RELEASE THE SPYCE lnherited soul   作:シロX

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opとedを久し振りに聴いたら書きたくなった!

では!ミッションスタート!


第壱章 モウリョウ
MISSION:01 Ready Go!


吹き抜ける風。そして、オイルや煙りの悪臭といったものが漂う

 

此処は、空崎市のとある工場地帯。その建物の上で胡座をかいている人物が居た。

タクティカルジャケットとパンツに、上に黒いローブで頭を隠して狐のお面を被り顔全体も隠してる

 

「今回の依頼は完了。後は、今日の夕飯を買って帰るだけなんだけど…」

 

面の上からスコープで工場の屋上を覗くと、マフラーを靡かせてる人影を2人見かけた

 

「誰だろう?気になる…」

 

面を被った人物は右耳に付けてる通信機に手を当てる

 

「濃姫、中の状況とか分かるか?」

 

『はい。先程確認した人影は如何やら、事務室に向かっています』

 

「事務室か…。分かった、これからその人物達に接触してみる。サポート頼むよ」

 

『了解』

 

通信を終えて、狐はその工場に潜入した

 

 

 

 

 

////////

 

『次の角を右です』

 

「あいよ!」

 

工場の中を駆け巡る

 

『正面、3mに敵3名発見』

 

「一気に片付ける!」

 

走るスピードを更に上げて、すれ違いざまに睡眠薬を打ちつけ眠らせる

 

『新たな情報を入手。監視カメラの映像によれば、大人数での敵と交戦中との模様』

 

「場所は?」

 

『2階のB区画です』

 

「少し遠いな。良し!それなら」

 

左脹脛に着けてるケースから小さな木の実を取り出して

 

「──Ready Go!」

 

口にして齧ると面で隠れて見えないが、目の部分の隙間から青色に光るのがわかった

 

『スパイス服用により、脳内神経、身体能力が上昇しました。お気をつけて』

 

スパイス──それは、とある財団が開発した特製スパイス。ひと口齧ると体のありとあらゆる能力が上昇する代物だ

 

彼が今食べたスパイスは、「オールスパイス」。別名「ジャマイカペッパー」とも言う

 

身体能力が上昇した彼は、凄まじい勢いで走り、目に映る敵も全て排除していった

 

彼が使用してる武器はグローブ。グローブの甲には鋼を装備しており、人を殺そうと思えば殺せる接近用の武器。

後はナイフなどあるが、基本は現地調達

 

『間もなく到着します。3…2…1』

 

手すりを超えると、そこにはボブヘヤーの桃色の髪をした少女が交戦していた。

容姿は露出度が高いものの忍装束を身につけ、赤いマフラーを靡かせ、スカートを翻していた。

正に、現代版くノ一だ

 

『敵の数が想定より多いです。殺しますか?それとも殺しますか?』

 

「殺す以外の選択肢は無いの?」

 

1人でブツブツ言いながらも体を動かして敵を鎮圧させる

 

「凄い…!」

 

そんな感心の言葉を漏らし、少女は彼の華麗な動きに魅了していた

 

「…」

 

敵全てを倒してスパイスの効果も切れる。そして、少女に心配の声を掛けようとしたが問題が発生した

 

(あまり声も聴かれたくないんだよな)

 

そして、声を出さない代わりにスマホを取り出して何か操作してから少女に渡す

 

「?」

 

少女は警戒しつつもスマホを受け取ると「大丈夫?怪我は無い?」の一文が書かれてた

 

それを見た少女はハッとして、警戒を解いてペコペコと頭を下げる

 

「はい!大丈夫です!助けてくれてありがとうございました!!」

 

そのままスマホで操作して会話する

 

『偶々見かけたから追い掛けて来た。君の様な子が、こんな危ない事をしたら駄目だでしょ!』

 

「いえ。私だって信念を持ってしている事です!この街が好きで街の皆んなが好きだから!!」

 

