないッ!)
しかしその時、響を助けたいだけなのに、今の自分の行動は余計に彼女を苦しませているだけに過ぎないという矛盾に気付いたプリズムドーパントが、頭を押さえて苦しみだす。
「こんな事じゃ、ないのにぃぃぃッ!」
もしも彼女がドーパント化せず、シンフォギアのみを纏っていた状態であれば、涙を流していたであろうほどの悲痛な叫びを上げるプリズムドーパントに、全身に結晶が突き出る激痛に耐えながら響が迫る。
(誰が未来の体を好き勝手してるんだッ!)
大切な『陽だまり』を操り、戦わせている者への怒りを募らせながら、最早感覚のみで光線を回避していき、ついにプリズムドーパントに抱き着くと、周囲に展開されていた鏡が全て砕け散る。
「離してッ!」
「嫌だッ! 離さないッ! もう二度と離さないッ!」
一度失った事で、自分にとっての小日向未来はどれ程大切な存在かを思い知った。だからこそ、二度とこの手を離すつもりなど無い。
「響ぃぃぃぃぃいいいいいッッ!!」
「離さないッ!」
二人が交戦している間に、上空のマリア達が乗るエアキャリアから射出されたシャトルマーカーが、プリズムドーパントの放った聖遺物殺しとマキシマムドライブの力を纏った光線を反射。一カ所に収束した事によってその効果は何倍にも増幅されており、『フィーネ』が求めるフロンティアへと至る道となる。
「そいつが、聖遺物も、ガイアメモリの力も消し去るって言うんなら――――――」
そしてその光線は、響とプリズムドーパントのいる場所に向かってきている。
「こんなの脱いじゃえ、未来ううぅぅぅッ!」
二人を光線が包み込み、彼女達が纏っている力をまとめて消滅させると同時、ドーパント化が解除された未来の体からT3プリズムメモリが排出され、二人のギアと共に木っ端微塵に破壊されるのだった――――――
――――――落ち着いていながらも烈火の如き勢いで繰り出される、一進一退の攻防。エターナルもイクシードも、相手に一秒の隙も見せぬと言わんばかりの速度で攻撃を繰り出す。
装者達が戦場に響かせるのが歌声だというのなら、彼らが響かせるのは風切り音だ。
刃を弾いて突き出される拳を体を軽く逸らして受け流し、勢いを殺さぬまま右足を叩き込む。その、受け流した勢いを加えた速度で迫る一撃に、回避も防御も間に合うはずがない。
強靭な脚力で振るわれた一撃を脇腹に受けたイクシードの体がよろめき、下から振り上げられたエターナルエッジが、彼を胸部を護る漆黒の鎧に火花を散らさせる。
「むぅ……………ッ!」
鎧越しに襲い来る衝撃に内部が揺さぶられる不快感を伴ったイクシードが、追撃は受けまいとエターナルから距離を取り、取り出したT2ゾーンメモリを起動させようとするが――――――
「なに……………ッ!?」
投擲されたエターナルエッジがT2ゾーンメモリを握っていた右手の手首に直撃し、刃は装甲に弾かれはしたものの、T2ゾーンメモリがイクシードの右手から離れてしまう。
そしてそれを、エターナルがエターナルエッジと一緒に回収した。
「『
ついにこの手に収めた最後のT2ガイアメモリを見つめる克己は、仮面の奥で不敵な笑みを浮かべる。
「見せてやろう、ケアン・ディークス。本当の地獄ってやつをな……………ッ!」
勝利を確信した声色で、T2ゾーンメモリのスイッチを押しかけた瞬間、エターナルの視界の端に、異質なものが映り込んだ。
「なんだ、あれは……………?」
一点に収束した紫の光線が海面――――――正確には、
「――――――来るッ! フロンティアへと至る道ッ!」
聖遺物殺しの力を持った
こうして完成した一筋の極光は、『フィーネ』の求める
「作戦は成功ですッ! 封印は解除されましたッ! さぁ……………フロンティアの浮上ですッ!」
海の底へと伸びる光を見たウェルが、歓喜の声を上げると同時に、地響きを起こしながら海底からなにかが浮上してくる。
一見、島のようにも見えるそれだが、現在進行形で浮上し続けるそれを細かく見れば、それが全く別物だと気づくだろう。
――――――フロンティアは、ついにその姿を現した。
