死神に鎮魂歌を   作:seven74

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 いやはや危ない。一昨日に次回の話を一瞬だけ投稿してしまいましたが、すぐに削除出来てよかったです。

 ガメラコラボ楽しいですねぇ。怪獣達を相手に戦う装者達。今回はクリスちゃん、セレナ、翼、未来の四人がコラボギアを纏いましたが、私が一番気にったのはイリスギアのセレナですねッ! ああいう装備大好きなんですよッ!

 それとコラボメモリアカードは『大怪獣空中決戦ッ!?』と『夢の中のごあいさつ』の二枚が来ましたが、どちらもイラストがいいんですよね。前者はガメラの着ぐるみを着た響とギャオスの着ぐるみを着た司令が描かれているんですが、これは結末が見えましたね。後者は夢の中でクリスちゃんがだいぶ緩い姿になったガメラと並んで座っているものです。正直全部欲しいんですが、なにせ石が無いッ! 辛いッ!

 まだXDUをプレイしていない方は、これを機にプレイしてみるのもいいと思います。最近はオート周回機能や戦闘三倍速機能も追加されたので、楽しくプレイできると思いますよッ!

 それでは本編、開始ですッ!



G saw Heaven/Edge Works

 

「子どもでも下駄を履けば、それなりのフォニックゲイン。潰し甲斐があるというものだゾッ!」

 

 

 投擲されたカーボンロッドを調の丸鋸が迎撃し、彼女によって切り拓かれた道を駆け抜けた切歌の鎌が迫るも、ミカは軽く飛び退くだけで容易く回避する。

 

 振り下ろした勢いを殺さずにそのまま回転。遠心力が加わって威力を増した鎌が再びミカへと襲い掛かるが、今度は柄に向けてカーボンロッドを放つ事で速度を落とし、さらにその衝撃で切歌の腕をブレさせ、軌道を変えさせる。その結果、ミカを切り裂いていたであろう刃は彼女の真横を通り過ぎ、地面を穿つ結果で終わってしまった。

 

 

「まずはお前から――――――」

「させないッ!」

 

 

 切歌の胸のペンダントを破壊しようとミカが彼女に掌を向けた途端、スケート選手顔負けの勢いで回転した調が迫る。

 

 

Δ式・艶殺アクセル

 

 

 鋸となったスカートが迫るが、ミカは笑顔を絶やさずにジャンプ。調と切歌の頭上を取り、両手から大量のカーボンロッドを射出してくる。スカートを元に戻した調の手を切歌が取り、カーボンロッドの雨から逃れる。

 

 

「切ちゃんッ!」

「合点承知デスッ!」

 

 

 重力に引かれてミカが地面に降り立つと、それと入れ替わるように調に投げ飛ばされた切歌が肩アーマーから四枚の鎌を展開する。

 

 

封伐・PィNo奇ぉ

 

 

 着地した直後を狙われたため、ミカが僅かに反応に遅れた隙を突いて、切歌の四枚の鎌が襲い掛かる。

 

 しかしそれは、突如として両者の間に出現した氷の壁によって阻まれてしまった。

 

 

「助太刀に来ました、ガリィちゃんでぇ~すッ!」

「おぉ、待ってたゾッ!」

 

 

 ミカのみで勝てるのであれば上々。ダメージを受けたとしても多少の事なら見逃すが、先程の攻撃が決まっていれば、それなりの損傷を受けていただろう。少し離れた場所からミカと二人の装者達の戦いを眺める中そう判断したガリィは、明らかに無防備な状態だったミカを護る為に参戦したのだ。

 

 ミカにとっては有難い援助だが、LiNKERの過剰投与でようやく彼女とまともに戦えている調と切歌にとっては、文字通り『最悪』の一言に尽きる状況になってしまった。

 

 

「この状況で援軍……………」

「ちょっとまずいデスけど、諦めるわけにはいかないデスッ!」

 

 

 ここで怖気づいてどうする。今動かねば、なにも変わらない。変えられないのだ。

 

 変わる。かつての臆病者だった自分達から、一歩踏み出すのだ。

 

 

「いこう、切ちゃん。絶対に勝とう」

「負けるわけには、いかないデスッ!」

 

