MAJORで寿也の兄になる   作:ねここねこねこ

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第二十九話※

 中学生になってから、1年と少しの月日が経っていた。

 翔と寿也は中学二年生になっており、夏の大会に向けて精力的に練習をこなしていた。

 1年の間に能力もかなり上げていて、翔自身としてもある程度納得できる能力配分になっていた。

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

【佐藤 翔ステータス】

◇投手基礎能力一覧

球速:136km

コントロール:D

スタミナ:D

変化球:

チェンジアップ:4

スラーブ:2

 

◇野手基礎能力一覧

弾道:3

ミート:D

パワー:D

走力:D

肩力:D

守備力:D

捕球:D

 

◇特殊能力

【共通】

ケガしにくさC-

 

【野手】

送球C

チャンスメーカー

外野手○

パワーヒッター

レーザービーム

 

【投手】

ノビC+

回復C

対ピンチC

緩急○

ジャイロボール

 

◇コツ

 

◇◇◇◇◇◇

 

 球速を136kmまで上げ、基礎能力をD-からDに一段階上げていた。

 変化球もチェンジアップを一段階上げたあとは、新しい変化球としてスラーブを習得していた。

 そして、諸々の能力を上げつつ、スラーブをより活かすために緩急○を習得していたのであった。

 

 バッターのかなり手前で曲がるようになったため、容易に打つことが出来なくなっていた。

 緩急○はチェンジアップでも効果を発揮するため、思っていた以上の拾い物であったことに翔は歓喜していた。

 

(無理してジャイロボールも覚えておいてよかったな……。まだ覚えたい能力とかもあるけど、これ以上は慣れるまでは厳しいよね。

怪我したくないから、ケガしにくさの能力値もどんどん上げていかないと……)

 

 いつ怪我や故障をしてもおかしくないため、次の能力上げるときには優先で上げていこうと心にメモを取る翔。

 そして、能力を上がったことに喜んでもいたが、改めて才能の凄さに驚愕するようにもなっていた。

 

 寿也が翔の能力アップに合わせて、実力をかなり伸ばしていたのである。

 初めは急に実力が上がった翔に対して驚いていただけだったのだが、翔が能力アップに身体を慣れさせている間になぜか寿也の実力がどんどん上がっていき、一部分では寿也の能力が上になっているものもあった。

 翔が寝言で「才能怖い……才能怖い……」とうめき声のように言っていた時期があったのは仕方がないと言えよう。

 

 そして寿也は何を思ったのか、原作と同じくバッティングセンターでのキャッチングを始めた。

 さすがに自身のお小遣いからお金を出して行っていたのだが、それでも最初のうちは軍手を血染めにしてきて両親を心配させていた。

 翔の説得により継続を許可されていたが、笑いながらこなそうとしている寿也を見て、翔は心の底から引いていたのであった。

 

 

 

 

 

 中学二年の夏の大会は、翔と寿也がレギュラーで出場することとなり、全国大会で準優勝になった。

 決勝の交錯プレーで寿也が怪我をしてしまい、控えのキャッチャーのリードでは相手の打線を抑えるまではいかず、逆転負けになってしまった。

 寿也は泣きながら謝っていたが、誰も悪いわけではないので全員で寿也を慰めていた。

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 そしてここ数年で一番変わったことがあった。

 それはスマートフォンの普及である。小学校時代から携帯電話が普及していたのは翔も知っていたが、明らかにスマートフォンまでの移行が早く、翔は原作とかなり変わってきていることに驚いていた。

 

 茂治の死や佐藤家の崩壊を回避している時点で原作とかなり変わっているのは分かっていたが、ここまで変わるものなのかと思っていた翔であった。

 そして時代の流行に流されつつ、翔と寿也も「dPhone」というスマートフォンを買ってもらい、「Mine」というコミュニケーションツールアプリで色んな人と連絡が気軽に取れるようになっていた。

 初めは前世と微妙に名前が違うことに違和感を覚えていた翔だが、それもすぐに受け入れるようになった。

 

 メリッサとのやり取りも、翔がスマートフォンを持つようになったことに気付かれてからは「Mine」に変わっていた。

 なぜかメリッサに気付かれたかは分かっていないのだが、やり取りが「Mine」になってからはいつ寝ているのか分からないくらいの既読までのスピードと返信速度に、翔はメリッサを心配していた。

 アメリカとの時差もあるから、夜中にやり取りするのはメリッサのこれからの成長にもよくない。

 翔は上手く時間調整をして、アメリカ時間で夜の時間帯には返信をしないようにする優しさを見せていたが、メリッサは一切気付いていなかった。

 

 

 

 

 

 

 そして更に1年が経ち、中学三年生を迎えた翔達に取って、この年は驚愕すべき出来事が起こるのであった。

 




どんどん進んでいきます!

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