『――――――ケアン、作戦は成功です。そちらにいる装者二人を回収してきてください』
「了解」
フロンティアの浮上を見届けたイクシードが、ウェルの指示に頷いて、エターナルから離れて自分達と同様にフロンティアを見ていた切歌と調の下へ向かい、エアキャリアに戻るようにと指示があったと話すが、二人は揃って首を横に振った。
「……………私達は、行かない」
「なぜだ? 計画完遂は目前に控えている。あれこそ、お前達が望んだ
「でも、ドクターのやり方は誰も幸せにできない」
自分の為ならば、無関係な者達をも殺しかねないウェルのやり方では、自分達が望んでいる『弱者の為の世界』など到底実現できない。
「だから、アタシ達は二課につくデス。あのクソッタレはどうでもいいデスが、マリアとマムは、なんとしてでも助けるデス。もちろん、ケアンもデス」
「……………? なぜ、そこで私の名が出る?」
彼女達の中で大きな存在であろうマリアとナスターシャを助けたいという気持ちはわかるが、そこに自分も含まれてる事に疑問を抱くイクシードに調が答える。
「貴方は、ドクターのいいように利用されているだけ。用済みになったら、捨てられると思うから……………」
「ふむ……………。私としては、それでも構わないと思うが?」
「どうして?」
「私は計画完遂の為に動くのみだ。用済みとなれば捨てられる事など理解している。それが、道具の宿命だ」
「でも、それじゃあ心を学べないデスッ! ケアンは、それでもいいんデスかッ!?」
かつて、ケアンが口にした願い。人の持つ『心』を、今の彼が理解できているとは考えられない。
それに対して、なにか思う事はないのか、と訊ねる切歌だったが、イクシードは一瞬の間を置かずに答える。
「確かにそれは私の願いではあるが、それを先に優先させるつもりは無い。優先すべきは全体の目的であり、
「……………ッ!」
「お前達に戻る気が無いのは理解できた。早く彼らの下へ行くがいい。でないと置いて行かれるぞ」
押し黙る二人に背を向け、イクシードはウェルに二人がエアキャリアに戻る気が無い事を伝える。
イクシードからの報告を受けたウェルは『そうですか』と、少し残念そうに答える。
『正直に言えば、是が非でも連れ戻してもらいたいところですが、そうなると後が怖いのでやめておきましょう。では、貴方だけでも戻ってきなさい。これから、フロンティアに向かいますので』
「了解」
通信を切ったイクシードは、自分を回収すべく高度を下げてきたエアキャリアに乗り込み、変身を解除する。
窓からは、エターナルを含めた二課の戦士達が潜水艦に戻っていく様子が見える。その中には、ギアを解除している調と切歌の姿もある。
(『救いたい』と考えた結果の行動が『裏切り』とは……………。不思議なものだ、人間というものは)
マリアやナスターシャ、そしてなぜか自分をも救いたいと考える二人の裏切りに、彼女達の気持ちを知らないマリアは傷ついたような悲しい目をしている。救う対象にこのような目をさせる行動が、どう救いに繋がっていくのか、ケアンは疑問と期待の二つが混ざった気分になるのだった。
――――――二課仮設本部のメディカルルーム。響の決死の行動によって救い出された未来は、そこでフィーネから
「未来ッ!」
「あ、響……………」
メディカルルームに入ってきた未来の様子を見て、外傷は見当たらない事に一先ず安堵する響。
「小日向の容態は?」
「LiNKERの洗浄も完了。ギア強制装着の後遺症も無いわ。だけど……………」
未来の身体情報が表示されている機器を見て、フィーネが続ける。
「ガイアメモリを使用した影響からか、彼女の体内にはまだプリズムメモリの力の欠片が残っているわ。使役もできないほど些細なものだし、命に関わるほどのものでもないのだけれど、しばらくは安静にしておくべきね」
「よかった……………本当に、よかった……………ッ!」
まだガイアメモリの力が体内にあるとはいえ、問題と呼べるほどのものではないため、安心しきった様子で響は未来に抱き着く。しかし、未来は響の顔に貼られている絆創膏を見て、申し訳なさそうに目を伏せている。
