クリスマスイベントが始まりましたね。今回のサンタ枠はサンジェルマン、カリオストロ、プレラーティの三人でしたが、サンジェルマン以外の二人は「この二人元男なんだよなぁ」って思いながらプレイしましたね。でも可愛いのでいいです
fgoの方が筆乗っちゃってまぁストックが増えていく……………。原作未完結なのにこのままいくと途中で更新が止まってしまう……………。更新頻度を下げて二週間に一話ペースでいきましょうかね……………。どうしましょ。
なにはともあれ、とにかく本編開始です。それと、後書きの方に今後についての軽いアンケートを用意しましたので、良ければ回答をお願いします。
「――――――始まる歌」
「――――――始まる鼓動」
「――――――響き鳴り渡れ希望の歌」
猛り狂う凶暴性を完全に力へと換えた三人の歌は、外見がそうであるように荒々しく、そして猛々しい。
「――――――生きる」
「――――――事を」
「――――――諦めないと」
後方へ飛び退いたキャロルと入れ替わるように、アルカ・ノイズの大群が動き出す。
「――――――示せ」
「――――――熱き夢の」
「――――――幕開けを」
拳を、銃を、剣を握り締め、戦姫達は迫り来る厄災を見据える。
「――――――爆ぜよ」
「――――――この」
「――――――奇跡に」
心火のスロットルを吹かし、激情を動力源に。三人の少女は、静かにその時を待ち――――――
「「「――――――嘘はない」」」
――――――瞬間、空気が爆ぜた。
一気に動き出した三人は、通常形態では引き出せなかったであろう速度でアルカ・ノイズの大群に突撃。
響の凶拳が、クリスの魔弾が、翼の絶刃が、瞬く間にアルカ・ノイズを蹴散らしていき、次々と黒き血風を吹かせていく。
それは最早、戦闘とは呼べない。
これは――――――蹂躙だ。
圧倒的な闇の力を前に、アルカ・ノイズは一体残らず、為す術なく灰燼と化す他ない。
「あれは……………」
「どうやら、成功したようだね」
『へっ、やるじゃねぇか、あいつらッ! こっちも負けてらんねぇな、フィリップッ!』
「あぁッ!」
その戦いぶりを見たエターナルとWは、共に彼女達の
「ぐ、この力は……………ッ!?」
「不思議だ。あいつらの歌を聴くと、力が漲ってくる」
「今の僕達なら――――――」
『テメェなんか屁でもねぇッ!』
エターナルとWのパンチを受けた胸部から火花を散らせてアルケウスドーパントが後退し、膝をつく。そこへ追撃を仕掛ける二人だが、アルケウスドーパントは靄状の爪を肥大化させ、二人まとめて薙ぎ払おうとしてくる。
『バイオレンス・マキシマムドライブ!』
「なにッ!?」
「やれッ!」
怪力を発揮したエターナルに爪を受け止められたアルケウスドーパントの懐に、白黒の影が潜り込む。Wだ。
『アームファング!』
「『ヤァ――――――ッ!』」
「ぐうぅッ!」
アームセイバーの三連撃を受けたアルケウスドーパントが呻き声を上げた隙にWが飛び退き、今度はエターナルが迫る。
『ユニコーン・マキシマムドライブ!』
「オラァッ!」
ドリル状のエネルギーを纏った左拳でのコークスクリューを顔面に受けたアルケウスドーパントが地面に叩き付けられ、その威力の高さからバウンドボールのように跳ね上がる。そこへ右拳にエネルギーを纏わせたエターナルのパンチが繰り出される。
「ぐあああああッ!」
拳が触れた直後、そこから一気に放出されたエネルギー波に吹き飛ばされ、怪人の体は何度も地面を穿ちながら遠退いていく。
「
装者達と仮面ライダー達の戦う姿を見たキャロルが魔弦を振るって彼らを攻撃してくる。
咄嗟に避けた彼らの前に降り立ったキャロルは不敵な笑みを浮かべる。その体からは強烈な威圧感が漂っているが、装者達も仮面ライダーも気圧されない。
「ようやく重い腰を上げやがったか」