 

 敵が一人増えた程度がなんだ。自分達の心は、決して折れはしないと己を奮い立たせ、二人は絡繰りの騎士達に挑む。

 

 

 

 

「――――――うおおおおおおおおおッッ!!」

 

 

 アクセルの拳が、足が、目にも留まらぬ速さで叩き込まれる。スピードに特化している形態であるのでパワーは通常フォームより劣っているが、トライアルメモリの力で倍増したスピードで繰り出される連撃は、そのパワー不足を補って余りある。その証拠に、攻撃が命中する度に襲い掛かる衝撃にファイタードーパントが苦悶の声をあげている。

 

 

(あぁ、これだ……………ッ! この感覚がいいッ!)

 

 

 しかし、ファイタードーパントの心中にあるのは『焦燥』などではない。彼の内にあるものは、『歓喜』。傭兵として長い間死地を渡り歩いてきた彼は、死の瀬戸際にいる時こそ、その真価を発揮するのだ。

 

 四肢を変形させ、両肘と足裏にブースターを装備。一気に噴射させ、トライアルに匹敵する速度を以てカウンターを叩き込む。

 

 

「なに……………ッ!?」

「火ガ付イタッ! 止メラレルモノナラ止メテミナッ!」

 

 

 凄まじい速度で攻撃が飛び交い、アクセルは急所に飛んでくる攻撃はなんとしても防ぎ、それ以外の箇所へ繰り出される攻撃は極力受け流しながら隙を窺っていく。

 

 

(……………ッ! ここだッ!)

 

 

 突き出された拳を躱し、真横を通り過ぎていく手首を掴み、回転。左足を強く踏み込み、持ち上げたファイタードーパントの体を地面へ叩きつけた。

 

 

「ガ、ハァ……………ッ!」

 

 

 背中を強く打ち付けられた衝撃で肺から一気に酸素が飛び出したファイタードーパントが噎せ込む。

 

 

「これで……………終わりだッ!」

 

 

 決着をつけるべく、アクセルがトライアルメモリのマキシマムドライブを発動しようとした刹那――――――

 

 

「ナァンテ、ナ」

「……………ッ!? う……………ッ!?」

 

 

 背中に燃えるような激痛が走り、アクセルが膝をつく。

 

 

「な、なんだと……………ッ!?」

 

 

 振り向いたアクセルの視界に映ったのは、今にも自分の首を刈り取ろうとする、死神の姿だった。

 

 

 

 

 ――――――ミカのカーボンロッドとガリィの氷槍を躱し、二人を挟むように移動した調と切歌が攻撃攻撃を仕掛けるも、ミカとガリィはそれぞれ前後に飛び退く事で回避。すぐさま反撃の一撃が飛んでくるが、切歌は鎌を回転させてカーボンロッドを弾き、調はヘッドギアから射出した丸鋸で迎撃する。

 

 

「チィッ! こっちはマスターから三度目のチャンス与えられてるんだッ! さっさとやられろやッ!」

「そうはいかない。この力は、みんなを護る為の力だから」

「はいそうですか、って聞くわけないデスッ!」

 

 

 ヘッドギアを巨大な回転鋸に変形させた調の攻撃を避けたガリィと、切歌の刃を回避したミカの背中がぶつかる。

 

 

「一気に決めるデスよッ!」

 

 

 ジャンプした切歌が調と手を繋ぐ。切歌の左足に巨大な鎌が形成され、調の右足には巨大な回転鋸が形成される。

 

 

「ミカ、やっちゃいなッ!」

「任されたゾッ!」

 

 

 ミカの後ろに下がったガリィの指示に従い、ミカは巨大なクリスタルを作り出して二人の攻撃を受け止める。クリスタルに衝突した二人の攻撃の威力を物語るように、周囲には突風が吹き荒れる。

 

 

「「ハアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!」」

 

 

 ミカとガリィを護る防壁を突破しようと、調と切歌が雄叫びをあげるが――――――

 

 

「ドッカーンッ!」

「え……………ッ!?」

「な……………ッ!?」

 

 

 ミカがそう口にした瞬間、クリスタルが内側から爆発した( ・ ・ ・ ・ )

 

