RELEASE THE SPYCE lnherited soul   作:シロX

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今回から新章です!本来ならリリフレの物語なんですが、オリストで繋げて行きます。リリフレで帰ってくる信や限定キャラに関しては……察して下さい!!
すみません。ゆゆゆとコラボした辺りからサービス終了まで全くしていませんでした!!なので、リリフレがどんな物語かは途中から全く知りません!!

では、新章スタートです…


第弐章 ヨハネの黙示録
MISSION:11 新たな脅威


モウリョウとの決着から一ヶ月

 

ツキカゲの皆んなは日々学業に励み、楽しく日常を過ごし、そして──

 

「半蔵、これより帰還する」

 

『お疲れ様です半蔵』

 

「貴女もね。濃姫」

 

空崎の治安を守るべく夜の街を今日も駆け抜ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「学校終わったと思ったら招集かぁ〜」

 

「しょうがないよ。任務は大切だよ」

 

「信二さん中々帰って来ないね」

 

「「?」」

 

ここ最近のモモの様子はこんな感じだ。何かしら信二の名前を呟いては黄昏れる

 

「モモちそればっかりだね…」

 

「もしかして…信さんの事好きとか?」

 

「ブッ!?」

 

「ぎゃぁぁ!!モモちばっちい!!」

 

不意の言葉に動揺して、口にしていた飲み物を思わず命に吹き掛けてしまった

 

「ゲホッ!…ご、ごめんメイちゃん!」

 

汚くなった命の顔を、五恵は苦笑いしながらハンカチで拭いてあげる

 

「まだまだねモモ。毎日鍛錬に励んでるとはいえ、モウリョウを壊滅させて気が緩んでるのかしら?」

 

「し、師匠!?」

 

モモの背後からヌッと雪が現れる

 

「お!ユッキー!」

 

「…少し離れて貰えるかしら?」

 

「酷い!五恵ちゃん〜!」

 

雪の冷たい対応に命は五恵に泣き付く

 

「それよりも、今日はカトリーナさんから緊急の招集が掛かっているのよ。遊んでないで行くわよ」

 

「は、はい!」

 

Wasabiの看板は準備中となっていた。店に入り地下の基地へ進むと、全員軍議の社に集まっていた。

勿論白虎も、そして五恵の弟子としてツキカゲに入ったテレジアもだ

 

「ごめんなさいね。急に呼び出して」

 

「それより何?緊急事態って話しは聞いてたけど?」

 

此処に居る全員呼び出された理由はまだ知らない。それに対して命が聞くと、カトリーナは重い表情を浮かべた

 

「…先ずはこの動画を観てほしいの」

 

カトリーナが操作して皆んなの前で再生する

 

映し出されたのは、顔が布で被せられ座わらせらてる人と、それを4人の黒服が囲い込むものだった

 

『やっほー!ツキカゲの皆さん!元気ですか?』

 

勿論、顔も民族が使ってる様な面をして隠し、声の方も加工されて特定されない様に細工していた

 

『今日もお日柄も良く……というのは置いといて。本題にチャチャっと移りましょうか』

 

「何ですかこの人達は?てか、何でアタシ達の事を!?」

 

『実は……貴女達ツキカゲのお仲間を捕らえまして!いよ!拍手!!』

 

その言葉に全員が驚愕する

 

「だがツキカゲは此処に居るので全員の筈だ」

 

「いえ、テレちゃん。まだ1人だけ居ない人がいます」

 

「それって…!」

 

「はい。モウリョウ壊滅後から空崎を出てったきり帰って来ていない人物。…信二さんです」

 

信二は今現在まで空崎に帰って来ていないのだ。しかも音信不通

 

『勘の良いツキカゲの皆さんなら……此処で座ってる人物は分かりますよね?正解は──』

 

顔に被せていた布を勢い良く脱がすと、そこには見知った人物の姿

 

『ジャジャジャ〜ン!緒方信二君で〜す!』

 

信二がボロボロの姿で意識を失っていた。体中アザだらけで、血を流し、瀕死の状態

 

『見た目は重症の様に見えるけど、実際は打撲程度で済んでるですよね。だけどね〜』

 

黒服はカートを引っ張り出す。そして置かれてるのは大量の拷問道具

 

『その分死にたくても死ねない、痛みと苦痛を味わせたんだ〜!』

 

『その辺にしとけ』

 