「キャロルちゃん……………。これ以上は、私が止めてみせるッ!」
「ならば止めてみせろッ! ハァ――――――ッ!」
勢いよく左手が払われると、キャロルの前に赤色の術式が展開。灼熱の業火が飛び出してくるが、前へ飛び出したエターナルがエターナルローブでこれを防ぎ、彼の体を踏み台にして飛び上がったクリスが弾丸を放つ。それを軽く体を動かして回避するキャロルだったが、そこへ翼の剣が迫る。
キャロルの魔弦が煌めき、翼ごと剣を押し返し、その隙を狙ってきた響の拳を黄金の障壁で防御する。
「吹き飛べぇッ!」
術式を組み替えて障壁を水色に変え、そこから放たれた激流が響を押し流す。しかし、それは途中からいきなり軌道を変え、キャロルに殺到してきた。
「なッ!? つぅ……………ッ!」
これにはキャロルも流石に驚き、防御する暇もなく激流が全身に叩き付けられた。
「悪いな。こいつの前じゃ、水は全て俺の武器になる。……………ッ!」
自らが所有する二十二本のT2ガイアメモリの一本――――――T2オーシャンメモリをマキシマムスロットに挿し込んでいたエターナルが咄嗟に身を捩ると、先程まで彼がいた場所に五本の漆黒の刃が突き立った。見れば、その刃の根元にはアルケウスドーパントの姿がある。彼が爪を変化させて攻撃してきたのだ。
「
獣のような咆哮を轟かせたアルケウスドーパントの全身から闇のオーラが噴き出し、彼を中心に凄まじいエネルギーが空気を震わせる。
『アルケウスドーパントのエネルギー、
『マジかよ……………ッ! どんだけ強くなる気だこいつッ!』
「まずい……………。これ以上彼に力を引き出させると、あの体の本来の持ち主にもなんらかの影響を与えかねないッ!」
飛びかかってきたアルケウスドーパントの攻撃をWが避けると、標的を逃した一撃は地面を大きく穿つ。明らかに強化されているアルケウスドーパントに驚愕するWに、下方から飛んできた蹴撃が炸裂する。
蹴り飛ばされたWを片手で受け止めたエターナルは、自分達を睨む怪人の姿に目を細める。
「あの姿、まるで獣だな」
『ファングに呑まれてた頃を思い出すぜ。あの時の俺達もあんな感じだった』
「ハァ……………ハァ……………ッ! オ……………オオオオオオオオオオッッ!!」
吼えたアルケウスドーパントが暗黒のオーラを立ち昇らせながら突進してくる。その荒々しい気配に、エターナルはかつてシンフォギアの暴走機能に呑み込まれた響の姿を連想させられる。
まさしく『暴虐』と呼ぶに相応しい威力を伴った連撃が二人を襲う。防御態勢を取った二人はまとめて吹き飛ばされるが、ほぼ同時に駆け出して反撃に移る。
まずはWが右拳でアルケウスドーパントを殴打し、彼が怯んだ隙に二度、三度と拳を叩き込んでいく。殴りつけられた痛みがあるにも関わらず、アルケウスドーパントはまるで意に介さずにWを殴り飛ばそうとしてくるが、Wは体を伏せて拳を回避。反撃に突き出された右足が彼の腹に刺さり、僅かにその体が後退する。
そこへ飛び込んできたエターナルが、すぐさまエターナルエッジを振るって追撃する。長年戦場で培われてきた対人戦のプロとしてのスキルが輝き、鈍く輝く刃は的確にアルケウスドーパントの急所を切り裂いていく。
手負いの獣が如き呻き声を上げたアルケウスドーパントに、Wとエターナルのキックが炸裂する。合計25tもの衝撃を受けたアルケウスドーパントは今度こそ吹き飛ばされた。
「グウウゥゥゥ……………ッ! ガ、アァ……………ッ!」
唸り声と共に起き上がったアルケウスドーパントだったが、突然頭を押さえて呻き始める。その様子を見ると、彼がなにかを失うのを恐れるように思えてくる。
しかし、このチャンスを逃すわけにはいかない。これ以上彼に力を引き出させたら、流石に今の自分達では抑え切れないと判断した二人は必殺技を放つべくベルトに手を伸ばす。