「その傷……………、私の……………私のせいだよね……………」
「うん、未来のお陰だよ」
「え……………?」
「ありがとう、未来」
「響……………?」
「私が未来を助けたんじゃない。未来が私を助けてくれたんだよッ!」
怒られると思っていた矢先、いきなり感謝された未来は戸惑いを隠せないでいると、響の代わりにフィーネが説明する。
「貴女が纏ったギアには、聖遺物由来の力を分解し、無力化する効果があるの。その結果、二人のギアのみならず、響ちゃんの体を蝕んでいたガングニールの破片も除去されたのよ」
「え……………?」
「小日向の熱い想いが、死に向かって疾走するばかりの立花を救ってくれたのだ」
「私が本当に困った時、やっぱり未来は助けてくれた。ありがとうッ!」
「響……………ッ!」
いつものような、太陽のように朗らかな笑顔の響に、未来の胸中は喜びの感情に満たされたのだった。
――――――浮上したフロンティア。その内部に位置するジェネレータールームに、マリア、ナスターシャ、ウェル、ケアンが到着する。
「あれは……………?」
自分達の目線の先にある球体を訝しげに見つめるマリアに、あれがなんなのかを答えないまま、ウェルは持参してきたケースから取り出したネフィリムの覚醒心臓を球体に取り付ける。
すると、球体を中心に上下に伸びていた水晶に、眩い光が満ちていく。
「ネフィリムの心臓が……………」
「心臓だけとなっても、聖遺物を喰らい取り込む性質はそのままだなんて、卑しいですねぇ……………。ふふ、ひひひ……………ッ!」
「エネルギーがフロンティアに生き渡ったようですね」
輝きに満たされた水晶を見て、フロンティアの起動に成功したとナスターシャが確信していると、ここでの用事は済ませたウェルは気味の悪い笑みを浮かべながら次の予定を話す。
「さて、僕はブリッジに向かうとしましょうか。ナスターシャ教授も、制御室にてフロンティアの面倒をお願いしますよ」
「ケアン、マムについてあげて。マムになにかあったら、助けてあげて」
マリアはウェルと共にブリッジに向かうので、万が一ナスターシャの体調が悪化した時には、傍に誰かいてもらう必要がある。幸い、ケアンは専門家のウェル程の知識は有さないが、応急処置は可能だ。なにかしらの障害が立ち塞がっても、イクシードに変身すれば大抵は乗り越えられる。
「了解した」
自分の立ち位置を武装集団『フィーネ』の最下位に定めているケアンは、彼にとっては上位者であるマリアの指示にも頷き、ナスターシャと共にジェネレータールームを去っていき、ウェルとマリアもブリッジへと向かう。
「――――――助けてほしい? 彼女達がそう言ったのか?」
場所は変わって司令室。自ら二課に捕縛される事を望んだ『フィーネ』の装者二名に関しての報告を受けた弦十郎に、「はい」と緒川が頷く。
「目的を見失って暴走する仲間達を止めてほしいと」
「ふむ……………」
先程まで敵対していた者達とはいえ、彼女達の願いを引き受けないほど、弦十郎は出来ていない。しかし、立花響という戦力が減った事はこれからの作戦進行に関わる問題となっている。
フロンティアの起動が確認された以上、武装集団『フィーネ』は必ずなにかしらの行動を起こしてくるだろう。その果てに待つものがなんであれ、我々はそれを止めねばなるまい。しかし、装者一人いないだけでも話は大分変わってくるのだ。
どうしたものか、と弦十郎が一人悩んでいると、フロンティア起動の知らせを聞いた響達がやって来た。その中には、未来の姿もある。
「まだ安静にしてなきゃいけないじゃないかッ!」
「ごめんなさい……………。でも、居ても立っても居られなくて……………」
「フロンティアが起動したって聞いたら、どうしてもって……………」
今フロンティアが起動しているのは、全てウェルの甘言に乗って
「そう思い詰めるな。あれは君のせいじゃ――――――」
未来を慰めようとしたその時、仮設本部全体が大きく揺れた。
「――――――手に入れたぞ、蹂躙する力……………ッ! これで僕も英雄になれるぅ……………ッ! この星の、ラストアクションヒーローだぁ……………ッ!」
