RELEASE THE SPYCE lnherited soul   作:シロX

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かなり時間が空いてしまい申し訳ないです!
今回は救出作戦!

ではミッションスタート!


MISSION:12 黙示録の四騎士

『こちら局。一階は問題ありません』

 

『千代女。二階も問題無いよ』

 

例の廃ビルに潜入。信二救出作戦が始まっていた

 

「了解。こっちはまだ捜索してるわ」

 

初芽、テレジアと命、楓、白虎に分かれて一階と二階を見張っていた。

そして、本作戦において最も重要な役割りとなった救出編成。雪、モモ、五恵、カトリーナの超攻撃的な人選

 

モウリョウ壊滅以来の総出だった

 

「いない…ですね」

 

「いや、気配は感じる」

 

「上手くこちらに気付かれないよう誤魔化してるわね」

 

「当ったり〜!遅かったよ〜!」

 

突然の第三者の声。正面から、暗闇の中から1人の人物がこちらへ歩いて来るのが分かった

 

「その声のトーン、その体つき。貴女女性ね」

 

「へぇ〜、流石トビー一家ってところね。目の付け所が最高」

 

カトリーナと喋る相手は、動画でも良く喋っていた人物。

黒いスーツに身を包み、おかめの面を付けていた。声も加工では無く、自身の声で喋る

 

「貴女ですか?信長を…信二さんを捕まえたのは?」

 

「正確には私を含めた4人。彼には私達組織にとって大事な人。この気持ち分かる?」

 

「何を言っているのか分かりません」

 

「冷たい。まあ良いわ。案内ついでに全部説明してあげる。その為に、貴女達ツキカゲを呼んだのだから」

 

彼女はルンルンな足取りで更に上へと階段を登る

 

「師匠」

 

「罠…という可能性もあるけど、案内してくれるというのなら好都合」

 

雪達は警戒を最大限までに高めながら彼女の後を追う

 

「こちら半蔵。局、千代女応答して」

 

信二の元へ辿り着けると思い、ツキカゲ全員を招集させて一気に奪還しようと目論むのだが

 

「局?千代女どうしたの?」

 

「半蔵門雪ちゃんだったよね?通信は妨害させてもらってるから意味無いよ」

 

「…どうして名前を」

 

「その返答は間違い。自分の名前当てられても、最後まで足掻かないと。自分で言ってるのと同じ事だよ」

 

階段を上り、最上階である六階へと着いた。別に変わった事も無く、只広々とした暗闇の空間が広がってるだけ

 

「レッツエンジョイ!!」

 

女性が高らかに叫び指を鳴らすと、ライトアップする。そして光りが照らされた事により、初めて自分達が何処に居るのかが初めて分かった

 

「これは…劇場!」

 

雪達が連れて来られたのは、劇場ホールだった

 

「何でビルの中にこんなホールが?」

 

「お客さんをお迎えするんだよ。それなりに準備しないとね」

 

いつの間か舞台上に移動していた

 

「そろそろ自己紹介といこうか!」

 

更にもう一回指を鳴らすと、舞台下から3つ煙りが上がりその中から新たな人物が登場する

 

「先ずは私から。私は戦争の『ウォー』」

 

ウォーの隣りに居る、能面で杖を突いてるご老人が

 

「ワシは飢饉の『ファミン』」

 

もう一人、ウォーとは別のひょっとこのお面を被ってるのが

 

「死の『デス』」

 

そして全員が黒服を着てる中、1人だけ白いスーツを着て目立つ白い面を被った人物

 

「私が支配の『V(ブイ)』」

 

「そんな感じで、私達は『ヨハネ』という組織。他にも下の子は居るけど、今回はこの4人『黙示録の四騎士』のみの参加」

 

「ヨハネ…聞いた事あるわ。女子供、誰彼構わず目的の為なら手段は選ばず始末する。最低な組織よ」

 

「最低とは心外だトビーの娘よ。未来の世界には必要無いと判断したまで」

 

「じゃあ、信二さんも必要無いと判断したから襲ったのですか?」

 

今まで黙っていてモモが口を開く

 