『ファング・マキシマムドライブ!』
『エターナル・マキシマムドライブ!』
レバーを三回押したWの右足にマキシマムセイバーが発現し、エターナルエッジを包み込むように蒼い炎が発生する。
「『ファングストライザーッッ!!』」
『エターナルヘルスラッシュ』
蒼炎の斬撃がアルケウスドーパントに直撃した次の瞬間、ジャンプしたWの回転蹴りが炸裂。彼の体を包み込むように現れた恐竜の頭部のようなオーラはWの蹴りと共にアルケウスドーパントを噛み砕いた。
「オ、オオォォ……………ッ! まだ、まダ終わッテたまルか……………ッ! 仮面ライダーーーーーーーッッッ!!!」
断末魔の叫びを上げながら、アルケウスドーパントは大爆発を起こした。
「「「――――――絆、心、一つに束ね」」」
一方、キャロルと装者達の戦いもいよいよ佳境に差し掛かっていた。
弾丸を防ぎ切ったキャロルの魔弦が剣と火花を散らす。恐るべき強度と誇る魔弦を前に歯を食いしばった翼はあらん限りの力を込めてそれを押し切り、彼女が拓いた道を響が突っ走る。
「「「――――――響き鳴り渡れ希望の音」」」
キャロルはすぐさま魔弦を編んでドリルを形成。内側に存在する弦を引いて回転させ、響の体を抉り尽くそうとしてくる。
「「「――――――信ず事を諦めないと」」」
響の拳が業火を纏い、灼熱のドリルとなってキャロルのドリルと激突する。
「「「――――――唄え 可能性にゼロはない」」」
凄まじい衝撃に響が腕ごと弾かれそうになるが、それを意地で堪え続けて突き進む。
二つの莫大な力の拮抗の末、勝利したのは――――――響だ。
「――――――飛べよ」
「――――――この奇跡に」
「――――――光あれえええええええええええええッッッ!!!」
悪意の力を、想いの力へと換えた一撃が、遂にキャロルに届いた。
「はぁ……………はぁ……………はぁ……………」
轟音と共に拳を受けたキャロルが黒煙の中から姿を現すが、その外見は少女のものへ戻っており、肩も激しく上下させている。様子を見るに、もう戦う力は残っていないのだろう。
「キャロルちゃん……………」
「……………」
響が声をかけるが、キャロルの視線は彼女に向いておらず、Wとエターナルの必殺技を受けて倒れた青年に向けられていた。
「エルリン……………」
ポツリと青年の名を呟いて、青年の下へと歩み寄る。
「……………ファラ」
「ここに」
「エルリンを頼む」
「はい」
キャロルの隣に現れたオートスコアラーの一機のファラは、主の命に従ってエルリンの体を抱え上げ、テレポートジェムを砕いて姿を消す。
(この体では、抱えられないからな……………)
こんなちんちくりんな体では、彼を抱え上げるなど不可能だ。出来て引き摺るくらいだが、それをやるぐらいなら誰かに運んでもらった方がいいだろう。
「……………で? なんの用だ」
「……………どうして、世界をバラバラにしようなんて思ったの?」
自分はキャロルの事を全く知らない。彼女の過去になにがあったのか。彼女がなにを思って、世界を解剖しようと思い至ったのか。なにもかも知らない。
けれど、もし自分に解決できる事なら、彼女の助けになりたい。
純粋な、真っ直ぐな気持ちのままに言う響に、キャロルはスッと目を細め――――――
「……………忘れたよ。理由なんて。想い出を焼却……………戦う力と換えた時に」
どこか物悲しそうに、小さく答えた。
キャロルの目が響達に向けられる。
ドヴェルグ=ダインの遺産――――――ダインスレイフの欠片を用い、自らの闇を律する事で手に入れた力。万物を破壊する、悍ましき暗黒の牙。
「その呪われた旋律で誰かを救えるなどと思い上がるな」
「……………ッ!?」
「フ……………」
