本編と全く関係ないので、面白くなくても何も言わないでください…。
それと寿也sideはリトルリーグ編が終わりましたので、追いつくまでこちらだけの更新になります!
アンケートの内容が見れない方のために、現時点のパーセント表示で載せておきますね!
家族と上手くいった話:40%
家族に捨てられる話:15%
メリッサと同棲:39%
茂治に養ってもらう:6%
思った以上に票数に差が出ているのと、①と③がほぼ同票って…(笑)
「……なに? 2人とも俺に勝てる自信無いの?」
大地が笑いながら吾郎と涼子を見る。
2人はムッとしてお互いに目を合わせる。頷きあった後、「上等だよ!」と言ってラケットを持つのであった。
11点先取、1セットマッチ。サーブは3回交代で大地サーブからスタート。
ボールを数回台に軽く弾ませたあと、少し高く上げてボールを打つ。
対角線上に飛んでいったボールは横回転されており、相手コートについた瞬間、逆回転をして吾郎の顔めがけて飛んでいく。
「うお!」
「ふふ。ツイストサーブだよ」
間一髪で避けた吾郎だったが、急なことだったので返すことが出来ず、大地のポイントとなる。
ニヤリと笑う大地の顔が、このときはとても憎く感じる吾郎であった。
ポイントは1-0。
同じく数回台にボールを弾ませた後、大地はボールを高く上げ打つ。
今度はスライス回転することなく、涼子めがけて飛んでいく。
涼子はなんとかボールを打ち返すが高く上げてしまい、大地にとってチャンスボールとなった。
すると大地は軽く助走をつけ、ジャンプした。
身体全体を使って思い切り叩き落とすようにボールを打ち込む。
ものすごいスピードで相手コートに飛んだボールは台に付いたあと、吾郎と涼子の間を抜けていった。
「どーーーん!」
「ぐっ!」
「な、なんなの!?」
ポイントは2-0。
あまりの実力差に2人はまったく太刀打ちできていなかった。
すると先程まで調子に乗っていた大地が、いきなり静かになった。
吾郎達は警戒していたが、大地はボールを上げると、今度は優しく打ち始めた。
(も、もしかして……私達が弱すぎて……手加減でもしようっていうの!?)
涼子側に飛んでいったボールを手加減されたと感じた涼子が怒りに任せて打とうと、ラケットを思い切り振る。
「……そのボール、消えるよ」
「えっ……!?」
確実に当てたと思ったが、ラケットにボールが当たった感触がなく、見渡すとボールは明後日の方角に転がっていた。
涼子は何が起こったのか全く分かっていなかった。
「これで……3-0だね」
上から見下ろすように大地が話す。
その屈辱は、2人にとって一生涯忘れることが出来ないものであった。
しかし、これでサーブ交代である。
吾郎は絶対追いついてみせると回転を掛けたサーブを打つが、大地には簡単に返されてしまう。
涼子も返そうとしたが、またチャンスボールを上げてしまう。
(ま、またさっきのスマッシュが来る!?)