 突然の出来事に一瞬気を取られた二人の視界が黒煙に遮られた刹那、そこから飛び出してくる影が二つ。

 

 

「バイナラアァァァッ!」

「頭でも……………冷やしゃああああああああッ!」

 

 

 ガリィの氷槍とミカのカーボンロッドが、無防備な調と切歌に迫る。完全に不意を突かれた形で攻撃を受けた二人に防御手段などなく、オートスコアラーの攻撃は寸分違わずにペンダントを直撃した。

 

 

「まぁまぁだったけど、楽しませてもらったゾ」

 

 

 ギアが強制解除され、一糸纏わぬ裸体で倒れた二人に、ミカがそう告げる。

 

 ――――――ここに、イガリマとシュルシャガナは破壊された。

 

 

 

 

「――――――よくやった。ミカ、ガリィ」

 

 

 ミカとガリィによって二つのシンフォギアが破壊されたのを確認したキャロルは、以前の失敗を挽回した騎士達に労いの声をかける。

 

 

『褒められたゾッ! 照れくさいゾッ!』

『ふっふ~ん♪ ガリィちゃんもやればできるんですよッ! それで、こいつらはどうします?』

「適合係数の低いそいつらの歌に用はない。好きに始末するといい」

 

 

 冷徹な態度でそう言い放ち、キャロルは通信を切った。

 

 

 

 

 ――――――主人(キャロル)からの命令を受けたミカとガリィは互いに頷き合い、残虐な笑みと共に大量のジェムを砕く。

 

 そこから現れたアルカ・ノイズの集団が、無防備な状態で倒れている調と切歌に狙いを定める。

 

 

「始まるゾッ! バラバラ解体ショーッ!」

「アハハッ! さぁ、こいつらがどんな顔で消えていくのか、ガリィちゃん楽しみで仕方ないわッ! ……………それに」

 

 

 ふとガリィが視線を調と切歌から外した直後、二人の前に一人の男性が投げ飛ばされてくる。

 

 

「ぐ、うぅ……………ッ!」

「竜さん……………ッ!」

 

 

 投げ飛ばされてきたのは、デスドーパントの不意打ちを受けた隙を突かれてファイタードーパントに殴り飛ばされてきた竜だ。余程手酷く痛めつけられたのか、変身は解かれており、その体には無数の傷が見受けられる。

 

 

「仮面ライダーの一人も、これで最後ですね」

「少シ物足リナイガ、コレデ終ワリダナ」

「な、舐めるな……………ッ!」

 

 

 まだ心は砕けていないと、よろよろと立ち上がった竜がデスドーパントとファイタードーパントを睨みつける。しかし、彼らの間にはアルカ・ノイズの大群。それに加え、竜はトライアルメモリを使用した際にエンジンブレードを投げ捨ててしまっているので、抵抗手段は皆無に等しい。

 

 それでも尚、この男の目には熱き闘志の炎が燃え上がっていた。

 

 

「俺は、仮面ライダーだ……………。最後の最後まで、諦めてやるつもりはない……………ッ!」

 

 

 拳を構える竜の姿に、ガリィは感嘆した様子でパチパチと拍手する。

 

 

「素晴らしい精神。だけど、根性だけでどうにかなるほど、世の中は甘くないんだよッ!」

「うおおおおおおおおおッッ!!」

 

 

 アルカ・ノイズの集団が一斉に襲い掛かる。それに対し、竜はその身一つで立ち向かっていく。

 

 

「竜さんッ!」

「無茶デスッ! アルカ・ノイズに触ったら、体が……………ッ!」

 

 

 アルカ・ノイズの一体が竜に腕を伸ばした。勢いよく伸びた腕は竜の服に当たり、そのまま彼の体ごと――――――

 

 

「――――――させるかよッ!」

 

 

 刹那、銃弾が降り注いだ。

 

 何者かによって撃ち出されたそれは寸分違わずに竜を消滅させかけていたアルカ・ノイズどころか、その周囲にいたアルカ・ノイズもまとめて消滅させていく。

 

 それだけではない。風を切り裂いて煌めいた刃が、次々とアルカ・ノイズの首を斬り落としていき、拳がアルカ・ノイズを貫き、消滅させていく。

 