その一言に動揺した響に、一矢報いてやったとばかりに嗤ったキャロルは、奥歯を噛み締める。
一瞬だけ、緑色の輝きが見えた直後、キャロルの体が倒れる。
「キャロルちゃん……………?」
突然倒れたキャロルに訝し気に見つめる響達の前で、キャロルの体が緑色の炎に包まれ始める。
「キャロルちゃんッ!?」
叫んだ響が彼女を助けようと駆け出すが、それよりも緑色の炎が彼女の体を焼き尽くす方が早かった。
キャロルだったものが残され、その前に崩れ落ちた響の慟哭が響き渡った――――――
「――――――……………真一の奴、やられたのか?」
「はい。あれは間違いなく『敗北』です」
「……………ハッ! という事は、
シアンの言葉に、燈迩はニタリと獰猛な笑みを浮かべる。
自分達を率いる男の敗北を知っても、彼らはショックを受けるどころか、その逆。彼らは喜んでさえいた。
「……………お兄様」
そんな彼らの姿を、およそ人のものとは思えぬ冷たい瞳で見つめる叶は、静かに瞳を閉じる。
「――――――歯車が回り出したゾ」
「次なる踊りは、派手に果たしてみせよう」
「世界解剖に必要なメスを揃えて」
「万象黙示録の完成の為に」
一方、仕えるべき主君を亡くしたオートスコアラー達も、その口元には笑みがあった。
我々には、主より我々に与えられた使命がある。
それすなわち、万象黙示録の完成。
いずれ、主は再び玉座へ舞い戻る。その時へ向けて、着々と準備を進めるのみ。
戦いは、続いていく
前書きにも書きましたが、アンケートを行いたいと思います。といっても難しいものではないのでご安心を。
実はですね、文章構成をちょっと変えようかと思ってるんです。具体的には「……………」を「……」に、「――――――」を「―――」に、『(セリフやガイアウィスパー以外の言葉)』を“(セリフやガイアウィスパー以外の言葉)”に、次の段落に行く際に空けた行を一つ無くそうか、と考えています。
こちらに例文を用意しました。
(今まで)――――――――
漆黒のローブがはためく。満月を背に立ち、こちらを見下ろすその者の姿は、彼に標的と定められた愚者に『死』を連想させる。
『∞』の形をした複眼を向けられ、怪人は己の体が震えている事に気付く。
「貴様……………何者だッ!」
「死神の名前か? 地獄に行ったらこの名を告げろ」
地面に降り立ち、小ぶりのナイフを構えた死神は、その仮面の奥で邪悪な笑みを浮かべる。
「大道克己――――――仮面ライダーエターナル」
『永遠』の名を持つ戦士は、この世に害をもたらす怪人を誅殺すべく駆け出した。
(全部変えた場合)――――――――
漆黒のローブがはためく。満月を背に立ち、こちらを見下ろすその者の姿は、彼に標的と定められた愚者に“死”を連想させる。
“∞”の形をした複眼を向けられ、怪人は己の体が震えている事に気付く。
「貴様……何者だッ!」
「死神の名前か? 地獄に行ったらこの名を告げろ」
地面に降り立ち、小ぶりのナイフを構えた死神は、その仮面の奥で邪悪な笑みを浮かべる。
「大道克己―――仮面ライダーエターナル」
“永遠”の名を持つ戦士は、この世に害をもたらす怪人を誅殺すべく駆け出した。
……………という感じです。どうですかね。少し弄っただけでもここまで変わるのは、私としても驚きです。皆さんからして、読みやすいのはどちらでしょうか?
私は皆さんの要望に対し、可能な限り応えていこうと思っています。是非、皆さんの意見をアンケートで聞かせてください。期限は一週間です。
それではまた次回ッ!
今後の文章について
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このままでいいッ!
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チェンジッ!