「それは違うぞ。寧ろ必要だからこその実力行使。ウォーが言った通り少し説明しよう」

 

Vは観客席に座り込み、1人で喋りだす

 

「我々は彼を…緒方信二を支配の座に置こうと思うんだ。私も歳だから世代交代みたいなもんだ」

 

「そんなの組織内ですれば…」

 

「色々と事情があるんだよ。それに後の計画に欠かせない逸材」

 

「計画?」

 

「最終戦争──ハルマゲドン」

 

「私達は世界を巻き込んでの戦争を起こすの。ありとあらゆる国がこぞって戦争しまくるよ〜!」

 

世界規模の戦争。そんな事をすれば、その先に待つ結果は目に見えてる筈。なのにそれを敢えて自分達で引き起こそうする

 

「世界を巻き込んでの戦争?馬鹿げてるわ!」

 

「空崎の皆んなだけじゃなくて世界の皆んなまで…。戦争でどれだけの人達が犠牲になると思ってるんですか!100万人ですか?500万、1000万!」

 

「もっとだ。そんな生温い数では無い。言っただろ、世界規模の戦争を起こすと」

 

「先ずはこの空崎から。はぁ…この老体に鞭を打つなんて、相変わらずVは人使いが荒いのう」

 

雪とモモが中心となって情報を得てる中、五恵は信二を静かに探していた

 

(いない。一体何処に…)

 

「そこの黒髪の少女!石川五恵だったね?緒方信二を探してるんだよね?目の動きで分かるよ」

 

目の動きだけで察知されてしまった

 

「では諸君!そろそろ彼に登場してもらおうか!」

 

Vの言葉と共に舞台の幕が開く。開かれたカーテンの奥からは、見るも無残な信二の姿だった

 

「信二さん!!」

 

信二を視界に入れた瞬間、モモの表情は一気に強張った。そして左手にソラサキシナモン、右手は刀へと手を伸ばす

 

「その目…面白い。殺る気に満ち溢れた目だ。ファミン!ウォー!デス!……丁重に」

 

「「「仰せのままに」」」

 

「師匠」

 

「分かっているわ。本番はここからよ!」

 

雪と五恵もスパイスを持つ

 

「──キメるぞ!」

 

「──全力で滾らせる!」

 

「──ピリッとするよ!」

 

3人の五感が鋭くなる。目の色がそれぞれ金と緑色に変わり、身体能力が超人に。そして目に映る物の全てがスローモーションに映る

 

「私が信二君を助けるから、皆んなは他を引き付けて!」

 

「「「了解!」」」

 

カトリーナがV、雪がファミン、モモがデス、五恵がウォーをそれぞれ相手をする事になった

 

 

 

 

 

////////

 

「ツキカゲの奥の手。フフッ…いいデータが取れそうね」

 

「行きます!ハァッ!」

 

五恵が走り出す。構えもせずに立つウォーに向けて拳を振り抜こうとする時、その間に一体の人形が割って入る

 

「えっ!?」

 

人形は五恵の拳を片手で受け止めていた

 

「モウリョウの人形を拝借したの。そこから改造して強化した。まぁ、まだ製作段階。プロトタイプって事ね!」

 

「プロトタイプ…」

 

人形が五恵を宙へ放り投げ、そのままロケットパンチで追い打ちを掛ける

 

「ッ!?」

 

だが、スパイスの効いた五恵には効かない。手甲でガードして致命傷を避けたも、防刃防弾の戦闘服は多少焦げてしまう

 

「危なかった…それにこの人形」

 

「お〜!流石ランク横綱。これぐらいじゃあビクともしないね」

 

「ランクまで…!一体その情報を何処から」

 

「簡単だよ。只単に調べた。それだけだよ?」

 

ウォーはさぞ当たり前の様にツキカゲの情報を得て、タブレットでその情報を五恵に見せつける

 

本名から身長、体重に家族構成。スパイスの情報やアジトの内部も全て、ありとあらゆる情報が事細かに表示されていた

 

「私の役目は戦争を起こさせたりする事。情報を操作して組織内部で争いを起こしたり、ヨハネ全体をサポートとするのが私」

 

「何でそれを私に…」

 

「貴女は死に行く人。別に言ったって意味無いよね」

 

人形が襲い掛かる。そのスペックは従来の人形を超えていた。身軽な動きで連続の打撃攻撃

 

(強い!どんな改造をしたらここまで!)