二課仮設本部を襲った振動。その原因は、ブリッジに到達したウェルが、ブリッジに鎮座する球体を操作して出現させた巨大な手で月を掴んだ事によって起きた地殻上昇である。
「楽しすぎてメガネがずり落ちそうしまいそうだぁ……………ッ! クククク……………、ハハハハ、クハハハハハハ……………ッ!」
楽しそうに笑うウェルの左腕は、既に人のものではない。
そこにあるのは、決して人間のそれと呼べない、異形の腕。ウェルが、聖遺物を取り込むネフィリムの細胞サンプルから精製したLiNKERを自分に注入した事で、このように変異してしまったのである。しかし、その甲斐あってか、ウェルは完全にフロンティアを制御するに至ったのだ。
「ドクター……………ッ!」
「行きがけの駄賃に、月を引き寄せちゃいましたよ」
「月をッ!? 落下を早めたのかッ!? 退きなさいッ!」
そう知るや否や、マリアの体は咄嗟にウェルを押し退けていた。
「救済の準備はなにもできていないッ! これでは、本当に人類は絶滅してしまうッ!」
なんとかして月の落下を遅らせられないかと手当たり次第に球体に表示された端末に触れるが、球体はまるで反応しない。
「……………どうして、どうして私の操作を受け付けないのッ!?」
「ヒヒヒ……………LiNKERが作用している限り、制御権は僕にあるのです。人類は絶滅なんてしませんよ、僕が生きている限りはね。それが僕の提唱する、人類の救済方法です」
来る災厄からの、人類の救済。武装集団『フィーネ』が掲げた理念はそこにあり、誰もがそれを目的に行動してきた。
だが、目的は同じでも、やり方が異なれば、それは大きく変わってくる。
ナスターシャの理念に誰もが賛同しているように見えていたが、それは間違いである。ウェルは、自分が英雄として崇められる世界を目指して、フロンティアを利用したのだ。
「ふざけるなッ! そんなの、救済でもなんでもないッ! 救うだけなら、月の落下を阻止すれば、それだけでいいはずだッ! なのに、なぜ人類を逆に減らすような事をする必要があるッ!?」
「それじゃあ僕が好き勝手出来ないだろうッ! 僕が英雄にならない世界など、滅んでしまえばいいッ!」
なんと身勝手な返事だろうか。まるで子どものような理由でマリアの言葉を否定したウェルに、マリアは憤りを隠せない。
「ふざけるな……………ッ! 私は、そんな事の為に悪を貫いてきたわけじゃないッ!」
今まで成してきた事全てが、この男の掌の上だったという事実が認められずに掴みかかろうとするマリアだが、ウェルは難なく変異した左腕で打ち払う。
「ここで僕を手にかけても、地球の余命が後僅かなのは変わらない事実だろう? フィーネを気取ってた頃でも思い出して、そこで恥ずかしさに悶えてな」
「セレナ……………セレナ……………ッ! 私は、あ……………あぁ……………ッ!」
妹の遺志を引き継ぐと言っておきながら、それを果たせずにいる自分への怒りと、亡き妹への申し訳なさに咽び泣くマリアの姿を鼻で笑ったウェルは、懐から一本のガイアメモリを取り出す。
しかし、そこにロゴは刻まれていない。ウェルが持っているのは、
ウェルが球体の端末を操作してからブランクメモリを押し当てると、球体から大量のデータがブランクメモリに転送されていく。
「やはり英雄には、最高の武器が必要ですよねぇ……………クヒ、ヒヒヒヒヒ……………ッ!」
銀色の『F』のロゴが入った新たなるT3ガイアメモリの誕生に、ウェルは狂喜せずにはいられなかった。
フロンティアが起動し、新たなガイアメモリも誕生。ラスボス戦も間近ですね。その後はしないフォギアと設定を挟んで、GX編に突入ですッ!
そこでですが、皆さんにアンケートを取りたいと思います。今後の物語、一章だけですがダブルやアクセルを登場させる予定です。それで皆さんにお聞きしたいのですが、皆さんは彼らが登場するのはGX編か、完全オリジナル編か、どちらがいいですか? アンケートを貼っておきますので、よろしくお願いします。
-
GX編に登場させてッ!
-
オリジナル編がいいッ!
-
やらなくていいゾイ