「うおぉ!? ガンツ! 起きてたのかよ!?」
祐樹が驚いた声を上げた。
「うん。最初からね」
ガンツは何事もない様に答えた。
「だったらシカトしないでよ。反応してくれても良いじゃないか」
「だっていきなり話しかけたら、君達ビックリするだろう」
「それはそうだけど…結局驚かす事になるなら、最初っから話しかけてよ」
「ゴメンゴメン…それで、僕に何か用があったんじゃないの?」
ガンツに尋ねられて、祐樹が向き合う。
「幾つか聞きたい事がある。まず一つ、俺達の事を知っているのか?」
「うん。僕をこの世界に呼んだ、神から話を聞いているよ。君達の世界では僕は漫画の存在みたいだね」
「ああ、俺達は昔からお前を見てきた…二つ目の質問だ。俺達の頭に脳内爆弾は存在しているのか?」
祐樹が自分の頭を指さしながら尋ねた。脳内爆弾とはガンツの戦士の脳に装着される爆弾であり、ミッション中にエリア外に出たり、ガンツの事を関係のない人間に話したりすると、爆発する仕組みになっているのだ。
「ううん大丈夫だよ。君達の頭に爆弾は入っていない。だから此処の事を話しても、少なくとも直接的に死ぬ事はないよ」
「そうか…」
それを聞いて祐樹と雪乃は安心した表情を見せた。
「じゃあ次の質問だ。今はメンバーは俺と雪乃だけだが、これから死んだ奴が転送されてくる事はあるのか?」
「それはないよ。基本的に君達だけだけど、もし増やしたいなら、誰かを此処に直接連れてくるしかないよ」
「じゃあ仲間を増やすには、僕達が自力で何とかするしかないのか…」
雪乃が考えるように呟いた。
「祐樹。僕からも質問して良い?」
「ああ」
今度は雪乃が質問をする様だ。
「『100点めにゅ~』はどうなっているの?」
『100点めにゅ~』とは、先程の採点でTOTAL100点以上迄貯めたガンツ戦士に与えられる特典である。
雪乃に尋ねられると、ガンツはガンツ玉を操作しはじめた。
100点めにゅ~
1 記憶をけされて解放される
2 より強力な武器を与えられる
3 好きな人間を生き返らせる
以上三つの項目が表示された。
「三つ目は『MEMORYの中から人間を再生でちる』じゃなくて、実写版の表記になっているんだ」
「何で雪乃、『100点めにゅ~』なんて尋ねたんだ?」
祐樹が訪ねた。
「一応念の為に…もしかしたら、違うかもしれないかもしれなかったから」
「質問は以上で良いかな?」
ガンツが訪ねた。二人は頷いた。
「じゃあ僕は戻るけど…君達はステータスプレートだっけ…? それを確認した方が良いんじゃないかな」
ガシャン
ガンツはそれだけを告げると、ガンツ玉の中に入り込み、ガンツ玉を閉じてしまった。
「篭っちまったよ…それより、ガンツに言われた通り、ステータスの確認をしてみようぜ」
「そうだね」
二人はステータスを確認してみる事にした。
名前・ユウキ アノ
種族・人間族
性別・男
職業・ガンツ戦士
レベル・5
スキル・言語理解
力・250
体力・250
魔力・125
精神力・250
名前・ユキノ カシマ
種族・人間族
性別・男
職業・ガンツ戦士
レベル・3
スキル・言語理解
力・90
体力・90
魔力・150
精神力・150
「俺は5レベも上がって、ステータスも5倍に上がっているな」
「僕は3レベ…祐樹の方がレベルが高いのは、ボスゴブリンを退治したからなのかな?」
「多分そうだろうな…まあ次のミッションでボスが居たら、雪乃に譲ってやるから、気にするな。それよりギルドに行こう。依頼達成を報告しないとな」
「うん、そうだね」
二人はギルドに向かう為に、家を出て行った。