黒い球の戦士達   作:黒猫キッド

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 ぶっちゃけ今回は短いですわ。ホンマに堪忍。


0005・森の中の狙撃

ジジジジジ…

 

 雪乃達が転送されてきたのは、何処かの森の中だった。

「何だ雪乃。Yガン持ってきたのか」

 祐樹が雪乃の腰のホルスターに差してあるYガンを見て言った。

「うん。一応念の為にね…それより祐樹、敵は何処に居るんだろ」

「此れで見てみようぜ」

 そう言って祐樹は、右手に装着された機械を振って出した。コントローラーである。

「…結構居るな…レーダーに映りきらないぞ…」

「エリア外は?」

「無いみたいだ…この戦いは実写版と同じで、エリアの中をループするのか?」

 コントローラーをしまいながら祐樹が言った。

「兎に角、敵の星人が居る所迄移動しようぜ」

「うん」

 祐樹と雪乃はXショットガンを構えながら、森の中を進んだ。

 

※         ※

 

 祐樹がこまめにレーダーを確認しながら、森の中を進んでいると、やがて四つの光点に近づいてきた。

「祐樹! あそこ!」

 雪乃が森の一点を指さした。其処には四体のゴブリンが居た。

「あれがゴブリン星人か…やるぞ雪乃」

 祐樹はXショットガンを構える。Xショットガンの上トリガーを引くと、取り付けられたスコープには、骸骨姿のゴブリンが二体表示されていた。

「俺が二体やるから、雪乃はもう二体を頼む」

「分かった…」

 雪乃もXショットガンを構えて、上トリガーを引いた。

「行くぞ…3…2…1!」

 

 ギョーン ギョーン

 

 祐樹の合図と共に、二人は下トリガーを引いて発砲した。辺りにXショットガンの銃声音が響いた。

「グギャ!? グギャギャ!?」

 突然響いた音に、ゴブリン達は驚いた。そして…

 

 ババァン!!!

 

 二体のゴブリンの頭が膨らむと、そのまま爆発した。

「ギャギャガ!?」

 残りの二体が、突然の仲間の死に戸惑うが…

 

 ババァン!!!

 

 数秒遅れて、残りのゴブリンの頭も砕け散った。

「やったぞ。」

「…うん…でもやっぱり実際に見ると…グロいね…」

 雪乃が口元を抑えながら言った。

「…そうだな…でも俺達はこれからも、同じ事を何度でもやらないとな…」

「そうだね…でも祐樹…確かゴブリンを討伐した証って…耳を取るんじゃなかったけ?」

「……」

 頭部を破壊されたゴブリン。当然ながら耳も木っ端微塵である。

「まあその…次からは足を狙おうぜ…」

「うん…」

「兎に角、次行くぞ。まだ結構居るみたいだからな…」

「そうだね」

 祐樹はコントローラーのレーダーを確認しながら、森の中を進み、雪乃もその後を続いた。

 

※           ※

 

 後にこの場所を訪れた冒険者は、頭部が不自然に消失したゴブリンの死体を発見するのであった。

 

 

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