MAJORで寿也の兄になる   作:ねここねこねこ

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本日も投稿します。
今日から5月ですね。緊急事態宣言も1ヶ月くらい延びそうと話題になっていましたが、私たちも負けないように頑張っていきましょう!

少しでもストレス軽減に繋がればと思っております。



第十五話※

 オールスターゲームが終わった次の日。ギブソンも休みのため、朝食を一緒に取っていた。

 話題はやはり昨日のオールスターのことだった。

 

『昨日は本当に凄かったですね。前人未到の新記録を出すなんて』

『ありがとう。でもまだまだこれからだよ。私に出来ることはファンのためにどれだけ貢献出来るかだからね』

 

 翔達だけでなく、ジュニアも父の勇姿に興奮しており、昨夜から4人でずっと話しているにも関わらず同じ話を繰り返していた。

 

『そういえばあなた。昨日は遅かったので言えませんでしたけど、吾郎と翔と寿也はこっちでベースボールをやっていくそうよ』

『おお! そうか! せっかく来たんだからね、ぜひ良い経験にしていってくれ!』

『え! 翔はまだこっちに残るの!? やったぁ!』

 

 ローラの発言にギブソンとメリッサは喜んでいた。

 メリッサに関しては、翔が残ることだけに対してだったが。

 

 朝食後、翔は1人で考えたいことがあるからと自室に戻っていた。

 吾郎達は庭で野球をしているが、今のうちにステータスを開いて能力アップをしようとしていた。

 

(さて、そろそろステータスも上げていかないとだね。これからこっち(アメリカ)の同世代の選手と練習するんだから、バカにされないようにしないとだしね)

 

◇◇◇◇◇◇

 

【佐藤 翔ステータス】

◇投手基礎能力一覧

球速:118km

コントロール:E+

スタミナ:E

変化球:

チェンジアップ:2

 

◇野手基礎能力一覧

弾道:2

ミート:E+

パワー:E

走力:E+

肩力:E+

守備力:E+

捕球:E

 

◇特殊能力

ノビD+

回復D+

送球D+

外野手○

 

◇◇◇◇◇◇

 

 翔は球速を118kmまで上げた。その段階で肩力がE+に上がる。

 他にコントロール、ミート、走力、守備力をE+に上げたところでポイントがほぼなくなった。

 変化球のポイントは余っているので他の球種も覚えられるが、今は肩や肘に負担を与えない方が良いと思い、チェンジアップのみでやっていくことにした。

 

 そして、翔はFからEに上げるときも思ってたことだが、E+からD-に上げるまでの必要ポイントが明らかに多いと感じていた。

 おそらく中学に進級すれば必要ポイントが下がるとは思うので、Dに上げるのは一旦保留にするつもりだが、こっち(アメリカ)の同世代の選手がDレベルのステータスを持っていたらどうしようかと不安にも思っていた。

 

 午前中いっぱいをステータスの割り振りに費やした翔は、午後から能力の変化に対応するべく野球の練習に打ち込んだ。

 ギブソン邸の庭はとても広く──といってもアメリカは基本そういう家は多いが──運動するにも適していた。

 明日からジュニアが入っている「サンフランシスコ・ブリッジ」というリトルリーグチームに参加させてもらうことになっているので、なるべく早めに能力の変化に対応しておこうと思っていたのである。

 

 夜は懐いてくるメリッサと遊びつつ、学校の勉強をしていた。

 意外だったのが、ジュニアがそこまで勉強が得意で無かったことだ。

 ギブソン自身も勉強をしろとあまり言わなかったのもあるが、「良かったら勉強を見てやって欲しい」とお願いされたので、寿也と一緒に吾郎とジュニアの勉強を見てあげることになった。

 

 吾郎とジュニアは言葉が通じないにも関わらず、勉強嫌い・野球好き・父親が偉大な野球選手という共通点があるため、一致団結して勉強をいかに回避するかを模索していた。

 このことがきっかけでお互いの言語を少しずつ覚えていくようになったのだが、それはまだ先の話である。

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

『じゃあ、今日は日本からわざわざ来てくれた子達を紹介するぞ!』

『え、わざわざそんな遠いところから来たの?』

『というか日本ってどこだよ?』

『確かアジアだろ? ベースボール文化も大したことなさそうな国だよな』

 

 サンフランシスコ・ブリッジの監督が翔たちを紹介してくれたが、メンバーの子供達は東洋人というだけで舐めてかかっていた。

 そもそも日本という国がどこにあるかも分からない子達が多く、分からないイコール大したことないという判断になっていたのである。

 吾郎は何も分かっていなかったが、ジュニアはその言葉を聞いて怒りを滲ませていた。

 

『おい! お前ら! 吾郎達をバカにするなよ! こいつらは上手いぞ!』

『ふん、何言ってんだか。こんな大した体格もしていない東洋人(イエロー)なんかに負けるわけないだろ』

 

 ジュニアの言葉にた対し、メンバーは全員大したことはないと言って吐き捨てる。

 さすがに翔も寿也も我慢の限界がきていた。

 

『じゃあこうしましょうよ。僕らと君らで勝負する。それでどっちが上かを決めましょう』

『……具体的に何をするのさ?』

『僕らは今何をしにどこにいるんだい? ここにいるからにはベースボールの試合で決着をつけようって言ってるのが分からないのかい?』

『そっちは3人しかいないじゃないか。そんなんで試合になるのかよ』

『3人で十分だって言ってるんだよ。さっさと準備して試合をやろうじゃんか』

 

 翔と寿也はチームの子供達を挑発して、3人対9人での試合を提案した。

 吾郎にもその話をしたら、遅れて怒り出し、「3人で十分だよ!やってやろうじゃん!」と闘志を燃やしていた。

 

『お、おい! 勝手に話を進めるな! ……だがまぁお互いの実力を知る意味でもいいかもしれないな。

ジュニア! お前はこの子達のチームに入れ! こっちも4人用意するから、4人対4人の変則試合をやろうじゃないか!』

 

 初めは困惑していた監督だったが、こういうときは野球の試合で発散した方が良いと思い、代表者4名ずつの試合をすることになった。

 ジュニアも翔達を馬鹿にされて怒っていたので、翔達のチームに入ることに何の反対もなく、むしろ相手をコテンパンにしてやろうと思っていた。

 

(挑発されたから思わず喧嘩を売っちゃったけど、まぁこれもいいか……今回の試合は特に面白そうだし!)

 

 翔は海外に来たせいか、いつもよりも気持ちが大きくなっていた。

 それは吾郎も寿也も同じであり、せっかく野球ができるならこういった形式での試合も面白そうだというのが全員の共通だった。

 

 

そして、翔達の実力を認めさせるべく、4人対4人の変則試合が始まるのであった。

 




肩力がE+になるための球速の設定が吾郎sideと違うのですが、これはバグではありません。
「MAJORで寿也の兄になる」本来の仕様です。

そして日本人を差別するような発言も見られますが、私は一切そんな気持ちはないので、変な風に受け取らないでもらえると助かります。
気付いていない人もいるかも知れませんが、私も日本人ですし(え

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『MAJORで吾郎の兄になる』という作品も掲載しておりますので、下記から併せてご覧いただけますと幸いです。
https://syosetu.org/novel/216811/
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