 

「大丈夫ですかッ!?」

「お前達は……………」

 

 

 驚く竜達の前にやって来たのは、シンフォギアを纏った響、翼、クリスだった。

 

 

「待たせました。ここからは私達がッ!」

「お前達にばっかりいい格好はさせないぜッ!」

 

 

 それぞれの得物を構える三人だが、ガリィ達は余裕そうだ。

 

 

「頼もしい援軍。でも、あんたらじゃあたし達は止められないッ!」

「それはどうだろうな?」

 

 

 不意に聞こえた声にハッとしたガリィ達が振り返ると、バイクのエンジン音を轟かせながら、一人の男がやって来た。

 

 咄嗟にガリィが張った氷の壁でバイクに撥ね飛ばされるのを防いだ四人だったが、その瞬間、背後から襲ってきたなにかに斬りつけられて僅かに呻き声を上げた。

 

 

「不意打ちで撥ね飛ばそうとするなんて、結構残酷な事するんだね」

「ふん、生憎と、俺はお前達みたいに甘くは無くてな」

「克己先生、それにフィリップさんもッ!」

 

 

 バイクから降りた克己とフィリップが響達に頷き、満身創痍の竜達を護るように立つ。

 

 

「さて、こいつらをどうしてやろうか。先輩?」

「反撃……………程度では生温いな。逆襲するぞッ!」

「はいッ!」

 

 

 三人の装者が構えを取る中、フィリップは隣に立つ克己に口を開く。

 

 

「君がここに来たという事は、大丈夫( ・ ・ ・ )という事だね?」

「あぁ。わざわざお前達の足を引っ張るつもりは無い」

「……………まさか、君と同じ敵を見据える事になるだなんてね。運命というものは、相変わらず僕を楽しませてくれる」

 

 

 克己がロストドライバーを装着し、フィリップはダブルドライバーを装着する。それを見た響は頭に?マークを浮かべて問いかける。

 

 

「あれ? Wは翔太郎さんが変身するものじゃ……………」

「たった一つだけだけど、僕を本体に変身する形態もあるんだよ。――――――ファング( ・ ・ ・ ・ )ッ!」

「ギャウッ!」

 

 

 フィリップの声に応えるように、どこからともなくやって来た恐竜のような姿をしたロボットがフィリップの手に飛び乗った。先程、克己の不意打ちを防いだガリィ達を攻撃したのは、このロボットなのだ。

 

 

「いくよ、翔太郎」

 

 

 ファングを折りたたんだフィリップは、T2エターナルメモリを構えた克己と共にガイアメモリのスイッチを押した。

 

 

エターナル!

ファング!

 

 

 

 

「――――――あぁ、いつでもいけるぜッ!」

 

 

 メディカルルームで上半身を起こした翔太郎は、ダブルドライバーを通じて聞こえてきた相棒の声に頷き、ジョーカーメモリを取り出す。

 

 

ジョーカー!

 

 

 

 

 

「「『変身ッ!』」」

 

 

 

 

 ――――――T2エターナルメモリを挿し込んだロストドライバーと、転送されてきたジョーカーメモリとファングメモリが挿し込まれたダブルドライバーのバックルが倒される。

 

 

エターナル!

ファングジョーカー!

 

 

 二人を中心に突風が吹き荒び、彼らの全身を地球の記憶によって作り上げられた鎧が覆っていく。

 

 純白の鎧に漆黒のローブが靡かせるのは、『永遠』の戦士――――――仮面ライダーエターナル。

 

 鋭利なデザインの鎧に、荒々しい雰囲気を感じさせるのは、『牙』と『切り札』の戦士――――――仮面ライダーW・ファングジョーカー。

 

 ここに、かつて死闘を繰り広げた宿敵同士が手を取り合い、恐るべき強敵達に挑む――――――ッ!

 




 
 そういえばfgoは明日から、ついに『地獄界曼荼羅平安京』が開幕ですね。ようやっと蘆屋道満が実装されるので、アルターエゴクラスがいない我がカルデアには是非ともお迎えしたいところです。なけなしの聖晶石100個で挑みます。

 次回、エターナルとWが共闘ッ!
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