「……」

『そうだな、ごめん』

 

頭を下げた事に少女はあたふたする。顔を上げようとする時、少女の右手に怪我をしてる事に気が付く

 

『手を怪我してる』

 

「あ、大丈夫です!これくらいなら平気です!」

 

だが彼は、ムッとして腰に掛けてるバックから消毒液と絆創膏を取り出す

 

『手当てしてあげる』

 

「そ、そんな大丈夫ですよ!」

 

『いいから』

 

押し切られて渋々治療を受ける事にした

 

治療が済み、彼は少女について聞く事にした

 

『仲間はいるの?合流地点を教えてくれたらナビゲートしてあげるけど?』

 

「流石にそれは教えれません!」

 

想定内の反応なので、スマホを操作してこの工場の地図を見せつける。地図には、赤い矢印が幾つも建っていた

 

『この中に合流ポイントはある?』

 

「えっ!?あ…あります」

 

『エスコートしてあげる。付いて来て』

 

彼の背中に少女はオドオドしながらも、付いて来てくれた

 

 

 

 

 

////////

 

着いた場所は工場の屋上。そこには二つ結びでお下げにした青色の髪をした少女が居た。

同じ忍装束の格好をしてるので、彼女の仲間と認識した

 

「遅いわよ百地(ももち)。一体何処に……!」

 

こちらに気付いたや否や、こちらにスマホを向けて鋭い目で睨め付けて来た

 

(スマホだけど銃口がある。凄い仕掛け)

 

「百地何してるの!早く離れなさい!!」

 

「ですが師匠!」

 

話の流れでこの2人は師弟関係と見た。そして、桃色の子は百地と言うらしい

 

一応誤解を解く為にスマホを操作して会話を試みる

 

『怪しい者では無い』

 

「側から見たら凄い怪しいですけど…」

 

隣から辛辣な言葉が聞こえるが聞こえないフリをする

 

「百地聞いて!ソイツは、報酬を貰えばどんな仕事もする協力者(エージェント)よ!」

 

「ええ!?」

 

「私達の間では『狐』と呼んでる。証拠はその面よ」

 

『この面は飾りだ!!それに狐なんて名乗った覚えはないぞ!!』

 

高速で入力して否定する

 

『それに偶々見かけた所を助けただけだ。それからは、俺がルートを割り出して此処へ送り届けた』

 

「百地」

 

「はい!!」

 

「帰ったら説教よ」

 

「はい…」

 

師匠の怖いお叱りが待つ未来を想像すると可哀想で仕方ない

 

『兎に角、保護者の元へ届けました!俺は帰るよ』

 

「そうしてくれるとありがたいわ」

 

帰ろうとすると、ローブの袖を百地が掴む

 

「あの、本当にありがとうございました!」

 

『君が無事で良かったよ』

 

そしてあっという間に離脱した

 

 

 

 

 

////////

 

『最悪の出会いでしたね。信二さん』

 

「お黙り!全く、狐って何だよ!?俺にもちゃんとしたコードネームがあるの!!」

 

『信長』

 

「それだよ!」

 

『信二さん、非通知で連絡です』

 

信二は電話に取ると女性の声が聴こえた

 

『用件だけ伝えるわ。貴方の腕を見込んで雇いたいの』

 

「俺はフリーで活動してる」

 

『だからよ。貴方はモウリョウ(・・・・・)を倒すのに必要な戦力。勿論、報酬は弾む』

 

「10秒頂戴」

 

信二は少し考える。そして出した答えは

 

「その話乗った」

 

『場所は追って連絡する』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の名は緒方 信二(おがた しんじ)。

コードネームは信長

 

彼は、この地に蔓延る巨大な犯罪組織「モウリョウ」と戦う為に、とある対立組織と手を組み、その脅威から街や人々を守る為に身を投じる事となった




次回辺りからオリ主の紹介です

では、ここまでの拝読ありがとうございました!
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