もう少しだけ続けるので、ぜひご協力をお願いします!
意外と競っていることに驚きです!
〜途中経過〜
海堂高校:17%
聖秀高校:28%
別の名門高校:24%
新設高校:24%
全部:6%
二次テストを突破した71名は体育館の中に入り、異様な光景に目を疑っていた。
そこには
「な……なんだこれ!?」
「おい、弁当だよ! 昼飯だ!」
何が入っているのか気になった受験生の1人が、箱を開けて中身を確かめる。
そこにはごくごく一般的な弁当の中身が入っていた。
そして、三次テスト前にお昼休憩があるとほぼ全ての受験生が安心する中で、吾郎と寿也が大地を見て話しかける。
「おい、大地」
「ねえ、大地くん。もしかして……
「ああ、
明らかに不審がる目で大地を見る2人であったが、大地はその視線を無視して壇上を見る。
そこには北川が壇上におり、そのまま次のテストについて話し始めるのであった。
「みなさん、さすがは我が校のセレクションに挑戦するだけのことはある。よくこれだけの人数が残ったものだ。ご褒美に昼食を御馳走しましょう。
これが三次テストですと言われ、時計を見つつ位置につくように指示出す。
全員が駆け足で弁当の前に座り、「始め!」の合図で弁当の蓋を開ける。
────しかし、弁当に手をつける者は
それは仕方がないことでもある。トラックを何周も走らされた挙げ句、休憩無しで腕立てとスクワットを千回も行っているのだ。
更に休憩無しで30分以内に弁当を5人前食べるというのは過酷極まりない。食べようとしても箸が動かない状態になっていたのであった。
「ちょっと待って下さい!」
そこに異議を申し立てるかのように立ち上がる受験生がいた。
原作では寿也がその役をやっていたので、一心不乱に弁当を平らげている寿也が横にいる今、他にいないかと思ったのだが──
立ち上がったのは
三船リトル時代に大地達と厳しいメニューをこなしていた小森は原作よりも数段実力が高くなっており、食べることに問題ないようであった。
しかし、山根からすると
「こんなことがどうして三次テストなんですか!? 30分で5人前食べたからどうだっていうんです!?
野球とは何の関係もないじゃないですか!!」
山根の声に同調するように他の受験生も声を上げる。
しかし、北川の「黙れ!」の一喝で静まり返るのであった。
「食うことは才能だ! スポーツ選手にとって、内臓の強さは肉体の強さに比例する!
食べ盛り、伸び盛りの貴様らに、今この程度の食事が喉を通らんような奴は先が知れている。海堂の野球は、線の細い小粒なテクニシャンなど必要としないのだ。
分かったら、さっさと食え!! この程度のテストを気にせずに食べている55番達は、すでに2個目に入っているぞ!」
北川の声で全員が大地達を見る。今までの様子を興味なさげに食べている大地達は2個目の半分近くを食べ終えていた。
山根含む他の受験生もその様子を見て、渋々ながらも急いで食べ始める。
「御馳走様でした」
「ごっそさん、楽勝」
「……ふう。ご馳走様でした」
開始から15分。大地、吾郎、寿也が同時に食べ終える。完食する時間のあまりの早さに、周りが
小森も残り10分前に食べ終え、山根も5分前には食べ終えていた。
そして、時間になり北川が笛を鳴らす。
「それまで!! 全員箸を置け!」
────海堂高校野球部セレクション三次テスト、71名中46名突破────
◇◇◇◇◇◇
「最近の若いのは食が細いんだな……さっきの三次テストで一気に46人まで絞られるとは情けない」
グラウンドに戻ってきた受験生達。北川の話を聞いて少しだけ驚く者もいたが、ここまで来た以上、失格になった者たちの心配をしている余裕はない。
そして北川は三次試験までと変わらず、四次テストについての説明を淡々と始める。
「ここまで君達のスピード、スタミナ、パワーの可能性をテストしてきた。四次テストは、いよいよ君達のテクニックを見せてもらう」
籠に入ったボールを持ってくる試験官の1人を見て、「やっと野球の実力で勝負できるぜ!」と喜びの声を上げる。
しかし、籠の中に入っていたのは
「テクニックといっても、後天的なものではない。我々が判断するのは先天的なテクニック──すなわち”運動神経”だ。
四次テストは、そこにあるハンドボール用のゴールを使ってPK戦をやってもらう」
四次テストは軟球を使った1対1のサドンデス方式でのPK戦──もちろん投げるので、
8mの位置からお互い交互にボールを投げてゴールに入れれば良いというシンプルなルールである。
対戦相手は公平に抽選──北川が箱の中にあるゼッケン番号がかいてある球を引く──を使って決め、四次テストで残るのは半分の23名のみである。
「それでは最初の対戦の組み合わせを決める……まずは56番!」
「……吾郎じゃん」
「うおっ! 俺か! いーね、これで俺が
そして、吾郎の対戦相手を決めるために北川が箱の中に手を入れて球を引き抜く。
大地もここに関しては運に頼るしか無いため、寿也と一緒に当たらないように祈るのであった。
「7番!!」
吾郎の対戦相手は、原作と同じく多岐川であった。
しかし、特に揉め事を起こしていないため、吾郎の記憶には一切残っていない。
そして今の吾郎にとっては、全く相手にならないのであった。
「7番失格! 56番通過!」
圧倒的な差を見せつけられた多岐川だったが、北川にもう一度チャンスを貰えるように懇願する。
北川は冷めた目で多岐川を見つつ、ため息をついたあとに返事をする。
「貴様ごときの実力では、何億回やっても56番相手に勝てるわけがない。
失せろ。そんなことも分からないようなバカは海堂には必要ない」
多岐川はその言葉にショックを受けたように俯き、そのまま荷物を持ってグラウンドから立ち去っていった。
「次! ……57番!」
「は、はい!」
次は寿也の番である。原作では小森が対戦相手だったのだが、小森と当たることはなく、寿也は危なげなく通過する。
その後も四次テストは進み、通過者と失格者に分かれていく。
山根と小森もお互いに対戦相手に勝ち、四次テストを通過する。
「それでは最後だな。残ったのは55番と261番だ。所定の位置につけ」
大地が先行になったため、軟球を持って位置につく。
北川の合図でボールを投げる。相手は一切反応が出来ず、大地の投げた球はそのままゴールに突き刺さる。
追い込まれた相手は泣きそうな顔になりながらボールを投げるが、大地にキャッチされてしまい、その時点で失格が決まった。
大地の通過が決まり、同時に四次テストも終了したのであった。
────海堂高校野球部セレクション四次テスト、46名中23名突破────
四次テストも終わり、ついに最終テストとなる。試験官の人数が1人増えていたが、もはやそれを気にする余裕は受験生にはなかった。
そして、
大地だけは首を傾げていたのだが、北川から最終テストの説明を聞いて驚愕の顔をするのであった。
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https://syosetu.org/novel/216813/
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大地達の進学先はどこが良いですか?
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