黒い球の戦士達   作:黒猫キッド

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0009・確かめたい事

「うおぉ!? ガンツ! 起きてたのかよ!?」

 祐樹が驚いた声を上げた。

「うん。最初からね」

 ガンツは何事もない様に答えた。

「だったらシカトしないでよ。反応してくれても良いじゃないか」

「だっていきなり話しかけたら、君達ビックリするだろう」

「それはそうだけど…結局驚かす事になるなら、最初っから話しかけてよ」

「ゴメンゴメン…それで、僕に何か用があったんじゃないの?」

 ガンツに尋ねられて、祐樹が向き合う。

「幾つか聞きたい事がある。まず一つ、俺達の事を知っているのか?」

「うん。僕をこの世界に呼んだ、神から話を聞いているよ。君達の世界では僕は漫画の存在みたいだね」

「ああ、俺達は昔からお前を見てきた…二つ目の質問だ。俺達の頭に脳内爆弾は存在しているのか?」

 祐樹が自分の頭を指さしながら尋ねた。脳内爆弾とはガンツの戦士の脳に装着される爆弾であり、ミッション中にエリア外に出たり、ガンツの事を関係のない人間に話したりすると、爆発する仕組みになっているのだ。

「ううん大丈夫だよ。君達の頭に爆弾は入っていない。だから此処の事を話しても、少なくとも直接的に死ぬ事はないよ」

「そうか…」

 それを聞いて祐樹と雪乃は安心した表情を見せた。

「じゃあ次の質問だ。今はメンバーは俺と雪乃だけだが、これから死んだ奴が転送されてくる事はあるのか?」

「それはないよ。基本的に君達だけだけど、もし増やしたいなら、誰かを此処に直接連れてくるしかないよ」

「じゃあ仲間を増やすには、僕達が自力で何とかするしかないのか…」

 雪乃が考えるように呟いた。

「祐樹。僕からも質問して良い?」

「ああ」

 今度は雪乃が質問をする様だ。

「『100点めにゅ~』はどうなっているの?」

『100点めにゅ~』とは、先程の採点でTOTAL100点以上迄貯めたガンツ戦士に与えられる特典である。

雪乃に尋ねられると、ガンツはガンツ玉を操作しはじめた。

 

 100点めにゅ~

 

1 記憶をけされて解放される

 

2 より強力な武器を与えられる

 

3 好きな人間を生き返らせる

 

以上三つの項目が表示された。

「三つ目は『MEMORYの中から人間を再生でちる』じゃなくて、実写版の表記になっているんだ」

「何で雪乃、『100点めにゅ~』なんて尋ねたんだ?」

 祐樹が訪ねた。

「一応念の為に…もしかしたら、違うかもしれないかもしれなかったから」

「質問は以上で良いかな?」

 ガンツが訪ねた。二人は頷いた。

「じゃあ僕は戻るけど…君達はステータスプレートだっけ…? それを確認した方が良いんじゃないかな」

 

 ガシャン

 

 ガンツはそれだけを告げると、ガンツ玉の中に入り込み、ガンツ玉を閉じてしまった。

「篭っちまったよ…それより、ガンツに言われた通り、ステータスの確認をしてみようぜ」

「そうだね」

 二人はステータスを確認してみる事にした。

 名前・ユウキ アノ

 

 種族・人間族

 

 性別・男

 

 職業・ガンツ戦士

 

 レベル・5

 

 スキル・言語理解

 

 力・250

 

 体力・250

 

 魔力・125

 

 精神力・250

 

 

 名前・ユキノ カシマ

 

 種族・人間族

 

 性別・男

 

 職業・ガンツ戦士

 

 レベル・3

 

 スキル・言語理解

 

 力・90

 

 体力・90

 

 魔力・150

 

 精神力・150

 

「俺は5レベも上がって、ステータスも5倍に上がっているな」

「僕は3レベ…祐樹の方がレベルが高いのは、ボスゴブリンを退治したからなのかな?」

「多分そうだろうな…まあ次のミッションでボスが居たら、雪乃に譲ってやるから、気にするな。それよりギルドに行こう。依頼達成を報告しないとな」

「うん、そうだね」

 二人はギルドに向かう為に、家を出て行った。

 

 

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