 

たった一体の人形に五恵が苦戦する。苦戦だけならいい。五恵の攻撃が通らない

 

「なっ!?」

 

焦りを覚えた五恵が大振りに。その瞬間を狙って、人形は五恵の腕を掴んで床に叩き付ける

 

「がはっ!?」

 

「ほら立って。もうちょっと頑張ってくれる?じゃないとこの人形を完璧に造れないから!」

 

倒れる五恵を強引に立たせて再度攻撃を加える

 

 

 

 

 

「良い構えじゃ。地道な鍛錬をひたすら積んでそこまでとは。いやはや、若いって良いのぉ」

 

「御託はいい!」

 

先手必勝の雪。鋭い一閃がファミンの杖とぶつかる

 

(斬れない!只の杖って訳じゃなさそうね!)

 

「この杖は世界で最も硬く重い木材『リグナムバイタ』と言う樹から作られたんじゃ。別名『生命の樹』とも言われおる」

 

「通りで硬い訳ね」

 

「そうそして、硬い分当たれば──」

 

今度はファミンが仕掛ける。刀を薙ぎ払い、雪の首元に杖が減り込む

 

「あっ…!ぐっ…」

 

「当たれば痛みを感じ、傷も付く。そして死ぬ事だって」

 

骨が折れたかの様な錯覚。それぐらいの痛みが雪の首に走る

 

「黙示録で言う飢饉のというのは、それをもたらす事。じゃがこの組織での飢饉の役目は、敵の武器や物資を破壊する事。それが対人との戦闘となると──」

 

雪の溝に、カチ上げられる様に拳が叩き込まれる。その威力に雪の体が宙に浮き天井へと叩き付けられた

 

「──ッ!?」

 

更に天井からの落下で体の中にある空気も全て吐き出される

 

「敵の持つ武器や体を破壊する。要するに蹂躙じゃよ」

 

(ま、マズ…いわ。体に、力が入らな、い。スパイスの効果も切れる…)

 

「哀れじゃ」

 

 

 

 

 

「やあぁぁぁ!!」

 

「…」

 

一ヶ月前と比べてモモの戦闘力は格段に上がっている。

なのに

 

(当たらない!)

 

休む暇を与えず、隙があれば容赦無く斬り付け行くも全てあっさりと避けられている

 

(だったらこれで!)

 

モモはかかとを軽く打ち付け、ブーツの先から仕込みナイフで回し蹴りで牽制する

 

「単純だな」

 

しかし、後退されてしまい回避される。

だがそれも計算の内。避けられるのは最初から分かっていた。だから次の手を考えていて、それを撃ち込む

 

ナイフ付きの蹴りを繰り出した勢いを利用して一回転。回転しながら腰にあるアタッチメントを取り出して、瞬時にスマホと組み合わせる

 

4発。振り向きざまに睡眠弾を撃つ

 

「クッ…」

 

睡眠弾は見事デスの腹を撃ち抜いた

 

フラフラとよろけるデス。完全に無防備な状態をモモは見逃さない

 

「これで終わりです!」

 

最大の一撃を喰らわす為に大きく振り被る。勝利の確信を得た……だがそれが命取りとなった

 

「あう!…な、何?」

 

お腹にチクリと痛みが走る。モモ本人も何が起きたのか分からずじまい。今分かるのは、お腹の痛みと激しい眠気

 

「勝利を確信した瞬間が一番の隙が出来る」

 

それに引き換えデスは睡眠弾を撃たれた筈なのに、元気に起き上がっていた

 

「な…何、で…」

 

「あの程の距離、躱せれないと思ったのか?」

 

デスの手には、先程モモが撃った睡眠弾を持っていた

 

モモが撃った直前、デスは弾を素手で受け止めた。そして一発、指で弾いてツキカゲの戦闘服で露出してる部分のお腹に撃ち込んだ

 