警戒する2人。しかし先程よりは威力が無さそうなスマッシュ──それでもかなり速いのだが──が飛んできた。
ボールは涼子のラケットに当たると、
そして再度大地コートへ山なりのボールが飛んでいき、大地は思い切りジャンプする。
「……俺様の美技に酔いな」
大地はそのまま叩きつけるようなスマッシュを涼子側に打ち、ラケットを持っていない涼子は取ることが出来ず、大地にポイントが入る。
ポイントは4-0。
もはや絶望的な実力差に吾郎達は青褪めるが、試合を中断することは出来ない。
涼子がラケットを拾い、今度はスピードのあるサーブを打つ。
大地は難なくボールを返す。
吾郎はボールを更に返すが、大して回転を掛けていないのに大地の方にボールが引き寄せられていく。
大地はそのボールをさらに普通に返す。
今度は涼子が打ち返すが、同じく大地の方に吸い寄せられるかのようにボールが飛んでいく。
「な! だ、大地……!」
「あの場所から一歩も動いていないわ……!!」
隙を付いた大地がボールを2人の真ん中に打ち付けて5-0となる。
悔しそうな顔をする2人だったが、どうしても一矢報いたいと思い吾郎がボールを打つ。
偶然大地コートの台の端っこにボール向かっていき、これでポイントが取れると2人が笑顔を見せた。
「ふしゅ〜」
奇妙な声が聞こえ、大地が両腕をブラブラとさせたかと思うと、ボールに向かっていき、肘を畳みながらラケットを内側から外側に向かって半円を描くように振り切る。
ボールはネットの横を飛んでいき、吾郎が「アウトになるぞ!」と言った瞬間、急にボールが台の方に曲がっていき、吾郎達のコートに入って大地のポイントとなる。
「ず、するいぞ! なんだよ、今の!」
「何もずるくはないさ。ポール回し──今のは別名
「ブーメランスネイク……だと……!?」
「これで6-0だな……このままリズムに乗るぜっ♪」
大地のサーブになる。サーブ自体はそこまで大したものではなかったのだが、大地の移動速度が急に上がり、2人対1人なのにまるで付いていくことが出来ない。
このまま9-0まで追い込まれるのであった。
(な、なんとかして1ポイントだけでも取らないと……。 )
相手の言うことを1つなんでも聞かなくてはならないという過酷な罰ゲームをどうしても避けたい涼子は、泣きそうになりながらも勝負を諦めてはいなかった。
ボールを思い切り打ち、なんとかサービスエースを取ろうとする。
大地はその時低く構えながらボールを待っていた。
「ドライブB──」
一言だけ話すと、来たボールに対して下から上に向かって思い切り回転をかけるようにショットを放つ。
ボールはまるでアルファベットの
「く、くそぉぉぉぉ!!!」
吾郎は半分泣きながら、ボールを拾ってきてすぐにサーブを打ち始める。
大地は吾郎のボールを無難に返す。
涼子がすぐにボールを打ち返すが、また山なりのボールを打ってしまう。
「し、しまったわ!」
「大丈夫! 今度こそ取る!!」
「くすっ。じゃあ取ってみなよ。──クールドライブ」
大地は思い切りジャンプをして、回転をいつも以上に掛けながらボールを打ち返す。
吾郎は絶対に取ってみせると、ボールに食らいつき当てることが出来た。
しかし、球の威力に押されてそれ以上返すことができなくなっていた。
「な、なん──」
ボールは回転数を更に上げ、弾かれたと思ったら吾郎に襲いかかる。
そのまま吾郎の顔面に当たり、吾郎を弾き飛ばす。
そこで試合終了となるのであった。
「ふふ……これで終わりだ。……まだまだだね」
倒れた吾郎を起き上がらせようと近付いた涼子も含めて、大地が見下ろすように言い放つ。
吾郎はボールの威力が強すぎたのか気絶しているのであった。
「さ、俺の勝ちだね! 何をしてもらおうかなぁ……」
ニヤニヤしながら涼子に近付く大地。
涼子は自分の身体を抱きしめて後ろに下がっていく。
「逃げても無駄だよ……ちゃんと罰ゲームは受けてもらわないとだからね」
「や……いや……」
そして、大地が涼子の上に覆いかぶさ────
「涼子! いつまで寝てるの! いい加減起きなさい!」
「はっ! ……え? あれ?」
母親の声で目が覚める涼子。
目の前にはまだ見慣れない天井があった。
(そういえば私、昨日まで合宿に行っていたんだった……)
涼子は自分が見た夢を思い出して、恥ずかしさで顔を真っ赤にしていた。
夢とは基本すぐ忘れるのに、たまにはっきりと覚えている夢がある。
この夢は当分忘れそうにないと思った涼子であった。
(私、なんて夢を見たんだろう……あのままお母さんが起こしてくれていなかったら……)
一体どうなっていたのであろうか。
思春期真っ盛りの小学六年生、川瀬涼子。
その先がどうなるのかは口には絶対に出せない、出さない、出しません。
「涼子! 起きたの!?」
「あ、はーい! 今行く!」
そうして自分の部屋からダイニングへ向かう涼子であった。
最後は付け足しました。
ちょっと……自分で書いてて苦笑いでした(笑)
少しでも楽しんでくれる方がいたら嬉しいです!
『MAJORで寿也の兄になる』という作品も掲載しておりますので、下記から併せてご覧いただけますと幸いです。
https://syosetu.org/novel/216813/
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