もう1人の黒服が止める。代わりに要点を纏める

 

『場所はこの動画と共に添付してある筈だ。ツキカゲ、お前達がコイツを救いたいと思うなら来るんだな。俺達は待っている』

 

そして動画は終わる

 

「場所は何処ですか?」

 

「そうね。場所は……この廃ビルの様ね」

 

「…ありがとうございます」

 

「待ちなさいモモ。まさかとは思うけど」

 

場所を聞いたモモはすぐに立ち上がり、何処かへ行こうとするのだが、雪がそれを止める

 

「信二さんが待っています」

 

「何の策も無し突っ込んで行くのは無謀よ」

 

「ですが!!」

 

「相手は1人ではないのよ!少しは考えなさい!!」

 

「ユッキー…」

 

命は雪の肩に手を置き落ち着かせる

 

「モモちもだよ。気持ちは分かるけど、ユッキーの言う通り得策ではないよ」

 

命の言葉を聞いて、モモは頭を冷やしてその場に座り直す

 

『ひとつ宜しいでしょうか』

 

「どうかしたのかしら?」

 

『実はこの廃ビル、一度信二さんと行ったことがあるのです』

 

「それはいつ?」

 

『モウリョウが実験で街に薬を散布した少しの後ですね』

 

丁度その時期は信二の手が使えない時だった

 

「濃姫、何でその事を報告しなかったの?」

 

『信二さんが必要無いと判断した為です』

 

「必要無い?違うわね。秘密にしたかったの間違いじゃない?」

 

『信二さんの判断は正しいです。それもあって、皆さんは何も気にせずモウリョウと戦え、たった1人の犠牲でこの様に被害を最小限に抑える事が出来たのですから』

 

これまで苦楽を共にして来た相棒とは思えない発言。これには雪も我慢の限界なのか、立ち上がり一言言おうとする時

 

「ふざけないで下さい!!」

 

雪より早くモモが叫ぶ

 

「信二さんは大切な相棒じゃなかったんですか?なのに何でそんな言い方…」

 

『この世は弱肉強食。強い者が生き、弱い者が死ぬ。信二さんは弱かった…只それだけの事』

 

「濃姫…!!」

 

モモの握る拳から血が滲み出る。それを見た五恵は心配の声を上げるも、モモの耳には届いてはいなかった

 

『貴女もですよ源モモ。モウリョウの幹部である天堂久良羅、彼女を倒したからって思い上がらないで下さい』

 

「そんな事は!」

 

『このツキカゲという組織も論外です。学生の集まり。只のごっこ遊び』

 

「ごっこ…遊び…?」

 

『この際ですからハッキリ言いましょう。────私はこんな組織、どうなろうが知った事ではありません』

 

「それ…本気で言ってるの?答えて!濃姫!!」

 

濃姫の言葉に食い付くモモを命と五恵が抑える

 

「「モモち!!」」

 

「2人共離して!信二さんを…ツキカゲを馬鹿にして!!」

 

今のモモは怒りに満ち溢れてる。普段以上の力を出し、命と五恵が引き摺られていく

 

(すっごい力…!)

 

(モモちにこんな力があるなんて…!)

 

「楓ちゃん、2人と一緒にモモちゃんを外へ連れて行って下さい!」

 

「わ、分かりました!」

 

3人掛かりでやっと、モモを軍議の社から追い出した

 

「雪ちゃん、信二さんを救出するのにモモちゃんは作戦から外した方が…」

 

「モモは連れて行く。全員が一丸となって任務に就かないと。問題は…」

 

『…私を任務から外しますのね。良いですよ。こんなお遊びに付き合っていられませんから』

 

「…確かに、数年しか活動してない私達は他から見れば只のごっこ遊びかも知れない。だけど、受け継がれて来た想いは誰よりも強い。濃姫、貴女も任務には参加するのよ」

 

『…了解』

 

その後は、雪と初芽とカトリーナが中心となり信二救出作戦を練り上げる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次の日に作戦を皆に伝える。救出は更にその2日後。各々それまで鍛錬や準備に勤しむ

 

モモも大切な人を救出する為に、いつも以上に滾らせていた




ちょっとした話、放送当時は初芽さんが推しでした!ですが最近は、モモの魅力にやっと気付きヒロインとしてやらせて頂きました!

ここまでの拝読ありがとうございました!
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