デスは演技していたのだ。モモの油断を誘う為に

 

(ね、眠ったら…だ…め)

 

「眠いか?だが寝るな。もし眠るとしたら、その時君は死ぬ」

 

「ま、負けない…。信二さんを助け出すまでは絶対に!うおぉぉぉ!!」

 

激しく叫び鼓舞する。縦一閃の攻撃にデスは

 

「言った筈だ。単純だと!」

 

デスはモモの刀を両手の平で挟み込んで受け止めた。俗に言う真剣白刃取りだ

 

「白刃取り。この技で君の刀を止めたという事は」

 

「抜けない!」

 

「君の刀は、それ程取るに足らないと言う意味だ」

 

その瞬間モモの刀は折れ、同時に顎を跳ね上げられた

 

 

 

 

 

カトリーナの放つ銃弾が嵐の様にVへと撃ち込まれる

 

「そんな豆鉄砲が効くとでも?」

 

Vは弾丸に合わせてトランプを投げ、弾の軌道をズラして躱していた

 

Vは余裕の表情でトランプをリフルシャッフルでカードを切っていた

 

「マジックの時間と行こうか」

 

Vはトランプを宙へばら撒く。パラパラと落ちる筈なのだが、空中でカードが止まりカトリーナの方へ向けられる

 

「行ってらっしゃい」

 

Vがカトリーナへ指を向けると一斉に飛び出した

 

「撃ち落とす!」

 

カードを弾丸で撃ち落とそうと当てるも、何故か弾丸の方が真っ二つに切れてしまう

 

「!?」

 

急いで舞台の上を走り回る。けれどもカードの枚数は52枚。避けるも体中をカードが切り刻んでいく

 

「やるわね」

 

「私としてはまだまだですけどね!」

 

Vが床に手を付くと、逃げるカトリーナの足下から槍が射出される

 

「下から!?」

 

即座に後ろへと後退するも、追撃に上からナイフの雨が降り落ちる

 

「これでどうかしら!」

 

リップクリーム爆弾を四方八方へばら撒く。爆発と爆風で槍とナイフが吹き飛ばされて、回避に成功した

 

「本当に良い動きだ。……でもそれだけ」

 

爆発の煙りが晴れてカトリーナは気付いた。いつの間にか、足下にカードがばら撒かれている事に

 

「しまっ──

 

何か危険を察知して、その場から逃げようとした瞬間カード1枚1枚が爆発した

 

Vが仕掛けたトランプ爆弾

 

「ここまでの様だな」

 

カトリーナはその場に崩れ落ちる

 

これにより、信二を目の前にして4人のツキカゲは倒された

 

「勝利の上の勝利。それが支配。相手を完膚無きまで叩きのめすのが私の役目で、絶対の勝利条件」

 

「でも子供相手にやり過ぎたかしら?」

 

「そうかのぅ?1人はそう思ってなそうじゃが…」

 

ファミンはデスの方へ目を向ける。

デスは乱暴にモモの頭を掴み上げ、ゴミの様に床へと捨てる

 

「V、何でも良い。銃をくれ」

 

「相変わらずだな」

 

Vはハンカチを取り出して左手を覆い隠すして、ハンカチを除けると弾丸一発は手の平に転がっていた

 

「君ならこれで充分だろ?」

 

「まぁ…な」

 

デスは弾を指に掛けてモモの額へと狙いを定める

 

「死の役目はとにかく相手を殺す事。四騎士の中で誰よりも戦闘力が高く、殺しに関しては無慈悲に。死はそれらを求められる」

 

Vはこの様子をビデオカメラを回して撮っていた

 

「終わりだ」

 

(私…死ぬんだ。何も出来ず、何も守れず、何も助けれず……此処で死ぬんだ)

 

「せめてものの情けだ。痛みも感じさせずに殺す」

 

モモに出来る事は何も無い。抗う力も、助けてくれる仲間もいない。死を覚悟してモモは目を瞑る

 

「安らかに眠れ」

 

デスの指に力が入り、弾を弾こうとする時

 

「──ッ!?」

 

