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「「「お……女だ! なんで横浜リトルに女のピッチャーが……!」」」
三船リトルのメンバーが三つ編みの女の子を見て驚く。
そこで清水がグラビアアイドルが取りそうなポーズをしてボケる。
「ちょっとちょっと、女ぐらいでなに驚いてんのよ。ここにも野球をやるこんなにかわゆい女の子がいるじゃない」
「バカヤロー! 横浜リトルでピッチャーやってるってことは、相当野球が上手いってことなんだよ! ド下手で素人同然のお前とはわけが違うだろ!」
沢村の厳し目のツッコミにやや落ち込むが、いつもどおりの漫才なので他の人達はスルーした。
「なあ大地。あの子って……」
「ああ。今朝いた子だな」
大地と吾郎は漫才コンビの隣で冷静に話しているが、頭の中はどんなピッチングをするのかと試合がどうなるのかでいっぱいだった。
「練習試合とはいえ、見たこともない新人の女の子が先発ですか……」
「この南武リトルもなめられたものだな」
横浜リトルの対戦相手である南武リトルの監督とコーチが新人の女の子が先発することに不快感を示していた。
横浜リトル側のベンチでは横浜リトルを運営している会長が樫本に同じような質問をする。
「大丈夫かね、樫本君。新人でしかもあんな女の子をうちに入れたなんて話、私は聞いてなかったがね」
「心配いりませんよ、会長。新人といってもこの前まで本場のリトルでやっていたそうですから」
「本場!?」
「ええ。彼女は数日前にアメリカから帰ってきた帰国子女です。うちのユニフォームを着るのも日本で投げるのも、もちろん今日が初めてですよ。いわばこれは……彼女の入団テストを兼ねた試合です」
プレイボールの掛け声とともに女の子が帽子を取り挨拶をする。
三船リトルのメンバーは「どんなボールを投げるんだろう」と注目していた。
そして初球。彼女は振りかぶったあと、左足を大きく胸元まで上げる独特なフォームでボールを投げた。
「ストライーク!」
「うわ! は……はえー!!」
見学していた三船リトルはほぼ全員が球のスピードに驚き、大地と吾郎はギブソンと同じフォームで投げる女の子に驚いていた。
横浜リトルの会長も「とても女の子の球とは思えん!素晴らしい!」と絶賛していた。
「貴史! 油断するな! 女でも球はきてるぞ!」
「見りゃ分かりますよ」
南武リトルの監督はバッターに警戒するように促す。
2球目。内角の球をカットしてファールにするバッター。
三船リトルの5年生達は即座に女の子の速球を当ててくるバッターに対し、「この人達とはやってられましぇ〜ん」と青ざめていた。
3球目を外角にカーブで外した女の子に対し、バッターはオーソドックスなスタイルだと判断する。
(女にしちゃ確かにいいピッチャーだが、この程度のやつなら全国にはゴロゴロいるぜ!)
4球目のピッチャーの投げたストレートをきちんとミートして当てるが、結果はサードゴロとなってしまう。
ちゃんとボールに当てたつもりだったのだがボテボテになってしまったことにバッターは頭をかしげていた。
安藤と大地はそのボールに対して分析をする。
「ふむ……どうやら少し変化しているようだな……」
「はい。ムービングファストボールってやつですね」
「ああ。フォークボールほど落ちないが、速球のように見えてわずかに落ちるから内野ゴロになる。
大リーガーのギブソンも得意とするボールだよ」
結局残りの2人も内野ゴロに打ち取り、三者凡退でチェンジとなった。
「やれやれ、可愛い顔してやることが憎いね」
「顔は関係ないんじゃないの……?」
「けど見ろよ、近くで見たらめっちゃいけるぜ、あの子!」
「え……いけるってどこに?」
沢村と小森の少しずれた会話をしていて、それを聞いた清水が沢村に対して「このロリコン!」と罵るが、小森に「それは違うと思うよ」と突っ込まれていた。
樫本は女の子に対して入団テストの結果を伝えていた。
「よかろう。合格だ」
「え!? 本当ですか!?」
「うむ、今日はもう上がってよろしい」
「え……で、でもまだ1回しか投げてないですけど…」
「時差ボケでまだ本調子じゃないだろう。君の実力はよく分かった。十分うちでやっていけるだろう。あとは、ベンチでみんなの顔と名前を覚えてなさい」
「は、はい!」
樫本の言葉に喜ぶ女の子。
そして皆に合格を祝福されてベンチの椅子で座って試合を見ていた。
横浜リトルの攻撃はランナーが2人出ると4番打者がスリーランを放ち、点差を広げる。
南武リトルのピッチャーも相当球が速いのだが、軽々と打っている横浜リトルの打者に対して沢村や小森も顔を青くさせていた。
安藤はレベルの高い野球を勉強させるつもりだったのだが、レベルが違いすぎて逆効果だったかと心配する。
試合は進み、横浜リトルのバッターがファールボールを打つと、三船リトルのところにボールが飛んでくる。
小森が拾うと、先程までピッチャーをしていた女の子がボールを取りに来る。
そして大地と吾郎と目が合うと嬉しそうな顔をするのであった。
「あら? まぁ……あなた達は今朝の!?」
「ああ、こんにちは」
「え!? 何!? お前らこの子と知り合いなの!?」
「朝練していたときに会っただけだよ」
沢村は、大地と吾郎が女の子と知り合いだったのを知って驚く。
清水は黙ったままだったが、吾郎を見て少し不安そうな顔をしていた。
小森がボールを渡すと、先程のバッターがまたファールボールを打ち大地達の方にまた飛んできた。
「うわ! こっち飛んできた!」
三船リトルのメンバーは気付いて避けようとするが、女の子は気付かずに立っていたままだった。
大地と吾郎がすぐに飛び出していき、大地は女の子の前に行きファールボールをキャッチした。
そして後ろを振り返ると、
倒れた女の子の上に吾郎がまたがっている状態になっていたのであった。
吾郎ってこういうラッキースケベが多いですよね(笑)
あと、涼子ですが寿也sideでは日本に戻ってきているタイミングがこっちと違います。
『MAJORで寿也の兄になる』という作品も掲載しておりますので、下記から併せてご覧いただけますと幸いです。
https://syosetu.org/novel/216813/
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