弾を持つ手を何者かに蹴り飛ばされた。弾は床へと音を立てながら転がる

 

「大丈夫かモモ?」

 

「あ……あっ…!」

 

蹴り飛ばした人物はモモを抱き寄せてしっかりと守る。

モモは目にする。その人物は、届きそうで届かなかった人。一時も忘れず、今助けたくてしょうがなかった人

 

それは────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「し、信二さん…!!」

 

緒方信二だった

 

色んな感情が巡りモモは涙を流す

 

「スパイスで強引に体を動かしてるのか。だがスパイスは取り上げた筈だ」

 

「仕込みが大事。今度からは口の中もチェックしとけよ」

 

信二は口の中、歯に少量のスパイスを隠し持っていた。そして、ボロボロの体に鞭打ってスパイスで強引に動かしていた

 

「取り敢えずは通信機を貸してくれ」

 

「は、はい!」

 

モモは涙を拭って自分の通信機を信二に渡した

 

「濃姫聞こえるか?」

 

『ご無沙汰です信二さん』

 

「状況が状況なんでね。手短に話すよ」

 

信二と濃姫が何か話してるが、それを悠長にVは待ってはくれなかった

 

「敵の目の前で通信とは大胆だな!」

 

「モモ!振り落とされるなよ!」

 

「きゃっ!」

 

信二はモモをお姫様抱っこでカードからの攻撃を避ける

 

「ほれほれどうした?」

 

「グッ…!」

 

次々と投げ込まれるカードを避けるので精一杯。しかもスパイスは少量しか含んでないので、そろそろ効果も切れてしまう

 

「そこだ!」

 

カードが信二の脹脛に突き刺さる

 

「信二さん!」

 

そして囲まれた。正面はV、後ろからはウォーとその人形、右からはファミン、左からはデスは迫って来た

 

「鬼ごっこはここまでだ」

 

(3…)

 

「諦めた方が身の為だと思うけど?」

 

(2…)

 

「終いじゃ」

 

(1…)

 

「鬼ごっこは終了」

 

「そうだな。……確かに終了だ!」

 

その時、大きな爆発音と共にビル全体が揺れ動いた。そして床にヒビが入る

 

「さっき通信で濃姫に頼んだんだ。『ビルの柱で脆い部分を解析して爆弾を設置してくれ』って」

 

「この爆発は他のツキカゲの仕業か」

 

「そうだね。爆弾に関しては多分、通信を聴いていた他の皆んなが協力したんだと思うよ」

 

「私が逃すとでも?」

 

「逃すよ。このビルは崩壊する。早くしないと皆んな死んじゃうよ?」

 

それを聞いてVはトランプを懐に仕舞い込む

 

「今回の所は私達の負けだ。全員退くぞ」

 

そしてV達は何処かへと消えた

 

「五恵!動けるか?」

 

「は、はい!何とか!」

 

「雪とカトリーナさんを頼む!」

 

崩壊する廃ビル。崩れ落ちるコンクリートを上手く足場に使って脱出した

 

 

 

 

 

////////

 

「師匠!雪ちゃん!」

 

全員無事で合流すると、初芽が雪とカトリーナの元へ駆け付ける

 

「五恵ちゃんも大丈夫ですか?」

 

「はい。私はまだ軽症ですけどお2人が…」

 

「信さんもモモちもボロボロだね!」

 

「師匠、呑気な事を言ってないで治療するの手伝って下さい!」

 

信二を救出に成功はした。その分代償は凄まじかったが

 

「無事で良かったです」

 

「そうだな」

 

信二は無事で、犠牲者は出さずに済んだ。

それに安堵して、モモは信二の手を握って喜びを噛み締めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「良かったの?信二を引き込まなくて」

 

「人形が出来るのが冬だったよな?それに間に合えば問題は無い」

 

「最終戦争ね」

 

Vは懐から白い懐中時計を取り出して時間を確認する

 

「暫くは泳がせる。一時の平和を楽しめツキカゲの諸君」

 

モウリョウとの決着に終わりを告げたが、それは新たな戦いの始まりでもあった




人数多いと中々書きにくいな…

ここまでの拝読ありがとうございました!
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